京都のマスターピース。
A Conversation With. Ryota Nozaki [Jazztronik] × Mitsuaki Nakano
Let's Try Borsalino18.57
Create Our T-shirt Style.
GRIPS FOR ALL 鞄といえば「GRIPS」。
Levi's®×BEAMS makes a New Standard.

今、また注目を集めているアメリカ西海岸発のカルチャー。その波を掴むかのように、西海岸を代表する〈リーバイス®〉と、ビームスが注目のコラボレーションを発表します。〈リーバイス®〉の象徴ともいえるツーホース パッチに、ビームスのロゴを刻印するなど、革新的なアプローチで誕生させた逸品と、今後構築していく新しいスタンダードについてを訊いてきました。
Photo_Yuri Hasegawa[IMAGE],Yozo Yoshino[ITEM]
Edit_Ryutaro Yanaka
-まずは、今回登場するBEAMSが別注した513について、ビームス バイヤーの戸田氏にいろいろと伺いたいのですが。そもそもスタートとした経緯を訊かせてください。
戸田 慎[ビームス バイヤー](敬称略/以下戸田): 〈リーバイス®〉が501、505、519のような名品以外に、トレンドに合わせた新品番っていうのを開発している中で、サンフランシスコにあるリーバイス®本社のデザインチームから、「ビームスが考える、今のリーバイス®像」を具現化させた新品番513っていうのを作りませんかと、お話を頂きました。
-ちなみに、513はどんなモデルですか?

Levi's®×BEAMS 19404-0007(RINSE) ¥12,600
戸田: スリムストレートというシルエットで、細身のストレートにより脚が美しく見えるように仕上げています。そして、今回のコラボレーションモデルはヒップがよりキレイに見えるように、バックポケットのサイズも1/4インチ長くしています。
-カラーリングは?
戸田: ビームスとしては、今の日本のトレンドを加味し、「シンプル」かつ「洗練されている」、リンス(RINSE)とブラックの2カラーを選びました。

Levi's®×BEAMS 19404-0008(BLACK) ¥12,600
-それで最大のポイントとなるのが、パッチに入ったビームスのロゴですよね。
戸田: ツーホース パッチにロゴが入るのは、感動的ですよね。
-近年だと〈ナイキ(NIKE)〉〈シュプリーム(Supreme)〉に続く、というのも凄いですね。ちなみに、今後の取り組みとしては、どんなことを?
戸田: 2013年秋冬には、さらに新しいビックプロジェクトをビームスエクスクルーシブで展開予定です。
-そんな取り組みも含めて、西海岸を廻り、サンフランシスコやロサンゼルスにある〈リーバイス®〉ゆかりのスポットを訪れてきましたが、いかがでしたか?
戸田: どこも刺激的で、今までの固定概念が良い意味で壊されました。
-では、まずは総本山から。サンフランシスコにあるリーバイ・ストラウス本社も訪れたわけですが。
戸田: 出迎えから、最上のおもてなしで。
-あれは凄かったですね。パン、シリアル、ミルク、それからヨーグルトに至るまで、サンフランシスコを代表する各メーカーから集めて、ビームスのために最高の朝食を用意してくれたのですからね。
戸田: センスの良さや働くスタッフに対する環境の良さも感じますし。それから、入ってすぐに展示ルームと、その少し奥に「宝物」が保管されたリン・ダウニー女史が管理するアーカイブ ルームは感動しましたね。
-皆さん、写真撮りまくりでしたからね。カタログやら紙資料の類いも刺激でした。
戸田: 過去に一度火事にあって、資料が燃えてしまった経緯から、新たに用意した耐火用の金庫も凄かったです。
-続いては、ロスに移動して。
戸田: ロサンゼルスにある「HAUS OF STRAUSS」は、贅沢な空間でしたね。
-一軒家で、セレブのために1点モノをカスタムオーダーできるテーラーが常駐していたり、パーティ会場として使用したり。
戸田: 庭も心地好かったですし、2階のオフィスも快適そうで。あんな環境で仕事できたら、良いモノが生まれそうですよね。いまも〈リーバイス®〉が高いクオリティをキープできている理由が分かった気がしますし、もう単純に羨ましかったです。
-続いて、皆さんでお邪魔したパーティですが。
戸田: スケールの大きさを感じました。新しく出来た注目のスポット「エース ミュージアム(ACE MUSEUM)」を使って、フランク・オーシャン(Frank Ocean)がライブして。会場のディスプレイを見て、〈リーバイス®〉が今やろうとしていることは、過去のアーカイブをそのまま伝えるのではなく、時代に合わせて近代化させていこうとしてるんだなとも感じました。
-となると、西海岸の〈リーバイス®〉ゆかりのスポットを廻った経験は、次の試みに上手く反映されそうですか?
戸田: そうですね。いろいろな経験を出来ましたし、刺激も受けたので、次のプロジェクトへのモチベーションも高まっています。だから今後も期待して欲しいです。
-楽しみにしています!
ビームス 原宿
電話:03-3470-3947
www.beams.co.jp
Levi's×BEAMS 特設サイト
levi.jp/beams
BEAMS Online Shop
MEN'S
shop.beams.co.jp/cc/?ccid=210748
WOMEN'S(INDIGO)
shop.beams.co.jp/cc/?ccid=210748
WOMEN'S(WHITE)
shop.beams.co.jp/cc/?ccid=210748
リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
levi.jp
e-levi.jp
服の求道者たち ~「E」の系譜~ 第三回:The FRANKLIN TAILORED デザイナー 板井秀司

