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Channel: FASHION FEATURE(ファッション特集) | HOUYHNHNM(フイナム)
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Levi's®×BEAMS makes a New Standard.

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今、また注目を集めているアメリカ西海岸発のカルチャー。その波を掴むかのように、西海岸を代表する〈リーバイス®〉と、ビームスが注目のコラボレーションを発表します。〈リーバイス®〉の象徴ともいえるツーホース パッチに、ビームスのロゴを刻印するなど、革新的なアプローチで誕生させた逸品と、今後構築していく新しいスタンダードについてを訊いてきました。

Photo_Yuri Hasegawa[IMAGE],Yozo Yoshino[ITEM]
Edit_Ryutaro Yanaka

Levi's®×BEAMS 513 Slim Straightが誕生!
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今回のコラボレーションのキーパーソン、ビームスバイヤーの戸田 慎氏。

-まずは、今回登場するBEAMSが別注した513について、ビームス バイヤーの戸田氏にいろいろと伺いたいのですが。そもそもスタートとした経緯を訊かせてください。

戸田 慎[ビームス バイヤー](敬称略/以下戸田): 〈リーバイス®〉が501、505、519のような名品以外に、トレンドに合わせた新品番っていうのを開発している中で、サンフランシスコにあるリーバイス®本社のデザインチームから、「ビームスが考える、今のリーバイス®像」を具現化させた新品番513っていうのを作りませんかと、お話を頂きました。

-ちなみに、513はどんなモデルですか?

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Levi's®×BEAMS 19404-0007(RINSE) ¥12,600

戸田: スリムストレートというシルエットで、細身のストレートにより脚が美しく見えるように仕上げています。そして、今回のコラボレーションモデルはヒップがよりキレイに見えるように、バックポケットのサイズも1/4インチ長くしています。

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〈リーバイス®〉というと、ビンテージのアーカイブを元に過去のディテールとか生地感とかを求めることが多くなりがちですが、ビームスとしては普段の生活の中に取り入れて頂きたいので、あえてセルビッチを選ばずに、求めやすい価格に設定しました。自然とライフスタイルの中に溶け込むジーンズにしたいという意図も踏まえ提案しました。柔らかくて穿きやすいファブリックも特徴です。

-カラーリングは?

戸田: ビームスとしては、今の日本のトレンドを加味し、「シンプル」かつ「洗練されている」、リンス(RINSE)とブラックの2カラーを選びました。

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Levi's®×BEAMS 19404-0008(BLACK) ¥12,600

ちなみに、ブラックはステッチもリベットもオールブラックのワントーンで、よりミニマムに仕上げています。
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-それで最大のポイントとなるのが、パッチに入ったビームスのロゴですよね。

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戸田: ツーホース パッチにロゴが入るのは、感動的ですよね。

-近年だと〈ナイキ(NIKE)〉〈シュプリーム(Supreme)〉に続く、というのも凄いですね。ちなみに、今後の取り組みとしては、どんなことを?

戸田: 2013年秋冬には、さらに新しいビックプロジェクトをビームスエクスクルーシブで展開予定です。

-そんな取り組みも含めて、西海岸を廻り、サンフランシスコやロサンゼルスにある〈リーバイス®〉ゆかりのスポットを訪れてきましたが、いかがでしたか?

戸田: どこも刺激的で、今までの固定概念が良い意味で壊されました。

-では、まずは総本山から。サンフランシスコにあるリーバイ・ストラウス本社も訪れたわけですが。

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サンフランシスコにあるリーバイ・ストラウス本社。

戸田: 出迎えから、最上のおもてなしで。

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ビームススタッフのために、サンフランシスコを代表する各メーカーから集めた朝食を用意。

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タルティーン・ベーカリー(TARTINE BAKERY)のパン、フォーバレル(Four Barrel)のコーヒーを筆頭にミルクやヨーグルト、シリアルなど、最高の朝食が並ぶ。

-あれは凄かったですね。パン、シリアル、ミルク、それからヨーグルトに至るまで、サンフランシスコを代表する各メーカーから集めて、ビームスのために最高の朝食を用意してくれたのですからね。

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まずは、ビームス設楽社長と、リーバイ・ストラウス本社のプレジデントを務めるジェームス・カーリー氏の共演。

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ジェームス・カーリー氏から〈リーバイス®〉についての話を聞くビームススタッフ。

戸田: センスの良さや働くスタッフに対する環境の良さも感じますし。それから、入ってすぐに展示ルームと、その少し奥に「宝物」が保管されたリン・ダウニー女史が管理するアーカイブ ルームは感動しましたね。

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〈リーバイス®〉のヒストリアン、リン・ダウニー女史が、リーバイ・ストラウスの歴史を過去の名作を交えてレクチャーします。

-皆さん、写真撮りまくりでしたからね。カタログやら紙資料の類いも刺激でした。

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リン・ダウニー女史が過去の名作を披露する度、みんなで写真に納めます。

戸田: 過去に一度火事にあって、資料が燃えてしまった経緯から、新たに用意した耐火用の金庫も凄かったです。

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新たに設置された耐火用金庫。業火に包まれても収納品には全く影響がないそう。

-続いては、ロスに移動して。

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ビームスチーム全員で、ロサンゼルスにあるプレスルーム「HAUS OF STRAUSS」へ。

戸田: ロサンゼルスにある「HAUS OF STRAUSS」は、贅沢な空間でしたね。

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〈リーバイス®〉のグレッグ・サトウ氏の案内で、「HAUS OF STRAUSS」内各所を見学。

