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Channel: FASHION FEATURE(ファッション特集) | HOUYHNHNM(フイナム)
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Let's L!VE みんな着る、ラコステ ライブ。vol.01

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"ワニ"のマークでお馴染み〈ラコステ(LACOSTE)〉が持つ、由緒正しき伝統を守りつつ、より自由で独創性の高いアイテムを展開する〈ラコステ ライブ(LACOSTE L!VE)〉。今回は、そんな〈ラコステ ライブ〉と同じマインドを持ち、独自のスタイルを確立している5名のクリエイターの方に、セルフスタイリングで登場してもらいました。彼らのスタイルとともに〈ラコステ ライブ〉の魅力を探っていきます。

Photo_Shinji Serizawa(ROOSTER)
Edit_Jun Nakada

平本ジョニー(28)デザイナー/ラッパー
10代から某ブランドの顔として、ショップスタッフやプレスをこなしてきたジョニー君。現在は、自身のブランド〈ジョンズ バイ ジョニー(John's by Johnny)〉の旗揚げを間近に控え、目下展示会に向けて追い込み中とのこと。当時から変わらないギラギラ感はそのままに、ふとした瞬間に見せる大人の表情がなんとも新鮮でした。ポロシャツにワークパンツを合わせたベーシックなスタイルながら、小物類で自分らしさをさり気なく主張しています。
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高校生のときに初めて〈ラコステ〉のポロシャツを買って以来、そのシンプルなデザインが好きで買い足しているというジョニー君。数年前には〈ラコステ ライブ〉の洋服を着て雑誌に出たこともあるとか。
気張りすぎてない絶妙なバランス感がいい。
「ラコステ ライブの洋服は、テキスタイルが面白くて、カラバリも豊富なのがいいですね。どれも爽やかでサラッと着られるし、シーンを選ばずハマる服だと思います。ピシッとした格好もできて、なんだったらそのまま夜遊びにも行けますよ。派手で奇抜なデザインのアイテムって、なかなか取り入れづらいですけど、これは別モノ。若い人から年上の人まで、着る人を選ばない絶妙なバランスが備わってますよ。オリジナリティがあって、単純にカッコいいなって。自分のデザインした洋服が思い通りに出来上がってきた瞬間や、ラッパーとしてライブをやった後の楽屋の空気感とか、最高に気分が高まる瞬間を、ラコステ ライブの洋服を着たときにも感じますね」
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ポロシャツ:半袖プリンTポロシャツ ¥13,650
パンツ:チノパンツ ¥16,800
シューズ:RENE LACOSTE RN ¥8,925
リング:私物

ラコステお客様センター
電話:0120-37-0202
www.lacoste.co.jp/live
www.facebook.com/LacosteLiveJapan
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HOUYHNHNM WEB FLEA MARKET 開催します!

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WEBメディアの醍醐味の一つと言えば、「いいな!」と思ったものがすぐに買えること。フイナムでもこれまでに色々な形でWEBショッピングサービスを展開してきましたが、今度は「フリマ」です! フイナムに縁の深いクリエイターの方々が、素晴らしいアイテムを多数出品してくれました。全3回開催を予定しており、まず第一回です! ガイドラインなどを下記に載せていますので、良く読んだ上でご参加ください!

ガイドライン

開催時期:6月6日(木)11:00~6月7日(金)20:00

決済方法:「銀行振り込み」のみです。弊社指定の口座にお振り込みください。
商品価格:オークションではありませんので、価格の変動はありません。
商品数:全て一点ものですので、いち早く購入のメールをお送り頂いた方と売約成立となります。
商品の発送:送料として一律600円頂きます。「ヤマト運輸」にて発送します。
商品について:「フリーマーケット」というショップの特性上、中古品がほとんどです。商品の画像と説明をよくお読み頂きご購入ください。返品は受け付けておりませんので、ご了承くださいませ。
システム:BASE」というサービスを使用しています。各アイテムのリンク先よりご購入の手続きをお願いいたします。

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The fascinating COLLECTION of EASTPAK. イーストパックの魅力を探る。vol.03 片貝 俊×高畑 誠×パトリシオ

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有名デザイナーやブランドとのコラボモデルの発表やユナイテッドアローズ別注モデルのリリースなど、〈イーストパック(EASTPAK)〉の勢いが 再び加速しています。そこで、かねてより〈イーストパック〉の魅力に惹かれ、愛用し続けているファッショニスタにインタビューを敢行し、あらためてその魅 力を探ってみました。彼らの発する言葉から読み解く〈イーストパック〉ブランドの価値など、知れば知る程きっと手に取りたくなるはずです!

Photo_Yuya Wada
Edit_Ryutaro Yanaka

リュックを持つイメージに変化が。
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-では、皆さんが最初に 〈イーストパック(EASTPAK)〉に出会ったきっかけを教えてください。

片貝 俊 [スタイリスト](以下片貝/敬称略): 持ってましたね、中学生から高校くらいにかけてリュックを使ってました。

パトリシオ [モデル](以下パトリシオ/敬称略): 中学生のとき、リュック背負ってました。当時は 〈イーストパック〉というブランドは認識していなかったんですが、父親がアルゼンチン人だから、頻繁にアルゼンチンに行っていて、そこで買って使っていたのを憶えています。「なんで 〈イーストパック〉がアルゼンチンにも売っていたんだろう?」ってネットで調べてみたら、最初南米でも大きく展開していたようです。

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高畑 誠 [ユナイテッドアローズ プレス](以下高畑/敬称略): 軍への支給も関係あったんですかね?

片貝: 他のブランドだと、このオニギリ型というか、オーソドックスな形がなかったので、〈イーストパック〉を選んでいました。自分的にはリュックはオニギリ型じゃないと、納得がいかないんです。

-それは何か理由があるんですか?

片貝: ないです(笑)、ただ好みの問題で。でも、大きすぎず小さすぎず丁度良くないですか。価格的にも手を出しやすいし。

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-普段のバッグって、何を使っていますか?

パトリシオ: 持たないんですよね、一切。ただ、旅行には頻繁に行くので、2~3泊のときにリュック背負って小さめのボストンバッグを持ってたら便利かなって。それで最近、この2つを買いました。

高畑: 僕も、基本持たないです。

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-仕事に支障きたしません?

高畑: 携帯と手帳があれば問題ないので。他のスタッフはクラッチやトートバッグが多いんですが、自分的に両手が空いてないと絶対イヤなので、荷物があるときはリュックですね。ただ、歳を重ねるにつれ、ちょっと子どもっぽく見えるようになってしまい、少し前までは避けがちだったんです。

片貝: 僕はその感じが逆に良くて、リュックが好きです。ポケットに物が入って膨らむのがイヤなので、絶対にバッグは持って出ます。

パトリシオ: 今の年齢くらいになると、そういう見え方が良くなりますよね。この懐かしい感じが自分的にはノスタルジーを感じて、使い易いですし。

高畑: 30歳を過ぎてから不思議と、良く見えるようになってきました。スーツでもカジュアルでも自然とハマるようになってきましたし、何よりシンプルで色もマルチに揃うので、そこも魅力ですね。

片貝: 価格も手頃なので。気分に応じて、いろいろ買えるのも嬉しいです。

高畑: 結構ハードに使っても頑丈だから、長く使えますよね。

-では、どんな風に持っているのか、実際に教えて頂けますか?

3人のイーストパックスタイル
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パトリシオ
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PADDED PAK'R ¥9,975

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DUFFELSON ¥5,250

パトリシオ: この80年代にリリースされたモデルの復刻板リュックと、適度なサイズ感のボストンで、旅行に行こうかなと。ステイする日数に応じて使い分けようと思ってます。色もシックなので、どんな格好にも合うし、自分が持ってる好きな服ともマッチしていると思います。

高畑 誠
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PADDED PAK'R UA [上]オレンジ [下]ターコイズ ともに¥6,510
(ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館 03-3479-8180)

高畑 誠: 今季のユナイテッドアローズでは、このリュックを11色展開しているので、その日の気分でカラーを使い分けたいです。自分的には挿し色感覚でちょっと派手なカラーの物をピックアップしています。価格も手頃なので、今後もたくさん揃えようかなと思ってます。

片貝 俊
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KILLINGTON ¥11,025

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PADDED PAK'R ¥5,985

片貝 俊: 片貝的にはやっぱりこのオニギリ型のリュックがイチ推しですね。キャンプとか遠出するときは、サイドにポケットが付いたタイプを使おうと思っています。さっきも話しましたが、とにかく毎日使っていくので、頑丈で長持ちして貰いたいです。

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REBORN!! EYEVAN 7285 DEBUT!

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着るメガネをコンセプトに1972年にスタートした〈アイヴァン(EYEVAN)〉。 当時としては、革新的な"TPO"という概念をアイウェア業界に持ち込み、日本のみならず、海外でも人気を博しました。その伝統のデザインと製造方法、そしてスピリットを引き継いだニューブランド〈アイヴァン 7285(EYEVAN 7285)〉がスタートします。ごく一部の店舗に限られた卸先の中で、デビューブランドとしては、異例ともいえる規模で取り扱うユナイテッドアローズ。両者の間に横たわる確固たる絆、信頼関係の元を探り、大型新人の輪郭を明らかにしていきます。

Photo_Arata Suzuki(go relax E more)
Edit_Ryo Komuta

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ユナイテッドアローズバイヤー、小木"POGGY"基史は
〈EYEVAN 7285〉のどこに惹かれたのか?

-〈アイヴァン 7285〉との出会いはいつ、どんなタイミングだったんですか?

小木"POGGY"基史氏(以下小木/敬称略): 〈アイヴァン 7285〉の製造をしている「オプテックジャパン」さんとは、元々弊社のオリジナルの眼鏡を作っていただいたりと繋がりがあったんですが、ちょうど福井の鯖江に色々なモデルのアーカイブを見に行く機会がありまして。そのときが、ちょうど〈アイヴァン 7285〉のサンプルを作るタイミングだったんです。

-ということは本当に偶然に??

小木: そうですね。せっかくなんでということで、サンプルの他にも色々なものを見せていただいて。眼鏡博物館とかにも行ったり。50年くらい職人をやられている方が、そこではそれこそネジ一本から作るっていうのを実演されていて。すごく感動しました。

-生き字引のような職人がいるわけですね。

小木: はい。で、そこで色々な話を聞いているうちに、ブランドというか、眼鏡の背景含めた、歴史ある環境にとても興味を持ってしまって。

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-ちなみに、70年代にスタートした〈アイヴァン〉というブランドについてはどのような認識でしたか?

小木: 〈アイヴァン〉というのは、お店の名前にもなっているのでもちろん知っていたんですが、「VAN JACKET」のアイウェアというところから始まったっていうのは、全然知らなかったですね。

-恥ずかしながら自分も知りませんでした。

小木: 眼鏡業界にTPOを持ち込んだ先駆者とか、そのあたりも初めて知ったことだったので、勉強になりましたね。

-当時展開していたカタログなどはご覧になりましたか?

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小木: はい、見ました。すごく面白いですよね。ちょうどバブル前夜という時代のカタログなんかは、ビジュアルとかキャッチコピーなどもかなりこだわっていたみたいですね。

-72年にスタートということなので、50歳以上になると、やっぱり知ってる方が増えてくるんでしょうね。

EYEVAN PR: そうですね。僕らの世代だと、やはり〈オリバー ピープルズ(OLIVER PEOPLES)〉が好きでみんな入社してくる感じですので、当時のことはそれほど知らなかったんですが、アナハイムで行われていたオプティックフェアウエストに展示されていた〈アイヴァン〉の商品を〈オリバー ピープルズ〉のラリー・レイトが見てすごく気に入ったらしく。それで、86年から〈アイヴァン〉のアメリカでの代理店を〈オリバー ピープルズ〉がやっているなど、浅からぬ関係性があるんですよね。

-ユナイテッドアローズとしては、ブランドスタートから全型を取り扱う先行発売会を行うなど、相当力を入れているわけですが、ずばりどのへんが響いたのでしょうか?

小木: そうですね。先ほども言ったんですが、やっぱり日本の眼鏡の歴史を教わったり、鯖江という土地に行き色々な話を聞く中で、自分の価値観が少し変わってきたんですね。世界、特にアジアを見て、眼鏡といえば鯖江、デニムなら岡山、タオルなら今治というように、産業が地域と密着して、ものづくりができているところってあまりないんですよ。

-確かにそうかもしれません。

小木: そんな中、〈アイヴァン 7285〉は利便性を追求してわかりやすいものづくりをするという考え方とは、全く逆をいってるんですよね。昔ながらのやりかたで作っているというか。そのへんも面白いんですよね。

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EYEVAN PR: この眼鏡、お店でノーズパッドを付け変えられないんですよ(笑)。カシメっていう方法なんですけど、そういった昔の製法を再現するために、効率性は完全に無視してますね。

小木: 個人的にもデザイナーズやイタリアの〈ペルソール〉、アメリカの〈モスコット〉の老舗の眼鏡にもトライしてきたんですけど、最近は日本の眼鏡の良さに気づいてきたんですよね。取り扱いに危険性が高いということで、もうアメリカとかでは使われてない"セルロイド"という素材を、日本では少ないながらも粛々と使っていたり。

-はいはい。

小木: そういったところに惹かれるんですが、あまりそこばかりプッシュしても重くなってしまうので(笑)、単純に見た目がかっこいいっていうところでいいと思うんですよね。

-確かに。自分も特に知識を入れずに、バーッとサンプル見せていただいたんですが、なんかこう"良い"んですよね、この眼鏡。

小木: 〈オリバー ピープルズ〉っぽさの中に、〈トム フォード(TOM FORD)〉っぽい色気が入ってるっていうか。あまりそういうものってないんですよね。

-クラシックだけではない、洗練さがありますよね。

小木: 今の若い子は、眼鏡も完全にファッションの一部として捉えていて、こうしたクラシカルなものから様々な眼鏡に触れていると思うんですが、それって自分が40代、50代になったときに老眼鏡をかけるときに、すごくかっこよくかけられると思うんですよね。

-馴染んできますもんね、顔に。

小木: 僕の場合も、「それ伊達眼鏡ですか?」ってよく聞かれるんですが、「はい、今から老眼になったときの練習してるんです」って答えてるんです。

-なるほど(笑)。この中で特にお気に入りのモデルはありますか?

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小木: 僕はこれを買いましたね。微妙にフレームの厚さが違っていたり。仕上がりがとにかく綺麗ですし、ケースもかなりヤバイですね。〈EYEVAN 7285〉は、日本を代表するメガネブランドに、なりえる可能性を秘めていると思うんです。ノスタルジックなだけではなく、モダンなテイストをきちんと落とし込んでいて、なおかつやりきっているというか。

-それでいて、なんとか手の届くプライスで作っているところが素晴らしいですよね。と、魅力を語れば本当にキリがないんですが、この後、実際に眼鏡をかけていただきます。下のボタンからご覧下さい!

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EYEVAN 7285先行発売会
期間:~6月11日(火)
店舗:ユナイテッドアローズ原宿本店 メンズ館 B1F
住所:東京都渋谷区神宮前3-28-1
電話:03-3479-8180
営業:平日 12:00~20:00、土・日・祝 11:00~20:00

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Enchantment of Dr.Martens. Dr.マーチンに惹かれる理由。

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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じ ること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

Photo_Rintaro Ishige(VOL.01,04,05,06,07) , Yasuyuki Takaki(VOL.02,03)
Edit_Ryutaro Yanaka

荒木大輔 スタイリスト
熊谷隆志氏から独立した2001年よりファッション誌を中心にミュージシャンや俳優のスタイリングを手掛け、プライベートではサーフィンに傾倒し、魅力的なライフスタイルを実践する荒木大輔さん。そんな彼に、出会いから購入に至るまでの経緯や、履きこなし方などについて訊きました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

荒木大輔(以下荒木/敬称略): 高校生のときに8ホールのブーツを買いました。

-買うことになったきっかけを教えてください。

荒木: パンクが流行っていた時期でもありましたし、地元・群馬県がパンクスが多い街だったんです。ロカビリーとパンクスと、ヤンキーの街って感じだったから、周りにも履いている人が多かった。エンジニアブーツ履く派か、〈Dr.マーチン〉履く派か、ラバーソールか、〈VANS〉か、みたいなノリで、自分も自然と履くように。

-その頃って、どんな風に履いてました? やっぱりパンク気味?

荒木: いえ、古着の〈リーバイス®〉501を太めに腰履きして、そこにシューレースをギュッと絞った〈Dr.マーチン〉を履いてましたね。

-その後は、どういった変遷を?

荒木: そこから結構疎遠だったんですよね。じつは、前のアシスタントに芦野っていう女性がいて、彼女がつねに3ホールのエンジのプレーントゥを履いてたから。

-アシスタントと同じシューズを履いてるのも、どうかと。

荒木: そう、「これ、芦野っぽいな」って(笑)。でも最近、周囲の人が履いてるのを見てたら、あらためて欲しくなって。

-〈Dr.マーチン〉を久しぶりに履き始めて、いかがですか?

荒木: やっぱり履きやすいですよね。

-生産国にこだわりはあります?

荒木: 全然ない。USA製とか、ENGLAND製とかだと少し惹かれますが、それ以外を取り入れていくのもまったく問題ない。わりと雑食です(笑)。なんとなく確認はするけど、モノとして気に入ったなら買っちゃいます。

-今回、3ホールの黒のプレーントゥで、イエローステッチを選んだ理由は?

荒木: 真っ黒の靴って、重くて結構苦手なんです。ちょっとステッチに色が入ってたり、ソールが別色だったりの方が取り入れやすいんですよ。マットブラック1色だと、足元が重く感じちゃうから選ばないですね。

-どんな風に履きこなすといった自分的なルールは、ありますか?

荒木: なんとなくシャツに合わせたいかな。UKっぽいし(笑)。すごく安易な発想ですが、Tシャツだとどうしても西海岸っぽくなるし、自分のワードローブの中だとアメリカっぽい物が多くなるので、裾がテーパードしてるパンツ、スラックスにシャツで合わせていくのが気分ですかね。

-では、自分らしい一足に育てあげてください。

ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
電話:03-5822-6810
www.dr-martens.co.jp/
www.facebook.com/drmartensJapan
twitter.com/DocMartensJP
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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

Photo_Rintaro Ishige(VOL.01,04,05,06) , Yasuyuki Takaki(VOL.02,03)
Edit_Ryutaro Yanaka

青柳文子 モデル
『Zipper』『古着MIX ガールズ』といった青文字系雑誌にて爆発的な人気を誇り、自身のスタイルブック『青柳文子の本』の出版や、さまざまなブランドとのコラボなど八面六臂な活躍を見せる青柳文子さん。そんな彼女に、出会いから購入に至るまでの経緯や、履きこなし方などについて訊きました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

青柳文子(以下青柳/敬称略): 最近、この黒の6ホールブーツを初めて買いました。

-買うことになったきっかけを教えてください。

青柳: 原宿の〈Dr.マーチン〉ショップには何度も通ってみたんですが、いつも迷いすぎて決められなくて帰るというのが続いていたんです。ちょっと本気っぽすぎて、自分にはハードルが高いかなって。

-それが購入に至った経緯は?

青柳: その後、撮影で〈Dr.マーチン〉を履く機会があって、実際に履いてみたら、凄く履きやすいので決断しました。

-この黒の6ホールブーツを選んだ理由は?

青柳: 足元にボリュームが出るスタイルが苦手で、だからスッキリしたシルエットが良いかなって。8ホールとかになってくると、私にはバランスが取りにくくて、6ホールくらいが丁度良かったんです。黒を選んだのも締まってスッキリ見えるし、どんな服装にも合わせやすいので。

-普段、ブーツはよく履きますか?

青柳: 冬は履きます。今までは、脱ぎ履きに手間取るので敬遠しがちだったんですが「履きたい」願望はありました。

-〈Dr.マーチン〉を実際に履き始めて、いかがですか?

青柳: 最初は履き口があたって痛かったんですが、慣れてきたら履きやすいですね。撮影で古着の〈Dr.マーチン〉履いたときは凄く履きやすかった印象があるので、足に馴染むまで履き込みたいです。

-どんな着こなしに合わせていますか?