局地的に高い人気を誇る本企画。フイナムがとくにプッシュしていきたい、"これから"な三人に話を訊いていくシリーズ企画もいよいよ最終回です。皆が皆、セレクトショップ「É」出身という、不思議な縁を軸に展開してきたファッションインタビュー。満を持しての第三弾は〈フランクリン テーラード(The FRANKLIN TAILORED)〉デザイナーの板井秀司氏。極限までこだわり抜いたアイテムに込められた思い、自身のファッション観までを、元同僚であり盟友の中室太輔氏(プロモーションプランニングオフィス「ムロフィス」代表)と語り尽くしてもらいました。
Photo_Shota Matsumoto(people)、Masaki Sato(item)
Edit_Ryo Komuta
板井秀司 Shuji Itai
1977年6月8日生まれの35歳。蝦夷(札幌)出身。高校卒業後の1997年よりアパレル会社勤務。2001年セレクトショップ"E"入社。2011年に退社。2012年の4月に〈フランクリン テーラード〉を立ち上げ、現在に至る
中室太輔 Taisuke Nakamuro
国内外のファッションブランドをメインに幅広いジャンルのブランドの プロモーションやPRを手掛ける「ムロフィス プロモーションプランニング」の代表兼ディレクター。ヒゲがチャームポイントで、最近では季節の変化をヒゲで感じれるほどに。
第一弾はこちらから。
第二弾はこちらから。
中室太輔氏(以下中室 敬称略): いやー、というわけで、この企画もいよいよラストですねぇ。今日は色々聞くこと考えてきましたよ、秀ちゃんに話聞くの楽しみで。
板井秀司(以下板井 敬称略): あ、ホント?
中室: うん。それにしてもお店(注:青山にある〈フランクリン テーラード〉のショップで取材しています)のレイアウトってこんな感じだっけ?
板井: 最近はこんな感じだよ。もう随分前なんじゃないの、お店来たの。なんか、こないだ雄飛(SUN/kakke デザイナー尾崎雄飛氏)もそんなこと言ってたなぁ。あ、そういえば呑みに行こうって言ってたよ。
中室: うん、行こう行こう。俺ら、意外とっていうとあれだけど、まだ交流はあるよね、定期的に。
板井: うん、あるね。まぁ雄飛とは、仕事の話をした流れでその後「行く?」みたいなのが多いかなぁ。
中室: 仕事の話? あれ、二人で何かやってんの? コラボ?
板井: うん、コラボレーション。名古屋の「kink」さんの別注なんだけど、ウチの型と雄飛のところの生地を合わせて、っていう。
中室: へー、知らなかった。
板井: 「kink」さんが1周年で、ウチのフェアをやりたいって言ってくれてさ。で、雄飛も名古屋出身だし、「尾崎さんと何か一緒にやったりできませんか?」っていう話をいただいて。
中室: そういうのがあると、否が応にも会うことになるし、絡んでいけるよね。なんかそういうの大事だなって最近思う。
板井: うん、いいよね。30歳ぐらいっていうか、俺らのジェネレーションってさ...。
中室: ...あれ、今ちょっとサバ呼んだ?
板井: ん?
中室: いや、俺と尾崎はタメだけど、あなたおいくつでしたっけ?
板井: 今年で36。年男。
中室: ほらぁ! 30ってことはないでしょ!
板井: いや、まぁ30代ってことよ。でも、「É」にいたときはムロの方が先輩だからね。。
中室: そういうのがややこしくさせるよね。社歴っていうね。そうまぁ、だからうらやましいなって。そうやって仕事できるのが。
板井: でも、ムロも色んな人と仕事できるじゃない。あれ、〈サンカッケー〉はPRしてないの?
中室: してないよ。コモさん(COMOLI デザイナー 小森啓二郎氏)の〈コモリ(COMOLI)〉もしてないよ。
板井: あ、そうなんだ。
中室: PRの仕事を依頼する、されるとかじゃなくてさ、まぁ、なんかこう50/50の関係っていうか、作り手同士の間柄ていうのがいいなっていう話ですよ。
板井: なるほどねぇ。
中室: で、こんな秀ちゃん、秀ちゃん、なんて言って仲良くさせてもらってるけど、あんまり「É」に入る前のこと知らないんだよね。飲みとかでも、そんなに仕事の話はしないし。
板井: そうだね。
中室: だから、人から聞いた程度の情報しかないっていうか。札幌にいて、「É」の前は「BEAMS」?みたいな。今日はそのへんからちゃんと聞いていきたいなと思ってます。
板井: はい。まず、学生の時までさかのぼると、実は建築家になりたかったんだよね。北海道のとある工業高校に行くんだけど、そこで今「É」のバイヤーである、Kちゃんと会うことになるの。洋服に目覚めたタイミングでいえば、中学生のときの一個上の先輩に、とにかくおしゃれな人がいて。北海道ってお店もそんなにないのに、その先輩が穿いてるデニムだけ異常に色落ちがかっこよくてさ。それどこで買ったんですか?みたいなところから始まったんだよね。そこからどんどんデニムに魅了されていって、初めは古着屋に入ったんだよね。
中室: それはいつの話?
板井: 高校卒業してからだね。そこで2年働いた後は、とにかくずっとアメリカが好きだったから「BEAMS」に入社して。「BEAMS」ではアメリカの物に多く触れてたから、今度はヨーロッパをコンセプトにもつ「É」がだんだん新鮮に見えてきてさ。そして気持ちが徐々にヨーロッパに浸食されてきて、2年後に「É」に入ることにしたんだよね。
中室: なるほど。でさぁ、これ尾崎にもコモさんにも聞いたんだけど、なんで「É」を選んだの? 奇をてらってるわけじゃないけど、ちょっと天の邪鬼的な感じなのかなって。
板井: そうだね...。まず関係してるのは、当時、、たぶん十何年前に小森さんが作ってたオリジナルかな。とにかくものすごい完成度が高くてさ。自分が「BEAMS」にいたときも、どこのインポートなんだろうって思ってたぐらいだし。
中室: それが2000年ぐらいか。あー、コモさんが一番自由にやってたときなのかもねぇ 笑。
板井: いや、ホントに衝撃的だったよ。ずっとアメリカものを見てきた中で、その中でフランスのワーク寄りのアプローチっていうか。とにかく全然違うなと。あとは当時の「É」って、スノビズムっていうか、ひねくれた部分にかっこよさを見い出してたじゃない。そこに惹かれたんだよね。だから、他のお店とかは考えられなかったね。
中室: 当時、札幌の「É」ってどんな感じだったの? 他のお店と比べて。
板井: うーん、一番「É」がかっこつけてたね。かっこいいか悪いか、じゃなくて、かっこつけてた 笑。でも、冗談抜きで当時の札幌店はかっこいいメンツが揃ってたしね。
中室: それは渋谷店にいても、そういう噂は聞こえてきてたよ。
板井: あ、ホント? で、俺副店長やってたんだけどさ...。
中室: え! 秀ちゃん、副店長やってたの?! その顔で? 笑。ということは内覧会とかも来てたんだね。
板井: うん、行ってた。
中室: そっかぁ。プレスになってからは俺も内覧会とかに出席するようになるわけじゃない。で、全国から来てるスタッフを見ても、札幌店はとにかくかっこよかったよね。
板井: そう言ってもらえるとうれしいよね。そうそう、当時上司に言われたフレンチの解釈を今でも覚えてるんだけどさ。「金」、つまりゴールドカラーは華やかなパリだと。で「青」はもっと田舎のワーカーたちの作業着。「É」にはどっちもあるんだから、どっちも知らないといけないんだぞって。フレンチの華やかな部分と泥臭い部分、その両方をうまく表現してたのが、小森さんのオリジナルだったんだよね。
中室: そうだよねぇ。コモさんの洋服は、とにかくあんなの見たことなかったんだよね。ひょっとしたら、今でもあんまりないのかもしれないけど。。コモさんの服が、俺にとっての"フレンチ"の入り口だったしね。
板井: とにかく"フレンチ"っていうキーワードが世の中に少なかったからさ。「É」がやってることが"フレンチ"っていう感じではあったよね。
中室: 確かに。うわー、これかっこいいですね! これ何なんですか? あ、これがフレンチっていうんですね、じゃぁ俺もフレンチでいきます!みたいな感じだったよね 笑。
板井: で、話逸れちゃったけど、札幌店が終わるってなったときに、声をかけてもらって東京に来ることになったんだよね。当時は4人で出てきたのかな。
中室: うんうん。札幌からセンスのいいやつが来るっていう話は聞いててさ。で、すぐにバイヤーになるんだっけ?
板井: いや、最初に渋谷店にいて、次にファイヤー通りにあった「M」に移転になって。
中室: あっ、そうなんだ! あの伝説的な。。「M」は、今あればなーってみんなに言われるよ。
板井: そう。そこで、店付きのバイヤーみたいな感じで始まったんだよね。
中室: なるほどね。ちなみにさっきの色の話なんだけどさ。「金」とか「青」とかって、あくまでも「É」のフレンチ感じゃない。でも、「レクレルール(L'ECLAIREUR)」とか「アナトミカ(ANATOMICA)」とかさ。あのへんって色で言うと、「黒」「グレー」っていう感じでモノトーンだったと思うんだよね。
板井: 確かにね。俺もパリっていうと、「黒」っていうイメージが強いんだよね。
中室: でしょ? で、そのファイヤー通りの「M」は黒を前面に打ち出したお店だったんだけどさ。その辺って、秀ちゃんにも影響を与えたんじゃない?
板井: うーん。たぶん根底にはあるよ。パリってさ、、いやまぁ、フランスに限らずどのヨーロッパもイギリスを見ていたわけなんだけど、イギリス人がフランス語を英語に訳すときって、どこかこう皮肉ってるところが非常に多くて。
中室: というと?
板井: 例えば「フレンチカフ」ってあるじゃない。ダブルカフのシャツのことを言うんだけどさ。昔はハードカラー、カフスが主流で、1920年代を境に今日のソフトカラーに移り変わったとされているんだけど、フランス人がソフトカラーじゃ心許ない的な解釈でカフスを二枚仕立てにしたとされるダブルカフスを、イギリス人が皮肉って「フレンチカフ」って呼ぶようになったみたいな。イギリスが発信していない洋服の型やディテールは、イギリス魂として許せなかったんだろうね。でも、「フレンチカフ」は今日では最もクラシックなディテールを残しているというシャツで正装、礼装、クラス感のある人が着るシャツにもなってるよね。〈シャルベ(Charvet)〉が言うところのフレンチらしいシャツっていうのは、ダブルカフスにショートポイントカラーだと...。その意味がフランス発信のシャツディテールが所以なのかもね。
中室: そうだね。今でもそうだけど、テーラーとか、そういう伝統的なイギリスの洋服を見てるとさ、こうじゃないといけないっていう部分がたくさんあるじゃない。でも、フランスって"ボヘミアン"っていうぐらいだからさ、色んなものが入ってくるしね。いいところは取り入れるし、その他の部分はすごく自由で柔軟っていうか。だから今、秀ちゃんが言ってたフランスの良さって、そういうところにあるんじゃないかなって思うよ。コモさんも、そんなに意識的じゃないかもしれないけど、そのテイストを表現してたと思うんだよね。で、俺も無意識的にそこに魅了されていったっていう。
板井: 結局「フレンチって何?」っていうのをそこまで懇々と教えられてないし、それぞれの解釈の中で表現していたっていう。でも、それが面白いなって。