-一軒家で、セレブのために1点モノをカスタムオーダーできるテーラーが常駐していたり、パーティ会場として使用したり。

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2階のオフィスと、スタッフ。ゆったりした贅沢な空間に卓球台が鎮座。

戸田: 庭も心地好かったですし、2階のオフィスも快適そうで。あんな環境で仕事できたら、良いモノが生まれそうですよね。いまも〈リーバイス®〉が高いクオリティをキープできている理由が分かった気がしますし、もう単純に羨ましかったです。

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気になる各所を、CANONのPowerShot S110を使って写真に納める戸田氏。

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リーバイ・ストラウス ジャパンの中道氏[左]、グレッグ・サトウ氏[中]と、意見交換をする戸田氏[右]。

-続いて、皆さんでお邪魔したパーティですが。

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注目の新スポット「エース ミュージアム(ACE MUSEUM)」。

戸田: スケールの大きさを感じました。新しく出来た注目のスポット「エース ミュージアム(ACE MUSEUM)」を使って、フランク・オーシャン(Frank Ocean)がライブして。会場のディスプレイを見て、〈リーバイス®〉が今やろうとしていることは、過去のアーカイブをそのまま伝えるのではなく、時代に合わせて近代化させていこうとしてるんだなとも感じました。

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パーティは大盛況。たくさんのファッション業界人が詰めかけます。

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リーバイ・ストラウス ジャパンPRの矢向氏[右中]と、ビームスチームで記念撮影。

来ていたゲストも華やかで注目されている雰囲気も感じましたし、行けて良かったです。

-となると、西海岸の〈リーバイス®〉ゆかりのスポットを廻った経験は、次の試みに上手く反映されそうですか?

戸田: そうですね。いろいろな経験を出来ましたし、刺激も受けたので、次のプロジェクトへのモチベーションも高まっています。だから今後も期待して欲しいです。

-楽しみにしています!

ビームス 原宿
電話:03-3470-3947
www.beams.co.jp

Levi's×BEAMS 特設サイト
levi.jp/beams

BEAMS Online Shop
MEN'S
shop.beams.co.jp/cc/?ccid=210748
WOMEN'S(INDIGO)
shop.beams.co.jp/cc/?ccid=210748
WOMEN'S(WHITE)
shop.beams.co.jp/cc/?ccid=210748

リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
levi.jp
e-levi.jp

上記の写真で届けきれなかった写真を、スライドショーでお届け。
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服の求道者たち ~「E」の系譜~ 第三回:The FRANKLIN TAILORED デザイナー 板井秀司

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局地的に高い人気を誇る本企画。フイナムがとくにプッシュしていきたい、"これから"な三人に話を訊いていくシリーズ企画もいよいよ最終回です。皆が皆、セレクトショップ「É」出身という、不思議な縁を軸に展開してきたファッションインタビュー。満を持しての第三弾は〈フランクリン テーラード(The FRANKLIN TAILORED)〉デザイナーの板井秀司氏。極限までこだわり抜いたアイテムに込められた思い、自身のファッション観までを、元同僚であり盟友の中室太輔氏(プロモーションプランニングオフィス「ムロフィス」代表)と語り尽くしてもらいました。

Photo_Shota Matsumoto(people)、Masaki Sato(item)
Edit_Ryo Komuta

板井秀司 Shuji Itai
1977年6月8日生まれの35歳。蝦夷(札幌)出身。高校卒業後の1997年よりアパレル会社勤務。2001年セレクトショップ"E"入社。2011年に退社。2012年の4月に〈フランクリン テーラード〉を立ち上げ、現在に至る

中室太輔 Taisuke Nakamuro
国内外のファッションブランドをメインに幅広いジャンルのブランドの プロモーションやPRを手掛ける「ムロフィス プロモーションプランニング」の代表兼ディレクター。ヒゲがチャームポイントで、最近では季節の変化をヒゲで感じれるほどに。

第一弾はこちらから。
第二弾はこちらから。

当時の「É」のオリジナルは本当に衝撃的だったね(板井)
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中室太輔氏(以下中室 敬称略): いやー、というわけで、この企画もいよいよラストですねぇ。今日は色々聞くこと考えてきましたよ、秀ちゃんに話聞くの楽しみで。

板井秀司(以下板井 敬称略): あ、ホント?

中室: うん。それにしてもお店(注:青山にある〈フランクリン テーラード〉のショップで取材しています)のレイアウトってこんな感じだっけ?

板井: 最近はこんな感じだよ。もう随分前なんじゃないの、お店来たの。なんか、こないだ雄飛(SUN/kakke デザイナー尾崎雄飛氏)もそんなこと言ってたなぁ。あ、そういえば呑みに行こうって言ってたよ。

中室: うん、行こう行こう。俺ら、意外とっていうとあれだけど、まだ交流はあるよね、定期的に。

板井: うん、あるね。まぁ雄飛とは、仕事の話をした流れでその後「行く?」みたいなのが多いかなぁ。

中室: 仕事の話? あれ、二人で何かやってんの? コラボ?