青柳: 黒だからどんなスタイルにも合うんですが、細いパンツを穿いてるロックっぽい人に憧れていたんで、真似してみようかなって(笑)。でも実際に穿いてみたらトップスに何を合わせたら良いのか迷ってしまって、今日も悩みました...。

-ははは。それで〈フィンガリン〉のコートを着てみたと。

青柳: メンズなので、思い描いているスタイルに近づくかなって。細いパンツが穿きたくて、いつもチャレンジするんですが毎回トップスで悩んで、街行く細いパンツの男のスタイルを思い出すんですが、自分のクローゼットには無かった...。

-でも男の子っぽさと可愛らしさをミックスされてイイ感じに仕上っていると思いますよ。

青柳: 最近、あまり買い物にも行ってなくて着る服がなくなってきているので、〈Dr.マーチン〉と細いパンツに合うトップスを買いに行こうと思います。

-ぜひ、自分らしい1足に育て上げてください。

ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
電話:03-5822-6810
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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

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月本エリ DJ
『SEVENTEEN』でモデルを経験後、2007年より読者モデルとして活躍。その後自身の著書『読モのくせに』、『読モーサツ』をリリースしたり、ファッションディレクターやDJ、モデルなどマルチに活動する月本エリさん。そんな彼女に、出会いから購入に至るまでの経緯や、履きこなし方などについて訊きました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

月本エリ(以下月本/敬称略): 17歳くらいのとき古着屋で黒の8ホールを買いました。

-買うことになったきっかけを教えてください。

月本: 10代の頃はセックスピストルズとかが好きで〈ジョージ・コックス〉のラバーソールも履いていたんですが、もう少しファッションのルーツを勉強したら、モッズとかスキンズとかに興味が湧いて、それなら8ホールは持っていた方がいいかなと思いました。ただ、当時はあまりお金が無かったので、原宿の〈Dr.マーチン〉ショップをのぞいても買えなくて、古着で探して買いました。

-その当時は、どんな格好に合わせていたんですか?

月本: 革ジャン着たりはせず、そこまでスキンズやパンクっぽい格好ではなかったんですが、スタッズが打ち込んである犬の首輪みたいなのはしてました(笑)。

-テイスト的に取り入れていた、と。それからはコンスタントに履いていますか?

月本: はい。履き心地も良くて歩きやすく、革靴特有の靴擦れもなかったので、その後はバーガンディやレオパード柄の、ずっと8ホールを買って、履いていますね。

-8ホールに対するこだわりがあるんですか?

月本: 女性なので、男性っぽい短靴はコーディネイトが難しいなって感じていたんです。当時は髪の毛の短くて、メンズっぽいスタイルになり過ぎることを気にしていたからですね。でも、今はあえて男の子っぽい格好をして、メイクで女の子っぽく仕上げるスタイルに至っています。

-となると、〈Dr.マーチン〉の短靴は初めて?

月本: そうですね。ローファーは気になっていたんですが、レザーの短靴はレザーソールの方が好みだったので、なかなかチャレンジする機会がなかったんです。でも最近は、メゾンのブランドでもラバーソールのレザーシューズが登場し出して、可愛いなぁと思うように変化しました。

-このゴールド×シルバーコンビのウィングチップを選んだ理由を効かせて頂けますか?

月本: 今ってトレンドのひとつにシャイニーな素材や、ゴールドやシルバーがあるんですが、服やバッグで取り入れるのはなかなか難しくて。でもシューズなら取り入れやすくて可愛いし、普段Tシャツにデニムという格好が多くて地味になりがちなので、アクセントとして取り入れるには最適なんです。アクセサリーもゴールドとシルバーを組み合わせて着けているので、それにもマッチするかなと思って選びました。

-素敵なコンビネーションですね。

月本: じつは膝上であるロングブーツもカッコイイな、と思ったんですが、実際にタウンユースで履くとなるとハードルが高めかなと思って、コッチを選びました。

-ぜひ次はチャレンジしてください。今日はありがとうございました。

ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

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黒澤 充  スタイリスト
『BRUTUS』や『GINZA』などファッション誌での活躍だけに止まらず、2013年はBEAMSのカタログにてスタイリングを担当。アラサー世代の中で最も注目を集めるスタイリストの1人、黒澤 充氏にDr.マーチンとの出会い、愛用してきたモデルなどについて訊きました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

黒澤 充 (以下黒澤/敬称略): 高校生のときにワンストラップのシューズを買って、いまでも実家に置いてありますね。まだ田舎の高校生で、全然お洒落じゃなかったけど、憧れて買いましたね。

-ちなみに、当時は何に憧れていたんですか?

黒澤: イギリスです(笑)。今では考えられないですが、バリバリのオアシス(oasis)好きでした。

-その当時は、どんな格好だったんですか?

黒澤: MA-1を着るようなパンクやスキンズではなく、ブリティッシュ・ロックな感じ? 何せ、お洒落ではなかったんです。恥ずかしい話ですが「チェック」という言葉すら知りませんでしたから。

-今からは考えられませんね。

黒澤: 今考えると、オアシスもDr.マーチンを履いていたのかも不明なんですよ。当時、もうオアシス=イギリスで、イギリスの靴ってことでDr.マーチンを買ったんです。

-ははは。では、なぜブーツでなく、ワンストラップのシューズだったのですか?

黒澤: 「 8ホールとかは履きにくそう」と思ったからですかね(笑)。しかも「オレ、パンクじゃないし」。スケボー乗ってたから出来ればローカットが良くて。

-はははは。なるほど。

黒澤: あと、ラフ・シモンズとのコラボレーションモデルも青山にあった直営店で買ってました。ブラウンの3ホールシューズです。

-あのモデルは名作でしたね。

黒澤: 今だと、この黒の3ホールが気分ですね、どんな格好にも合いますし。チノパンを穿くことが多いんですが、オーソドックなシューズ感覚で取り入れられます。ウィングチップやブーツになってしまうと、どうしてもキャラが強くなってしまうので。

-着こなし方としては?

黒澤: チノパンにDr.マーチンという組み合わせが好きですね。アメリカ的なアイテムに、あえてアメリカの靴は合わせず、Dr.マーチンを持って来る。そんなハズしがお洒落なんじゃないですか。

-ありがとうございました。

ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

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渡辺俊美  TOKYO No.1 SOUL SET / THE ZOOT16
TOKYO No.1 SOUL SET のギター、ヴォーカル、サウンド・プロダクションを担当するのに並行して、猪苗代湖ズやソロユニットTHE ZOOT16でも活躍する渡辺俊美さん。フイナムでもお馴染みとなった氏に、出会いから購入に至るまでの経緯や、愛用しているモデル、その履き方などについて訊きました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

渡辺俊美(以下渡辺/敬称略): 18歳のときに買いました。

-買うことになったきっかけを教えてください。

渡辺: 当時シャッフル(SHUFFLE)っていうスキンズのバンドだったり、海外だったらパンクのフォースキンズ(4 SKINS)がすごく好きで、やっぱり音楽からの影響が大きいですね。あとはポール・シムノン(Paul Simonon)[ ※編集部注:ザ・クラッシュ(The Clash)のベーシスト] が履いているのを見たりして、〈Dr.マーチン〉を買って「白紐」に替えたり...。ただ、後々その「白紐」っていうのが、色々な意味を持っているのを知りました。

-ちょっと政治的な側面がありますからね。

渡辺: その後、オデコ靴が流行って、スチール入りのブーツを買いました。あとはBEAMSで買ったりもしましたね、当時BEAMSに〈Dr.マーチン〉が売っているというのがとにかく新鮮で。あと思い出は、25歳の頃、今のさまぁ~ずさんのスタイリストが知り合いで、彼らに会った際に〈Dr.マーチン〉をプレゼントしました。

-なんだか不思議なエピソードですね。

渡辺: 当時まだバカルディで、「彼らをお洒落にしたい」との相談を受けたので、「オレが〈Dr.マーチン〉をプレゼントするよ」って。

-当時の俊美さんのスタイルは、どういった感じだったのですか?

渡辺: MA-1に合わせたり、ジーンズとGジャンで。今と変わらないんですけど、僕の場合はもろスキンズが好きな訳ではないので、ファッション的にスキンズだったりモッズだったりのテイストを取り入れたりしていました。買っては、つま先が反るように形付けしたりもしました。でも、ずっと〈Dr.マーチン〉は好きですね。

-あるときを境に生産国が変わりましたが、その影響はありましたか?

渡辺: 最初は抵抗があって、30歳を過ぎてからはあまり履かなくなっていましたが、40歳になってTHE ZOOT16とかをスタートさせたのを機に「やっぱ男はマーチンだべ」って、黒とチェリーを買い直しました。こういう男らしさというか、アメリカのデニムのように労働者階級の人たちにも愛されるアイテムをどう自分なりに履きこなすか、そういうことに興味があるんです。

-カッコ良いですよね。

渡辺: 希望を言うなら、最近はシェイプが細くなってきてるので、昔に戻すではないですが、丸みのあるポコッとシルエットのモデルが増えたら嬉しいですね。それと、もしグレーとブラックコンビのサドルシューズが作れたりしたら欲しいですね。

-今回もありがとうございました。

ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

Photo_Rintaro Ishige(VOL.01) , Yasuyuki Takaki(VOL.02)

Edit_Ryutaro Yanaka

西山徹  WTAPS® ディレクター
1993年に40% AGAINST RIGHTSを始動、1996年よりWTAPS®のディレクターとして活動を続ける西山徹さん。〈Dr.マーチン〉を履くことになったのは約10年前で、きっかけはバイク。出会いから購入に至るまでの経緯や、愛用しているモデル、その履き方などについて訊いてきました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

西山 徹(以下西山/敬称略): はっきり、いつかは憶えていませんが、10年くらい前ですね。

-買うことになったきっかけを教えてください。

西山: 当時バイクに乗るときに、エンジニアブーツやワークブーツではなく、手頃で気張っていないモノを探していまして。そのときに〈Dr.マーチン〉の10ホールのスチール入りの存在を思い出して、買ってみました。

-カルチャーからというよりは、実用的な靴として購入したわけですか?

西山: そうですね。もちろん、中高生の頃に周囲にそういったファッションをしている方は多く、イギリスの音楽にも触れていたんですが、自分はスケートボードの側のカルチャーにいたので取り入れてはいなかったんです。

-ちなみに、10ホールのスチール入りというモデルを選んだ理由を訊かせて貰えますか?

西山: 自分が乗っていたのはハーレーなんですが、足が潰れないようにだったり、乗車姿勢になるときはスネぐらいまで隠れるブーツが良いなと思ったからですね。そのときは、10ホールのスチール入りのブラックと、スチール無しのブラックとオックスブラッドと、3足まとめて購入して、バイクのときはスチール入り、歩くときはスチール無しを履いていました。

-バイクに乗らないときも履くようになっていったんですね。

西山: 軽いですし、エンジニアブーツに比べて割りと薄めなので、足に密着した感じもして歩きやすかったので。その後、2010年秋冬に〈Dr.マーチン〉とコラボレーションをしました。イギリスのノーザンプトンにある〈Dr.マーチン〉の1番古い工場で、ブラックとオックスブラッドの8ホールを80年代のラストを使って作って貰いました。今はそのモデルと、当時購入した10ホールを履いていますね。

-履き方のこだわりなどはありますか?

西山: シューレースのレースアップはパラレルで、アイレット間が狭いから広がるよりキュッと締めて。あとバックのタブは後ろに折りシューレースで留めて履きます。

-真似する方が増えそうですね。今日はありがとうございました。

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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

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尾花大輔  N.HOOLYWOOD デザイナー
N.HOOLYWOODのデザイナーとして活躍。ニューヨークコレクションでも高い評価を得ている尾花大輔さん。ファッションを中心としたルーツは、アメリカにあるものかと思いきや、意外にもイギリス発の〈Dr.マーチン〉を愛用しているとの噂を聞きつけ、早速取材を。購入に至った経緯や、愛用している理由を訊いてきました。
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スニーカー感覚で。

-正直、あまり尾花さんに〈Dr.マーチン〉というイメージはなかったのですが...。

尾花大輔(以下尾花/敬称略): 15~16年前くらいに、アメリカの古着屋さんとか、自分の周りの人達がスニーカーのように履いてる姿が衝撃的で、「ゴーゲッター(go-getter)」時代に8ホールではなく、ウィングチップの短靴をセレクトして売ってました。そこで〈Dr.マーチン〉を敢えてイギリスっぽい格好ではなく、アメカジっぽく履くのが新鮮なんじゃないかなって思って。

-というと、パンクスやスキンズなどカルチャー的な側面からの影響ではないんですね。

尾花: はい。カルチャーから、というよりはスニーカーっぽく履いたら格好良いんじゃないかなっていうスタイルからでした。実際履いてみると、履きやすくて楽ですし。当時は白ステッチを中心に探しました。黄色いステッチは、〈Dr.マーチン〉色が強かったので。

-その辺は、カルチャーではない側面から入ったが故のセレクトですね。

尾花: あと、〈Dr.マーチン〉が面白いのはウィングチップが、外羽根のロングウィングチップでアメリカっぽいところかな。イギリスの靴って言うと内羽根の印象が強いんですが。そこにも心惹かれるかな。

-スニーカー感覚で、アメリカ的に。

尾花: こっちのプレーントゥを選んだときは、なんとなくプレーントゥを履きたいなと思ったときに普通のプレーントゥだと、つまらないなって思って、〈Dr.マーチン〉のステッチ無しを選びました。

-選ぶ基準はありますか?

尾花: 当時は、敢えて履いてみようなんて思ってましたね。でも、あんまり考えないで履けるっていうのが〈Dr.マーチン〉の良さだと思うし、どんなスタイルに合うのが良いかなって。高級革靴になってしまうと、気を使わずに履けないから。

-尾花さんにとって、"スニーカー感覚で履ける靴"っていうのが重要だったりしますか?

尾花: あとは、失礼かもしれないけど、雨の日に履けるっていうのもありがたい。イギリスも雨の多い国だから、こういうソールにしたのか、と思ったり。雨の日の靴って悩むけど、〈Dr.マーチン〉なら安心して履けるのも嬉しいです。

-ちなみに、次に欲しいモデルなんてありますか?

尾花: 10数年前にインラインの中から買い付けさせて貰ったオールグレースウェードのモデルがあったんですが、それが格好良かったから欲しいかな。

-格好良さそうですね。ちょっと掛け合ってみましょうか?

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Featuring votole 新鋭実力派ブランド、 votoleの全貌を紐解く。

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2013SSよりスタートした新鋭ブランド〈ヴォトル(votole)〉。デザインは元〈キソヴェル〉のデザイナー、岩岸仁行氏が新しく手がけており、すでに好事家の間では抜群の評価を得ています。今回フイナムでは、エレガントでクラシカル、そしてどこかポップなブランドの世界観を、スタイリストとバイヤーという二つの立場から浮き彫りにしていきます。

Photo_Yuichi Akagi
Edit_Ryo Komuta

Case 1 Stylist Side
スタイリスト 山田陵太
古着やカルチャー全般への造詣が深く、奥行きのあるスタイリング・画作りに定評があるスタイリスト山田陵太氏に、〈ヴォトル〉は果たしてどう映るのか?
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-まず〈votole〉のアイテムを見て、どんな印象を受けたか聞かせて下さい。

山田陵太(以下山田/敬称略): ジャケットがブランドのキーアイテムとのことですが、ちょっと見ただけでも、カジュアル側の人たちがテーラードを作るっていうのとは、全く逆のアプローチで作られているんだな、というのは感じますね。

-あー、なるほど。

山田: ベースはテーラードに置いている方が作ってるものなんだなっていう。ジャケット一枚で着たときに、安定感があるような気がしますね、勝負できるというか。

-ラインナップの中で、特に気になるアイテムはありましたか?

山田: 生地をオリジナルで作られていることが多いと思うんですが、やっぱりこのジャケットは面白いと思いましたね。質感がいいというか。

-今回〈votole〉のアイテムを使って、ファッションビジュアルを作っていただいたわけですが、どんなコンセプトで臨んだんですか?

山田: まず、〈votole〉が一番得意とするアイテム、ジャケットで1コーディネイト作ってみたいなと。でも、タイまでを作ってるわけではないので、インナーとかパンツのシルエットの合わせで、トラディショナルになりすぎない感じを表現できたらいいなと考えました。もちろんモデルのチョイスなんかも含めて。

-赤毛で、ややストリートなテイストがある彼ですね。

山田: はい。あとは、写真映えとかも考えて、わりと綺麗な色をピックアップしているんですけど、〈votole〉的には微妙な中間色の色出しとかも得意なんじゃないかなと思いました。グレーとかベージュとか。もっと色が強いアイテムがあってもいいのかなと思ったりもしますが、今のお客さんにはまだそんなに求められてないんでしょうね(笑)。

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-確かに〈votole〉のお客さんの中心というのは、30代後半~という感じです。ただ、今回のビジュアルは、もっと幅広い世代に受け入れられるビジュアルに仕上がったのではないかと思います。

山田: そうですね。今回のように、テーラードという軸があるブランドを、自分の好きな感じに持っていって作るというのは、わりと楽しい作業ですね。逆にカチッと作ってくれ、っていうオーダーの方が自分の場合は難しいかもしれません。差が付けにくいというか。

-どの辺が自分らしいスタイリングだと言えるんでしょうか?

山田: 今回でいえば、緑っぽいニットに、緑っぽいパンツをあえてぶつけてみたりしてるんですが、これも服の軸がしっかりしてるからできるんですよね。なので、気を付けたのは崩すところとキープするところのバランスですかね。合わせやすい色同士で持ってきたりすると、悪い意味で大人っぽくなってしまうのかなって。

-今回のビジュアルはスタイリング含め、かなり新鮮なイメージになるんじゃないでしょうか。

山田: ファッションビジュアルって、綺麗な背景で、綺麗なモデルに、良い感じのコーディネイトを着せれば、ある意味それで"画"としては成立するんですけど、やっぱり見た人がパッと手が止まるものって、もう一ひねりしたものだと思うので、いつもそういうことには気を付けてますね。

-確かに山田さんのページには、いつも何かしらのスパイスが効いてますよね。

山田: もちろんブランドのコンセプトや世界観が、見せたい人たちにきちんと伝わるようにはしてます。そうしないと、ただのアイデアの寄せ集めになってしまうので。(自分が)やりたいことと、(ブランドが)見せたいことが重なるポイントをいつも探してるっていう感じですね。

-なるほど。それでは今回作っていただいたビジュアルをご覧いただきますしょう。下の「ENTER」からどうぞ!

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Case 2 Buyer Side
ジャケットリクワイヤード バイヤー 齊藤大祐
ジャケットをメインとしたショップコンセプトを持つ、「ジャケットリクワイヤード(JACKET REQUIRED)」。デザイナー岩岸氏とは永い付き合いだという、バイヤーの齊藤氏に訊く〈ヴォトル〉の印象とは?
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-齊藤さんは、デザイナーの岩岸さんとは、〈キソヴェル〉の時代からのお付き合いということですが、〈ヴォトル〉になってどんな印象を受けましたか?

齊藤大祐(以下齊藤/敬称略): 基本的には岩岸さんがやろうとしていることというか、考え方ってあまり変わってないと思うんですよね。もの作りの基本姿勢というか。

-はい。

齊藤: 当然その時代に合ったデザインというのはあるんでしょうけど、根本的にはいい意味で変わってないですね。価格的にいうと、〈キソヴェル〉時代からは少し抑えめにはなってますけど、使ってる工場、職人さんなどの生産背景は変わらないので、そこは安心してお付き合いできるなという感じですね。

-岩岸さんの作るモノのどの辺が好きなんでしょうか?

斎藤: まず、素材、とくに糸から作っているところですよね。モノの背景にこだわっているというか。安いモノがダメというわけではないんですが、きちんと理由があるもの作りをしている点でしょうか。ウチの会社とかお店の考え方にすごくマッチしているんですよね。

-〈ヴォトル〉同様に、「バイズ(BEYES)」から「ジャケットリクワイヤード」へと変化を遂げたわけですが、改めてお店のコンセプトなどを教えて下さい。

齊藤: はい。まずは、紳士服の原点であるジャケットということにフォーカスして、きちんと着るものは着る、崩すところは崩すというところ。そういう点でも、きちんとしたジャケットもあれば、サファリジャケットのようなものもある〈ヴォトル〉とはやろうとしていることが似てるのかなとは思いますね。

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-お店には、秋冬から〈ヴォトル〉が並ぶことになりますね。

齊藤: そうですね。イギリス・フランス・アメリカ、、様々な国のインポートブランドを取り扱っていますが、その中に入っても〈ヴォトル〉はクオリティでは全く引けを取らない出来だと思います。

-アイテムはやっぱりジャケットが軸になりますか?

齊藤: そうですね。ジャケットメインではあるんですが、一応スタイル全部で提案できるくらいは取り扱いますね。

-「ジャケットリクワイヤード」に来るお客さんの嗜好ってどんな感じなんでしょうか?