中室: スナップとか見てても全然違うもんね。ミラノともロンドンともニューヨークとも。なんかこう、たばこ臭い感じっていうか。ジタンとゴロワーズの匂いがすごい、みたいな。でもどこか洗練されててっていう。
板井: うん、そうだね。
中室: いや逸れるねぇ、話が。でも、バイヤーになってからの秀ちゃんとはそこまでがっつり話をしたことがなかったね。時折、秀ちゃんらしさを感じさせるバイイングもしてたけどさ。
板井: あ、そう? ていうか、仕入れに関しては色々思うところはあったよね。結局さ、これサンローランも言ってるけど、30年代以降"新しい"ものってないわけじゃない。スタイリングの中で提案していく、っていうことであればあるかもしれないけどさ。俺もファッションに携わって15年になるけど、ものとして"新しい"ってなると、正直見たことないし。そんななかで、直属の上司だった人にはバイイングってのは「0か100か」だと。売れても売れなくても、提案することができればいい、っていうバイヤーとしての美学を教えられてさ。当時の「É」はある種混沌としてたから、やっぱりダイレクトに好きなものだけを仕入れることはできなかったし。
中室: うーん、そうだね。
板井: 当時の上司には「お前には似合うけど、万人には受けないよ」みたいな話もよくされたんだけどさ。もちろんそれはわかってますと。何も1000枚、2000枚やりたいわけじゃないんだと。でも、来てくださるお客様に対して、選択の幅を持たせてあげたいっていう気持ちがあったんだよね。だから、メジャーなナショナルブランドがどうっていう話ではないんだけど、俺の中でセレクトショップでのファッションっていうのは、常に新しいものをやるべきだっていう思いがあってさ。かっこつける部分と実を取る部分はまったく違うことで、脳も真逆なことを考えないといけないし。
中室: うんうん。
板井: バイヤーをやらせてもらって良かったなって思うことが二つあって。もちろん世界の色々な洋服に触れられたこともそうだけど、世界ってさ、いわゆる"ファッション"に対して興味がある人の割合ってすごく少ないじゃない。中心地以外はすごくカオスっていうか。そういうのを見れたのがすごく良かったと思うんだよね。自分で洋服をやろうって思うようになったきっかけって、それが一つと、あと一つは海外で「あっ、これいいな!」って思うものはだいたい日本製だったんだよね。
中室: わかるよ。ファッション業界以外の人がここまで洋服に対して意識が高い国って他にないよね。
板井: ない。それはもうホントにない。
中室: だってさ、ちょっと地方の田舎の方でも気にしてるじゃない。アメリカのカントリーサイドの人なんて、肉食うことしか考えてないかもしれないよ 笑。木こりの人とかさ。でも、彼らのファッションってすごくリアルなんだよね。それを俺らがアメリカンカジュアルのファッションとして昇華するっていう。だいたいどの国も内陸はどこかちょっと洗練されてなくて、沿岸側はその逆っていうパターンが多い。でも日本は狭いし、内陸と沿岸の差がそんなにないんだよね。情報の伝達スピードも速いと思うしさ。ファッションに関しても全国的に水準が高いよね。
板井: ほんとそう。日本人って洋服に関しては、1を10にも100にもするのがうまいし、どこの国の良さも取り入れるしね。海外でテーラードのことをやってる人は、それしか知らないし。そう考えると、自分がもの作りをするときってかなり無茶なことを言ってると思うんだよね。
中室: 例えば?
板井: シャツにしてももっと運針数を細かくしてくださいとか、手付けでしてくださいとか、もっとキレイに縫製してくださいとかとか。。ウチのシャツって、9割の工場に断られるところまで突き詰めたクオリティなんだよね。
中室: うん、そうだろうなとは思うよ 笑。細かいことまではわかんないけど。
板井: そう。だから、すべてが"ライン"の中でものができていって、パーツパーツで人が分かれてるっていうのが当たり前の中で、ウチのチノパンに関しては一人の縫子さんがカッティングから縫製から全部やるし、さらにカジュアルパンツではあんまりやらない"中アイロン"までを入れるっていう、いわゆるテーラードの考え方でできてるんだよね。でね、話飛ぶけど、洋服って時代背景とすごく関係してるじゃない?
中室: うん、そうだね。
板井: こないだ「kink」さんで接客させてもらってるときに、「今っぽいって何ですか?」みたいな話になってさ。で、それは"細い"ってことだと。じゃぁ、なんで"細い"のが今っぽいかというと、市場にそういうものしかないからじゃないかと。でも、洋服というものを知れば知るほど、それこそ用尺っていう部分で考えていくと、"ムード"がなくなっていってしまうんだよね、細い洋服っていうのはさ。
中室: うんうん。でも、こういうシルエットのことって洋服をとにかくたくさん着たり、すごくきちんと考えないと気づかないところだよね。細いのがシュッとしてて、かっこいい、あとモテるみたいなことで捉えられがちだけど、ジャケットの肩の後ろのあたりとか、パンツとかには本来"ゆとり"がなきゃいけないんだよね。ドレープもなにもないスーツとかって、一見キレイなんだけど、なんか味気ないっていうかさ。。
板井: ウチの洋服はドカジュアルなんだけど、テーラードがルーツになってるし、洋服作りで一番モットーとしてるのは、"温故知新"ってことなんだよね。まず古いものを知って、その反動で生まれてくるものを大事にしているっていうか。だから、アルマーニさんとかすごいよね。彼は医学部出身で、元々バイヤーを経てデザイナーになってる人なんだけど、彼が生み出したいわゆるソフトスーツっていうのは本当にすごいと思う。
中室: うんうん。
板井: 王道とかルーツは変えずに、今の時代とか着こなしに合ったものとは何だ? それは柔らかいものだと。で、彼はどうしたかっていうと、中身を変えたわけじゃない。だから、毛芯を据えないとか、アンコンのスーツとか、80年代に彼が作ったことは革新的だったよね。イギリス人からすると、もう意味わかんないっていう感じだったと思うけど、今はもう受け入れられているわけで。そういう色々なものを取り入れるイタリア人の物作りは素晴らしいよね。
中室: うん。イタリア人はすごいよ。彼らは本当に感覚的な人種だし。色彩感覚とかは独特だもんね。。うーん。いやー、でもそろそろ〈フランクリンテーラード〉の話も聞かなきゃね。
板井: そうだね 笑。
中室: そもそもね。俺、秀ちゃんがブランド始めるって聞いて、そんなには驚かなかったのね。別に企画の人しか服を作っちゃいけないってわけじゃないし、洋服が作りたくて周りの環境とかが整うんだったらやった方がいいって思ってるんだけどさ。でも、たぶんこういうのだろうなっていうイメージはあったのよ。いつもの秀ちゃんの着てる服とかを想像すると、わりと主張が強いものが多かったからさ。柄とか色とか。だからその線のものを作るんだろうなって思ってたら、思いのほかベーシックでクラシックだったから、びっくりしたんだよね。えっ!こっち!?っていう。
板井: ふふ。びっくりしたでしょ 笑。
中室: 秀ちゃんの友達の展示会に来ちゃったのかな?って思ったもん。俺、DMの説明文ちゃんと読んでなかったかな?って 笑。そもそもこういうのをやりたいっていう気持ちはあったの?
板井: うーん、あのね。やっぱりオレの根底にある好きなスタイリングはトラッドなのよ。結局、柄とか色とか、形とかって小手先でいくらでも変えられるからさ。そこじゃなくて、もっと本質的な部分って何だろう?って考えたときに、一番難しいベーシックをやらないと嘘だなって思ったの。一番最初にやったのが、パンツ、ジャケット、ニット、ベスト、シャツみたいな感じだったんだけどさ。それで、2年前にスタートして。
中室: 2年前か。。もっと前のような気がしちゃうね。
板井: いやぁ、まだまだ。このお店ができて1年半ぐらいだもん。今でも売れてるものはそのときに作ったベーシックな3型だよね。
中室: なるほどね。。
板井: 俺の中でのこだわりはもうホントにたくさんあるんだけど、まず"粋"っていう文化があるじゃない。和装にある"粋"みたいな部分。その考え方を洋服に落とし込むことを念頭に物作りを考えていこうと。日本人が提案する洋服をね。例えば5ポケットパンツのスレーキ部分をシルク100%にしたのね。色々考えはあるけれど、シルクってどこか特別だし、シルクが持ってる上品な光沢質感はやっぱり素晴らしいよね。和装にも用いられていることを考えれば日本人にとって特別な物だと思うのね。主観だけど、和装着物は日本人らしさを表現した最高傑作だと思ってて。例えば反を形にして、縫製を戻すとまた反に戻るっていうさ。
中室: はいはい。
板井: 日本人の"もったいない文化"、そういう国民性は我々のDNAに根付いていると思う。やっぱり和装って奥が深いなって思うよね。で、そのへんをどんどん掘り下げていくとなんか自分と通づる部分があるんだよね。いまどの国も自国でものづくりができなくなってきてるじゃない。どうしても生産を第三国にしたりっていう現状があるなか、俺はそれじゃ納得できないんだよね。だから、まずは変わらない、不変的なものを洋服で日本人が再構築できたらいいなって思ったんだよね。
中室: 最初見た時、みんなどんな反応だったの?
板井: びっくりしてたよ、色々な意味で。それまでの板井のイメージがあったと思うので、「ここいったんですか!」的なご意見は本当に沢山頂きました。やっぱりみんながこれまで目にしてきた、普遍的でベーシックなものを再構築したものってわかりづらいし、ものを作る側の人間でないと批評をすることってなかなか難しいと思うしね。ただ、その"もの"の存在感は感覚的に皆さんに伝わったと思うよ。とにかくこの"もの"を作り上げている人達がすごいからね! 縫製工場さん、パターンナーさん、付属屋さん、全部「É」をやめてから一から探したところなんだけどさ。現地に行って、ものを見せてくださいってお願いをして、そのクオリティを見せてもらってから、実はこういうものを作りたいんですけど...っていうやりかただよね。
中室: どんな人たちなの、その工場とかにいる人たちは?
板井: もう職人さんよ。「なんかよくわかんないけど、変なやつ来たな」みたいなさ。みんなでも、けっこう若いかな。
中室: えっ!若いの?
板井: まぁ若いって言っても50代とかだけどね。
中室: あぁ...、やっぱそうか。
板井: そうそう。それぐらいの歳はものづくりの世界においては若いってされるんだよね。で、「それ、売れんの?」とか言われて。
中室: なんて答えたの?
板井: 「売れると思います」って答えるよ。「僕はデザインをしたことがないけれど、ただ、世界の色んな服を見てきました。そんな中、今一番見ないといけないのは自国の文化なんじゃないでしょうか」ってさ。結局のところ"洋"服っていう形でやってる以上、英、仏、米で認められるジャパンメイドの洋服を作らないといけないと思うんだよね。もちろんまだまだなんだけど、できるだけ納得のいくものづくりをしていこうって。しかも、今はそういうことができてるかもしれないけど、10年後はできないかもしれないし。本当に職人がいないし、どの産業も空洞化だよ。そんな中、ウチの洋服は本当に時間もかかるし、その分工賃も高いっていうのは、すごく当たり前のことだからさ。でも、それが売れていくっていうのは、正直ハテナだったよね 笑。