板井: うん、コラボレーション。名古屋の「kink」さんの別注なんだけど、ウチの型と雄飛のところの生地を合わせて、っていう。

中室: へー、知らなかった。

板井: 「kink」さんが1周年で、ウチのフェアをやりたいって言ってくれてさ。で、雄飛も名古屋出身だし、「尾崎さんと何か一緒にやったりできませんか?」っていう話をいただいて。

中室: そういうのがあると、否が応にも会うことになるし、絡んでいけるよね。なんかそういうの大事だなって最近思う。

板井: うん、いいよね。30歳ぐらいっていうか、俺らのジェネレーションってさ...。

中室: ...あれ、今ちょっとサバ呼んだ?

板井: ん?

中室: いや、俺と尾崎はタメだけど、あなたおいくつでしたっけ?

板井: 今年で36。年男。

中室: ほらぁ! 30ってことはないでしょ!

板井: いや、まぁ30代ってことよ。でも、「É」にいたときはムロの方が先輩だからね。。

中室: そういうのがややこしくさせるよね。社歴っていうね。そうまぁ、だからうらやましいなって。そうやって仕事できるのが。

板井: でも、ムロも色んな人と仕事できるじゃない。あれ、〈サンカッケー〉はPRしてないの?

中室: してないよ。コモさん(COMOLI デザイナー 小森啓二郎氏)の〈コモリ(COMOLI)〉もしてないよ。

板井: あ、そうなんだ。

中室: PRの仕事を依頼する、されるとかじゃなくてさ、まぁ、なんかこう50/50の関係っていうか、作り手同士の間柄ていうのがいいなっていう話ですよ。

板井: なるほどねぇ。

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中室: で、こんな秀ちゃん、秀ちゃん、なんて言って仲良くさせてもらってるけど、あんまり「É」に入る前のこと知らないんだよね。飲みとかでも、そんなに仕事の話はしないし。

板井: そうだね。

中室: だから、人から聞いた程度の情報しかないっていうか。札幌にいて、「É」の前は「BEAMS」?みたいな。今日はそのへんからちゃんと聞いていきたいなと思ってます。

板井: はい。まず、学生の時までさかのぼると、実は建築家になりたかったんだよね。北海道のとある工業高校に行くんだけど、そこで今「É」のバイヤーである、Kちゃんと会うことになるの。洋服に目覚めたタイミングでいえば、中学生のときの一個上の先輩に、とにかくおしゃれな人がいて。北海道ってお店もそんなにないのに、その先輩が穿いてるデニムだけ異常に色落ちがかっこよくてさ。それどこで買ったんですか?みたいなところから始まったんだよね。そこからどんどんデニムに魅了されていって、初めは古着屋に入ったんだよね。

中室: それはいつの話?

板井: 高校卒業してからだね。そこで2年働いた後は、とにかくずっとアメリカが好きだったから「BEAMS」に入社して。「BEAMS」ではアメリカの物に多く触れてたから、今度はヨーロッパをコンセプトにもつ「É」がだんだん新鮮に見えてきてさ。そして気持ちが徐々にヨーロッパに浸食されてきて、2年後に「É」に入ることにしたんだよね。

中室: なるほど。でさぁ、これ尾崎にもコモさんにも聞いたんだけど、なんで「É」を選んだの? 奇をてらってるわけじゃないけど、ちょっと天の邪鬼的な感じなのかなって。

板井: そうだね...。まず関係してるのは、当時、、たぶん十何年前に小森さんが作ってたオリジナルかな。とにかくものすごい完成度が高くてさ。自分が「BEAMS」にいたときも、どこのインポートなんだろうって思ってたぐらいだし。

中室: それが2000年ぐらいか。あー、コモさんが一番自由にやってたときなのかもねぇ 笑。

板井: いや、ホントに衝撃的だったよ。ずっとアメリカものを見てきた中で、その中でフランスのワーク寄りのアプローチっていうか。とにかく全然違うなと。あとは当時の「É」って、スノビズムっていうか、ひねくれた部分にかっこよさを見い出してたじゃない。そこに惹かれたんだよね。だから、他のお店とかは考えられなかったね。

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中室: 当時、札幌の「É」ってどんな感じだったの? 他のお店と比べて。

板井: うーん、一番「É」がかっこつけてたね。かっこいいか悪いか、じゃなくて、かっこつけてた 笑。でも、冗談抜きで当時の札幌店はかっこいいメンツが揃ってたしね。

中室: それは渋谷店にいても、そういう噂は聞こえてきてたよ。

板井: あ、ホント? で、俺副店長やってたんだけどさ...。

中室: え! 秀ちゃん、副店長やってたの?! その顔で? 笑。ということは内覧会とかも来てたんだね。

板井: うん、行ってた。

中室: そっかぁ。プレスになってからは俺も内覧会とかに出席するようになるわけじゃない。で、全国から来てるスタッフを見ても、札幌店はとにかくかっこよかったよね。

板井: そう言ってもらえるとうれしいよね。そうそう、当時上司に言われたフレンチの解釈を今でも覚えてるんだけどさ。「金」、つまりゴールドカラーは華やかなパリだと。で「青」はもっと田舎のワーカーたちの作業着。「É」にはどっちもあるんだから、どっちも知らないといけないんだぞって。フレンチの華やかな部分と泥臭い部分、その両方をうまく表現してたのが、小森さんのオリジナルだったんだよね。

中室: そうだよねぇ。コモさんの洋服は、とにかくあんなの見たことなかったんだよね。ひょっとしたら、今でもあんまりないのかもしれないけど。。コモさんの服が、俺にとっての"フレンチ"の入り口だったしね。

板井: とにかく"フレンチ"っていうキーワードが世の中に少なかったからさ。「É」がやってることが"フレンチ"っていう感じではあったよね。

中室: 確かに。うわー、これかっこいいですね! これ何なんですか? あ、これがフレンチっていうんですね、じゃぁ俺もフレンチでいきます!みたいな感じだったよね 笑。

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洋服に対してここまで意識が高い国って他にないよね(中室)

板井: で、話逸れちゃったけど、札幌店が終わるってなったときに、声をかけてもらって東京に来ることになったんだよね。当時は4人で出てきたのかな。

中室: うんうん。札幌からセンスのいいやつが来るっていう話は聞いててさ。で、すぐにバイヤーになるんだっけ?