齊藤: 2月にここに移転してきて「ジャケットリクワイヤード」としての歴史が始まったんですが、やはり「バイズ」時代のお客様にも多くいら していただいてます。「バイズ」では、お客様の平均年齢が39~40歳ぐらいだったんですが、こっちでは少しずつ上がってきてますね。

-なるほど、上がってきてるんですね。。

齊藤: はい。僕らがお店に来ていただきたいなと思っているのも、40代~50代という感じなんです。そうした世代の方から「セレクトショップに行ってもつまらない」っていう声を多く頂くんです。なので、わりと年齢層は高い方をターゲットにしていますね。

-洋服をずっと好きでいるお客様が多いわけですね。

齊藤: なので、きちんとしたものを提供しないといけないな、という思いは常にあります。その点、岩岸さんが作る服は語りどころが多いので、そういう目の肥えたお客様相手であっても、自信を持って薦められます。

-こだわりのわりには〈ヴォトル〉ってわりとプライスが抑えめですよね。

齊藤: そうなんですよね。

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-今回フイナムでバイヤーとスタイリストという違う立場から〈ヴォトル〉というブランドを語って頂いてるんですが、幅広い世代にリーチするポテンシャルの高さというのを感じます。

齊藤: それはもう本当にそうですね。取り扱うお店によって、全く違う表情を見せてくれると思います。ウチの場合は、いらっしゃるお客さんは皆さんすごく色々な洋服を見てきているので、下手したら僕らよりも洋服に詳しかったりするんです。お店で、販売員とのコミュニケーションをするのを楽しみにされている方も多いと思うんですよ。だから必死に勉強しますね。

-この店内において、目の肥えたお客様に〈ヴォトル〉がどういう風に映るのかっていうのは、すごく興味深いですね。

齊藤: 結局洋服を手に取る取らないって、まず素材だと思うんですよね。縫製だとか、形だとかっていうのは、着た後の話だと思うので。その辺のラックにかかっている時に、手に取りたくなる洋服っていうのを意識してバイイングの時には選ぶようにはしてます。その辺〈ヴォトル〉はすごくこだわって作っているので、目は引きますよね。

-確かに素材にはかなり特徴がありますしね。存在感のある洋服だと思います。それでは、最後に今後の〈ヴォトル〉に期待していることを伺えますか?

齊藤: そうですね。。僕が岩岸さんと取り組みをするときって、わりとリクエストをすることが多いんです。

-というと?

齊藤: どうしても、一般のセレクトショップよりも高い年齢層のお客様を相手にしているので、「こういうものが欲しい、こういうものがあるといいな」というような話を直接することが多いんですよね。それがコレクションに落とし込まれるときもありますし、別注として展開するときもあります。

-なるほど。普段から色々言いたいことを言えているわけですね(笑)。

齊藤: まぁ、そうですね(笑)。その辺に柔軟に動いて取り組んでくれる姿勢っていうのは、〈キソヴェル〉時代から変わらないですし、ありがたいですね。なので、今後に期待することといえば、「変わらないでいてほしい」っていうことですかね。

-ありがとうございます。最後にお店のスタッフさんに、〈ヴォトル〉を着こなしていただきます。

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ジャケット ¥68,250、ベスト ¥26,250、シャツ ¥16,800、パンツ ¥18,900
ジャケットリクワイヤード 表参道店
住所:東京都港区北青山3-8-18 2F
営業:12:00~20:00
電話:03-6427-1961
www.jacketrequired.jp
2013 AUTUMN&WINTER COLLECTION
スタイリスト、バイヤーがともに振り幅の広いブランドだと評した〈ヴォトル〉。格式高いエレガンスと、品のあるカジュアルテイストが見事に合致したコレクションをご覧あれ。
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フイナムと〈アディダス タイミング〉によるスペシャルサイト

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7月からスタートした、フイナムと〈アディダス〉による期間限定サイト「timing?」 。2006年から〈アディダス〉のラインナップに加わった"腕時計"にフォーカスした本サイトでは、その魅力を多角的に紹介。注目のコレクションからクリエイターへのインタビュー、デイリー更新のSNAPなど、徹底解剖していきます。どうぞ!

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Ray-Ban for 5 Situation case.01 児島晋輔

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世界中の人々に愛されるアイウェアブランド、〈レイバン(Ray-Ban)〉。ウェイファーラーやアビエーター、そしてクラブマスターなど数々の名作を生み出してきているが、そこには必ず機能性に優れたレンズが備わっていた。むしろレンズなくしてレイバンを語ることはできないだろう。あらゆる状況にも対応する高機能レンズの素晴らしさを5人のライフスタイルから再認識したい。

Photo_Takashi Shinjo

Edit_Takashi Abe

Category

Surffin' ✕ Outshine
case.01

児島晋輔 KAPTAIN SUNSHINE ディレクター
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「海などへ行く時にはミラーレンズが重宝します」
昨年スタートながら、既に多くのファンを抱える注目のアパレルブランド、〈キャプテンサンシャイン(KAPTAIN SUNSHINE)〉。そのディレクターである児島晋輔さんは、数年前に東京都内から海の近くへ移住した。子育てがその最たる理由だが、自身の趣味でもあるサーフィンのことも考慮した上での移住だったに違いない...。もちろん海へ行く時は、サングラスを欠かさないという。

-今日みたいな日差しの強い日は、やはりサングラスが不可欠ですね?

児島晋輔(以下児島/敬称略): そうですね。海へ行く時は、基本的にサングラスが欠かせません。特に夏場は日差しが強いので、クルマにも常備しています。

-サングラスは色々お持ちなんですか?

児島: 色々持ってますよ。でもよく使っているのは、〈レイバン〉のウェイファーラーですね。通常のモデルと折りたためるフォールディングタイプを所有してます。特に最近はフォールディングをよく使ってます。今着ているブルゾンは、「ビームスプラス(BEAMS PLUS)」さんと一緒に作ったモノなんですけど、実はこの胸ポケット、フォールディングウェイファーラー用にデザインしたディテールなんです(笑)。そのくらい頻繁にかけてます。

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-児島さんのフォールディング熱が十分伝わりました(笑)。今日かけているクラブマスターは?

児島: これは最近手に入れたモデルです。僕が持っている〈レイバン〉は、ほとんどが昔のモデルで、このクラブマスターは唯一現行モデルなんですが、やっぱりクオリティの良さは現行モデルの方が格段に上ですね。かけやすさや軽量性、そして何よりレンズの技術の高さには驚きました。

-そのクラブマスターに付いているレンズは、ミラーレンズですか?

児島: はい。ミラーレンズは、ミラーという名前のごとく、レンズの表面が光を反射し、光の浸透率を減らしてくれるので、強い日差しや水面を見ることに対しても、全く違和感がないんですよね。普段使っているウェイファーラーなども勿論サングラスとしての役目を十分に果たしていますが、今日みたいな眩しい日には、やはりミラーレンズの方が、便利だと思います。なので、海などへ行く人にはミラーレンズが本当にオススメです。僕自身、最近は海用モデルとして重宝してるので(笑)。

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CLUBMASTER RB3507 137/40 ¥28,350

児島晋輔
KAPTAIN SUNSHINE ディレクター

メンズファッション雑誌の編集者を経て、2002年パートナーとともに〈ウェイスト トゥワイス(WASTE(TWICE)〉を展開。2012年に独立し、自身のブランド、〈キャプテンサンシャイン〉をスタート。デビューと同時に「ビームスプラス」とカプセルコレクションを展開するなど、その注目度は極めて高い。
http://www.facebook.com/KaptainSunshine

ミラリ ジャパン
電話:03-5428-1030
www.ray-ban.com/japan
THE ENVISION SERIES
〈Ray-Ban〉は夢に真っ直ぐに生きているひとたちを探してきました。エンビジョンシリーズでは夢を追いかける人々の姿を紹介しています。
今回、フイナムに登場する5人のインフルエンサーにも、自身の「ビジョン」をギャラリーに投稿してもらいます。
貴方もこのキャンペーンに参加し、自身の「ビジョン」を投稿すると、「レイバン」が提供するプレミアムなイベントに参加することができます。詳しい内容、日程などはこちらをどうぞ!
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HAICARA is debut 望月唯が踏み出すオルタナティブな一歩。

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スタイリストとしての活動を軸に、自身でもブランドを展開するなど、様々なクリエイションの形を模索してきた望月唯氏が、この度新たなショップ「ハイカラ(HAICARA)」をオープンさせました。独自の美学と世界観を持つ望月氏が、このタイミングでどんなショップを作り上げたのでしょうか。

Photo_Yuichiro Noda

Edit_Ryo Komuta

「昔から無国籍な感じが好きなんです」
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-まず「ハイカラ」における望月さんの立ち位置ってどうなるんでしょうか?

望月唯(以下望月/敬称略): ディレクターという感じですね。〈ハウル(HOWL)〉をフルラインナップで揃えつつ、その他にも僕が気になるブランドを色々と取り扱っています。

-いつぐらいから準備してたんですか?

望月: 実は一年ぐらい前から動いてたんですよね。でも、なかなかいい物件が出てこなくて。。

-〈ハウル〉は何年目でしたっけ?

望月: 今年で4年目ですね。

-この場所は〈リコ(RICO)〉の初めのお店の、かなり近くですよね。

望月: そうですね、全くの偶然なんですけどね。。このあたりは元々好きではあるんですが、最初は別の場所に出店しようかなーなんて思ってたぐらいなんで(笑)。

-そうなんですね(笑)。お店の内装はどんなイメージなんですか?

望月: 「SOUVENIR OF THE CIRCUS」っていうのがテーマで、つまりサーカス小屋の土産屋さんなんですけど。試着室をサーカスのテントで作ったりして、ちょっと不思議な感じにはしてますね。

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-それにしても、〈ハウル〉もこうして一度にまとめて見られるのは、やっぱりいいですよね。

望月: そうですね。あとは、知人友人のブランドなんかも結構置いていて。

-望月さんが着ているのは?

望月: これは〈アンダーカバー(UNDERCOVER)〉と作ったやつですね。ジョニオくんとなんかやりたいなって話をしたときに、〈ハウル〉で展開してた、スウェットの後ろにシャツがくっついてるアイテムをベースにして作ってもらいました。そのままじゃなくて、古着のTシャツを使ったり、ポケットも付けてくれたりして、〈アンダーカバー〉なりにアレンジしてくれて。すごく気に入ってますね、これは。

-壁にかかってるTシャツも、かなりかっこいいですね。

望月: これは神山(隆二)くんのなんですけど。すごく人気があるんですよね。リメイクって色々あると思うんですけど、彼はとくにセンスいいなって。

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-なるほど。ちなみに最近の〈ハウル〉はどんなイメージで作ってるんですか?

望月: 基本コンセプトとして、自分はやっぱりミクスチャーカルチャーが好きなので、アメカジも好きだし、イギリスもヨーロッパも好きだし。色々なものが混ざった無国籍な感じにしたいというのは変わってないですね。「不思議な感じですね」とか「独特ですね」とかよく言われるんですけど、それは間違ってないというか。

-確かに何系ってくくれる感じではないですよね。

望月: そう。どうせ作るなら、何にも似てない感じにはしたいなとは思ってますね。昔よりはちょっと大人っぽくなってきたかもしれませんが。

-それはどの辺ですか?

望月: 今までは20代前半ぐらいのお客さんをイメージして作ってたんですけど、ある時だんだん自分が着たいなって思う服と離れてきてしまったなと感じて。ちょっと方向を調整したというか。

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ブログでも、ジュンスカの方がお店に来てくれて、って書いてましたね。

望月: そうそう。(宮田)和哉さんも来てくれましたね。お付き合いのある俳優さんとかミュージシャンとか、そういった僕と同年代くらいの、大人な人たちが来てくれるのは嬉しいですね。

-ということは、最近は〈ハウル〉を着ることが、、

望月: そうですね。多くなりましたね。とくに今シーズンは自分でも納得できる服がたくさんあって。コラボものも多いんですけど、やっぱりそれぞれクオリティが抜群に高いんですよね。

-宮下さんとのやつとか。

望月: そうですね、宮下(貴裕)とか信國(太志)くんとか。あと個人的にすごく注目してるのが、〈インダストリアル カテゴリー(INDUSTRIAL CATEGORY)〉というブランドのデザイナー横塚(和幸)くん。

-はい。

望月: ロンドンの〈マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)〉でずっと修行してて、今は〈フレッドペリー(FRED PERRY)〉のデザインをやってる子なんですけどね。すごくいい洋服を作るんですよ、ホントに。

-なるほど。ちょっとチェックしてみます。

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「他では買えないものを揃えていきたい」

-ブログでも書かれてましたが、かなり特急で内装をされてたみたいですね。

望月: そうですね。かなりダッシュでしたね。

-それにしても、ちょっとした什器や小道具がかなり洒落てますよね。

望月: やっぱりスタイリストだからか、そういうのを見て回るのはすごく好きなんですよね。全体的な世界観を作るのは面白いですし。外というかテラスのスペースがあったんで、ここに動物がいたら面白いなーとか、そういうのはパッと思いつくんです。

-そういう部分も含めて、「ハイカラ」に漂う不思議な世界観っていうのができてますよね。

望月: そうですね。あと什器で特に気に入ってるのはハンガーラックで。目黒通りにある「Kousei Werkstatt」っていうお店で作ってもらいました。

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-あ、そうなんですね! フイナムでもニュース書かせてもらったりしてます。ものすごくセンスのいいお店ですよね。

望月: そうそう。かなり無茶言って作ってもらったんですけど(笑)。ありがたいですよね。友達にはかなり助けてもらってます。

-そういう人間関係が築けるのも望月さんならでは、ですね。

望月: まぁ長くやってますんで(笑)。あと、ちょっと思ったのは、最近すごくシンプルなお店が多いので、ごちゃごちゃしたお店がいいなって。例えば、僕は昔から「ハリウッドランチマーケット」がすごく好きで。

-はいはい。

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望月: ごちゃごちゃしてて探す楽しみもあるし、でもキレイにしてるし、見やすいしっていう。高円寺とか下北の古着屋さんとでも、物は多いけど、キレイに並べてる店とかも好きですね。だからそういう感じが、お店としては理想かなって思います。

-なるほど。まだ始まったばかりの「ハイカラ」ですが、今後何か新しい展開とかはあるんですか?

望月: ありますよ、たくさん。陶器とか、あと和菓子とかもやろうかなって思ってます。陶器はこないだ長野の作家さんで、とてもいい方を見つけたんですよ。そういう感じで、生活全体の中で面白いと思えるものはどんどんやっていきたいなって。

-色んな文化が混ざり合ってる感じが、とても望月さんっぽいですね。

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望月: そうですね。なるべく他では買えないものをできるだけ掘り下げて、探していくっていうスタンスでやっていきたいですね。この〈ミソグラフィー(mythography)〉っていう靴ブランドも、シューツリー込みで19800円とかですし。

-えっ! 安い!

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望月: そうなんですよ。こっちの〈H?Katsukawa From Tokyo〉っていうブランドは〈ポールハンデン(Paul Harnden)〉で修行してた勝川(永一)くんが作ってるんですけど、ウチのお店で打ち出そうとしているニューカマーです。ちょっとユーモアのある感じがいいんですよ。

-鼻ほじってますね、ソールで(笑)。

望月: こういう知名度的にはまだまだなブランドでも、いいものはたくさんあるんで、どんどん紹介していきたいですね。あとは、ファッションと健康を合わせた耳ツボジュエリーサロン「mimi pot salon」も併設してます。リフトアップや肩凝りに効果的で、女性だけでなく、男性にも人気ですね。ちなみに要予約ですが。そんな感じで、自分が本当に面白いと思ったものだけを、紹介していくお店にしていきたいなと思ってます。

-ざっとこう聞いただけでも、本当にオリジナリティの高いものが揃っていると思いますし、とても面白いアプローチだと思います。今後も望月さんならではのミックス感覚で色々ワクワクするようなものを見せてください。今日はありがとうございました!

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HAICARA
住所:東京都渋谷区恵比寿西1-31-14 グリーンマンション102
電話:03-6324-0377
営業:平日12時〜20時、土日祝日11時〜20時、月曜定休

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Shopping Addict Vol.13 July ~定番編~

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毎月恒例の企画「Shopping Addict」。7月は「定番」をテーマに、各編集部員のワードローブを紹介します。流行とは無縁の存在でありながら、何年経っても飽きのこない普遍的なデザイン。「定番」として語り継がれるモノたちには、やはり逸品たる理由があるんです。愛すべき不滅のアイテムたち、どうぞ!

Photos_Masaki Sato
Edit_Ryo Komuta,Jun Nakada
Design_Nakamuragraph

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Enchantment of Dr.Martens. Dr.マーチンに惹かれる理由。

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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じ ること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

Photo_Rintaro Ishige(VOL.01,04,05,06,07,08,09,10,12) , Yasuyuki Takaki(VOL.02,03),Yozo Yoshino(VOL.11)

Edit_Ryutaro Yanaka

馬場圭介 STYLIST/ENGLATAILOR by GB デザイナー
ロンドンと言えば、〈Dr.マーチン〉と言えば、必ず名前が挙がる馬場氏。ロンドンテイストのファッションに身を包み、もはやトレードマークとなるほど〈Dr.マーチン〉を愛用する氏に、出会いから購入に至るまでの経緯や、履きこなし方などについて訊きました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

馬場圭介(以下馬場/敬称略): いや~覚えてないなぁ...。どこで買ったんだろう? でも、熊本にはなかったと思うんだよ。

-どういったきっかけで購入に至ったのか、覚えていますか?

馬場: 何で知ったんだろう? 26歳くらいのときに初めてロンドンに行ってからかなぁ。

-そのときは既に、ロンドンテイストのスタイルだったんですか?

馬場: そんなこともなくて、わりと流行りモノも着てたね。当時、服を買う店はビームスくらいしかなくて。ユナイテッドアローズもなかったし、ロンドン好きなら赤富士、それかサンタモニカ、ヴォイスくらいだったから。

-今のスタイルが確立されてきたのは?

馬場: ロンドンに行ってからかなぁ。その頃は〈Dr.マーチン〉の8ホールを履いてたね。

-その頃は既に、シューレースもイエローに替えていましたか?

馬場: 替えてた、替えてた。

-ロンドンだと、シューレースの色替えに人種的な意味合いもありますが、意識なさってイエローだったんですか?

馬場: いや別に。オレは好みの色で、バーガンディには黄色が1番合うかなぁって。

-黒のDr.マーチンも履かれますよね?

馬場: そのときのシューレースは、絶対に白だね 。思想的なものは全く関係ないかな。

-それからはコンスタントに買い増していかれるわけですか?

馬場: そうだね。77年製の〈Dr.マーチン〉も持ってたんだけど、店に置いてたらJONIOが買ってったんだよね。それはスチールトゥで、コバにステッチがなくて、すごくカッコ良かったんだけど、ちょっとサイズが小さくて、痛くて履けなかったから。 それと歳取ると、なかなか体力が要る靴なので、昔程は履かなくなってきたかな。あと追い打ちをかけるようにイングランド製がなくなったりしたのもあったから。

-では、最近までは買っていなかったわけですね。

馬場: イングランド製がなくなるってときに、ブランドにお願いして、残っていた黒とバーガンディを買わせて貰って、それは履かずに取って置いてたね。

-イングランド製が復活したのを機に、また買うようになったわけですか?

馬場: そうだね。イングランド製じゃなくなったときは、シルエットが変わっちゃって「もう履けねぇぞ」ってなってたから。

-馬場さんの人生の中で1番履いている靴ですか?

馬場: 〈ローク〉とかも履いたけど、やっぱり1番履いてるのは〈Dr.マーチン〉かなぁ。

-馬場さんにとって〈Dr.マーチン〉の魅力とは、何ですか?

馬場: やっぱスキンヘッズでしょ。自分も坊主だったから「それならコッチでしょ」って。〈フレッドペリー〉のポロシャツか、〈ベンシャーマン〉のシャツに、細身のデニムで〈Dr.マーチン〉履いて、上着着るならMA-1。
履き始めは履きにくい靴だけど、馴染ませて自分なりの履き皺がついてくるとカッコ良いよね。

-ブーツ以外の短靴には興味はなかったんですか?

馬場: 短靴の〈Dr.マーチン〉は履かないね。昔は飲み行くときも〈Dr.マーチン〉履いてたから、帰りが大変だったけど、それでもきちんと結んでたからね。人より少し早めに席を立って。

-それはスゴいですね。イングランド製も復活したので、これからも是非コンスタントに履いてください。脱ぎ履きはちょっと大変ですけど。

ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
電話:03-5822-6810
www.dr-martens.co.jp/
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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じ ること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

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Edit_Ryutaro Yanaka

田村貴之 AMERICAN RAG CIE BUYER / 7 DIRECTOR
かつて原宿を代表する名物スタッフとして注目を浴び、その後はフリーランスバイヤーとしてアメリカンラグ シーなどに携わる傍ら、代官山のセレクトショップ「7」のディレクターも兼任する田村氏。ファッションに対して敏感なアンテナを持ち、つねに第一線で活躍する彼に、出会いから購入に至るまでの経緯や、履きこなし方などについて訊きました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

田村貴之(以下田村/敬称略): 8ホールブーツを、恐らく16歳、高校1年生の頃に買いました。

-どういった経緯で購入に至ったのか、覚えていますか?