中室: 自分で作っておいて 笑。
板井: だってさ。。この日本で、手付けのオックスフォードのシャツを作りました。語るところはたくさんあります。でも、日本製のシャツで3万6千円って他にないだろうと。デザインされているシャツだったらあるかもしれないけど、ベーシックなもので、この値段っていうのは他に無いんだよね。
中室: 最初どれくらい売れたの?完売?
板井: 完売だよ、最初は。1反使ったから、40枚くらいかな。
中室: 卸も合わせて?
板井: 卸もなくはないけど、基本はこのお店だよね。ファーストシーズンからここでやってるから。
中室: すごいね。。
板井: すごいでしょ?
中室: だから、作っといて「すごいでしょ?」はないけどね 笑。
板井: 今、シャツは2万円台のものと2型あるんだけど、お客様とじっくり話すと、みなさん3万円台の方を購入されるわけさ。そうなると洋服のお話を沢山することになるんだけど、だいたい最低3~4時間は話を聞いてくれるよね。
中室: あー、もうホントにテーラーみたいだね。。
板井: いやいや、テーラーとはおこがましくて言えないんだけどさ。
中室: 言っちゃってんじゃん。〈フランクリン テーラード〉って 笑。
板井: いや、それはフランクリンさんが作るテーラードっていう意味なんだよね。
中室: あ、それも聞きたかったんだよね。ブランド名の由来。
板井: それはねぇ。。じゃぁまずテーラードの方から。洋服っていうと定義が広くなりすぎてしまうんだけど、自分のこだわりとして、「洋服とは"テーラーリング技術(ルーツ)"を理解し、咀嚼したカジュアルウェアである」っていうのがあって、そういうものを作りたいということから来てるのね。
中室: うんうん。
板井: で、フランクリンっていうのはさ、元々俺が古着で持ってるツナギで、アメリカの30年代の〈フランクリンガーモント〉っていうブランドがありまして。「ガルモン」って、モルモン教徒の洋服っていう意味なんだけどさ。
中室: ガーメントの語源、由来みたいなものかな?
板井: だと思う。で、元々の(?)フランクリンさんが作ってた〈フランクリンガーモント〉っていうのが、当時のワークウェアにしてはすごくセンスが良くてさ。さっき言ったツナギっていうのはここのキッズなんだけどね。で、当時フランクリンさんがやっていた洋服屋を俺が継承するっていう形にしようと。フランクリンさんが「おっ、お前やってみっか?」って言ってくれたとしたら、日本でこんなことをやるっていうさ。
中室: オフィシャルではないよね 笑。
板井: はい。オフィシャルではないです 笑。アンオフィシャル。ま、解釈だからさ。
中室: フランクリンって日本でいうと、山田みたいな超メジャーな性だよね。そこが良いなって思ったんだけど。
板井: そこね! 俺は洋服に対して新しい価値観を皆様へ提案したいし、普遍的なものを最高のジャパンクオリティで提案したい。と当時に、「なんとなくいつもここの服着ちゃうんだよね」というような洋服を作っていけたらと思ってるから、洋服屋さんに向けてじゃなくて、洋服を生業にしていない世界の人達に提案したいと思ってるわけ。
中室: なるほどね。
板井: そう。世界に数パーセントしかいないファッショニスタに向けた、デザイン性の高い洋服作りはしたくなかったの。っていうと語弊があるけどね。ファッショニスタとは逆サイドの人達に、自分が考える安心感のある物作りを提案できれば良いなと。...安心感のある洋服っていうか、心地の良いカジュアルウェアっていうのをお客様に提案していきたいんだよね。
中室: うんうん。いや、いい名前だね。。
板井: いい名前でしょ? 自分で言うのもなんだけど。
中室: それにしても、お店に三時間とかいてさ、お客さんと話しをして、きちんとこっちの思いも聞いてもらって、それで買い物をしてもらうのって、今もうなかなかないから、貴重だよね。こないだ『BRUTUS(注:751号「Life,Style」)』で、対談みたいなことをしたんだけどさ。そこで対談したスタイリストの(高橋)ラムダさん、バイヤーの田村(貴之)さん、信國(太志)さん、みんなどういうお店で買い物してたかっていうと、ここみたいなお店なんだよね。あそこの人と仲良くなりたいとか、あの人に認められたいとか、それでお店に飛び込んでいってさ。いい具合に洗脳されていくんだよね。洋服にもやっぱり買い方ってあるからさ。だから、ここみたいなお店で買い物をしてくれる人がいるっていうのは、うれしいよね。
板井: うん、すごくうれしい。この狭い店内でさ、接客順番待ちみたいなことになるんだよ。
中室: えー、俺手伝いに行きたいなぁ。
板井: ホントにお願いしたいよー。でもさぁ、「ニットが欲しいんですけど、これってどういうものなんですか?」って聞いてきてくれてさ。で、糸の話からこれはね...、ってやってるとどんどんお客さんが来るわけよ。で、帰るのかな?って思ったら、「待たせてもらいます」って言うの。そのとき一人だったから、お茶も出せないしさ。「だいたい一時間くらいで大丈夫になると思うんですけどね」、なんて言ってさ。
中室: いや、そんなお店ないよ!笑 このお店って自然発生的にこのスタイルになったの?
板井: お店の考え方としては、自分のものづくりに賛同してくれている生産者たちに対する俺の誠意なんだよね。結局、卸ベースで始めると、じゃぁ卸つかなかったらどうすんだ?みたいなさ。自分はそこはリスクを背負ってお店をやりますっていう風にしたんだよね。
中室: そういや、一番初めの頃に言ってたね、そんなこと。それは「É」のショップスタッフだったり、バイヤーのときにはなかった考え方だよね?
板井: もちろんそう。気づかないよ。
中室: 工場の人だったり、職人さんだったりと話すうちにこうしなきゃなってことでしょ。
板井: うん。やっぱりやってもらってる感が強いっていうのがあるからね。
中室: 真面目だねぇ。
板井: 俺の中の、"粋の精神"って言ったらなんだけど、自分なりに考えてこの形に収まったというか 笑。それで将来的に自分の物作りに関わってくれた方々に恩返しできたらなーと。
中室: うーん、いいねぇ。今回、だいぶいい話、出てきてるね。今までの回もホントによかったんだけど、なんかこうフリみたいに効いてくるよね。最後でちゃんとオチてるっていうか。
板井: あ、そう? いや、でも今までのも読ませてもらいましたけど、よかったよね、それぞれ!
中室: 山口淳さんとかもさ、生前すごく褒めてたよ。「〈フランクリンテーラード〉の板井くんって、元々中室さんと同僚なんでしょ?がんばってるよねぇ」って言ってくれたしさ。
板井: あぁ、淳さんとは最後結局会えなかったなぁ。自分がお店にいないときに来てくれたみたいなんだよね。。
中室: 俺も淳さんとの、今までのメールのやりとりとかを思い出してさ。そういえば、ここのシャツのこと話してたなって。「こんな自立するシャツなんて見たことないよ」って。それがすごく印象的だったんだよね。ああいう方にも愛される洋服だよね。
板井: 淳さんに書いて頂いた文章で「板井くんが作ったシャツを、ブルックスとかトム・ブラウンが見たらどう思うんだろうね?」っていうのがあってさ。なんかすごくありがたかったね。。洋服っていう文化にすごく憧れがあって、ルーツはきちんと大切にしてるんだけど、それを再構築して新しいボタンダウンを作るっていうね。オックスフォードの定義も捉えてます、さらにいいシャツの定義っていうのが7つあるんだけど、それも捉えてますと。でも、縫製だけはヨーロッパの、イタリアのものがいいなっていうことを言っていて。機械的に合理性だけを追い求めると、やっぱり機能性を損なってしまうっていう。でも、アメリカの一番いいところっていうのは、何度も言うんだけど、アバウトな部分。それはやっぱりかっこいいなって思うんだよね。だから、そのどっちだよ!?っていうのが俺の服であって、それが実はすごくかっこよかったりするんだよね。
中室: うーん。これは本人にも話したけど、コモさんの洋服もそれにちょっと近いような気がするんだよね。コモさんってフレンチワークみたいなところの人だけど、ワークウェアとかミリタリーウェアって大量生産のものだから、そういうものっていい意味でのラフさがあるじゃない。平面的なパターンにある良さっていうかさ。そういう雰囲気のものを"ちゃんと"作ることでのアンバランスさっていうね。コモさんの服って、どこかこうふんわりしてて。全部が全部立体的じゃないんだけど、素材にはすごくいいものを使ってるみたいなさ。きちんとその服に見合う縫製を考えてたりとかさ。
板井: なるほどね。
中室: 今はそうやって見れるけど、当時は感覚的にしかわからなかったからさ。このへんの感覚をもっと多くの人に気づいて欲しいなって思うなあ。
板井: そうだね。さっきも言ったけど、日本でのものづくりって絶対的に先細りだからさ。で、俺はそこに気づいちゃったから、何ぁをしないといけないんだろうって。だから、お店をやってがんばるっていうのは、周りから見たら無謀だなって見えるよね。ブランド始めます、お店やります、で、どういう人が作ってるんですか?って言ったら、企画もパターンもやったことないです、ってなったら、もう何なの!? みたいなさ。
中室: うんうん。
板井: でも、今までに企画だとかそういうことをやってこなかったから、自分の感覚的な部分でものづくりができてるって思うんだよね。さっきも言ったアルマーニさんの話を知ったときに、自分にすごく近いなと思ったんだよね。テーラーにも職人にも、崩せない、譲れない部分っていうのが、もちろんあるんだけど、でも「いや、ここはこうしたいんです」っていう素人的な発想から、新しいものが生まれるっていうかさ。概念としてはそれまでにないものだから、大丈夫か?ってなるんだけど、俺の中では見えたものだからさ。もしこれを縫ってもらえたら、すごくいいものになるなっていうね。だから、俺はデザイナーっていうことではないんだよね。日本人が作る洋服で、いいものを作ってますっていう共同作業の先頭に立って旗を振ってるだけっていうさ。デザイナーなんて、おこがましいですよ。
中室: じゃぁなんて言う? 肩書き何にするよ? 肩書きフランクリンさんにする? あ、店主?
板井: 店主...。 うん、それだ! 店主は粋だね。
中室: じゃぁ、デザイナーはこのブランドにはいないんだね。でも、"呉服屋の主人"は、別にデザイナーではないもんね。
板井: うん、ほんとそう。着物も京都じゃない。天皇陛下が着るものと、庶民が着るものって全然違う人が作ってるしさ。それって、反物を下ろしてもらえるかどうかだけからさ。だから、俺も自分の考え方でこう作りたいってあるんだけど、でもやっぱり考え方としては店主に近い。いや、店主だね。
中室: 今、店主になりました 笑。
板井: ありがとうございます、なんか 笑。
The FRANKLIN TAILORED
住所:東京都港区南青山3-14-10
電話:03-6804-6729
営業:火曜日・水曜日・木曜日は予約制
金曜日・土曜日は11:00~21:00まで
日曜日は11:00~19:00まで
定休日:月曜日
http://www.the-ft.com/