板井: いや、最初に渋谷店にいて、次にファイヤー通りにあった「M」に移転になって。

中室: あっ、そうなんだ! あの伝説的な。。「M」は、今あればなーってみんなに言われるよ。

板井: そう。そこで、店付きのバイヤーみたいな感じで始まったんだよね。

中室: なるほどね。ちなみにさっきの色の話なんだけどさ。「金」とか「青」とかって、あくまでも「É」のフレンチ感じゃない。でも、「レクレルール(L'ECLAIREUR)」とか「アナトミカ(ANATOMICA)」とかさ。あのへんって色で言うと、「黒」「グレー」っていう感じでモノトーンだったと思うんだよね。

板井: 確かにね。俺もパリっていうと、「黒」っていうイメージが強いんだよね。

中室: でしょ? で、そのファイヤー通りの「M」は黒を前面に打ち出したお店だったんだけどさ。その辺って、秀ちゃんにも影響を与えたんじゃない?

板井: うーん。たぶん根底にはあるよ。パリってさ、、いやまぁ、フランスに限らずどのヨーロッパもイギリスを見ていたわけなんだけど、イギリス人がフランス語を英語に訳すときって、どこかこう皮肉ってるところが非常に多くて。

中室: というと?

板井: 例えば「フレンチカフ」ってあるじゃない。ダブルカフのシャツのことを言うんだけどさ。昔はハードカラー、カフスが主流で、1920年代を境に今日のソフトカラーに移り変わったとされているんだけど、フランス人がソフトカラーじゃ心許ない的な解釈でカフスを二枚仕立てにしたとされるダブルカフスを、イギリス人が皮肉って「フレンチカフ」って呼ぶようになったみたいな。イギリスが発信していない洋服の型やディテールは、イギリス魂として許せなかったんだろうね。でも、「フレンチカフ」は今日では最もクラシックなディテールを残しているというシャツで正装、礼装、クラス感のある人が着るシャツにもなってるよね。〈シャルベ(Charvet)〉が言うところのフレンチらしいシャツっていうのは、ダブルカフスにショートポイントカラーだと...。その意味がフランス発信のシャツディテールが所以なのかもね。

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中室: そうだね。今でもそうだけど、テーラーとか、そういう伝統的なイギリスの洋服を見てるとさ、こうじゃないといけないっていう部分がたくさんあるじゃない。でも、フランスって"ボヘミアン"っていうぐらいだからさ、色んなものが入ってくるしね。いいところは取り入れるし、その他の部分はすごく自由で柔軟っていうか。だから今、秀ちゃんが言ってたフランスの良さって、そういうところにあるんじゃないかなって思うよ。コモさんも、そんなに意識的じゃないかもしれないけど、そのテイストを表現してたと思うんだよね。で、俺も無意識的にそこに魅了されていったっていう。

板井: 結局「フレンチって何?」っていうのをそこまで懇々と教えられてないし、それぞれの解釈の中で表現していたっていう。でも、それが面白いなって。

中室: スナップとか見てても全然違うもんね。ミラノともロンドンともニューヨークとも。なんかこう、たばこ臭い感じっていうか。ジタンとゴロワーズの匂いがすごい、みたいな。でもどこか洗練されててっていう。

板井: うん、そうだね。

中室: いや逸れるねぇ、話が。でも、バイヤーになってからの秀ちゃんとはそこまでがっつり話をしたことがなかったね。時折、秀ちゃんらしさを感じさせるバイイングもしてたけどさ。

板井: あ、そう? ていうか、仕入れに関しては色々思うところはあったよね。結局さ、これサンローランも言ってるけど、30年代以降"新しい"ものってないわけじゃない。スタイリングの中で提案していく、っていうことであればあるかもしれないけどさ。俺もファッションに携わって15年になるけど、ものとして"新しい"ってなると、正直見たことないし。そんななかで、直属の上司だった人にはバイイングってのは「0か100か」だと。売れても売れなくても、提案することができればいい、っていうバイヤーとしての美学を教えられてさ。当時の「É」はある種混沌としてたから、やっぱりダイレクトに好きなものだけを仕入れることはできなかったし。

中室: うーん、そうだね。

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板井: 当時の上司には「お前には似合うけど、万人には受けないよ」みたいな話もよくされたんだけどさ。もちろんそれはわかってますと。何も1000枚、2000枚やりたいわけじゃないんだと。でも、来てくださるお客様に対して、選択の幅を持たせてあげたいっていう気持ちがあったんだよね。だから、メジャーなナショナルブランドがどうっていう話ではないんだけど、俺の中でセレクトショップでのファッションっていうのは、常に新しいものをやるべきだっていう思いがあってさ。かっこつける部分と実を取る部分はまったく違うことで、脳も真逆なことを考えないといけないし。