田村: まだ地元、徳島の学生でそんなにお金もなくて、〈レッドウィング〉なんかには手が届かなくて。それでも、カッコ良いインポートのブーツが欲しくて、買うことが出来たのが〈Dr.マーチン〉でした。

-パンクとかスキンズとかのカルチャーから、というよりはインポートのカッコ良いブーツとして取り入れたのですね?

田村: はい。僕にはパンクな精神は、まったくないので(笑)。なので、単純に見た目のカッコ良さと価格で決めました。

-当時は、どんなスタイルだったのですか?

田村: 完全にアメリカに傾倒したスタイルで、〈リーバイス®〉501に合わせる毎日でした。最初に黒を買って、その後チェリーレッドも買ったのを覚えています。

-その後は、どんな変遷を辿るのですか?

田村: 〈アニエス b.〉が流行ったときに、ホワイトジーンズに合わせていました。ジャストサイズのホワイトジーンズをロールアップして、フレンチ・カジュアルっぽく履いていたんです。なんとなくですが、モンキーブーツを履くような感覚で合わせていた記憶があります。

-懐かしい時代ですね。

田村: その当時はイエローステッチが気になってしまって...、「黒だったらイイのに」って思ってました。それからは少し疎遠な時期が続くんですが、最近また「良いな」って思ってきて。

-それでスタッズのモデルを履くようになったと。

田村: 最近、スタッズのシューズが気になってきていまして。

-〈クリスチャン・ルブタン〉とか、ですか?

田村: いえ、どちらと言うと〈チャーチ〉ですかね。モードというよりは、クラシカルなシューズメーカーがスタッズを打ったモデルをリリースするのが面白くて。それで〈Dr.マーチン〉に関しては、自分にはパンク・スピリット的なものはまったくないんですが、普段の格好に敢えて、サラッと取り入れるのがカッコ良いかなって。

-そのミックスは、気になりますよね。

田村: そして、今年は極力サンダルは避けようとも思っていまして。

-えっ? 夏はサンダルのイメージしかありませんが...。

田村: そうなんです。でも、今年からは頑張ってシューズを履いていくことを決意し、〈ファルケ(FALKE)〉のインビジブルソックスも全色買いしました(笑)。

-では、この夏は〈Dr.マーチン〉をサラッと履きこなす田村さんを街で見掛ける機会が増えるわけですね。楽しみにしています。

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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じ ること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

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小木 "Poggy" 基史 
UNITED ARROWS Buyer/UNITED ARROWS HARAJUKU FOR MEN Director
ユナイテッドアローズのプレスを経て、リカー、ウーマン&ティアーズを2006 年にオープン。現・ユナイテッドアローズ バイヤー兼、ユナイテッドアローズ&サンズ ディレクターを勤めるPoggy。今や世界のファッションシーンでも一目置かれ、今後のファッションを牽引していくであろう彼に、出会いから購入に至るまでの経緯や、履きこなし方などについて訊きました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

小木 "Poggy" 基史(以下Poggy/敬称略): 高校生のとき、地元の靴流通センターでサイドゴアブーツを買いました。

-それは〈Dr.マーチン〉のサイドゴアブーツを求めてですか? それとも、サイドゴアブーツを探していて出会ったのが〈Dr.マーチン〉ですか?

Poggy: サイドゴアブーツが欲しくて買いに行ったんだと思います。その後、この 「黄色いラベルは何だろう?」って調べて、〈Dr.マーチン〉に詳しい人に聞いて、カルチャー的な側面を学んでいきました。

-そこからは、どういった変遷を辿るのですか?

Poggy: その後、8ホールのブーツを買いました。その頃は、パンクを意識してましたね。

-当時は、どんなスタイルだったのですか?

Poggy: ライダース着て、細めのパンツを穿いていましたね。

-その後、読者の方もご存知の通り、さまざまなスタイルにチャレンジしていく訳ですが、そこに〈Dr.マーチン〉はありました?

Poggy: 一時期全然履かなくなって、『boon(※注かつて祥伝社から発行されていた男性向けストリートファッション誌)』が盛り上がっていたとき、スタッズベルトとかパンクっぽいテイストを取り入れるのが流行って、エナメルの8ホールを買って履いていました。その後は、高級な革靴を勉強していたせいもあって離れていたんですが、3~4年前に再び履きたくなってスチール入りのブーツを買って、自分でトゥのレザーを削って、スチールを出して履いていました。

-あれは、ご自身で削ったんですね。何かからの影響ですか?

Poggy: 知る人ぞ知る裏原宿カルチャーからの影響でした。当時のパンクスやパトリック・コックスのシューズが元ネタだったと思います。

-そんな流れから、ロキャロン社のタータンチェックに切り替えたウィングチップブーツを選ぶことになるわけですが、理由は?

Poggy: 今年の秋冬は、タータンチェックのスーツとか癖のあるブリティッシュな雰囲気のアイテムが、久しぶりに気になっていまして。そういう目線で見ると、ロキャロン社のタータンチェックとかは割りとぴったりで。カジュアルな格好した際にこのブーツを合わせたり、スーツにも合わせて少し大げさな感じで着こなすっていうのも良いかなって。しかも、イギリス製なのが嬉しいですし、レザーの雰囲気も良くなりましたよね。

-ちなみに、これからのシーズンに履き合わせるなら?

Poggy: 今だったら、モノトーンの着こなしにチェックを合わせるのが気分です。春夏は「色を取り入れて」って言われていますが、個人的にはモノトーンが気になっていまして。なので、じつは白の8ホールも気になっています。

-モノトーンが気になっている理由は?

Poggy: ストリート発信で、カジュアルをモノトーンでモードっぽく着こなす感じがカッコ良くて、気になっているんです。今回も〈ネクサスセブン〉のシャツですが、自分の中ではモード感を意識しながら着こなしているつもりです(笑)。そういう風に着こなしていくと、ビッグメゾンのシューズを選ぶのはベタ過ぎますが、〈Dr.マーチン〉はモードにも合うし、トラッドにもストリートにもフィットするので丁度良いんですよね。

-では、次は白の8ホールを履いて登場してください。

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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じ ること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

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小法師隆平 NuGgETSデザイナー
セレクトショップにてショップスタッフを経験後、2010年秋冬にシャツのみに絞ったコレクションからスタートした小法師隆平氏。広島に育ち、アメリカンカルチャーからスタートし、さまざまなファッションを体現してきた彼に、出会いから購入に至るまでの経緯や、履きこなし方などについて訊きました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

小法師隆平(以下小法師/敬称略): 高校1年生のときで、地元広島ではパンクが流行ってたんで、その影響で。

-そのときはどんなモデルを?

小法師: チェリーの8ホールです。広島でもカラーギャング的なのが流行っていたんですが、土地柄かみんなパンクな格好で。それぞれがカラーを使っていて、自分たちはブルーで、シューレースをブルーに変えて履いていました。

-ブルーの〈Dr.マーチン〉ではなく、紐だけ替えると。そのときの格好は、どんな感じだったんですか?

小法師: トップスはフライトジャケットで、細いパンツをロールアップするような割りと典型的なスタイルです。

-その後は、どういった変遷を?

小法師: その後、専門学校生時代はいわゆる専門学校生的な格好をしていたので離れていたのですが、前職時代にアメリカ的なファッションを吸収しつつ、さまざまなファッション・カルチャーを掘っていた結果、25~26歳のときにスペシャルズを代表するようなスカを知り、再度目覚めました。

-そのときは何を買ったんですか?

小法師: 8ホールでしたけど、今回持ってきたモデルはその当時に買い集めました。中でもタッセルローファーはよく履いていましたね。

-ちなみに、やっぱりスカっぽいスタイルになっていたのですか?

小法師: はい。スーツ着てという程ではなく、2トーンのシャツを着てくらいですけど。あと、イギリス軍に供給していたという迷彩のブーツも持っていたのですが、当時は難しくて履きこなせなかったんですが、最近は合わせられるようになってきましたね。

-カルチャーからの影響で履いてきた感じなんですね。

小法師: 完全にそうですね。

-そんな流れの中で、サイドゴアブーツに辿り着いたのは、どんな理由からですか?

小法師: 去年くらいからサイドゴアブーツにハマっていまして。自分の中でダンディーなイメージがあって、履く様も含めてカッコいいかなと。ただレザーソールの堅い印象になってしまうのは違う気がするので、〈Dr.マーチン〉が丁度良かったんです。

-ちょっとカジュアル感のある感じですね。では、このサイドゴアブーツは、どんな風に履きこなしますか?

小法師: いつものままですかね。あまりサイドゴアブーツに引っ張られるというよりは、今日着てるようないつもの格好に合わせたいです。

-了解です。他のシューズも大切に履いてください。

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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じ ること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

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沖嶋 信 ブランディング・プロデューサー
国内外のアパレルブランドのブランディング・プロデューサーとして活躍するだけにとどまらず、日本国内の伝統工芸職人たちの取材を中心にフォトグラファーとしての顔も持つ沖嶋 信さん。そんな彼に、出会いから購入に至るまでの経緯、履きこなし方などについて訊きました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

沖嶋 信(以下沖嶋/敬称略): わりと最近です。昔からイイなぁとは思ってたんですが、きっかけがなく。「いつかは僕も履きこなせる大人になったら」なんて考えていました。

-それが購入に至ったきっかけは?

沖嶋: アイコニックカラーのチェリーはちょっと苦手で...、とは言っても黒で編み上げのブーツって自分的にはなかなか履かない。とは思いながらも周囲でカッコ良く履いてる人はたくさん見てきたから「イイなぁ。いつかは履きたいな」っては思っていたんです。それで〈ステューシー〉別注のブーツがリリースされることになって、それを良いきっかけとして履くようになりましたね。その後〈U.E〉でリリースされたサイドがジップになったブーツで、ハイカットのモデルに対する抵抗もなくなって、頻繁に足を通すようになりました。

-実際に履くようになって、どんな風なスタイルに履き合わせていますか?

沖嶋: いつもと変わらないですね。そこまでドレッシーな靴ではないし、ワークっぽくもないから。スニーカーの延長くらいの感覚で取り入れています。

-〈Dr.マーチン〉のモデル選びの基準みたいなものはありますか?

沖嶋: 黒でローカットが多いかな。だから3ホールを買う機会が多いです。

-「イエローステッチが目立ちすぎて、苦手」なんて声も聞きますが、沖嶋さんは?

沖嶋: 気にはしますね。今回履いてるモデルもブラックステッチ等だったら、さらに良いですね。

-ちなみに、こちらのシューズはどんなきっかけで購入したのですか?

沖嶋: 原宿店をよく覗いていて、「どうせ履くならイングランド製を」と探していたときに、このモデルに出会って。このシボ革の感じが珍しいなって。

-あまり見掛けない感じの表情ですし、インナーのゴールドも珍しいですよね。

沖嶋: だから、ちょっと高額だったんですが、他の人とかぶらなそうなのも気に入って、2足買いしちゃいました。良い意味で〈Dr.マーチン〉の主張が全面に出過ぎていないのが好きです。

-ブランドに引っ張られ過ぎていない、と。

沖嶋: こういったモデルが記念モデルとして、イングランド製でリリースされているところにも惹かれますよね。

-これからの季節、どんな風に履きこなす予定ですか?

沖嶋: 最近はボックスシルエットのシャツに合わせることが多いですね。ちょっと大きめなボックスのシャツに、細めのウールのパンツで、コレを履くような。

-このシボ革が履き込むことで、どう育っていくのかが気になります。また経過を訊かせてください。

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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じ ること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

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荒木大輔 スタイリスト
熊谷隆志氏から独立した2001年よりファッション誌を中心にミュージシャンや俳優のスタイリングを手掛け、プライベートではサーフィンに傾倒し、魅力的なライフスタイルを実践する荒木大輔さん。そんな彼に、出会いから購入に至るまでの経緯や、履きこなし方などについて訊きました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

荒木大輔(以下荒木/敬称略): 高校生のときに8ホールのブーツを買いました。

-買うことになったきっかけを教えてください。

沖嶋: パンクが流行っていた時期でもありましたし、地元・群馬県がパンクスが多い街だったんです。ロカビリーとパンクスと、ヤンキーの街って感じだったから、周りにも履いている人が多かった。エンジニアブーツ履く派か、〈Dr.マーチン〉履く派か、ラバーソールか、〈VANS〉か、みたいなノリで、自分も自然と履くように。

-その頃って、どんな風に履いてました? やっぱりパンク気味?

沖嶋: いえ、古着の〈リーバイス®〉501を太めに腰履きして、そこにシューレースをギュッと絞った〈Dr.マーチン〉を履いてましたね。

-その後は、どういった変遷を?

沖嶋: そこから結構疎遠だったんですよね。じつは、前のアシスタントに芦野っていう女性がいて、彼女がつねに3ホールのエンジのプレーントゥを履いてたから。

-アシスタントと同じシューズを履いてるのも、どうかと。

沖嶋: そう、「これ、芦野っぽいな」って(笑)。でも最近、周囲の人が履いてるのを見てたら、あらためて欲しくなって。

-〈Dr.マーチン〉を久しぶりに履き始めて、いかがですか?

沖嶋: やっぱり履きやすいですよね。

-生産国にこだわりはあります?

沖嶋: 全然ない。USA製とか、ENGLAND製とかだと少し惹かれますが、それ以外を取り入れていくのもまったく問題ない。わりと雑食です(笑)。なんとなく確認はするけど、モノとして気に入ったなら買っちゃいます。

-今回、3ホールの黒のプレーントゥで、イエローステッチを選んだ理由は?

沖嶋: 真っ黒の靴って、重くて結構苦手なんです。ちょっとステッチに色が入ってたり、ソールが別色だったりの方が取り入れやすいんですよ。マットブラック1色だと、足元が重く感じちゃうから選ばないですね。

-どんな風に履きこなすといった自分的なルールは、ありますか?

沖嶋: なんとなくシャツに合わせたいかな。UKっぽいし(笑)。すごく安易な発想ですが、Tシャツだとどうしても西海岸っぽくなるし、自分のワードローブの中だとアメリカっぽい物が多くなるので、裾がテーパードしてるパンツ、スラックスにシャツで合わせていくのが気分ですかね。

-では、自分らしい一足に育てあげてください。

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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

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青柳文子 モデル
『Zipper』『古着MIX ガールズ』といった青文字系雑誌にて爆発的な人気を誇り、自身のスタイルブック『青柳文子の本』の出版や、さまざまなブランドとのコラボなど八面六臂な活躍を見せる青柳文子さん。そんな彼女に、出会いから購入に至るまでの経緯や、履きこなし方などについて訊きました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

青柳文子(以下青柳/敬称略): 最近、この黒の6ホールブーツを初めて買いました。

-買うことになったきっかけを教えてください。

青柳: 原宿の〈Dr.マーチン〉ショップには何度も通ってみたんですが、いつも迷いすぎて決められなくて帰るというのが続いていたんです。ちょっと本気っぽすぎて、自分にはハードルが高いかなって。

-それが購入に至った経緯は?

青柳: その後、撮影で〈Dr.マーチン〉を履く機会があって、実際に履いてみたら、凄く履きやすいので決断しました。

-この黒の6ホールブーツを選んだ理由は?

青柳: 足元にボリュームが出るスタイルが苦手で、だからスッキリしたシルエットが良いかなって。8ホールとかになってくると、私にはバランスが取りにくくて、6ホールくらいが丁度良かったんです。黒を選んだのも締まってスッキリ見えるし、どんな服装にも合わせやすいので。

-普段、ブーツはよく履きますか?

青柳: 冬は履きます。今までは、脱ぎ履きに手間取るので敬遠しがちだったんですが「履きたい」願望はありました。

-〈Dr.マーチン〉を実際に履き始めて、いかがですか?

青柳: 最初は履き口があたって痛かったんですが、慣れてきたら履きやすいですね。撮影で古着の〈Dr.マーチン〉履いたときは凄く履きやすかった印象があるので、足に馴染むまで履き込みたいです。

-どんな着こなしに合わせていますか?

青柳: 黒だからどんなスタイルにも合うんですが、細いパンツを穿いてるロックっぽい人に憧れていたんで、真似してみようかなって(笑)。でも実際に穿いてみたらトップスに何を合わせたら良いのか迷ってしまって、今日も悩みました...。

-ははは。それで〈フィンガリン〉のコートを着てみたと。

青柳: メンズなので、思い描いているスタイルに近づくかなって。細いパンツが穿きたくて、いつもチャレンジするんですが毎回トップスで悩んで、街行く細いパンツの男のスタイルを思い出すんですが、自分のクローゼットには無かった...。

-でも男の子っぽさと可愛らしさをミックスされてイイ感じに仕上っていると思いますよ。

青柳: 最近、あまり買い物にも行ってなくて着る服がなくなってきているので、〈Dr.マーチン〉と細いパンツに合うトップスを買いに行こうと思います。

-ぜひ、自分らしい1足に育て上げてください。

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月本エリ DJ
『SEVENTEEN』でモデルを経験後、2007年より読者モデルとして活躍。その後自身の著書『読モのくせに』、『読モーサツ』をリリースしたり、ファッションディレクターやDJ、モデルなどマルチに活動する月本エリさん。そんな彼女に、出会いから購入に至るまでの経緯や、履きこなし方などについて訊きました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

月本エリ(以下月本/敬称略): 17歳くらいのとき古着屋で黒の8ホールを買いました。

-買うことになったきっかけを教えてください。

月本: 10代の頃はセックスピストルズとかが好きで〈ジョージ・コックス〉のラバーソールも履いていたんですが、もう少しファッションのルーツを勉強したら、モッズとかスキンズとかに興味が湧いて、それなら8ホールは持っていた方がいいかなと思いました。ただ、当時はあまりお金が無かったので、原宿の〈Dr.マーチン〉ショップをのぞいても買えなくて、古着で探して買いました。

-その当時は、どんな格好に合わせていたんですか?

月本: 革ジャン着たりはせず、そこまでスキンズやパンクっぽい格好ではなかったんですが、スタッズが打ち込んである犬の首輪みたいなのはしてました(笑)。

-テイスト的に取り入れていた、と。それからはコンスタントに履いていますか?

月本: はい。履き心地も良くて歩きやすく、革靴特有の靴擦れもなかったので、その後はバーガンディやレオパード柄の、ずっと8ホールを買って、履いていますね。

-8ホールに対するこだわりがあるんですか?

月本: 女性なので、男性っぽい短靴はコーディネイトが難しいなって感じていたんです。当時は髪の毛の短くて、メンズっぽいスタイルになり過ぎることを気にしていたからですね。でも、今はあえて男の子っぽい格好をして、メイクで女の子っぽく仕上げるスタイルに至っています。

-となると、〈Dr.マーチン〉の短靴は初めて?

月本: そうですね。ローファーは気になっていたんですが、レザーの短靴はレザーソールの方が好みだったので、なかなかチャレンジする機会がなかったんです。でも最近は、メゾンのブランドでもラバーソールのレザーシューズが登場し出して、可愛いなぁと思うように変化しました。

-このゴールド×シルバーコンビのウィングチップを選んだ理由を効かせて頂けますか?

月本: 今ってトレンドのひとつにシャイニーな素材や、ゴールドやシルバーがあるんですが、服やバッグで取り入れるのはなかなか難しくて。でもシューズなら取り入れやすくて可愛いし、普段Tシャツにデニムという格好が多くて地味になりがちなので、アクセントとして取り入れるには最適なんです。アクセサリーもゴールドとシルバーを組み合わせて着けているので、それにもマッチするかなと思って選びました。

-素敵なコンビネーションですね。

月本: じつは膝上であるロングブーツもカッコイイな、と思ったんですが、実際にタウンユースで履くとなるとハードルが高めかなと思って、コッチを選びました。

-ぜひ次はチャレンジしてください。今日はありがとうございました。

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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

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黒澤 充  スタイリスト
『BRUTUS』や『GINZA』などファッション誌での活躍だけに止まらず、2013年はBEAMSのカタログにてスタイリングを担当。アラサー世代の中で最も注目を集めるスタイリストの1人、黒澤 充氏にDr.マーチンとの出会い、愛用してきたモデルなどについて訊きました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

黒澤 充 (以下黒澤/敬称略): 高校生のときにワンストラップのシューズを買って、いまでも実家に置いてありますね。まだ田舎の高校生で、全然お洒落じゃなかったけど、憧れて買いましたね。

-ちなみに、当時は何に憧れていたんですか?

黒澤: イギリスです(笑)。今では考えられないですが、バリバリのオアシス(oasis)好きでした。

-その当時は、どんな格好だったんですか?

