-そもそも一緒にサーフィンに行かれることはあるんですか?
名村:
原田さんとはまだご一緒したことないですね。
原田:
正直、最近サーフィンに行けてないっていうのもあったり。
荒木:
ちょっとサボり気味みたいな(笑)
名村:
荒木さんと柿本さんはショート、僕と原田さんはロングなんで。
-使う板によって何か変わるんですか?
荒木:
大きな差はないんですけど、乗る波のタイプがちょっとだけ変わるんですよね。まぁ正直言うと、波があればどっちでもいいんです。
名村:
荒木さんと柿本さんとは最近ご一緒させてもらって。
柿本:
そうでしたね。たしか3,4週間前でしたよね。
荒木:
そうそう、台風が来るって言うんで、気合い入れて乗り込んだら全然来てなかったっていう(笑)
-今ぐらいの時期(7月下旬)になると、もうウェットスーツではなくボードショーツですか?
荒木:
そうですね、今年はまだ解禁してないですけど。
名村:
僕はもうボードショーツでやってますよ。
-実際にサーフィンされていて、ボードショーツに求めるのはどんな部分ですか?
名村:
やっぱり動きやすさですね。
柿本:
そうですね、稼動域の広さというか。
荒木:
僕は程良いフィット感と動きやすさが第一条件で、あとはちょっと洒落ててほしいなって。
名村:
思いっきりシンプルか、派手な方がいいですね。
荒木:
あまり地味に落ち着きすぎちゃっても面白くないしね。
原田:
僕は意外とデザイン重視だったりします、自分が持っているボードとの色のバランスもありますし。そこに素材感が付いてくればって感じで、この〈ハーレー〉のボードショーツは触ったことのない素材感ですね。
荒木:
一度履くと他のボードショーツ履けなくなりますよ。僕は〈ハーレー〉のボードショーツデビューが早かったというのもありますが、「PHANTOM」を穿いてからフィット感重視になりましたね、もう伸縮性がないとダメみたいな。
-なるほど、動きやすさや素材感、デザイン性の3拍子揃ったものがいいということですね。丈のバランスに関してはどうですか?
荒木:
丈はここ最近一番気になる部分かもしれないですね。
柿本:
たしかに言われてみればそうですね。
-そこは、いわゆるサーフシーンにおいてのトレンドみたいな部分も含まれているんですか?
荒木:
いや、というよりも街のトレンドと同じだと思うんですよ。
名村:
ちょっと丈が短めで、クラシックなデザインっていのうが、最近の気分かもしれないですね。
荒木:
街でも丈の短いショーツを履いてる人多いじゃないですか。それって海でもそうなんですよ。
-トレンドは、海も街も同じだと。
荒木:
そうなんです。だから逆に丈の長いのを履くと、ちょっと古くさく感じてしまうんですよね。
名村:
実は僕が実際に履いているボードショーツを持って来たんですよ。
柿本:
しかもHurleyじゃないですか(笑)
名村:
そうです。しかもマイサイズに丈詰めしてるんです。
荒木:
すごいね。伸縮性ある生地でも直せるんだね。
名村:
結構強引に直し屋さんに言って、柄合わせもしてもらいました。糸も伸びる糸を使ってもらったりして。
原田:
たしかに普通の綿糸だと切れちゃいますよね。
荒木:
相当なこだわりっぷりですね。
名村:
ちなみにスコッティ・ストプニックのモデルと、PHANTOMが出来た初期のものです。
-名村さんにとっての"1st Hurley"ってことですね?
名村:
そうです。コレを履いてしまったので、もう他のボードショーツが履けなくなってしまったんです。
柿本:
濡れると足にビタッとくっついたりしないですか?
名村:
ついても全然違和感ないんですよ。
荒木:
履いてるかどうかも分からないぐらいね(笑)
-PHANTOM誕生のときからのコンセプトで、"セカンドスキン"っていうのがあるんですが、まさにそのことですね。