中室: うんうん。

板井: バイヤーをやらせてもらって良かったなって思うことが二つあって。もちろん世界の色々な洋服に触れられたこともそうだけど、世界ってさ、いわゆる"ファッション"に対して興味がある人の割合ってすごく少ないじゃない。中心地以外はすごくカオスっていうか。そういうのを見れたのがすごく良かったと思うんだよね。自分で洋服をやろうって思うようになったきっかけって、それが一つと、あと一つは海外で「あっ、これいいな!」って思うものはだいたい日本製だったんだよね。

中室: わかるよ。ファッション業界以外の人がここまで洋服に対して意識が高い国って他にないよね。

板井: ない。それはもうホントにない。

中室: だってさ、ちょっと地方の田舎の方でも気にしてるじゃない。アメリカのカントリーサイドの人なんて、肉食うことしか考えてないかもしれないよ 笑。木こりの人とかさ。でも、彼らのファッションってすごくリアルなんだよね。それを俺らがアメリカンカジュアルのファッションとして昇華するっていう。だいたいどの国も内陸はどこかちょっと洗練されてなくて、沿岸側はその逆っていうパターンが多い。でも日本は狭いし、内陸と沿岸の差がそんなにないんだよね。情報の伝達スピードも速いと思うしさ。ファッションに関しても全国的に水準が高いよね。

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板井: ほんとそう。日本人って洋服に関しては、1を10にも100にもするのがうまいし、どこの国の良さも取り入れるしね。海外でテーラードのことをやってる人は、それしか知らないし。そう考えると、自分がもの作りをするときってかなり無茶なことを言ってると思うんだよね。

中室: 例えば?

板井: シャツにしてももっと運針数を細かくしてくださいとか、手付けでしてくださいとか、もっとキレイに縫製してくださいとかとか。。ウチのシャツって、9割の工場に断られるところまで突き詰めたクオリティなんだよね。

中室: うん、そうだろうなとは思うよ 笑。細かいことまではわかんないけど。

板井: そう。だから、すべてが"ライン"の中でものができていって、パーツパーツで人が分かれてるっていうのが当たり前の中で、ウチのチノパンに関しては一人の縫子さんがカッティングから縫製から全部やるし、さらにカジュアルパンツではあんまりやらない"中アイロン"までを入れるっていう、いわゆるテーラードの考え方でできてるんだよね。でね、話飛ぶけど、洋服って時代背景とすごく関係してるじゃない?

中室: うん、そうだね。

板井: こないだ「kink」さんで接客させてもらってるときに、「今っぽいって何ですか?」みたいな話になってさ。で、それは"細い"ってことだと。じゃぁ、なんで"細い"のが今っぽいかというと、市場にそういうものしかないからじゃないかと。でも、洋服というものを知れば知るほど、それこそ用尺っていう部分で考えていくと、"ムード"がなくなっていってしまうんだよね、細い洋服っていうのはさ。

中室: うんうん。でも、こういうシルエットのことって洋服をとにかくたくさん着たり、すごくきちんと考えないと気づかないところだよね。細いのがシュッとしてて、かっこいい、あとモテるみたいなことで捉えられがちだけど、ジャケットの肩の後ろのあたりとか、パンツとかには本来"ゆとり"がなきゃいけないんだよね。ドレープもなにもないスーツとかって、一見キレイなんだけど、なんか味気ないっていうかさ。。

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一番難しい"ベーシック"をやらないと嘘だなって思った(板井)

板井: ウチの洋服はドカジュアルなんだけど、テーラードがルーツになってるし、洋服作りで一番モットーとしてるのは、"温故知新"ってことなんだよね。まず古いものを知って、その反動で生まれてくるものを大事にしているっていうか。だから、アルマーニさんとかすごいよね。彼は医学部出身で、元々バイヤーを経てデザイナーになってる人なんだけど、彼が生み出したいわゆるソフトスーツっていうのは本当にすごいと思う。

中室: うんうん。

板井: 王道とかルーツは変えずに、今の時代とか着こなしに合ったものとは何だ? それは柔らかいものだと。で、彼はどうしたかっていうと、中身を変えたわけじゃない。だから、毛芯を据えないとか、アンコンのスーツとか、80年代に彼が作ったことは革新的だったよね。イギリス人からすると、もう意味わかんないっていう感じだったと思うけど、今はもう受け入れられているわけで。そういう色々なものを取り入れるイタリア人の物作りは素晴らしいよね。

中室: うん。イタリア人はすごいよ。彼らは本当に感覚的な人種だし。色彩感覚とかは独特だもんね。。うーん。いやー、でもそろそろ〈フランクリンテーラード〉の話も聞かなきゃね。

板井: そうだね 笑。

中室: そもそもね。俺、秀ちゃんがブランド始めるって聞いて、そんなには驚かなかったのね。別に企画の人しか服を作っちゃいけないってわけじゃないし、洋服が作りたくて周りの環境とかが整うんだったらやった方がいいって思ってるんだけどさ。でも、たぶんこういうのだろうなっていうイメージはあったのよ。いつもの秀ちゃんの着てる服とかを想像すると、わりと主張が強いものが多かったからさ。柄とか色とか。だからその線のものを作るんだろうなって思ってたら、思いのほかベーシックでクラシックだったから、びっくりしたんだよね。えっ!こっち!?っていう。

板井: ふふ。びっくりしたでしょ 笑。

中室: 秀ちゃんの友達の展示会に来ちゃったのかな?って思ったもん。俺、DMの説明文ちゃんと読んでなかったかな?って 笑。そもそもこういうのをやりたいっていう気持ちはあったの?