黒澤: MA-1を着るようなパンクやスキンズではなく、ブリティッシュ・ロックな感じ? 何せ、お洒落ではなかったんです。恥ずかしい話ですが「チェック」という言葉すら知りませんでしたから。

-今からは考えられませんね。

黒澤: 今考えると、オアシスもDr.マーチンを履いていたのかも不明なんですよ。当時、もうオアシス=イギリスで、イギリスの靴ってことでDr.マーチンを買ったんです。

-ははは。では、なぜブーツでなく、ワンストラップのシューズだったのですか?

黒澤: 「 8ホールとかは履きにくそう」と思ったからですかね(笑)。しかも「オレ、パンクじゃないし」。スケボー乗ってたから出来ればローカットが良くて。

-はははは。なるほど。

黒澤: あと、ラフ・シモンズとのコラボレーションモデルも青山にあった直営店で買ってました。ブラウンの3ホールシューズです。

-あのモデルは名作でしたね。

黒澤: 今だと、この黒の3ホールが気分ですね、どんな格好にも合いますし。チノパンを穿くことが多いんですが、オーソドックなシューズ感覚で取り入れられます。ウィングチップやブーツになってしまうと、どうしてもキャラが強くなってしまうので。

-着こなし方としては?

黒澤: チノパンにDr.マーチンという組み合わせが好きですね。アメリカ的なアイテムに、あえてアメリカの靴は合わせず、Dr.マーチンを持って来る。そんなハズしがお洒落なんじゃないですか。

-ありがとうございました。

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渡辺俊美  TOKYO No.1 SOUL SET / THE ZOOT16
TOKYO No.1 SOUL SET のギター、ヴォーカル、サウンド・プロダクションを担当するのに並行して、猪苗代湖ズやソロユニットTHE ZOOT16でも活躍する渡辺俊美さん。フイナムでもお馴染みとなった氏に、出会いから購入に至るまでの経緯や、愛用しているモデル、その履き方などについて訊きました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

渡辺俊美(以下渡辺/敬称略): 18歳のときに買いました。

-買うことになったきっかけを教えてください。

渡辺: 当時シャッフル(SHUFFLE)っていうスキンズのバンドだったり、海外だったらパンクのフォースキンズ(4 SKINS)がすごく好きで、やっぱり音楽からの影響が大きいですね。あとはポール・シムノン(Paul Simonon)[ ※編集部注:ザ・クラッシュ(The Clash)のベーシスト] が履いているのを見たりして、〈Dr.マーチン〉を買って「白紐」に替えたり...。ただ、後々その「白紐」っていうのが、色々な意味を持っているのを知りました。

-ちょっと政治的な側面がありますからね。

渡辺: その後、オデコ靴が流行って、スチール入りのブーツを買いました。あとはBEAMSで買ったりもしましたね、当時BEAMSに〈Dr.マーチン〉が売っているというのがとにかく新鮮で。あと思い出は、25歳の頃、今のさまぁ~ずさんのスタイリストが知り合いで、彼らに会った際に〈Dr.マーチン〉をプレゼントしました。

-なんだか不思議なエピソードですね。

渡辺: 当時まだバカルディで、「彼らをお洒落にしたい」との相談を受けたので、「オレが〈Dr.マーチン〉をプレゼントするよ」って。

-当時の俊美さんのスタイルは、どういった感じだったのですか?

渡辺: MA-1に合わせたり、ジーンズとGジャンで。今と変わらないんですけど、僕の場合はもろスキンズが好きな訳ではないので、ファッション的にスキンズだったりモッズだったりのテイストを取り入れたりしていました。買っては、つま先が反るように形付けしたりもしました。でも、ずっと〈Dr.マーチン〉は好きですね。

-あるときを境に生産国が変わりましたが、その影響はありましたか?

渡辺: 最初は抵抗があって、30歳を過ぎてからはあまり履かなくなっていましたが、40歳になってTHE ZOOT16とかをスタートさせたのを機に「やっぱ男はマーチンだべ」って、黒とチェリーを買い直しました。こういう男らしさというか、アメリカのデニムのように労働者階級の人たちにも愛されるアイテムをどう自分なりに履きこなすか、そういうことに興味があるんです。

-カッコ良いですよね。

渡辺: 希望を言うなら、最近はシェイプが細くなってきてるので、昔に戻すではないですが、丸みのあるポコッとシルエットのモデルが増えたら嬉しいですね。それと、もしグレーとブラックコンビのサドルシューズが作れたりしたら欲しいですね。

-今回もありがとうございました。

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西山徹  WTAPS® ディレクター
1993年に40% AGAINST RIGHTSを始動、1996年よりWTAPS®のディレクターとして活動を続ける西山徹さん。〈Dr.マーチン〉を履くことになったのは約10年前で、きっかけはバイク。出会いから購入に至るまでの経緯や、愛用しているモデル、その履き方などについて訊いてきました。
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-初めて購入したときのことを訊かせていただけますか?

西山 徹(以下西山/敬称略): はっきり、いつかは憶えていませんが、10年くらい前ですね。

-買うことになったきっかけを教えてください。

西山: 当時バイクに乗るときに、エンジニアブーツやワークブーツではなく、手頃で気張っていないモノを探していまして。そのときに〈Dr.マーチン〉の10ホールのスチール入りの存在を思い出して、買ってみました。

-カルチャーからというよりは、実用的な靴として購入したわけですか?

西山: そうですね。もちろん、中高生の頃に周囲にそういったファッションをしている方は多く、イギリスの音楽にも触れていたんですが、自分はスケートボードの側のカルチャーにいたので取り入れてはいなかったんです。

-ちなみに、10ホールのスチール入りというモデルを選んだ理由を訊かせて貰えますか?

西山: 自分が乗っていたのはハーレーなんですが、足が潰れないようにだったり、乗車姿勢になるときはスネぐらいまで隠れるブーツが良いなと思ったからですね。そのときは、10ホールのスチール入りのブラックと、スチール無しのブラックとオックスブラッドと、3足まとめて購入して、バイクのときはスチール入り、歩くときはスチール無しを履いていました。

-バイクに乗らないときも履くようになっていったんですね。

西山: 軽いですし、エンジニアブーツに比べて割りと薄めなので、足に密着した感じもして歩きやすかったので。その後、2010年秋冬に〈Dr.マーチン〉とコラボレーションをしました。イギリスのノーザンプトンにある〈Dr.マーチン〉の1番古い工場で、ブラックとオックスブラッドの8ホールを80年代のラストを使って作って貰いました。今はそのモデルと、当時購入した10ホールを履いていますね。

-履き方のこだわりなどはありますか?

西山: シューレースのレースアップはパラレルで、アイレット間が狭いから広がるよりキュッと締めて。あとバックのタブは後ろに折りシューレースで留めて履きます。

-真似する方が増えそうですね。今日はありがとうございました。

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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

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尾花大輔  N.HOOLYWOOD デザイナー
N.HOOLYWOODのデザイナーとして活躍。ニューヨークコレクションでも高い評価を得ている尾花大輔さん。ファッションを中心としたルーツは、アメリカにあるものかと思いきや、意外にもイギリス発の〈Dr.マーチン〉を愛用しているとの噂を聞きつけ、早速取材を。購入に至った経緯や、愛用している理由を訊いてきました。
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スニーカー感覚で。

-正直、あまり尾花さんに〈Dr.マーチン〉というイメージはなかったのですが...。

尾花大輔(以下尾花/敬称略): 15~16年前くらいに、アメリカの古着屋さんとか、自分の周りの人達がスニーカーのように履いてる姿が衝撃的で、「ゴーゲッター(go-getter)」時代に8ホールではなく、ウィングチップの短靴をセレクトして売ってました。そこで〈Dr.マーチン〉を敢えてイギリスっぽい格好ではなく、アメカジっぽく履くのが新鮮なんじゃないかなって思って。

-というと、パンクスやスキンズなどカルチャー的な側面からの影響ではないんですね。

尾花: はい。カルチャーから、というよりはスニーカーっぽく履いたら格好良いんじゃないかなっていうスタイルからでした。実際履いてみると、履きやすくて楽ですし。当時は白ステッチを中心に探しました。黄色いステッチは、〈Dr.マーチン〉色が強かったので。

-その辺は、カルチャーではない側面から入ったが故のセレクトですね。

尾花: あと、〈Dr.マーチン〉が面白いのはウィングチップが、外羽根のロングウィングチップでアメリカっぽいところかな。イギリスの靴って言うと内羽根の印象が強いんですが。そこにも心惹かれるかな。

-スニーカー感覚で、アメリカ的に。

尾花: こっちのプレーントゥを選んだときは、なんとなくプレーントゥを履きたいなと思ったときに普通のプレーントゥだと、つまらないなって思って、〈Dr.マーチン〉のステッチ無しを選びました。

-選ぶ基準はありますか?

尾花: 当時は、敢えて履いてみようなんて思ってましたね。でも、あんまり考えないで履けるっていうのが〈Dr.マーチン〉の良さだと思うし、どんなスタイルに合うのが良いかなって。高級革靴になってしまうと、気を使わずに履けないから。

-尾花さんにとって、"スニーカー感覚で履ける靴"っていうのが重要だったりしますか?

尾花: あとは、失礼かもしれないけど、雨の日に履けるっていうのもありがたい。イギリスも雨の多い国だから、こういうソールにしたのか、と思ったり。雨の日の靴って悩むけど、〈Dr.マーチン〉なら安心して履けるのも嬉しいです。

-ちなみに、次に欲しいモデルなんてありますか?

尾花: 10数年前にインラインの中から買い付けさせて貰ったオールグレースウェードのモデルがあったんですが、それが格好良かったから欲しいかな。

-格好良さそうですね。ちょっと掛け合ってみましょうか?

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NIKE LUNAR ICONS A to Z

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〈ナイキ〉が誇る最先端のテクノロジーと、スタイリッシュで美しいデザインを兼ね備えたコレクションを展開しているライフスタイルカテゴリー〈ナイキ スポーツウェア(NIKE SPORTSWEAR)〉。その最新作「NIKE LUNAR ICONS」では、〈ナイキ〉を代表する過去の名作に最先端のソールテクノロジー「ルナロン」を搭載して、より快適に進化を遂げた注目モデルがラインナップ。では、このコレクションは僕らのライフスタイルにどのようなイノベーションを起こしてくれるのか。その可能性と魅力を「A to Z」、26のキーワードから紐解いていきます。

Illustration_ Andrew Joyce
Edit_Hiroshi Yamamoto

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〈ナイキ〉が誇る最先端のテクノロジーと、スタイリッシュで美しいデザインを兼ね備えたコレクションを展開しているライフスタイルカテゴリー〈ナイキ スポーツウェア(NIKE SPORTSWEAR)〉。その最新作「NIKE LUNAR ICONS」では、〈ナイキ〉を代表する過去の名作に最先端のソールテクノロジー「ルナロン」を搭載して、より快適に進化を遂げた注目モデルがラインナップ。では、このコレクションは僕らのライフスタイルにどのようなイノベーションを起こしてくれるのか。その可能性と魅力を「A to Z」、26のキーワードから紐解いていきます。

Illustration_ Andrew Joyce
Edit_Hiroshi Yamamoto

AF1
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満を持して登場した「AF1」の後継機。
〈ナイキ〉を代表するソールテクノロジーである"ナイキエア"。そのナイキエアを初めて搭載したモデル「ナイキ エアフォース1」は、パフォーマンスからストリートカルチャーへの道筋を作り出したスニーカー史に残る名作と言えるでしょう。
そんな「ナイキ エアフォース1」が30周年を迎えた2012年に発売されたのが、クッション性抜群のルナロンクッションを合わせた「ナイキ ルナフォース1」です。その最新モデルとして、立体成形したワンピースアッパーに美しいグラデーションがあしらわれたバージョンと、レザーのアッパーにハイパーフューズテクノロジーを採用した2つのタイプが、「NIKE LUNAR ICONS」から登場。
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(左3足)ナイキ ルナ フォース 1 VT メッシュ 各¥13,650
(右2足)ナイキ ルナ フォース 1 フェーズ レザー 各¥14,700
アメリカ大統領専用の空軍機にちなんだネーミングを与えられ、その勇ましいモデル名に相応しい人気を獲得してきた「ナイキ エアフォース1」。その後継機として「ナイキ ルナフォース1」が今後どのような飛躍を遂げるのか、その動向にも注目が集まります。
Photo_Kengo Shimizu
Styling_Shun Katagai
ナイキお客様相談室
電話:0120-500-719
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BACK NUMBER
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〈ナイキ〉が誇る最先端のテクノロジーと、スタイリッシュで美しいデザインを兼ね備えたコレクションを展開しているライフスタイルカテゴリー〈ナイキ スポーツウェア(NIKE SPORTSWEAR)〉。その最新作「NIKE LUNAR ICONS」では、〈ナイキ〉を代表する過去の名作に最先端のソールテクノロジー「ルナロン」を搭載して、より快適に進化を遂げた注目モデルがラインナップ。では、このコレクションは僕らのライフスタイルにどのようなイノベーションを起こしてくれるのか。その可能性と魅力を「A to Z」、26のキーワードから紐解いていきます。

Illustration_ Andrew Joyce
Edit_Hiroshi Yamamoto

BLAZER
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美しく進化を遂げる。〈ナイキ〉史上初のバッシュ。
〈ナイキ〉史上初のバスケットボールシューズである「ナイキ ブレーザー」。バスケットボールへの参入を発表した1972年に発表されたこのモデルは、当時としては最新鋭の機能のみならず、今もなお色褪せない美しいルックスで幅広い層に人気を博しました。
バスケットボールシーンから、スケートボード、さらにはライフスタイルにいたるまで、時代と需要に合わせて進化を続けてきた「ナイキ ブレーザー」が、ナイキ ルナロン クッションニングを合わせた「ナイキ ルナ ブレーザー」としてバージョンアップ。
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ナイキ ルナ ブレーザー 各¥10,500
ヒールにはエクスターナルヒールクリップを採用し、これまで以上にホールド感を高め、日常的な歩行に快適性をプラス。発売から40年という時を経た今、当時と変わらぬ美しい佇まいはそのまま、タウンユースに適したモダンなシューズへと生まれ変わっています。
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Fashion Lifehack あなたのファッションIQを押し上げるライフハック情報 vol.01 ~ボタンの付けかた~

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服好きならメンテナンスもできて当たり前。なかでも一番初歩的なメンテナンスのひとつがボタンの付け方です。そもそもボタンの付け方にスタンダードなんてあるのか。いや、あるんです。シャツやジャケット、アウターなど、アイテムによって使う糸が違ったり、セオリーがちゃんと存在するんです。というわけで、第1回は"ボタンのつけかた"を極めます。

Edit_Jun Nakada

4つ穴ボタンを制する者はボタン付けを制す。
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はさみ、針、糸があれば大丈夫。
"リバウンドを制する者は試合を制す"と『スラムダンク』の一説にあるように、ボタンの付け方にも同じことが言えます。

まずは基本となる4つ穴ボタンをマスターすること。これができないことには何も始まりません。逆に言えば、4つ穴ボタンさえマスターすればその他すべてに応用がきくということです。シャツやジャケット、アウターなど、選ぶ糸の種類が異なる場合はあっても、その大多数は4つ穴ボタンが使われています。

それでは早速、針と糸とはさみを準備して、やってみましょう!
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しっかり巻きつけること。
手縫いでは布地を縫い始める時に、糸の端を玉結びします。これは縫った糸が抜けないようにするためです。まず糸の端の方を、人さし指の先に1回巻きつけます※①。
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ねじりながら慎重に引きます。
親指で糸を押さえながら人さし指をずらすようにして、輪になった糸を数回より合わせます※②。
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解けないように強く引く。
より合わさった所を中指で押さえ、そのまま糸を引くと出来上がりです※③。
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裏から針を通さないように。
ここからが本題です。縫いはじめは表地から針を通します※①。裏地から針を通した場合、玉結びが見えてしまうので、表地からの方が仕上がりが綺麗です。その後は裏表を2往復ずつ縫っていきます。
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少しだけ余裕を持たせましょう。
ここで注意すべきなのは、ボタンと生地の間に余裕を持たせること※②。これは生地が厚いとボタンが閉めづらかったり、生地が引っ張られて傷をつけてしまう場合があるので、ボタンと生地の糸の周りをグルグルっと巻いて隙間(糸足)を作ってあげる工程です※③。
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生地によって巻く回数は変えてね。
基本シャツやテーラードジャケットは3回巻きが主流ですが、ヘビーアウターやレザーものなど特に厚みのある生地は5~6回巻いて、しっかり糸足をつくっておきましょう。
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ちょっとした裏技。
そして最後は玉止めして終了......ではなく、糸を切る前に先ほど作った糸足部分に一度針を通しましょう※④。見た目の綺麗さに加えて、糸の解れを防ぐ効果があるんです。
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はい、完成!
これで、もうボタンの付け方を極めたも同然。今度ボタンがとれた時は実践あるのみです。くれぐれもわざと自分でとらないように。
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4つ穴ボタンの色んな付け方。
補足ですが、4つ穴ボタンの糸の通し方はたくさんあります。クロス掛けと言われる"×"のタイプ※①と、縦に2本の下駄掛け※②が一般的で耐久性も高いと言われていますが、そこは好み半分。ひとつのデザインとして捉えて、遊び心を出してみるのもいいかもしれませんね。
アイテムによって使う糸を変えましょう。
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左から、50番手、30番手、20番手。
アイテムによって番手を変えるのがベスト。番手とは糸の太さを表す単位で、一定重さ当たりの長さのことです。数字が小さいほど太く大きいほど細い、要は20番手の方が50番手よりも太いということです。ちなみに太い糸を太番手、細い糸を細番手とも言います。
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太さの違い、分かりますか?
左から50番手、30番手、20番手。それこそ昔はコットン100%の綿糸が大半でしたが、近年は化学繊維の発達もあり、より強度の増したポリエステルの糸がほとんどです。

以上のことを踏まえて、シャツ、ジャケット、アウターの3つで比較してみました。参考までに、糸の色は元々付いていた糸の色を踏襲するのがベター。
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シャツの場合は40番手。
シャツは一般的に40番手で付けるのが理想的。写真は左が30番手、右が50番手で縫い付けたものです。右の方がスッキリ見えますよね? 生地感に糸の番手を揃えるように心掛けましょう。
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細い方がスマートでしょ?
通常白シャツの場合は白糸が通例ですが、あえて赤糸や青糸で縫うことで、表情にアクセントを持たせる強者もいるようです。その人なりのセンスがでるということですね。
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ジャケットはとにかく美しく。
テーラードジャケットは"より美しく"をモットーに。糸は30番手が良好。大事なのは、シャツのように一枚ではなく二枚張りになっているので、表地だけを摘んで縫い始めることです。最後の一針だけは裏地を通して、必ず表地で玉止めを。
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糸の色は生地に合わせるのが通例。
写真ではフロントボタンを紹介していますが、カフス部分に関しても同じです。出来るだけ裏地には縫い跡を残さないようにするのがスマートですね。
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生地の厚いアウターには力ボタンを。
アウターはひと手間が大切です。まずシャツやテーラードジャケットと違って生地が厚いので、選ぶ糸は20番手以下が賢明かと。それから、出来る限り力ボタンを付けましょう。力ボタンとは裏から補強するために付けるボタンのことで、表のボタンと一緒に縫います。
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透明な力ボタンもあるよ。
要領は4つ穴ボタンとほぼ同じです。透明タイプの力ボタンを使うことが多いですが、特に決まりはなく、生地の色に合わせたものでもOKです。生地を傷めないという意味では、ないよりは絶対あった方がいい、隠れた手間と言えますね。
番外編〜デニム〜
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デニムのボタンも千差万別です。
デニムのボタンはとても厄介です。ごくたまにトップボタンが取れてしまうこがありますよね? こればっかりは4つ穴ボタンで応用して......というわけにはいきません。普通の服のボタンと違って、生地に縫い付けているわけではなく、生地の裏側からピンの付いた金具を差し、表面のボタンに打ち込んでいるのです。

なので、ボタンが取れた時は、そのボタンを活かして縫い直すことは出来ません。新たにボタンを買い直すことになります。このボタン探しがまず第一歩。小さな手芸店では難しいですが、大きな手芸店に行けばあらかた揃っています。
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穴のところにボタンと生地を合わせます。
次にジーンズの状態を確認。壊れたものが残っているのならニッパーなどで外しますが、この時生地を傷めないように注意して行います。生地の状態を見て穴が広がっていたり解れていた場合は補修しましょう。

金具の留め方は、固い台の上にボタンの表面を下にして置き、生地の表面を下にして当て、上からピンを差してボタンの穴に差し込みます。
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セットできたら、上のレバーを下にプッシュ!
あとはこの上からハンマーで叩いてピンをボタンの中で潰す感じで固定すれば出来上がり。最後にボタンを手で回してみてしっかり固定されていればOKです。

写真は直し屋さんで実際に使っている道具。力をさほど入れなくても難なく仕上がります。確かに便利ですがサイズが大きいので、家庭用というわけにはいきませんね。手芸店に行けば、もっと小さな道具が手に入るのでご心配なく。
あとがき
"この歳になって、今さらボタンの付け方なんて聞けない"という方、たくさんいると思います。確かに今回の取材で、ボタンの付け替えで直し屋さんに来る人が結構いると訊きました。別にそれが悪いことではありませんが、糸と針とハサミがあれば事足りるわけですから、この際、憶えておいて損はないはず。自分の服のボタンぐらい自分で付ける、それってちょっとカッコ良くないですか?