RE-501®,RE-STYLE 新しい501®、新しいスタイル。

ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。
Photo_Ai Ezaki
Edit_Hiroshi Yamamoto,Jun Nakada
帽子:STUSSY
カーディガン:MACKDADDY
シャツ:FUCT
シューズ:Timberland×STUSSY
時計:TENDENCE

ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス®〉の501®がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように履くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。
Photo_Ai Ezaki
Edit_Hiroshi Yamamoto,Jun Nakada
シャツ:Magic Number
サングラス:recs
腕時計:NIXON
シューズ:GRAVIS

ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。
Photo_Ai Ezaki
Edit_Hiroshi Yamamoto,Jun Nakada
-グローバルなアパレルメーカー〈リーバイス®〉と気鋭のグラフィックデザイナー、アーティストである河村さん。そもそも共通点が少なそうな両者ではあるのですが。
河村: 確かにそうですよね。でも、僕自身は小学生の頃から親の影響もあり、リーバイス® 501®を愛用して育ってきたんですよ。
-なるほど。ということは501®のヘビーユーザーなんですね。しかし、小学生の息子にリーバイス®の501®を与える親も珍しかったんじゃないですか。
河村: ファッションが好きな親だったんです。実際に両親の若いころの写真を見ると、501®を穿いていますからね。ただ、当時の僕はそのありがたみを理解できなくて。キャラクターモノの洋服を欲しがっていましたね(笑)。
-ファッションアイテムとして認識したのは、いつ頃なんですか?
河村: 中学に入ってからですね。ファッションに詳しい友人に言われて。そのとき初めて普段から穿いていたジーンズ、つまり501®が良いモノなんだという認識を持ちました。それから僕自身もファッションに興味を持つようになって、細身の606やビンテージの501®を穿いてみたり、とにかくリーバイス®ばかり穿いてきました。でも、結局は現行の501®を買っては穿き潰して、また買って、というサイクルになっています。
-他のブランドに浮気をすることもなく?
河村: そうですね。ジーンズといえばリーバイス®、なかでも501®を一番愛用し続けています。それは、僕にとっては当然のことなんですよ。幼少の頃から穿き続けた慣れ親しんだモデルだし、レッドタブのデザインも好きですし、自分に合っているのかなと。
-ビンテージに傾倒することはありましたか?
河村: そういう時期もありましたね。地元・広島のビンテージショップで、価格を目にしたときは素直に驚きました(笑)。年代も仕様も異なりますけど、いつも穿いている501®が数万円ですからね。でも、そこでビンテージの話を伺うことが面白くて。中学の頃には"ビッグE"に憧れていました。
-実際に購入はしなかったんですか?
河村: さすがに中学生に買える価格ではありませんでしたからね、しかも、そのお店は価格が相場より高くて(笑)。高校生になってからお金を貯めて、大阪のとあるショップでゲットしました。片道4時間くらいかけて(笑)。ただ、ビンテージに手を出したのは、そのときだけですね。高額であることにビビってしまって(笑)。
-実際に穿いてみて、いかがでしたか?
河村: 感慨深かったですよ。時代を感じるといいうか、何十年も前のモノを当時の僕がお洒落として穿いている......。不思議な感覚でしたね。普遍的なプロダクトの醍醐味を堪能させてもらいました。
-その他にリーバイス®及び501®に関するエピソードがあれば教えて下さい。
河村: いろいろありますよ。地元のパンクスの先輩から受け継がれてきたボロボロの501®があったり、自分でクラストパンツを作ったときのベースにリーバイス®を使っていたり、映画『さらば青春の光』のスティングの真似をして、ジーンズを穿いたまま風呂に入ったこともあります(笑)。こうやって振り返ってみると、僕の思い出の傍らには必ずリーバイス®及び501®がありますね。そういえば、穿き潰した501®のパッチを切り取って集めていた頃もありましたよ(笑)。
-それはどういった意図で?
河村: 意図というか、昔から収集癖があって。気に入ったものはどんなカタチでも取っておきたかったんです。最初はボタンを取ろうとしたんですけど取れなくて、代わりにパッチを切り取っていました。実家に帰れば、まだあるはずですよ。
-それだけ愛用してきた河村さんにとって新しい501®はどんな印象ですか?
河村: とにかくシルエットが綺麗。腰回りのボリュームが減ったことで、穿いたときの印象が違うんですけど、それが良い方向に変わっている。モダンなストレートジーンズというか。ちなみに僕はワンサイズ落としてオーダーしました。
-既存のモデルよりもウエストがハーフサイズ大きくなっているのも、新しい501®の特徴の1つですよね。それでは最後にアーティストとしてリーバイス®及び501®とシンクロする部分はありますか?
河村: ブランドとアーティストでは比べにくい部分もありますけど、価値観の変化という部分では、とても近しいかもしれません。そもそもは炭鉱で働く人のために作ったジーンズが、今や厳重に保管されて、額に入っていることもありますからね。ダンボールに描いた僕の作品も、額に飾られて、本来の物質的価値とは異なる価値観が生まれている。とはいえ501®のような圧倒的な存在にはなかなかなれないですけどね(笑)


ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。
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ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。
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ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。
Photo_Ai Ezaki
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-リーバイス®のことを伺う前に、設楽さんがファッションに目覚めたキッカケを教えていただけますか?
設楽: 1951年生まれの僕の世代は、団塊の後世代として、団塊の世代特有の勢いに飲まれることなく育ってきたんです。中学でビートルズに出会い、高校ではエレキギターを買うお金が無かったのでフォークに傾倒して、浪人時代にはウッドストックが開催されて、大学入学当初は学校が封鎖されていた(笑)。そういったなかで、幼少の頃には、アメリカのホームドラマをテレビで観て、大学時代は横須賀のベースに出入りして、自然とアメリカに憧れを持つようになっていったんですよね。そのなかでファッションというのは大きな役割を担っていましたし。
-リーバイス®というブランドを認識した時期、キッカケを教えてください。
設楽: 高校の卒業前くらいですかね。その頃、ファッションとしてコッパン(※コットンパンツの略。今で言うチノパン)にストライプのB.D.シャツ、ジーンズにオックスのB.D.シャツというスタイルが流行っていて。リーバイス®というのは1つのステータスだったんですよ。ただ、なかなか売っていなくて、最初は国産のジーンズを穿いていましたね。
-設楽さんのファースト501®を教えていただけますか?
設楽: 大学3年の頃かな。古着で購入したんですけど、サイズも合わなくて思い通りのスタイルにならなかったんですよね。僕のなかでは穿けば、スティーブ・マックイーンやジェームズ・ディーン、マーロン・ブランドになれると思っていましたから(笑)。そもそもの体型が違うのに...。ただ、そこから日本人ならではの楽しみ方も出てくる。年代毎のディテールの違いに言及したり、腰穿きしてみたり。
-これまでどのくらい穿いてこられましたか?
設楽: 本数で言ったら数え切れないですけど、今現役で穿いているのは8本くらい。かなり昔、普通に購入した"ビッグE"や"ダブルエックス"があったり、現行のモデルがあったり。
-様々なファッションを楽しむ設楽さんにとっても、501®は特別な存在なのでしょうか?
設楽: もちろんです。様々なファッションを楽しむからこそ、501®の凄さに気付くんですよね。ビームスではオープン当初から扱っている唯一のアイテムですし、思い入れも強いので、例え穿き潰しても簡単には捨てられないんですよね。

-それでは今年リニューアルしたばかりの501®の第一印象を教えてください。
設楽: 僕らのような昔から知っている人間でも納得する仕上がりなっていますよね。昔ながらのディテールとモダナイズしたシルエットとのバランスがとても良い。僕自身、サイズ違いで2本購入して、31インチは裾をダブルにしてスラックス風に、もう一方は32インチで従来のディテールを楽しみつつ、ヨーロピアンなジャケットを合わせてみたりしています。
-ちなみに企業のトップとして、ブランドの象徴ともいえる「501®」の仕様変更及びリ・ブランディングは、どのように見ていますか?
設楽: 当然のことだとは思います。受け継がれてきた多くの名品と言われるアイテムは、時代と共に少しずつ変化していますからね。なかでもメンズファッションは「ミリメートル・マーチャンダイジング」と言われて、とても難しい。そんななか時代のスタンダードとしての501®のあり方を再定義に踏み切ったリーバイス®の姿勢は、企業としても高い評価に繋がると思います。しかも、伝統と革新のバランスを最大限考慮して作られた新しい501®が商品としてとても魅力的な仕上がりになっている。実際に僕自身、2本購入してしまいましたし(笑)
-今シーズン、ビームスとしてもリーバイス®との取り組みがあると伺いましたが。
設楽: 実際にサンフランシスコの本社にも足を運んで、本国のスタッフともディスカッションを重ねて、513のビームス別注モデルを作らせていただきました。既存のモデルの良さを活かしながら、ビームスならではのアイディアを取り入れて、さらにパッチに「BEAMS」という文字まで入っているんです! しかも、今回のモデルは今年の秋から本格的に登場するモデルで、その先行販売にもなります。これはなかなか感慨深いですよ。
-しかも、ジーンズ生誕140周年というメモリアルイヤーですからね。かつて憧れていたリーバイス®の歴史に名を刻んだとも言えます。それでは最後に設楽さんにとってリーバイス®及び501®について。
設楽: 言うまでもなく、僕のルーツですし、男性服のルーツ。リーバイス® 501®を知らずしてメンズファッションは語れません。ビームスもそんな存在になれるよう、今後も精進していこうと思います。
帽子:BEAMS
ジャケット:HAVERSACK
シャツ:BEAMS F
ベルト:Cruciani
ウォレットチェーン:BILL WALL LEATHER×YOSHIDA
腕時計:ROLEX

ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。
Photo_Ai Ezaki
Edit_Hiroshi Yamamoto,Jun Nakada
コート:BEAMS PLUS
Tシャツ:LABRAT
ストール:BEAMS PLUS
シューズ:SPECTUS
バングル:BEAMS PLUS
腕時計:Cartier

ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。
Photo_Ai Ezaki
Edit_Hiroshi Yamamoto,Jun Nakada
帽子:Capas Headwear
ジャケット:Sartorio
シャツ:Black Fleece by Brooks Brothers
タイ:Turnbull & Asser
シューズ:Silvano Mazza
時計:SWATCH

ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。
Photo_Ai Ezaki
Edit_Hiroshi Yamamoto,Jun Nakada

ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。
Photo_Ai Ezaki
Edit_Hiroshi Yamamoto,Jun Nakada
ジャケット:ROUGH AND RUGGED
シャツ:ROUGH AND RUGGED
帽子:ROUGH AND RUGGED
ブーツ:WESCO
腕時計:ROLEX
リング:ROUGH AND RUGGED

ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。
Photo_Ai Ezaki
Edit_Hiroshi Yamamoto,Jun Nakada
ジャケット:CASH CA
シャツ:SAVE KHAKI
スカーフ:A FOUR
眼鏡:NEIGHBORHOOD × fragment design
腕時計:PANERAI
ブーツ:Anderson Bean Boots

ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。
Photo_Ai Ezaki
Edit_Hiroshi Yamamoto,Jun Nakada
帽子:WHIZ LIMITED×STUSSY×New Era
サングラス:WHIZ LIMITED
カットソー:WHIZ LIMITED
シューズ:WHIZ LIMITED

ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。
Photo_Ai Ezaki
Edit_Hiroshi Yamamoto,Jun Nakada

The fascinating COLLECTION of EASTPAK. イーストパックの魅力を探る。vol.02 藤井隆行

有名デザイナーやブランドとのコラボモデルの発表やユナイテッドアローズ別注モデルのリリースなど、〈イーストパック(EASTPAK)〉の勢いが 再び加速しています。そこで、かねてより〈イーストパック〉の魅力に惹かれ、愛用し続けているファッショニスタにインタビューを敢行し、あらためてその魅 力を探ってみました。彼らの発する言葉から読み解く〈イーストパック〉ブランドの価値など、知れば知る程きっと手に取りたくなるはずです!
Photo_Yozo Yoshino
Edit_Ryutaro Yanaka
-では、最初に藤井さんが 〈イーストパック(EASTPAK)〉に出会ったきっかけを教えてください。
藤井隆行 [ノンネイティブ デザイナー](以下藤井/敬称略): 中学生くらいのとき、渋カジの流れで兄貴が薄いナイロン地のエンジ色のデイパックを背負ってて。それを貰って、周囲でも「アメリカ製の 〈イーストパック〉は、イケてる」って話になっていまして、アメリカに行って買い付けては売ったりしてましたね。
-それは、どちらでですか?
藤井: 代々木公園のフリマだったり、友だちに譲ったりだとか。当時みんなが欲しがって、とにかく沢山売れました。
-当時、藤井氏の影響を受けて、持ってる人が多かった印象があります。でも、予想通りいろいろなバリエーションを持っているんですね。
藤井: 恐らく1番古いのは、コンパス(方位磁石)型のロゴが入った、この赤いバッグなんですけど。
-この薄いナイロンの感じは、懐かしいですね。
藤井: 次が、このモノトーンのロゴかな。
-このロゴは、今回ユナイテッドアローズが別注した際に使用したモデルですよね。
藤井: そうですね。それから、みんなが思い描く、このロゴに変遷して行くのかな。
-なぜ、藤井さんは 〈イーストパック〉を選ぶに至ったんですか?
藤井: まず、ロゴが良かった。このリサイクルのマークとかも、リサイクルナイロンを使ってるからだろうけど、カッコ良かったんですよね。
-この並び見ただけでも、また欲しくなりますね。当時、アメリカで購入していたとのことですが、幾らくらいだったんですか?
藤井: 大体30ドルくらいで買っていましたね。あと、バークレーの倉庫まで連れて行って貰って、30個くらい積んであったのを1個10ドルくらいで譲って貰ったりもしました。
-そんな流れで、ずっと使い続けるわけですか?
藤井: セレクトショップで働いてたときも取り扱いがあったので、使ったり、店頭でもよく売っていましたね。その後ロゴが変わってしまって、新たに買い足すことはなくなりましたが。
-そこが重要ですよね。となると、あまり使わなくなってしまった?
藤井: いや、リュックは使ってますね。今って、機能的なリュックを使わなくなったので。この感じが丁度良い。-そうなんですね。でも、今見ても良い佇まいですよね。
藤井: これだけ持って出掛けることが多い。とにかく形とサイズ感が良いんです。あとはカラーリングも。ただ、他の形って、あんまり使うシーンがなくて。
-車に乗るようになったり、ライフスタイルが変わると使うバッグも変化しますしね。
藤井: そうですね。小さめのボストンなんかは、学生って感じ。当時は短い持ち手を肩に提げるのがイケてましたからね。
-懐かしいです。