板井: うーん、あのね。やっぱりオレの根底にある好きなスタイリングはトラッドなのよ。結局、柄とか色とか、形とかって小手先でいくらでも変えられるからさ。そこじゃなくて、もっと本質的な部分って何だろう?って考えたときに、一番難しいベーシックをやらないと嘘だなって思ったの。一番最初にやったのが、パンツ、ジャケット、ニット、ベスト、シャツみたいな感じだったんだけどさ。それで、2年前にスタートして。

中室: 2年前か。。もっと前のような気がしちゃうね。

板井: いやぁ、まだまだ。このお店ができて1年半ぐらいだもん。今でも売れてるものはそのときに作ったベーシックな3型だよね。

中室: なるほどね。。

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板井: 俺の中でのこだわりはもうホントにたくさんあるんだけど、まず"粋"っていう文化があるじゃない。和装にある"粋"みたいな部分。その考え方を洋服に落とし込むことを念頭に物作りを考えていこうと。日本人が提案する洋服をね。例えば5ポケットパンツのスレーキ部分をシルク100%にしたのね。色々考えはあるけれど、シルクってどこか特別だし、シルクが持ってる上品な光沢質感はやっぱり素晴らしいよね。和装にも用いられていることを考えれば日本人にとって特別な物だと思うのね。主観だけど、和装着物は日本人らしさを表現した最高傑作だと思ってて。例えば反を形にして、縫製を戻すとまた反に戻るっていうさ。

中室: はいはい。

板井: 日本人の"もったいない文化"、そういう国民性は我々のDNAに根付いていると思う。やっぱり和装って奥が深いなって思うよね。で、そのへんをどんどん掘り下げていくとなんか自分と通づる部分があるんだよね。いまどの国も自国でものづくりができなくなってきてるじゃない。どうしても生産を第三国にしたりっていう現状があるなか、俺はそれじゃ納得できないんだよね。だから、まずは変わらない、不変的なものを洋服で日本人が再構築できたらいいなって思ったんだよね。

中室: 最初見た時、みんなどんな反応だったの?

板井: びっくりしてたよ、色々な意味で。それまでの板井のイメージがあったと思うので、「ここいったんですか!」的なご意見は本当に沢山頂きました。やっぱりみんながこれまで目にしてきた、普遍的でベーシックなものを再構築したものってわかりづらいし、ものを作る側の人間でないと批評をすることってなかなか難しいと思うしね。ただ、その"もの"の存在感は感覚的に皆さんに伝わったと思うよ。とにかくこの"もの"を作り上げている人達がすごいからね! 縫製工場さん、パターンナーさん、付属屋さん、全部「É」をやめてから一から探したところなんだけどさ。現地に行って、ものを見せてくださいってお願いをして、そのクオリティを見せてもらってから、実はこういうものを作りたいんですけど...っていうやりかただよね。

中室: どんな人たちなの、その工場とかにいる人たちは?

板井: もう職人さんよ。「なんかよくわかんないけど、変なやつ来たな」みたいなさ。みんなでも、けっこう若いかな。

中室: えっ!若いの?

板井: まぁ若いって言っても50代とかだけどね。

中室: あぁ...、やっぱそうか。

板井: そうそう。それぐらいの歳はものづくりの世界においては若いってされるんだよね。で、「それ、売れんの?」とか言われて。

中室: なんて答えたの?

板井: 「売れると思います」って答えるよ。「僕はデザインをしたことがないけれど、ただ、世界の色んな服を見てきました。そんな中、今一番見ないといけないのは自国の文化なんじゃないでしょうか」ってさ。結局のところ"洋"服っていう形でやってる以上、英、仏、米で認められるジャパンメイドの洋服を作らないといけないと思うんだよね。もちろんまだまだなんだけど、できるだけ納得のいくものづくりをしていこうって。しかも、今はそういうことができてるかもしれないけど、10年後はできないかもしれないし。本当に職人がいないし、どの産業も空洞化だよ。そんな中、ウチの洋服は本当に時間もかかるし、その分工賃も高いっていうのは、すごく当たり前のことだからさ。でも、それが売れていくっていうのは、正直ハテナだったよね 笑。

中室: 自分で作っておいて 笑。

板井: だってさ。。この日本で、手付けのオックスフォードのシャツを作りました。語るところはたくさんあります。でも、日本製のシャツで3万6千円って他にないだろうと。デザインされているシャツだったらあるかもしれないけど、ベーシックなもので、この値段っていうのは他に無いんだよね。

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中室: 最初どれくらい売れたの?完売?

板井: 完売だよ、最初は。1反使ったから、40枚くらいかな。

中室: 卸も合わせて?

板井: 卸もなくはないけど、基本はこのお店だよね。ファーストシーズンからここでやってるから。

中室: すごいね。。

板井: すごいでしょ?