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吉田真希さん
B*Reform Works Studio マネージャー
気さくで明るく、爽やかな笑顔がチャームポイント。勤続10年のベテラン選手。

B*Reform Works Studio
住所:東京都渋谷区神宮前6-18-14-3F
電話:03-5766-4137
www.baycrews.co.jp/reformworks
ボタン1つの付け替えからパンツの丈詰め、リサイズなど、直しだけでなく、お客様の要望に合わせたデニムのリメイク、300種類以上から選べるボタンオーダーも受け付けるなど、取り組みは多岐に渡る。

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What's PHANTOM? PHANTOMの魅力を探る座談会。

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今季、これまでのイメージを覆す新テキスタイル、「FLAMMO(フラモ)」を武器にコレクションを展開する〈ハーレー(Hurley)〉。vol.01~vol.04では、この「フラモ」をフィーチャーしてきましたが、最後は〈ハーレー〉の代名詞であるボードショーツ「PHANTOM」にフォーカス。ファッション業界で働きながら、プライベートではサーフィンをこよなく愛する4名を招集、座談会を開催しました。彼らが語る「PHANTOM」の魅力とは?

Photo_Taijun Hiramoto

Edit_Jun Nakada

サーファー目線で考える「PHANTOM」
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-そもそも一緒にサーフィンに行かれることはあるんですか?

名村: 原田さんとはまだご一緒したことないですね。

原田: 正直、最近サーフィンに行けてないっていうのもあったり。

荒木: ちょっとサボり気味みたいな(笑)

名村: 荒木さんと柿本さんはショート、僕と原田さんはロングなんで。

-使う板によって何か変わるんですか?

荒木: 大きな差はないんですけど、乗る波のタイプがちょっとだけ変わるんですよね。まぁ正直言うと、波があればどっちでもいいんです。

名村: 荒木さんと柿本さんとは最近ご一緒させてもらって。

柿本: そうでしたね。たしか3,4週間前でしたよね。

荒木: そうそう、台風が来るって言うんで、気合い入れて乗り込んだら全然来てなかったっていう(笑)

-今ぐらいの時期(7月下旬)になると、もうウェットスーツではなくボードショーツですか?

荒木: そうですね、今年はまだ解禁してないですけど。

名村: 僕はもうボードショーツでやってますよ。

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-実際にサーフィンされていて、ボードショーツに求めるのはどんな部分ですか?

名村: やっぱり動きやすさですね。

柿本: そうですね、稼動域の広さというか。

荒木: 僕は程良いフィット感と動きやすさが第一条件で、あとはちょっと洒落ててほしいなって。

名村: 思いっきりシンプルか、派手な方がいいですね。

荒木: あまり地味に落ち着きすぎちゃっても面白くないしね。

原田: 僕は意外とデザイン重視だったりします、自分が持っているボードとの色のバランスもありますし。そこに素材感が付いてくればって感じで、この〈ハーレー〉のボードショーツは触ったことのない素材感ですね。

荒木: 一度履くと他のボードショーツ履けなくなりますよ。僕は〈ハーレー〉のボードショーツデビューが早かったというのもありますが、「PHANTOM」を穿いてからフィット感重視になりましたね、もう伸縮性がないとダメみたいな。

-なるほど、動きやすさや素材感、デザイン性の3拍子揃ったものがいいということですね。丈のバランスに関してはどうですか?

荒木: 丈はここ最近一番気になる部分かもしれないですね。

柿本: たしかに言われてみればそうですね。

-そこは、いわゆるサーフシーンにおいてのトレンドみたいな部分も含まれているんですか?

荒木: いや、というよりも街のトレンドと同じだと思うんですよ。

名村: ちょっと丈が短めで、クラシックなデザインっていのうが、最近の気分かもしれないですね。

荒木: 街でも丈の短いショーツを履いてる人多いじゃないですか。それって海でもそうなんですよ。

-トレンドは、海も街も同じだと。

荒木: そうなんです。だから逆に丈の長いのを履くと、ちょっと古くさく感じてしまうんですよね。

名村: 実は僕が実際に履いているボードショーツを持って来たんですよ。

柿本: しかもHurleyじゃないですか(笑)

名村: そうです。しかもマイサイズに丈詰めしてるんです。

荒木: すごいね。伸縮性ある生地でも直せるんだね。

名村: 結構強引に直し屋さんに言って、柄合わせもしてもらいました。糸も伸びる糸を使ってもらったりして。

原田: たしかに普通の綿糸だと切れちゃいますよね。

荒木: 相当なこだわりっぷりですね。

名村: ちなみにスコッティ・ストプニックのモデルと、PHANTOMが出来た初期のものです。

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-名村さんにとっての"1st Hurley"ってことですね?

名村: そうです。コレを履いてしまったので、もう他のボードショーツが履けなくなってしまったんです。

柿本: 濡れると足にビタッとくっついたりしないですか?

名村: ついても全然違和感ないんですよ。

荒木: 履いてるかどうかも分からないぐらいね(笑)

-PHANTOM誕生のときからのコンセプトで、"セカンドスキン"っていうのがあるんですが、まさにそのことですね。

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-今季のコンセプトが"フラモ"という、フラワーとカモフラージュを掛け合わせたテキスタイルなのですが、今回並べているショーツの中にも"フラモ"があしらわれたアイテムが多いですね。

荒木: 今回、展示会(2月頃)で見たとき、すごい派手でなかなかハードルが高いなって思っていたんですけど、今の季節になってあらためて見ると、全然問題ないなっていう。

柿本: そうですね、トップスがシンプルな分、ショーツが派手でもすんなりハマるっていうか。

原田: あと、以前はボードショーツを1枚しか持ってないっていう時代もあったと思うんですけど、今はみんな3,4枚持っていて、それを穿き分けるというか、街でも穿けるみたいな感じになってますよね。

名村: たしかに幅広くなった感じがしますよね。

柿本: デザイン的に見ても、これまでカモフラ柄のボードショーツってあんまりなかったですよね。ハイビスカスとかは昔からありましたけど、カモフラ柄は今まさに街ウケしそうなデザインな気がします。

名村: フラワー柄とカモフラージュ柄のミックスっていうのは面白いですよね。

-今年のトレンドにも通じる部分があると。デザイン性に加えて機能性もあって、ボードショーツとしては申し分ないと。

名村: そうですね。ボードショーツを作っているブランドって他にもありますけど、ここまで伸縮性のあるものってない気がします。

荒木: なおかつ薄くて強度もあるしね。その全体のバランス感は〈ハーレー〉が一番優れていると思いますよ。

名村: あと海外に行くと〈ハーレー〉のボードショーツの着用率が半端じゃなく高いですね。

原田: たしかにそうですよね。それこそロブ・マチャドが穿いているイメージは浸透していると思いますし。ロングやショートに関係なく、穿いている人は多いですよね。

荒木: 機能面でいうと、紐もアップデートされている気がするんですが......。

-そうなんです、等間隔で紐にシリコンを埋め込んでいて、激しい動きの中でも解けないように工夫しています。

柿本: そういう細かいディテールって、実際サーフィンしているからこそ分かる部分でもありますよね。

-サーフシーンにおいてはかなり使い勝手がいいということですね。では、街で穿くとしたら、みなさんどう合わせますか?

柿本: 派手なものの方が合わせやすそうですよね、落ち着いた色だとスポーツっぽさが出てしまうというか。

荒木: そうですね。派手なショーツに、無地のTシャツやシャツとか、シンプルなトップスを合わせるのが気分ですね。

原田: あとは日本人の体型も関係しますよね。そういう意味で見ると、短めの丈のショーツなんかはフィットしそうですよね。

名村: それはそうかも。長いショーツは外人が穿いてるとカッコいいですけど、日本人だとちょっと野暮ったく見えるというか。

ボードショーツ界において世界でもトップレベルのシェアをほこるHurley
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-今現在、ボードショーツ部門においては〈ハーレー〉がかなり売れているようです。

名村: そうですよね。しかも穿いている年齢層もかなり幅広い気がします。

荒木: 湘南もうそうですが、千葉や茨城でもよく見かけますよ。これだけデザインが豊富だと、他とかぶらないっていうのも嬉しいですよね。

-実はこれでも全体の一部なんです(笑)

柿本: ちなみに「PHANTOM」のショーツで、サイドにポケットが付いているタイプはあるんですか?

-"ウォークショーツ"という「PHANTOM」の生地を採用したショーツがあります。サーフシーンではあまり使わないので、街着としてはかなり需要が高いモデルです。

原田: 後ろのポケットに付いているジップはいいですね。ジップロックにお金入れて持ち運べば、濡れないし落ちる心配もないですからね。

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-そうですよね。普段サーフィンするとき持ち物はどうされているんですか?

荒木: 車の鍵とかワックスぐらいですかね。あと、車に現金を置いておくと怖いなって時はジップロックに入れて、ポケットに入れたりしますね。だから、ジップがあると安心感ありますよね。それこそ、昔一緒にサーフィンしていて鍵を落とした人がいましたね、絶対見つからないでしょっていう(笑)

-それはかなりショックですね。

原田: ポケットの中にフックが付いているのもいいですね。

柿本: かなり理にかなった作りになってると思います。

原田: そうそう、こういうちょっとしたディテールって、意外とないものが多いんですよ。

名村: そうですね。性能とデザインの豊富さが〈ハーレー〉みたいな。本当に最高ですよ!

原田: すいません、正直これまで〈ハーレー〉のボードショーツを穿いたことがなかったのですが、これを機会に穿いてみようと思います! ちなみに、ロングボーダー向けやショートボーダー向けみたいな、カテゴリ分けってあるんですか?

-特に決まっておらず、ターゲットに縛りがないので、自分が好きなものを穿いてもらえれば、という感じです。

荒木: カモフラにフラワーって組み合わせが斬新ですよね。

柿本: お洒落ですよね。

名村: 夏になって、街でのボードショーツ人口も増えてきましたよね。

-実はこの「PHANTOM」、2008年から5年連続で"SIMA boardshorts of the year"というグラミーショー的な賞を受賞しているんです。

名村: それはすごいですね。

荒木: これだけ、デザイン性や機能性に優れていると、ランニングやジムでも重宝しそうですよね。

「PHANTOM」だけじゃないよ!
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-いいですよね、コレ。

名村: そうですよね。デザインもシンプルだし、年齢問わず履けますよね。

柿本: いいですね。

原田: 履きやすいって、よく聞きますよ。普通、サンダルはフラットのものが多いですけど、これは前後に反っているので、かなり歩きやすそうですね。

荒木: これだけ履きやすいと、ビーチに行くのはいいけど、放置したくはないよね(笑)

名村: 一番最初になくなるパターンですよね。うわっ、めちゃくちゃ履きやすいですね。

-価格も6825円でお手頃かと。

柿本: いいですね。ちなみにPHANTOMでIDみたいなシステムってないんですか?

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-実はあるんです。アメリカだけですが"カスタマイゼーション"っていうシステムで、本国のホームページでは、素材や柄、カラーを選んで、お気に入りの1枚を作ることができます。

荒木: それは素晴らしい。早く日本でも実施してもらいたいですね。

柿本: 日本でそのシステムができたら、絶対作りますよ。

原田: フラモみたいに、素材と柄をミックスしても面白そうですね。

名村: たしかに、直し屋に出さなくてもマイサイズのショーツが作れたら最高ですね。

-その時は「MY PHANTOM」特集をやりましょう!

4人が選ぶ、マイ ベスト「PHANTOM」2013
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荒木大輔さん
スタイリスト

PHANTOM 30 SURFACE ¥8,610
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名村恒毅さん
showroom SESSION プレス チーフ / UNITE NINE プレス チーフ

PHANTOM 30 TIGER ¥8,610
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柿本陽平さん
フリープランナー

PHANTOM 30 TIGER ¥8,610
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原田直俊さん
STANDARD CALIFORNIA shop manager&press

PHANTOM 30 SURFACE ¥8,610
今季の一押し「PHANTOM」。残りわずかなので、お早めに!
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左:PHANTOM 60 FUSE DALEK ¥13,440 右:PHANTOM 60 BLOCK PARTY FUSE ¥13,440
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左、右中:PHANTOM 30 SURFACE ¥8,610、左中:PHANTOM 30 TIGER ¥8,610、 右:PHANTOM 30 ALOHA ¥8,610
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PHANTOM 30 BLOCK PARTY FLAMMO 各¥8,610
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左:PHANTOM 60 DIMENSION ¥9,240、中:PHANTOM 60 BLOCK PARTY WARP ¥9,240、右:PHANTOM 30 QUAD ¥8,610
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PHANTOM SANDAL 各¥6,825
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Investigate AIR FORCE BLUE LINE. BLUBRIEFING×BEAMSで手掛ける 「AIR FORCE BLUE LINE」に迫る!

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耐久性を備え、かつ機能美を持つラゲッジレーベル〈ブリーフィング〉が、2013年に15周年を迎えたことを記念し、ビームスと手掛けた新ライン「AIR FORCE BLUE LINE(エアフォース ブルーライン)」。ブリーフィングのブランド創設時より取り扱い、数度に渡るコラボレーションも実施し、蜜月関係を築き上げている両者による強力タッグが生み出す、新ラインについて、首謀者であるブリーフィング デザイナー小雀氏とビームス プラス ディレクター中田氏に、込めた想いを伺いました。

Photo_RINTARO Ishige[image] , Hiroyo Kai[item]

Edit_Ryutaro Yanaka

本格的な別注をした最初のブランド。

-まず〈ブリーフィング〉でビームスの別注がスタートした経緯をお伺いしたいのですが。

中田慎介[ビームス プラス ディレクター]: 僕の前任の桜井さんが、2004年にス タートさせました。ビームス プラスが発足したのが1999年で、当初はオリジナル中心のレーベルだったんですが、〈オールデン〉など少しずつ別注のプロジェクトが持ち上がってきて、本格的な別注をした最初のブランドが〈ブリーフィング〉でした。

この3WAYバッグの元ネタになっているバッグがありまして。それをベースにした別注の1stサンプルが上がってきたタイミング辺りで、僕はショップスタッフから企画などに携わるようになって。

小雀新秀[ブリーフィング デザイナー]: 今は廃盤になってしまったモデルですね。

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中田: そのバッグを前任の桜井さんが愛用していたのが、きっかけだった気がします。小雀さんが作るバッグと言えば、緻密に計算されたオーガナイザーデザイン。これを考えさせたら世界一だと思っています。3WAYバッグって便利なんですけれど、向きが変わるので、中身が飛び出てしまうという難点もありまして、その問題を解決させてくれたのが、中に付属されるオーガナイザーをマジックテープで留めることでどちらの向きでも飛び出ることなく納められるという、このシステムだったんです。 しかも、着脱できるならストラップが付けられてサブバッグとしても使えたら便利だよねって。

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小雀: 元々このオーガナイザーに関しては、桜井さんが「展示会に行った際、バッグを置いてしまっても、首から提げられるようなサブバッグがあったら便利だよね」っていうところから始まっていまして。それで、3WAYなんだったら、縦にしたときも横にしたときも使えるように、向きを変えられる仕様にしたんです。

-そこから、この3WAYバッグはビームスの定番モデルになったと?

中田: 売れ筋というか、もう核のアイテムになっていまして、この前調べたら2,000個以上売れていました。

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-最初のときはブラックボディに赤ステッチのモデルだったわけですか?

中田: それと、オリーブドラブの2色で展開しました。

-そのときは1型2色のみの展開だったんですか?

小雀: いえ、他にも何型かありましたね。

中田: そして、それからはビームス プラスの10周年記念で、グレーのコレクションでライニングをオレンジにして頂いたモデルを4~5型展開したり、かなりスペシャルな別注をさせて頂いています。

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パーツに至るまでエクスクルーシブのネイビーで作る。

-それで今回、ネイビーのコレクションをリリースするに至った経緯は?

中田: じつはこれ、5年前くらいからリクエストしていたんですが、一向に首を縦に振って頂けなくて...。

-ははは。それには何か理由があったんですか?

小雀: いやぁ、実際生地自体のロットの問題だとか、〈ブリーフィング〉でもネイビーというラインは考えていて、それをリリースするタイミングを考えていたっていうのもありました。 それで今回、15周年で〈ブリーフィング〉でもネイビーのコレクションをスタートすることが決まり、その話をしたら、同じタイミングで別注をリリースしたいと返答を頂いたので、実現するに至りました。

-機は熟したわけですね。

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中田: 僕らの別注のプロジェクトって、基本1年に1回のペースでコンスタントに続けていたんですが、それだとテープなどパーツの部分も含めてロットはこなせないなと思っていたんです。ビームスとして別注するなら、ボディだけでなくテープなどパーツの部分までエクスクルーシブのネイビーで作らないと意味がないと思っていたので。

しかし、〈ブリーフィング〉が15周年を迎え、ビームス プラス 丸の内のショップにも〈ブリーフィング〉のコーナーを作らせて頂いていている手前、目玉になるようなプロジェクトを発足させたいという思いと、ビームス ゴルフで手掛けた迷彩柄のゴルフバッグの別注も反応が良かったという意見なども後押しして、全社的に腹をくくって大きな別注のプロジェクトに仕上げていきました。

-ガツンといったわけですね。ちなみにネイビーというカラーを選んだ理由を教えてください。

中田: ビームス プラスのプロジェクトとしては、〈ブリーフィング〉の根底にある「ミリタリー」という部分は崩したくないというのがありまして。なので、過去に軍で使用されていたモデルをイメージした結果、この朝鮮戦争時代のフライトジャケットが採用したネイビーがモチーフになりました。このカラーになるべく近づけた別注アイテムを作れれば、きっと〈ブリーフィング〉らしさ、ビームス プラスらしさも感じられて、お客さまはもちろん、社内の人間も納得できると思ったからですね。

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-〈ブリーフィング〉のネイビーとも色合いが異なりますね。

中田: はい。ビームスはヴィンテージのフライトジャケットをベースにカラーチップを出して色出しをして貰って、近づけていきました。

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-〈ブリーフィング〉的にインラインとビームスとでネイビーの色合いを変えてリリースするのは、労力的に大変ではなかったですか?

小雀: 色出しの手間は、それほどありませんでした。ただ、ネイビーって色出しが難しくて、何パターンかは出しましたね。それと、今回はテープの色出しもしていますので。

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中田: パントーンで指定すると、すごく光沢のある素材なのでブレが生じてしまって。さすがにヴィンテージのフライトジャケットをカットする勇気はなかったので(笑)、似たようなナイロン生地をビームスの生地資料から探し出して、「ボディはコレ、テープはコッチ」という指示で進めていきました。

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-そこの進行はスムーズだったんですか?

小雀: 3度ほど出し戻しをしましたね。

中田: 結構、時間は掛かりましたね。でも、小雀さんがスピーディに対応してくださったので、ストレスを感じることはなかったです。

小雀: どうしても生地の番手が異なるので、光の加減で色の見え方が変わってしまうんです。データ上では一緒ですが、実際の物で見ると異なってしまうのを調整していきましたね。

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中田: 何パターンか出して貰った物を朝、昼、夕方の光の具合で色味を確かめて、最終的に決定していきました。

-型的には今までにリリースした物を採用しているんですよね?

中田: はい。今までにはヘルメットバッグやダッフルバッグ、コンバットバッグなども別注でリリースしているんですが、その中でも選りすぐりの3型を採用して、ネイビーに落とし込みました。この3型があれば、バリエーション的にほぼどんなシーンでも使いこなせるので、お客さまにも満足してもらえると思いますし、それに加えて〈ブリーフィング〉の定番の中から、ブランドの顔となるNEO B4 LINERというブリーフバッグと、D-1、T-1というトロリーバッグ、それにゴルフのキャディバッグを誕生させました。

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[左から] 3WAY BAG ¥39,900、Fleet Messenger Bag ¥15,750、MIL TRAINING TOTE ¥39,900

-それでは、今回ネイビーでの新型は登場しないんですね?