藤井: 当時もそんなに使っていなかったのに、これだけ買ってますからね。しかも、いまだに持ってる。捨てられないんですよね。
-良い思い出、あとはルーツ的な。となると、これからもリュックは使い続ける、と。
藤井:
恐らく。だから、ユナイテッドアローズが別注したモデルも欲しいかなって。あの旧タグをベースに別注している辺り、ちゃんと当時の空気を分かっている方が手掛けたんだなと思いますし。
そうやって考えると、自分的にスタイルは変わってきたけど、本格的に使っているバッグは変わってないのかもしれませんね。デザイナーズとか着るようになっても、こういう風に 〈イーストパック〉を持ってるし。
-ちなみに、他にどんなバッグを使ってるんですか?
藤井: 出張時の機内用としてトートバッグも使っていますが、海外ではとにかくバッグを持ちたくないので、なるべく最後にまとめて買い物するスタイルです。
-普段、あまりバッグは持ちたくない派ですか?
藤井: 持たないですね。傘も持たないし。出来るだけ手ぶらでいたい。
-どうしても持たなくてはいけないときに、リュックを選ぶ?
藤井: それか、トートですね。ザッと入れて持ち運べる感じですね。
-でも、こういうザ・アメリカ的なモノって少なくなりましたよね。
藤井: 先日、このバッグを購入したバークレーに再度訪れたんですが、まだ少し残ってましたね。そのアウトドアショップも残ってて、当時の〈イーストパック〉が壁に掛かってて感動したんですよ。
-こういう雰囲気を残したブランドが、当時の空気感をきちんと届けてくれたら、また欲しい物が多くなりそうです。それと当時のこの雰囲気を理解している方が第一線で物作りをしてくれると、買い手としては楽しめますので期待していますよ。今日はありがとうございました。
双日ジーエムシー(イーストパック)
電話:03-6894-5760
http://www.eastpak.jp/
https://www.facebook.com/EastpakJapan
https://twitter.com/EASTPAK_JPN

旅するバートン。 TRIP with BURTON

スノーボードのリーディングブランドである〈バートン〉。世界トップレベルのライダーたちの意見をフィードバックして形作られた充実のコレクションと言えます。なかでも、スノーボーダーのみならず幅広いニーズに対応しているのがバッグ類。旅に最適なラゲージ、オーセンティックなデザインのバックパック、さらには飲んだくれ御用達のBYOバッグなど。とにかく盛り沢山の〈バートン〉の鞄の、その魅力を「旅」をテーマに、3回に渡ってご紹介していきます。
Edit_Hiroshi Yamamoto
Photo_Hiroyo Kai

左からWHEELIE SUB / 121L(79×43×39cm) ¥39,900
WHEELIE FLIGHT DECK / 45L(57×34×31cm) ¥26,250
WHEELIE DOUBLE DECK / 92L(71×38×36cm) ¥31,500
WHEELIE CARGO / 63L(60×38×34cm) ¥29,400

左からWHEELIE FLIGHT DECK / 45L(57×34×31cm) ¥26,250
WHEELIE SUB / 121L(79×43×39cm) ¥39,900
WHEELIE CARGO / 63L(60×38×34cm) ¥29,400

Shopping Addict Vol.11 April ~アウトドア編~
本格的な春の到来とともに気温も気分も上昇中!? 巷では早くも"キャンプだ!! フェスだ!! イベントだ!!" なんて話で持ち切り。本企画11回目では、そんな待ち遠しい夏を人一倍楽しむべく、"アウトドア"にフォーカス、定番モノや飛び道具的なモノまで厳選して紹介します。ゲストにはユニークな審美眼で目下注目を集めているスタイリスト、小山田クンが登場です。
Photos_Masaki Sato
Edit_Ryo Komuta,Jun Nakada
Design_Nakamuragraph
今回のゲストセレクター
小山田孝司
スタイリスト

Enchantment of Dr.Martens. Dr.マーチンに惹かれる理由。

すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。
Photo_Rintaro Ishige
Edit_Ryutaro Yanaka
-正直、あまり尾花さんに〈Dr.マーチン〉というイメージはなかったのですが...。
尾花大輔(以下尾花/敬称略): 15~16年前くらいに、アメリカの古着屋さんとか、自分の周りの人達がスニーカーのように履いてる姿が衝撃的で、「ゴーゲッター(go-getter)」時代に8ホールではなく、ウィングチップの短靴をセレクトして売ってました。そこで〈Dr.マーチン〉を敢えてイギリスっぽい格好ではなく、アメカジっぽく履くのが新鮮なんじゃないかなって思って。
-というと、パンクスやスキンズなどカルチャー的な側面からの影響ではないんですね。
尾花: はい。カルチャーから、というよりはスニーカーっぽく履いたら格好良いんじゃないかなっていうスタイルからでした。実際履いてみると、履きやすくて楽ですし。当時は白ステッチを中心に探しました。黄色いステッチは、〈Dr.マーチン〉色が強かったので。
-その辺は、カルチャーではない側面から入ったが故のセレクトですね。
尾花: あと、〈Dr.マーチン〉が面白いのはウィングチップが、外羽根のロングウィングチップでアメリカっぽいところかな。イギリスの靴って言うと内羽根の印象が強いんですが。そこにも心惹かれるかな。
-スニーカー感覚で、アメリカ的に。
尾花: こっちのプレーントゥを選んだときは、なんとなくプレーントゥを履きたいなと思ったときに普通のプレーントゥだと、つまらないなって思って、〈Dr.マーチン〉のステッチ無しを選びました。
-選ぶ基準はありますか?
尾花: 当時は、敢えて履いてみようなんて思ってましたね。でも、あんまり考えないで履けるっていうのが〈Dr.マーチン〉の良さだと思うし、どんなスタイルに合うのが良いかなって。高級革靴になってしまうと、気を使わずに履けないから。
-尾花さんにとって、"スニーカー感覚で履ける靴"っていうのが重要だったりしますか?
尾花: あとは、失礼かもしれないけど、雨の日に履けるっていうのもありがたい。イギリスも雨の多い国だから、こういうソールにしたのか、と思ったり。雨の日の靴って悩むけど、〈Dr.マーチン〉なら安心して履けるのも嬉しいです。
-ちなみに、次に欲しいモデルなんてありますか?
尾花: 10数年前にインラインの中から買い付けさせて貰ったオールグレースウェードのモデルがあったんですが、それが格好良かったから欲しいかな。
-格好良さそうですね。ちょっと掛け合ってみましょうか?
電話:03-5822-6810
www.dr-martens.co.jp/
www.facebook.com/drmartensJapan
twitter.com/DocMartensJP

Boy Meets Gents at steven alan
Manhattan Portage on HOUYHNHNM 30年目のマンハッタン ポーテージ、そのすべて。

"NEW YORK TOUGH"という理念のもと、優れた機能性とシンプルでスタイリッシュなデザインの鞄を展開するニューヨーク発バッグブランド〈マンハッタン ポーテージ(Manhattan Portage)〉。今年で創業30周年を迎える同ブランドの動向を、くまなく紹介していくスペシャル企画が遂にスタート! 新製品からアニバーサリー記念アイテム、さらには地方の限定店舗の情報まで、30年目の〈マンハッタン ポーテージ〉のすべてをお届けしていきます。
Edit_Hiroshi Yamamoto
早速、その模様をフォトレポートで振り返ってみましょう!
そのバラエティ豊かな面々からは、性別やスタイルを問わず、幅広い層に多くのフォロワーを持つ〈マンハッタン ポーテージ〉"らしさ"が窺えます。中には、使い込んだ同ブランドのメッセンジャーバッグを肩に掛けた人の姿も。
一方、2Fでは30周年の歴史を物語るレアなアーカイブバッグの数々が披露されたほか、ブランドのロゴをかたどったスペシャルアトラクション「エレクトリックスカイライン」では、景品のNY旅行を懸けて挑戦者たちが必死になる一幕も。見守る人々からは、思わず歓声とため息が漏れます。
これ以上ないアニヴァーサリーイヤーの幕開けを果たした〈マンハッタン ポーテージ〉の今後に、いやが上にも期待が高まるイベントとなりました。
Text_Yohei Kawada

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(左から)MP1606VJRJR-30TH BLACK(W42×H25×D17cm)¥10,080
MP1605JR-30TH BLACK(W34×H21×D14cm)¥8,400
MP1603-30TH BLACK(W29×H18×D11cm)¥6,825

SATURDAYS SURF Opens 2nd Shop in KOBE. 神戸に2店舗目をオープンしたサタデーズ サーフを徹底解剖!