中室: だから、作っといて「すごいでしょ?」はないけどね 笑。

板井: 今、シャツは2万円台のものと2型あるんだけど、お客様とじっくり話すと、みなさん3万円台の方を購入されるわけさ。そうなると洋服のお話を沢山することになるんだけど、だいたい最低3~4時間は話を聞いてくれるよね。

中室: あー、もうホントにテーラーみたいだね。。

板井: いやいや、テーラーとはおこがましくて言えないんだけどさ。

中室: 言っちゃってんじゃん。〈フランクリン テーラード〉って 笑。

板井: いや、それはフランクリンさんが作るテーラードっていう意味なんだよね。

中室: あ、それも聞きたかったんだよね。ブランド名の由来。

板井: それはねぇ。。じゃぁまずテーラードの方から。洋服っていうと定義が広くなりすぎてしまうんだけど、自分のこだわりとして、「洋服とは"テーラーリング技術(ルーツ)"を理解し、咀嚼したカジュアルウェアである」っていうのがあって、そういうものを作りたいということから来てるのね。

中室: うんうん。

板井: で、フランクリンっていうのはさ、元々俺が古着で持ってるツナギで、アメリカの30年代の〈フランクリンガーモント〉っていうブランドがありまして。「ガルモン」って、モルモン教徒の洋服っていう意味なんだけどさ。

中室: ガーメントの語源、由来みたいなものかな?

板井: だと思う。で、元々の(?)フランクリンさんが作ってた〈フランクリンガーモント〉っていうのが、当時のワークウェアにしてはすごくセンスが良くてさ。さっき言ったツナギっていうのはここのキッズなんだけどね。で、当時フランクリンさんがやっていた洋服屋を俺が継承するっていう形にしようと。フランクリンさんが「おっ、お前やってみっか?」って言ってくれたとしたら、日本でこんなことをやるっていうさ。

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中室: オフィシャルではないよね 笑。

板井: はい。オフィシャルではないです 笑。アンオフィシャル。ま、解釈だからさ。

中室: フランクリンって日本でいうと、山田みたいな超メジャーな性だよね。そこが良いなって思ったんだけど。

板井: そこね! 俺は洋服に対して新しい価値観を皆様へ提案したいし、普遍的なものを最高のジャパンクオリティで提案したい。と当時に、「なんとなくいつもここの服着ちゃうんだよね」というような洋服を作っていけたらと思ってるから、洋服屋さんに向けてじゃなくて、洋服を生業にしていない世界の人達に提案したいと思ってるわけ。

中室: なるほどね。

板井: そう。世界に数パーセントしかいないファッショニスタに向けた、デザイン性の高い洋服作りはしたくなかったの。っていうと語弊があるけどね。ファッショニスタとは逆サイドの人達に、自分が考える安心感のある物作りを提案できれば良いなと。...安心感のある洋服っていうか、心地の良いカジュアルウェアっていうのをお客様に提案していきたいんだよね。

中室: うんうん。いや、いい名前だね。。

板井: いい名前でしょ? 自分で言うのもなんだけど。

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デザイナーなんて、おこがましいですよ(板井)

中室: それにしても、お店に三時間とかいてさ、お客さんと話しをして、きちんとこっちの思いも聞いてもらって、それで買い物をしてもらうのって、今もうなかなかないから、貴重だよね。こないだ『BRUTUS(注:751号「Life,Style」)』で、対談みたいなことをしたんだけどさ。そこで対談したスタイリストの(高橋)ラムダさん、バイヤーの田村(貴之)さん、信國(太志)さん、みんなどういうお店で買い物してたかっていうと、ここみたいなお店なんだよね。あそこの人と仲良くなりたいとか、あの人に認められたいとか、それでお店に飛び込んでいってさ。いい具合に洗脳されていくんだよね。洋服にもやっぱり買い方ってあるからさ。だから、ここみたいなお店で買い物をしてくれる人がいるっていうのは、うれしいよね。

板井: うん、すごくうれしい。この狭い店内でさ、接客順番待ちみたいなことになるんだよ。

中室: えー、俺手伝いに行きたいなぁ。

板井: ホントにお願いしたいよー。でもさぁ、「ニットが欲しいんですけど、これってどういうものなんですか?」って聞いてきてくれてさ。で、糸の話からこれはね...、ってやってるとどんどんお客さんが来るわけよ。で、帰るのかな?って思ったら、「待たせてもらいます」って言うの。そのとき一人だったから、お茶も出せないしさ。「だいたい一時間くらいで大丈夫になると思うんですけどね」、なんて言ってさ。

中室: いや、そんなお店ないよ!笑 このお店って自然発生的にこのスタイルになったの?

板井: お店の考え方としては、自分のものづくりに賛同してくれている生産者たちに対する俺の誠意なんだよね。結局、卸ベースで始めると、じゃぁ卸つかなかったらどうすんだ?みたいなさ。自分はそこはリスクを背負ってお店をやりますっていう風にしたんだよね。

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中室: そういや、一番初めの頃に言ってたね、そんなこと。それは「É」のショップスタッフだったり、バイヤーのときにはなかった考え方だよね?

板井: もちろんそう。気づかないよ。

中室: 工場の人だったり、職人さんだったりと話すうちにこうしなきゃなってことでしょ。

板井: うん。やっぱりやってもらってる感が強いっていうのがあるからね。

中室: 真面目だねぇ。

板井: 俺の中の、"粋の精神"って言ったらなんだけど、自分なりに考えてこの形に収まったというか 笑。それで将来的に自分の物作りに関わってくれた方々に恩返しできたらなーと。

中室: うーん、いいねぇ。今回、だいぶいい話、出てきてるね。今までの回もホントによかったんだけど、なんかこうフリみたいに効いてくるよね。最後でちゃんとオチてるっていうか。

板井: あ、そう? いや、でも今までのも読ませてもらいましたけど、よかったよね、それぞれ!