中田: はい。じつは仕込み始めているんですが、ネイビーだけで大きな目玉なのに、そこに新型を登場させてしまうと次の楽しみがなくなってしまうな、と思いまして。

-おぉ。となると、すでに次の別注も楽しみになりますね。

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中田: ビームスとしては、このコラボレーションを今後もずっと継続したいと考えていますので、一気に盛り上げてそれでお仕舞いにはしたくないんです。ビームス プラスのコンセプトとして「一度愛したブランドは、ずっと長くつきあっていきたい」という想いがあるので、次の戦略を練って、いろいろ仕掛けていきたいです。

小雀: ビームス プラスは一度誕生させた別注モデルは継続で販売させて頂いていますし、ビームス プラスというショップは〈ブリーフィング〉というブランドにも1番フィットすると考えていますので、前任の桜井さん含め、中田さんのこだわりが異常に強く、企画を詰める時間を要しても、納得のいく別注が作れているとは思いますね。

今回のネイビーにしても、ウェービングからファスナーからほぼすべての色を統一させたいという話だったので、予想以上に時間は掛かりましたが、ここまで仕様を変更する別注は初めてだったけれど、中田さんの納得のいく別注が完成できて良かったと思っています。

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あと、〈ブリーフィング〉が提案するネイビーとも異なる雰囲気に仕上がり、完全に別物になったと思えるので、お客さまのバッティングも無さそうですし、良い差別化が出来たのも良かったですね。

中田: パーツの手配が大変だったのに、まったく同じ10型を別カラーのジップを採用してサンプルを作って頂いたり、コストの面ではご迷惑をおかけしてしまったのは反省します。

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-今までの別注と、ほぼ同額で納めていらっしゃいますが、そこは大変ではないですか?

小雀: いや、要した時間ぐらいで、コスト的には大丈夫です。

-ということは、たくさん売れて次々に追加オーダーが入れば、そこは解消できると?

小雀: そうですね。

中田: 確実に売れます!

-これは絶対に売れると思います。別注アイテムの詳細はビームスのサイト内「BEAMS MEETS WEST」にてご確認ください。

ff_air_force_bl_kosuzume.jpg Shinshu Kosuzume
小雀新秀
ブリーフィング デザイナー

大手バッグメーカーの企画デザイナーを務めた後、1999年にセルツリミテッド入社。ブリーフィングやラップスといった自社ブランドのデザインディレクションを務める。

ff_air_force_bl_nakada.jpg Shinsuke Nakada
中田慎介
ビームス プラス ディレクター

2000年ビームス入社。ビームス プラス 原宿のオープニングスタッフを経て、オリジナル商品の企画・バイイングなどに携わり、2012年より同レーベルのディレクターに就任。

HOUYHNHNM×BEAMS 「BEAMS MEETS WEST」
www.beams.co.jp/special/beamsmeetswest/04/

BEAMS Online Shop - BRIEFING×BEAMS PLUS"AIR FORCE BLUE LINE"
http://shop.beams.co.jp/cc/?ccid=217479

ビームス プラス 丸の内
電話:03-5220-3151
www.beams.co.jp

セルツリミテッド
電話:03-3448-1330
www.sellts.com/briefing/

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Manhattan Portage on HOUYHNHNM 30年目のマンハッタン ポーテージ、そのすべて。

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"NEW YORK TOUGH"という理念のもと、優れた機能性とシンプルでスタイリッシュなデザインの鞄を展開するニューヨーク発バッグブランド〈マンハッタン ポーテージ(Manhattan Portage)〉。今年で創業30周年を迎える同ブランドの動向を、くまなく紹介していくスペシャル企画が遂にスタート! 新製品からアニバーサリー記念アイテム、さらには地方の限定店舗の情報まで、30年目の〈マンハッタン ポーテージ〉のすべてをお届けしていきます。

Edit_Hiroshi Yamamoto

Vol.9 サマソニ限定バッグが登場! 当日会場ではスナップもやるよ!
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MP1605JRSNC13(W34×H21×D14cm) ¥8,925
夏です。夏と言えば夏フェス。しかも、国内最大規模の夏フェスといえば「サマーソニック」です。そんなサマソニにブースを出展する〈マンハッタン ポーテージ〉より、サマーソニック2013の開催を記念したスペシャルモデルがリリース。
ベースにはお馴染みのメッセンジャーバッグを採用。底部に音楽の祭典をイメージさせるオリジナルグラフィックが施され、スタイリッシュな雰囲気を演出してくれます。フェス会場での手持ちの荷物を入れられる程良いサイジングも魅力的。
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昨年の会場の模様。
なお、会場ではフイナム主宰のスナップも開催いたします! その他にもアトラクションや世界レベルのパフォーマーによるパフォーマンスなど、様々な催しを行うとのこと。是非、夏の思い出作りの1つとして〈マンハッタン ポーテージ〉のブースに足を運んでください。
Text_Hiroshi Yamamoto
アイ・エム・アイ
電話:03-3746-0528
www.manhattanportage.co.jp
Vol.8 30周年を迎えた両者によるスペシャルコラボレーション!
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DW6900FSMP-1 ¥19,950
今年で30周年を迎える「G-SHOCK」。〈fragment design〉や〈マルタン マルジェラ〉、さらには一冊まるごとの特集を組んだフリーマガジン『FRANK』やヴィジュアルマガジン『VISIONAIRE』のリリースなど、アニバーサリーイヤーに相応しい様々な仕掛けを行っています。
そんな「G-SHOCK」が、同じく今年で30周年を迎える〈マンハッタン ポーテージ〉とのコラボレーションモデルをリリース。
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三つ目のフェイスが特徴の「DW6900」をベースに、〈マンハッタン ポーテージ〉のブランドカラーである赤を随所に効かせ、バックライトを付ければ「スカイライン」が浮かび上がってきます。またベルトには創業年となる"1983"の数字があしらわれています。
なお、取扱いは〈マンハッタン ポーテージ〉の直営店のみとなり、数量も限定。タフであることを信条とした両者による30周年を記念したスペシャルな逸品、是非チェックしてみてください。
Text_Hiroshi Yamamoto
アイ・エム・アイ
電話:03-3746-0528
www.manhattanportage.co.jp
Vol.7 ハイエンドライン「Black Label」のバックパックが登場!
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MP1240-TYO(W30.4cm×H48.2cm×D10.1cm) ¥31,500
代名詞であるメッセンジャーバッグに限らず、バックパックやトート、小振りなポーチなど、実に様々なアイテムを展開している〈マンハッタン ポーテージ〉。そのハイエンドラインとなる「Black Label」のニューモデルが、渋谷に構える「Manhattan Portage TOKYO」の5周年を記念してリリースされます。
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ご覧の通りのバックパック仕様となり、フロント下部のコンパートメントは取り外しが可能。ハーネスが付属したパッド入りショルダーは、快適な背負い心地をサポートしてくれます。また、ブラックベースのスペシャルタグにコンシール製のファスナーなど、細部にいたるまで徹底して作り込まれています。
ちなみに取扱いは「Manhattan Portage TOKYO」のみとなり、発売は7月13日(土)を予定。30周年という節目を迎えたブランドが作り出したスペシャルな逸品。是非ゲットしておくことをお勧めします。
Text_Hiroshi Yamamoto
アイ・エム・アイ
電話:03-3746-0528
www.manhattanportage.co.jp
Vol.6 デンマークの雄によるスタイリッシュなコラボコレクション。
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(左)MP1212-LF(W28×H46×D15cm) ¥18,900
(右)MP1606VJR-LF(W42×H25×D17cm) ¥12,600
デンマークのコペンハーゲンにて1999年にスタートしたプロジェクト「LE FIX」。アパレルをメインに展開しながらもあえてブランドという体裁はとらず、アートやタトゥー、グラフィティといった様々な要素を融合した1つのプロジェクトとして、コペンハーゲンのストリートカルチャーを牽引しています。
そんな「LE FIX」が〈マンハッタン ポーテージ〉とのコラボレーションモデルをリリース。クラシカルなモデルをベースに、各パーツを異なる配色にすることで、スタイリッシュな雰囲気を演出。
フロントにはオリジナルワックス生地を採用し、底部には耐久性に優れた1000デニールのコーデュラナイロンを合わせるなど、デイリーユースに必要な機能を的確にパッケージングしています。
こういったプロダクトを通して、まだ見ぬコペンハーゲンのストリートの息吹を感じてみてください。
Text_Hiroshi Yamamoto
アイ・エム・アイ
電話:03-3746-0528
www.manhattanportage.co.jp
Vol.5 キース・ヘリングとのコラボによる30周年記念コレクション。
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価格は¥7,245〜。
今年でめでたく30周年を迎えたニューヨークを代表するバックブランド〈マンハッタン ポーテージ〉。記念イベントにアイテム、さらには全国各地でのポップ・アップ・ストアを期間限定でオープンするなど、様々な催しを行っています。
そんな30周年を記念して製作されたのが、キース・ヘリングとのコラボレーションによるバッグコレクション。レイヤードプリント技術を駆使して、キース・ヘリングならではの躍動感溢れるポップな作風を見事に再現しています。
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なお、パリのセレクトショップ「Colette」で先行発売となり、日本国内では6月より発売開始。老若男女幅広い層に愛され続けているキース・ヘリングの作品を、持ち運んでみてはいかがでしょう。
Text_Hiroshi Yamamoto
アイ・エム・アイ
電話:03-3746-0528
www.manhattanportage.co.jp
Vol.3 マンハッタン ポーテージの期間限定店舗の全国巡礼が開始!
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(左)MP1603POPST (W29×H18×D11cm) ¥8,085
(右)MP1605JRPOPST(W34×H21×D14cm) ¥9,870

華々しく30周年の記念パーティを終えたばかりの〈マンハッタン ポーテージ〉。その次の動きとして、30周年の目玉イベントの1つである期間限定のポップ・アップ・ストアの全国巡礼がスタートします。
まずは北海道地区初出店となる札幌ステラプレイスを会場に、5月17日(金)から6月2日(日)までの約2週間にわたり、期間限定店舗が出現。最新コレクションに加え、数量限定のスペシャルアイテムもリリースされます。
さらにフイナムでは、オープン初日にスナップ隊を派遣! 同店舗にご来場いただいたお客様のスナップを撮影させていただきます。是非、ご参加ください!
Text_Hiroshi Yamamoto
Manhattan Portage POP UP STORE 札幌ステラプレイス店
日時:5 月17日(金)〜6月2日(日)
住所:札幌市中央区北5条西2丁目
Vol.2 マンハッタン ポーテージの30周年イベントを徹底レポート!
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1983年にNYで誕生し、今年創立30周年を迎えた〈マンハッタン ポーテージ〉。シンプルでストイックなブラックのボディと、控えめに配されたキャッチーなタグが象徴的なこのバッグブランドのアニヴァーサリーを記念し、豪華コンテンツを集結させたスペシャルなイベントが開催されました。

早速、その模様をフォトレポートで振り返ってみましょう!
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ゴールデンウィーク直前の4月下旬、原宿の「BA-TSU ART GALLERY」で行われた「Manhattan Portage 30th Anniversary Party」。オープンして間もなく、会場は詰めかけたお客さんで溢れんばかりの状態に。

そのバラエティ豊かな面々からは、性別やスタイルを問わず、幅広い層に多くのフォロワーを持つ〈マンハッタン ポーテージ〉"らしさ"が窺えます。中には、使い込んだ同ブランドのメッセンジャーバッグを肩に掛けた人の姿も。
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MURO

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DJ SARASA

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VERBAL

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ギャラリー1Fでは、MUROやVERBAL、DJ SARASAなど、お馴染みのDJ陣が場を盛り上げます。その横に設置された撮影ブースには、ロゴを象った巨大なサインボードも登場し、人々の目を釘付けに。

一方、2Fでは30周年の歴史を物語るレアなアーカイブバッグの数々が披露されたほか、ブランドのロゴをかたどったスペシャルアトラクション「エレクトリックスカイライン」では、景品のNY旅行を懸けて挑戦者たちが必死になる一幕も。見守る人々からは、思わず歓声とため息が漏れます。
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IZPON

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フリースタイル・フットボーラーの横田陽介

その他、パーカッショニストのIZPONによるサウンド・インスタレーションや、フリースタイル・フットボーラーの横田陽介による圧巻のパフォーマンスなど、お腹いっぱいのコンテンツで大盛況のうちに閉幕。

これ以上ないアニヴァーサリーイヤーの幕開けを果たした〈マンハッタン ポーテージ〉の今後に、いやが上にも期待が高まるイベントとなりました。
Photo_Tsuyoshi Shinto
Text_Yohei Kawada
アイ・エム・アイ
電話:03-3746-0528
www.manhattanportage.co.jp
Vol.1 マンハッタン ポーテージより30周年記念シリーズが登場!
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© 2013 PORTAGE WORLD-WIDE, INC.
BE@RBRICK TM & © 2001-2013 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.
(左から)MP1606VJRJR-30TH BLACK(W42×H25×D17cm)¥10,080
MP1605JR-30TH BLACK(W34×H21×D14cm)¥8,400
MP1603-30TH BLACK(W29×H18×D11cm)¥6,825

先頃、新製品となるラップトップケースをご紹介したばかりの〈マンハッタン ポーテージ(Manhattan Portage)〉ですが、30周年を迎えた今、まだまだたくさんの新製品のリリースが続きます。
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(左)スペシャルロゴ。(右)付属のBE@RBRICK。

なかでも注目しておきたいのが、30周年を記念して製作されたBE@BRICKとのセットシリーズ。ベストセラーとして幅広い層に人気を博す3つのモデルをベースに、特別仕様のスカイラインロゴをあしらい、同じく30周年記念のオリジナルデザインを纏ったBE@RBRICK 100%が一体付属します。
この30周年を機に全国各地では期間限定のポップアップショップも開催予定。本企画では、そちらの動向もチェックしていきますので、お見逃し無く!
Text_Hiroshi Yamamoto
アイ・エム・アイ
電話:03-3746-0528
www.manhattanportage.co.jp
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NIKE Innovation Summit ナイキのイノベーションがもたらすもの。

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ただただ、圧倒的なまでのインパクト。先頃行われた「NIKE Innovation Summit」で発表された新製品の数々は、新しいイノベーションを心待ちにしていた〈ナイキ〉フリークさえも驚くようなプロダクトが発表された。新しいフォルム、新しいデザイン、新しい機能、新しい履き心地。既存の物では味わうことのできない本当の意味で「新感覚」なシューズは、〈ナイキ〉がリーディングカンパニーである所以を見事に証明してみせた。では、このイノベーションは僕らの生活にどのような変化をもたらすのか。現地取材を敢行した南井正弘が徹底検証していく。

Photo_Shuhei Nomachi
Text_Masahiro Minai

マーク・パーカーが語る「イノベーションの意味」。
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ニューデザインコンセプト"Nature Amplified"を解説する社長兼CEOのマーク・パーカーはナイキの考えるイノベーションのあるべき姿を強調した。
かつてThere is no finish line.という広告コピーを採用していたように、ナイキというブランドはいつの時代も現状に妥協することなく、革新的なテクノロジーやプロダクトを発表してきた。2013年7月16日、オレゴン州ビーバートンにあるナイキワールドキャンパスでは新たなデザインコンセプトのもと開発されたニュープロダクトが世界中から集結したメディアにお披露目された。
今回発表されたプロダクト及びテクノロジーはひとつのデザインコンセプトから誕生している。それが"Nature Amplified"で、和訳すると「自然の増幅」ということになり、ナイキブランドを統括するトレバー・エドワーズは「"Nature Amplified"とは動いている身体のためのデザインであり、人間の身体と一体的に機能するプロダクト」と説明し、マーク・パーカー社長兼CEOは「イノベーションはそれが生み出されるだけでは意味がなく、目的を持ったデザインのよりよいモノづくりをするためのものである。ランニングはナイキにとって最も重要なカテゴリーであり、ブランドを前進させる原動力となる新たなイノベーションが常に生まれるところである」とコメントし、テクノロジーは開発するだけでは意味がなく、シューズに実際に搭載されて機能し、アスリートのパフォーマンスを向上させてこそイノベーションの価値があると強調した。
今回"Nature Amplified"のコンセプトのもと大別すると3つのプロダクトコレクションが開発された。それがナイキ フリー フライニット+、ナイキ フリー ハイパーフィール ラン、そしてナイキ エアロロフト 800フィルダウンベストを始めとした最新ランニングアパレルコレクションである。
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豊富なカラーバリエーションが揃うのもナイキ フリー フライニット+の大きな魅力。インラインで9色がラインアップされるという。¥15,225
究極のハイブリッドシューズ「ナイキ フリー フライニット+」。
まず紹介するプロダクトが、いままでにない自由を足に与える裸足感覚のソールユニットがアスリートの潜在能力を引き出すナイキ フリーと、糸でアッパーを編み上げることで比類なきフィット感を実現したナイキのフライニットテクノロジーを1足のシューズに高次元で組み合わせることで完成したナイキ フリー フライニット+である。
ランニングカテゴリーのクリエイティブディレクターであるショーン・マクドゥエルは「サポート性のあるソックスのようなアッパーに、足と一緒に動くソールユニットを組み合わせた、身体の自然な機能を生かすという原則を究極的に表現しています」と語り、さらに「足を圧縮するようにフィットすることで、ソールが足裏にしっかりと密着して推進力が高まります」とコメント。
このモデルでは従来のナイキ フライニットと異なり、履き口などアッパーの一部にコンプレッション(締め付け)機能のある糸を使用することで、シューズと足が一体化するような高いフィット性を確保することに成功しているのである。そのフィット感の高さはシューレースを用いなくても、シューズが脱げる心配がほとんどないレベル。
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アッパーとソールユニットが足の一部のようにフィットすることで、従来のナイキ フリー搭載シューズよりも裸足感覚が向上。より効率的に脚力をアップさせることができると思われる。
今回のプレスプレビューではプレゼンテーションのあとに芝生のフィールドで実際にプロダクトを着用して試すことができたが、ナイキ フリー フライニット+はアッパーとソールユニットのフィットレベルが高く、足の動きとシューズがスムーズに連動するので、脚力をロスなくシューズに伝達させることができた。これは同一のソールユニットを使用しているナイキ フリー ラン+ 3や現行のナイキ フリー 5.0+とは異なる履き心地であり、より効率的に脚力を向上させることができると思われた。
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ちなみに開発者のショーン・マクドゥエルの最も気に入っているカラーリングがコレ。一見するとハワイのシェイブアイスがアイデアソースのように思われるが、実際はシューズ開発にも活用されるコンピューターソフトのプレッシャーマップ(圧力センサー)からインスピレーションを受け、このカラーリングが誕生したという。
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会場となったタイガーウッズセンター ビルディングのロビーに飾られたナイキ フライニットのプロトタイプ。このソックスのようなサンプルから修正を重ね現在のナイキ フライニットが完成したかと思うと感慨深い。
そしてナイキ フリー フライニット+のもうひとつ注目すべき点がそのスタイリッシュなデザイン。印象的なアッパーデザインは9色のカラーバリエーションがラインアップされているが、いずれのカラーコンビネーションも個性的で、この魅力的なデザインのシューズをアスリートに独占させるのはもったいない。ストリートシーンでもガンガン着用したいところだ。
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究極の裸足構造と謳うだけに、路面の微細な段差も感じることができるし、反応も従来のシューズよりも圧倒的にクイックである。ナイキ フリー ハイパーフィール ラン ¥18,900
芝生の凹凸さえも感じられる「ナイキ フリー ハイパーフィール ラン」。
ナイキ フリー フライニット+がこれまでにあったテクノロジーを融合、すなわちハイブリッドなシューズであるとしたら、これまでとは異なったアプローチで究極の裸足感覚を追求しているのがナイキ フリー ハイパーフィール ランといえる。
このイノベーションは、足のどの部分が地面に接触してプレッシャーを吸収するかというナイキスポーツ研究所(NSRL)による研究結果、圧力の分散を地図のように示すプレッシャーマッピング技術や高速ビデオによる足の状態の分析といった研究調査から人間の足の複雑な動きを模倣するシューズが誕生している。
一般的なスポーツシューズの構造のミッドソールを廃し、足のすぐ下に反発性のあるルナロンフォームを配置。足と地面の間の素材の重なりを減らすことで、より繊細な足裏の感覚を得られるようになっている。
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NSRLにおける人間の足の構造の徹底研究からアッパーのデザインやマテリアルが決定され、ソールユニットが誕生した。
ナイキ フットウェアイノベーション担当副社長のトニー・ピグネルは「裸足感覚の高いシューズがランナーにフィードバックを送り、走っている路面の違いを足裏で感じられるようにサポートする」と語るように、このテクノロジーを採用したナイキ フリー ハイパーフィール ランは、これまでにないレベルの裸足感覚をアスリートに提供するのである。
前述のナイキ フリー フライニット+と同様にこのシューズも芝生のフィールドでトライオンすることができたが、ハイパーフィールというネーミングは決して大袈裟ではなく、足裏で微妙な芝生の凹凸さえも感じることができた。また脚力を効率的に地面に伝えるので、今までのナイキ フリー、例えば裸足感覚の高いナイキ フリー3.0をも軽く凌駕するトレーニング効果が得られると思われる。このシューズを履いて日々トレーニングを行ったのならば、アスリートはこれまで以上に裸足感覚を研ぎ澄ますことができるだろう。従来のミッドソールを無くし、そのクッションの役割をインソールに集約するという構造はNIKE SBのエリック・コストンのシグネチャーモデルにも採用されているが、こちらのほうが圧倒的に裸足感覚は高い。
デザインに関してはまず注目されるのが、一般的な構造のミッドソールがないことによるロープロファイル(低重心)設計。それとシューズの外側と内側でカラーが異なるアシンメトリーのアッパーデザインである。アッパーはフライニット構造と足を靭帯のように守るダイナミックフライワイヤーの組み合わせ。ナイキ フリー フライニット+と同様にコンプレッションのある糸を履き口などに使用しているので、このシューズもアッパーのフィット感は高レベルにある。
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ミッドソールをなくしたことによるロープロファイルのシルエット、シューズの内側と外側でカラーリングを変えたアシンメトリーデザインが印象的。
「カジュアルシーンにこのシューズを履くか?」という質問には多くの人が迷うだろう。ロープロファイルのシルエットはファッション上級者ならカッコよく履きこなすことができるだろうが、ナイキ フリー フライニット+のように、諸手を挙げて「ストリートで着用するのもイイ!」といいにくいのも事実。それはナイキ フリー ハイパーフィール ランがナイキ フリー フライニット+よりも高いレベルのアスリートをターゲットに開発されたシューズであることは明らかであり、まずは「自らのパフォーマンスを向上させたい」と心から願っているアスリートに履いてもらいたいという個人的な想いも無関係ではない。それほどこのシューズのパフォーマン性能は高いのである。
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ランニング時の保温性と通気性を両立したナイキ エアロロフト 800 フィル ダウンベスト。約90グラム(メンズL)という軽量性、ポケットの部分に収納でき、簡単に持ち運ぶことが可能な点も魅力的だ。ナイキ エアロロフト 800 フィルダウンベスト ¥14,700
新たなアパレルテクノロジーから、ブレークアイテムは生まれるのか。
今回のプレスプレビューではシューズ以外にもランニングアパレルがいくつか発表されていた。DRI-FIT TOUCHやDRI-FIT KNITのようにすでにデビューしているテクノロジーの最新コレクションに加え、ナイキ エアロロフトのような全く新しいアパレルテクノロジーも発表されている。
エアロロフトとはランニング時の保温性と通気性を両立するという従来は困難と思われていた機能性を実現するテクノロジー。ダウンの入れられるチェンバーの間にレーザーで開けられた通気孔を設けることで、走行時の通気性を確保し、ランナーを快適な状態にキープする。またこのテクノロジーを採用したナイキ エアロロフト 800 フィル ダウンベストは約90グラム(メンズL)と軽量であると同時に、走行中に暑くなったらポケットの部分に収納でき、簡単に持ち運ぶことが可能となっている。
20世紀末に"ALPHA PROJECT"が新たなプロダクトコンセプトとして発表されたときもそうだったが、クロスカテゴリーでナイキが新たなデザインコンセプトなどを打ち出すときというのは総じてレベルの高いプロダクトが続々と登場している。
1999年から2000年にかけてエアズーム サイズミック、エアプレスト、エアクキニ、エアズーム ヘイブンのようなヒットモデルが誕生しただけに、今回のデザインコンセプト"Nature Amplified"からも数多くのブレークアイテムが登場することが期待される。
ナイキお客様相談室
電話:0120-500-719
www.nike.com
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Let's L!VE みんな着る、ラコステ ライブ。vol.03