2009年、ニューヨーク・SOHOにオープンするや、サーファーだけでなく世界中のファッショニスタがこぞってチェックし始め た〈サタデーズ サーフ(SATURDAYS SURF NYC)〉が、代官山に1周年とほぼ時を同じく、待望の2店舗目を神戸にオープン。そのタイミングで来日したジョシュ、モーガン、コリンの3名に新店に込めた思いを訊くとともに、神戸店と、オープン前日に開催されたレセプションの模様をお届けします。
Photo_Koji sato(TRON)
Edit_Ryutaro Yanaka
-代官山のショップがオープンして、1周年を迎え、再度東京を訪れた訳ですが、まず1年経過しての感想は、いかがですか?
サタデーズ サーフ クルー(以下SSC:敬称略): 1年前より、東京のことをもっと知れていますし、細かいところにまで目が届くようになってきました。サタデーズのスタッフたちとも仲良くなれましたし、一緒にサーフィンをしたり、東京が近い存在になった気がします。
-それで、めでたく2店舗目を神戸に出店することになったんですが、「神戸」というエリアを選んだ理由は?
SSC: ひとつは、神戸という街の雰囲気がサタデーズにぴったりでしたし、代官山同様にロケーション、物件がサタデーズサーフの世界観を表現するのに最適だったからです。
-神戸以外に候補地はあったんですか?
SSC: 神戸以外に大阪なども見て回ったのですが、神戸がベストでした。
-この勢いに乗って、さらに店舗を拡大していく予定はありますか?
SSC: サタデーズのブランドイメージとして、自然に任せていくというのが重要なので、意識はしていますが、まだ先の話だと思います。
-神戸のショップコンセプトを聞かせて頂けますか?
SSC: 「世界観を出す」というのがキーポイントで、代官山はニューヨーク同様バックヤードというスペースを設けていますが、神戸は若干異なり、店舗内にチルアウトするスペースがあります。ただオープンな環境で、面積も広いですし、人々がリラックスできる空間に仕上げてあります。
-神戸の店舗は、どなたが手掛けたのですか?
SSC: 代官山と同様、GENERAL DESIGNの大堀伸氏にお願いしました。今回もとても満足しています。
-店舗が増えたり、『サタデーズ マガジン』のリリースなど、つねに消費者をワクワクさせてくれていますが、今後のサタデーズサーフとしての活動は、どのような感じになっていく予定ですか?
SSC: 年に2回の『サタデーズ マガジン』の発行に加え、少しずつではありますがコラボレーションを実施していく予定です。それと、サタデーズのコンテンツの部分を大きく変化させていこうとも考えています。アクセサリーの充実などコレクションの幅を広げたり、デザイン性やクオリティにもよりこだわっていきたいと思います。
-サタデーズから見る最近のニューヨークは、いかがですか?
SSC: ニューヨークの街は興味深く、日々面白い物が誕生します。そして、自分たちが面白いと思うことができる環境も整ってきました。サーフコンテストに協賛したりなど、エキサイティングな事象をサタデーズ発信で生み出すことも出来るようになってきています。
-となると、今後も期待して良いわけですね。
SSC: はい。もちろんです。
SATURDAYS SURF KOBE(サタデーズ サーフ 神戸)
住所:兵庫県神戸市中央区京町78
電話:078-381-7450

旅するバートン。 TRIP with BURTON

スノーボードのリーディングブランドである〈バートン〉。世界トップレベルのライダーたちの意見をフィードバックして形作られた充実のコレクションと言えます。なかでも、スノーボーダーのみならず幅広いニーズに対応しているのがバッグ類。旅に最適なラゲージ、オーセンティックなデザインのバックパック、さらには飲んだくれ御用達のBYOバッグなど。とにかく盛り沢山の〈バートン〉の鞄の、その魅力を「旅」をテーマに、3回に渡ってご紹介していきます。
Edit_Hiroshi Yamamoto
Photo_Hiroyo Kai

左からWHEELIE SUB / 121L(79×43×39cm) ¥39,900
WHEELIE FLIGHT DECK / 45L(57×34×31cm) ¥26,250
WHEELIE DOUBLE DECK / 92L(71×38×36cm) ¥31,500
WHEELIE CARGO / 63L(60×38×34cm) ¥29,400

左からWHEELIE FLIGHT DECK / 45L(57×34×31cm) ¥26,250
WHEELIE SUB / 121L(79×43×39cm) ¥39,900
WHEELIE CARGO / 63L(60×38×34cm) ¥29,400

A Noteworthy Town , PORTLAND. いま最注目の街、ポートランド!
Daily with FLAMMO. フラモのある日常。 vol.01

今季、これまでのイメージを覆す新テキスタイル、「FLAMMO(フラモ)」を武器にコレクションを展開する〈ハーレー(Hurley)〉。フラワーとカモフラージュで「フラモ」。この相反するような組み合わせにあえてトライする姿勢は、まさにブランドスピリットである"固定概念にとらわれない自由で新しいスタイル"と同じ。そこで今回は、"意外性"をキーワードに様々な分野で活躍する人たちに「FLAMMO(フラモ)」をセルフスタイリングしてもらい、その魅力を紹介していきます。フラモのある日常、みなさんもいかがですか?
Photo_Yoshiteru "Chappe" Aimono
Edit_Jun Nakada
ショーツ:Hurley FLAMMO FLEECE WALK ¥9,240
シューズ:J.M. WESTON
サングラス:ayame

Shopping Addict Vol.12 May ~レザー編~
GWも終わり、世の中的には梅雨入り間近、なんて言われている5月下旬。今月は「レザー」をテーマに編集部が"これぞ"というアイテムを紹介します。こんな時期にレザー? と疑問に思う方もいると思いますが、いざ探してみると、洋服から小物まで、今使えるアイテムのオンパレードでした。ここぞとばかりに物欲を掻き立てる、見て納得のレザーアイテム、どうぞ!
Photos_Masaki Sato
Edit_Ryo Komuta,Jun Nakada
Design_Nakamuragraph

Manhattan Portage on HOUYHNHNM 30年目のマンハッタン ポーテージ、そのすべて。

"NEW YORK TOUGH"という理念のもと、優れた機能性とシンプルでスタイリッシュなデザインの鞄を展開するニューヨーク発バッグブランド〈マンハッタン ポーテージ(Manhattan Portage)〉。今年で創業30周年を迎える同ブランドの動向を、くまなく紹介していくスペシャル企画が遂にスタート! 新製品からアニバーサリー記念アイテム、さらには地方の限定店舗の情報まで、30年目の〈マンハッタン ポーテージ〉のすべてをお届けしていきます。
Edit_Hiroshi Yamamoto
(右)MP1605JRPOPST(W34×H21×D14cm) ¥9,870
日時:5 月17日(金)〜6月2日(日)
住所:札幌市中央区北5条西2丁目
早速、その模様をフォトレポートで振り返ってみましょう!
そのバラエティ豊かな面々からは、性別やスタイルを問わず、幅広い層に多くのフォロワーを持つ〈マンハッタン ポーテージ〉"らしさ"が窺えます。中には、使い込んだ同ブランドのメッセンジャーバッグを肩に掛けた人の姿も。
一方、2Fでは30周年の歴史を物語るレアなアーカイブバッグの数々が披露されたほか、ブランドのロゴをかたどったスペシャルアトラクション「エレクトリックスカイライン」では、景品のNY旅行を懸けて挑戦者たちが必死になる一幕も。見守る人々からは、思わず歓声とため息が漏れます。
これ以上ないアニヴァーサリーイヤーの幕開けを果たした〈マンハッタン ポーテージ〉の今後に、いやが上にも期待が高まるイベントとなりました。
Text_Yohei Kawada

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(左から)MP1606VJRJR-30TH BLACK(W42×H25×D17cm)¥10,080
MP1605JR-30TH BLACK(W34×H21×D14cm)¥8,400
MP1603-30TH BLACK(W29×H18×D11cm)¥6,825