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"ワニ"のマークでお馴染み〈ラコステ(LACOSTE)〉が持つ、由緒正しき伝統を守りつつ、より自由で独創性の高いアイテムを展開する〈ラコステ ライブ(LACOSTE L!VE)〉。今回は、そんな〈ラコステ ライブ〉と同じマインドを持ち、独自のスタイルを確立している5名のクリエイターの方に、セルフスタイリングで登場してもらいました。彼らのスタイルとともに〈ラコステ ライブ〉の魅力を探っていきます。

Photo_Shinji Serizawa(ROOSTER)
Edit_Jun Nakada

ZEN-LA-ROCK/ALL NUDE INC./NEMES
90年代より、ファンクやヒップホップ、レゲエ、ハウスなど、様々なジャンルの音楽エキスを吸収し、独自のスタイルで観る者をロックさせてきた生粋のアーティスト、ZEN-LA-ROCKさん。本日はアメカジよろしく、チノパンに開襟シャツという王道的なスタイルでありながらも、自身が手掛けている〈ネメス(NEMES)〉のキャップやゴールドの小物を差し込むことによって、クセのある表情を演出しています。ちなみにビッグフレームの眼鏡がトレードマーク。自身のルーツに合わせたカジュアルな着こなしで、気取らない余裕とシルエットの良さが際立ってますね。
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温故知新。
「今日のコーディネートは、気分的にグリーンのシャツが"F/R/E/S/H"だったので、ソレを引き立たせるように落ち着いたブラウン系のパンツを合わせました。スニーカーもポップなデザインがカッコよくて気に入ってます。最近は昔みたいに太いシルエットのパンツにビッグサイズのトップスとかではなくて、ジャストフィットの服を着る方が気分ですね。正直〈ラコステ ライブ〉は、ぼんやりとしか知らなかったですけど、こうやって見るとめちゃくちゃイケてますよ。ジャケットとかも気になるアイテムありましたし、伝統を継承しながらも、ちゃんと"今"っぽいアイテムを作っているっていうか。それでいで、いざ着ると、ステージやブースでお客さんをロックした時に感じるグッドバイブスも感じられるっていう。こんなブランド、他にはないと思いますよ! ファンク!」
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半袖シャツ:¥13,650
パンツ:¥16,800
シューズ:¥8,925
その他本人私物

ラコステお客様センター
電話:0120-37-0202
www.lacoste.co.jp/live
www.facebook.com/LacosteLiveJapan
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Let's L!VE みんな着る、ラコステ ライブ。vol.04

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"ワニ"のマークでお馴染み〈ラコステ(LACOSTE)〉が持つ、由緒正しき伝統を守りつつ、より自由で独創性の高いアイテムを展開する〈ラコステ ライブ(LACOSTE L!VE)〉。今回は、そんな〈ラコステ ライブ〉と同じマインドを持ち、独自のスタイルを確立している5名のクリエイターの方に、セルフスタイリングで登場してもらいました。彼らのスタイルとともに〈ラコステ ライブ〉の魅力を探っていきます。

Photo_Shinji Serizawa(ROOSTER)
Edit_Jun Nakada

SINGO(28)T19/EAZE
東京のスケートボードカルチャーを最先端でリードするトップチーム、ご存知「T19」。そのメンバーのひとりでありアイコン的存在なのが、このSINGOクンです。彼がディレクションを務める「EAZE」は、〈T19 SKATEBOARDS〉のプロダクトがフルラインナップされているほか、NYやSF、LAなどで買い付けてきたユニークなアイテムも取り揃えるなど、仄かにローカルっぽさが残る未来に残すべきスケートショップ。さて、そんなSINGOクン、本日はビビッドな赤色のポロシャツにブラックデニム、そしてスニーカーにキャップを合わせたカジュアルスタイルで登場してくれました。絶妙なカラーチョイスをはじめ、小物使いやサイジングまで、良い意味で突っ込みどころのあるコーディネートですね。
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今っぽいストリート感。
「今まで夏はデニムにTシャツが僕のスタイルでした。もちろんそれは今も変わりませんが、襟付きを着る機会は昔に比べて増えたかもしれないですね。別にそれが嫌なわけじゃなくて、むしろ歳相応なのかなって(笑)。そういう意味で、この〈ラコステ ライブ〉のポロシャツは、シルエットがシェイプされていて好きなんですよね。今の気分にマッチしているっていうか、このまま夜も遊びに行けるし、ちょっとカッチリした場所にだって行けちゃうのがいいなって。カジュアルなんだけど、ちゃんと上品さも備わってるし。その日によって着る服は変わるけど、これさえカラバリで持っておけば、かなり重宝すると思いますよ。服に限らずですが、ひとつのモデルで気に入ったものがあると、結構カラバリで揃えたりする性分で。このポロシャツは"まさに"なアイテム。気分もアガりますよ! さてと、早く店閉めてスケートしに行こ(笑)」
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ポロシャツ:¥9,975
その他本人私物

ラコステお客様センター
電話:0120-37-0202
www.lacoste.co.jp/live
www.facebook.com/LacosteLiveJapan
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HOUYHNHNM WEB FLEA MARKET 第二回開催!

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6月に第一回を開催し、大好評のうちに幕を閉じた「フイナム WEBフリマ」。たっぷりとした充電期間?を経て、ようやく第二回の開催と相成りました! 今回の品揃えにはかなり自信があります。そして、フリマならではの信じられないほどのプライス! 当然、諸行無常&弱肉強食の早い者勝ちですので、下記のガイドラインをよく読んで、奮ってご参加くださいませ!

ガイドライン

開催時期:8月19日(月)11:00~8月20日(火)20:00

決済方法:「銀行振り込み」のみです。弊社指定の口座にお振り込みください。
商品価格:オークションではありませんので、価格の変動はありません。
商品数:基本的にすべて一点ものですので、いち早く購入のメールをお送り頂いた方と売約成立となります。
商品の発送:送料として一律600円いただいております。「ヤマト運輸」にてお送りします。
商品について:「フリーマーケット」というショップの特性上、中古品がほとんどです。商品の画像と説明をよくお読み頂きご購入ください。返品は受け付けておりませんので、ご了承くださいませ。
システム:BASE」というサービスを使用しています。各アイテムのリンク先よりご購入の手続きをお願いいたします。

出品者:小林新
Stylist
01 ウォークオーバーのウイングチップシューズ
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「結婚式のパーティのときなんかに、ジーパンに合わせたりして、よく履いてました。もちろんスーツに合わせてもいいと思います。滑るので裏貼ってくださいね」
7 1/2(25.5cm) アウトソール29cm ¥3,000
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02 ヤエカのパンツ
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「とにかく美脚な〈ヤエカ(YAECA)〉のパンツです。ロールアップしやすい裾の作りになってますし、完璧なシルエットだと思います。何にでも合わせられると思うので、重宝するのではないでしょうか」
ウエスト44cm、股上35cm、股下78cm、わたり31cm、裾幅17.5cm ¥3,000
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03 トッド・スナイダーの半袖シャツ
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「まずサラッとした生地感が好みなんですよね。薄手ですし、夏に着ていて気持ちいい一枚です。身幅も着丈もそれなりにあるし、大人な方に着て欲しいです。ショーツに合わせるといいのでは」
着丈74cm、袖丈20cm、身幅51cm、肩幅44cm ¥2,000
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出品者:尾崎雄飛
SUN/kakke designer
04 フィルメランジェのスウェット
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「〈フィルメランジェ(FilMelange)〉を始めた頃は、何もかも手探りでした。「別注」以外の物作りをした事の無い僕にとって、本格的な物作り、それも糸や綿という原料からの物作りと言うのは途方も無い一方で、とてつもなく刺激的でした。世の中で一番良いと言われる素材をふんだんに使って、本当に「最高」と呼べる物を作る、という事が僕に与えられた使命でしたから、そんな痛快な事はありません。そんな覚醒状態で走り回りながら、手探りだからこそ行き着いた境地があり、無知だからこそ叶った無茶がありました。恐らくは、いつしかそんな痛快さが〈フィルメランジェ〉に触れてくれた方々に伝わったのでしょう。さて、このスウェットシャツは、そんな手探り時代に、一時間に3mしか編めない極厚の生地を使用して作ったスウェットシャツ"ヴィンセント"の最初期の物です。ブランドネームは当初の赤文字の物が手縫いでとりつけられています。後に戯れで、ヴィンテージのYMCAを模した版をつくり、染み込みプリントしました。古く、愛用していた物ですので、多少の汚れはありますが、また愛用して頂ける方に更に汚してもらいたいです」
着丈63.5cm、袖幅60cm、身幅53cm、肩幅47cm ¥8,400
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出品者:児島晋輔
KAPTAIN SUNSHINE Designer
05 ベルスタッフのトレイルマスター
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「60年代の〈ベルスタッフ(Belstaff)〉、"TRIAL MASTER"のビンテージです。これは貴重です。チェ・ゲバラやサニーミラー、(スティーブ)マックイーンが愛したモデルとしても有名です。いわゆる"サニーミラー タグ"のモデルで、最大の特徴でもある旧型のライトニングジッパー搭載です。年代のわりにコンディションとサイズ感、雰囲気が抜群で、自分でも良く着用しました」
着丈72cm、袖丈61cm、身幅57cm、肩幅48cm ¥75,000
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出品者:望月唯
SUN/kakke desiner
06 ユーズドのサングラス
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「50's、60'sな感じのサングラスです。ファンキーな貴方にかけてほしいですね」
フリー ¥7,350
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07 ユーズドのブレスレット
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「10年ぐらい前に買ったもので、ネイティブインディアンのものです。出所はちょっとわからないんですが。。磨いたらこれもっとキレイになりますよ(笑)」
フリー ¥10,500
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出品者:山川明男
TNP Press
08 ノンネイティブのパンツ
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「〈ノンネイティブ(NONNATIVE)〉の2012AWコレクションのパンツです。太めで膝丈で、タックが入っています。ハイカットのスニーカーに合わせてもらえるといい感じです。カタチがかっこいいです」
ウエスト40cm(伸縮性あり)、股上39cm、股下54cm、わたり34cm、裾幅19cm ¥3,000
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出品者:栗原道彦
フリーバイヤー
09 USネイビーのユーティリティジャケット
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「70年代に製造されたUSネイビーのユーティリティージャケット。デッドストックでしたが、保管時に付いた汚れがあったために一度洗いを掛けてあります。中古でもなかなか出てこない珍しいモデルです」
着丈71cm、袖丈59cm、身幅50cm、肩幅44cm ¥10,000
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10 ファイブブラザーのシャンブレーシャツ
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「ヘビーフランネルシャツが代名詞のブランド〈ファイブブラザー(FIVE BROTHER)〉のシャンブレーシャツ。80~90年代頃の製品で、素材はコットン100%。着丈が短く、マチ付きのタイプよりもスマートに着こなせます」
着丈75cm、袖幅65cm、身幅57cm、肩幅44cm ¥5,000
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出品者:コタケ カズキ
アーカイブショップ「伍戒」主催者
11 borutanext5改のTシャツ
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「こんにちはシーパンク! 海を超えてやってきた! こんにちはシーパンク! 最高の夏にしよう。مروحة مروحة مروحة مروحة」
着丈84cm、袖丈25cm、身幅64cm、肩幅59cm ¥12,000
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出品者:田村貴之
フリーバイヤー / 7 ディレクター T-TRADING
12 コム・デ・ギャルソン オム プリュスのリバーシブルTシャツ
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「その日の気分で裏表をチョイスできるイエロー×グレーのリバーシブルTシャツ。プレーンなルックスだからこそ、首回りのトリミングがさり気なくスタイリッシュな雰囲気を演出してくれます」
着丈68cm、袖丈20cm、身幅47cm、肩幅46cm ¥3,000
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13 スプリュースのフルジップスウェットパーカー
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「〈ウイングス+ホーンズ(wings+horns)〉の前身のブランドとなるのがコチラ。今なおブランドの代名詞として人気を博しているタイガーフリースを使用したスウェットパーカ。抜群の肌触りで着心地抜群。現在の生地よりも味わい深い印象です」
着丈62cm、袖丈62cm、身幅45cm、肩幅44cm ¥6,000
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出品者:加賀美健
アーティスト、STRANGE STORE オーナー
14 加賀美健のローラーブレード
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「家の近所で拾ったローラーブレードにペイントしました」
フリー ¥3,000
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15 加賀美健のコップ
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「朝コーヒー、もしくは検尿に使ってください」
3,000円
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出品者:ハイロック
メディアクリエイター
16 PEPSHI × Star Wars Episode 1の
ボトルキャップコレクション
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「1999年、『スター・ウォーズ エピソード1』公開に合わせて実施されたキャンペーン第1弾のボトルキャップコレクション+ステージ付き。その当時、毎日浴びるほどペプシを飲んで集めていましたが志半ばにして断念。ボトルキャップは全部集まっていません。キャップ自体はオークションなどでわりと安価で取引されていますので僕の意志を引き継いでフルコンプしてくれる方はぜひお願いします 笑」
¥5,000
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17 AT&Tのアメリカ製電話機
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「〈AT&T〉の壁掛け式一般電話機です。20年程前にアメリカで買いました。その当時アメリカに憧れ、家にあるもの全てをアメリカっぽいもので揃えていました。まだコードレスもあまり普及していない頃で、受話器と本体を繋ぐカールコードをめちゃくちゃ長くして部屋から部屋を移動していました」
¥2,000
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18 ブコのシングルライダース
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「シングルライダースの最高峰「BUCO J-100」。両胸、袖、フロント、全てオリジナルのTALONジッパーを仕様。コンディションもなかなかだと思います。レースをしていた人が着ていたのでしょうか、よく見ると背中に99とナンバーがプリントされています」
着丈67cm、袖丈67cm、身幅53cm、肩幅46cm ¥90,000
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出品者:石川俊介
marka / MARKAWARE デザイナー
19 リーバイス®のヴィンテージデニム
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「はきたいと思い2008年頃に購入したものの、結局裾上げもせずにクローゼットに入ったままになっていた66モデルです。33インチなので、31インチぐらいの方におススメします」
ウエスト41cm、股上30cm、股下89cm、わたり30cm、裾幅21cm(W33 L36) ¥6,000
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20 コートエシエルのバックパック
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「2011年頃、当時使っていたMac Book17インチの持ち運び用に購入しました。以来、Mac BookがAirに替わったこともあって徐々に使わなくなってしまいました。17インチが入るパソコン用ポケットが付いていますので、まだ17インチをお使いの方がいれば是非!」
¥3,000
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出品者:中田潤
フイナム編集
21 ハーマンカードンのスピーカー
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「高音・中音域を担当するサテライトスピーカーと低音を担当するサブウーファーの2.1chサウンドシステム。予想以上の出力は40Wとかなりのもの。しかも、どんなジャンルの音楽にも合う、味付けがなくて素直でクリアな音色を奏でてくれる優れものです。現在、形は変えず3世代までアップデートを繰り返しているロンングセラーアイテムで、その1stモデルがこちら。独特なドームデザインがインテリアとしても成立する、"使える"スピーカーです」
¥4,000
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22 N.ハリウッドのバングル
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「細いチェーンを重ねたハンドメイドのバングル。展示会でオーダーしたはいいものの、金属アレルギーの自分にとっては少々酷な代物でした。。これからの時期、アクセサリーとして必ずや活躍してくれるはず。金属上等の方どうぞ!」
¥1,500
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出品者:柿本陽平
フリープランナー
23 レイバンのヴィンテージサングラス
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「"BAUSCH & LOMB"社生産時代のUSA製で、モデル名は「BLAIR」。80年代に登場した「BLAIR」は、当時の典型的なデザインで大ぶりなセルフレームが特徴。同ブランドの「ウェイファーラー」はその独特の傾斜角から頬にあたるなんて言いますが、こちらは日本人の骨格に合う比較的かけやすいモデル。僕には似合いませんでしたが(笑)。90年代前半には生産中止、廃盤。その後ルクソティカ製からの復刻無しと希少なアイテムとなってきました。古いものですがケースなどつく完品で、小傷はあるもデッドに近い状態。風除けとしての機能を果たせる形状と言えるので、バイク乗りの方にもおすすめです」
¥5,000
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24 DEUS EX MACHINAのサーフトランクス
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「サーフ、スケート、モーターサイクルなどのカルチャーをクロスオーバーさせた男っぽいライフスタイルを提唱する〈デウス・エクス・マキナ(DEUS EX MACHINA)〉。オーストラリア、バリ、カリフォルニア、ミラノに店舗を構えていますが、今年の春夏からようやく日本のセレクトショップでも展開され、既に人気を博しているようです。こちらは昨年の春にバリ・チャングーの店舗で購入したもの。いわゆる"日本未発売"アイテムです。クラシックな膝上丈、センスの良いオリエンタルな総柄、ストレッチが効いて動き易さも抜群。海に街にと思い即購入したのですが、明らかなフィッティングミス。1サイズ上を選ぶべきでした」
ウエスト39cm、股上26cm、股下14cm ¥4,000
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