中室: 山口淳さんとかもさ、生前すごく褒めてたよ。「〈フランクリンテーラード〉の板井くんって、元々中室さんと同僚なんでしょ?がんばってるよねぇ」って言ってくれたしさ。

板井: あぁ、淳さんとは最後結局会えなかったなぁ。自分がお店にいないときに来てくれたみたいなんだよね。。

中室: 俺も淳さんとの、今までのメールのやりとりとかを思い出してさ。そういえば、ここのシャツのこと話してたなって。「こんな自立するシャツなんて見たことないよ」って。それがすごく印象的だったんだよね。ああいう方にも愛される洋服だよね。

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板井: 淳さんに書いて頂いた文章で「板井くんが作ったシャツを、ブルックスとかトム・ブラウンが見たらどう思うんだろうね?」っていうのがあってさ。なんかすごくありがたかったね。。洋服っていう文化にすごく憧れがあって、ルーツはきちんと大切にしてるんだけど、それを再構築して新しいボタンダウンを作るっていうね。オックスフォードの定義も捉えてます、さらにいいシャツの定義っていうのが7つあるんだけど、それも捉えてますと。でも、縫製だけはヨーロッパの、イタリアのものがいいなっていうことを言っていて。機械的に合理性だけを追い求めると、やっぱり機能性を損なってしまうっていう。でも、アメリカの一番いいところっていうのは、何度も言うんだけど、アバウトな部分。それはやっぱりかっこいいなって思うんだよね。だから、そのどっちだよ!?っていうのが俺の服であって、それが実はすごくかっこよかったりするんだよね。

中室: うーん。これは本人にも話したけど、コモさんの洋服もそれにちょっと近いような気がするんだよね。コモさんってフレンチワークみたいなところの人だけど、ワークウェアとかミリタリーウェアって大量生産のものだから、そういうものっていい意味でのラフさがあるじゃない。平面的なパターンにある良さっていうかさ。そういう雰囲気のものを"ちゃんと"作ることでのアンバランスさっていうね。コモさんの服って、どこかこうふんわりしてて。全部が全部立体的じゃないんだけど、素材にはすごくいいものを使ってるみたいなさ。きちんとその服に見合う縫製を考えてたりとかさ。

板井: なるほどね。

中室: 今はそうやって見れるけど、当時は感覚的にしかわからなかったからさ。このへんの感覚をもっと多くの人に気づいて欲しいなって思うなあ。

板井: そうだね。さっきも言ったけど、日本でのものづくりって絶対的に先細りだからさ。で、俺はそこに気づいちゃったから、何ぁをしないといけないんだろうって。だから、お店をやってがんばるっていうのは、周りから見たら無謀だなって見えるよね。ブランド始めます、お店やります、で、どういう人が作ってるんですか?って言ったら、企画もパターンもやったことないです、ってなったら、もう何なの!? みたいなさ。

中室: うんうん。

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板井: でも、今までに企画だとかそういうことをやってこなかったから、自分の感覚的な部分でものづくりができてるって思うんだよね。さっきも言ったアルマーニさんの話を知ったときに、自分にすごく近いなと思ったんだよね。テーラーにも職人にも、崩せない、譲れない部分っていうのが、もちろんあるんだけど、でも「いや、ここはこうしたいんです」っていう素人的な発想から、新しいものが生まれるっていうかさ。概念としてはそれまでにないものだから、大丈夫か?ってなるんだけど、俺の中では見えたものだからさ。もしこれを縫ってもらえたら、すごくいいものになるなっていうね。だから、俺はデザイナーっていうことではないんだよね。日本人が作る洋服で、いいものを作ってますっていう共同作業の先頭に立って旗を振ってるだけっていうさ。デザイナーなんて、おこがましいですよ。

中室: じゃぁなんて言う? 肩書き何にするよ? 肩書きフランクリンさんにする? あ、店主?

板井: 店主...。 うん、それだ! 店主は粋だね。

中室: じゃぁ、デザイナーはこのブランドにはいないんだね。でも、"呉服屋の主人"は、別にデザイナーではないもんね。

板井: うん、ほんとそう。着物も京都じゃない。天皇陛下が着るものと、庶民が着るものって全然違う人が作ってるしさ。それって、反物を下ろしてもらえるかどうかだけからさ。だから、俺も自分の考え方でこう作りたいってあるんだけど、でもやっぱり考え方としては店主に近い。いや、店主だね。

中室: 今、店主になりました 笑。

板井: ありがとうございます、なんか 笑。

というわけで、三回に渡ってお届けしてきたこの企画。デザイナーさんが普段考えてること、メディアでなかなか話す機会のない志、信念のような部分を、色々と聞き出すことができたのではないでしょうか。文中にも幾度か出てきていましたが、日本のものづくりは今危機的な状況にあります。そんな中フイナムは、盲目的にメイドインジャパンを礼賛するわけではありませんが、真摯に日本でものづくりをしている人たちを、今後もずっと応援していきたいと思います。長いインタビュー、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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最高品質と呼ぶに相応しい、男のド定番が揃い踏み。
"acquiring the new by cherishing the old"=温故知新の精神で、ひとつひとつ丹念に紡がれる珠玉のアイテム群。ぜひお店で手にとって、試着してみて下さい。
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とにかく見て、着て欲しい渾身のシャツ。
ブランドのアイコン的存在でもあるオックスフォードボタンダウンシャツ。他との決定的な違いは縫製にあります。ディテール、考え方は欧米のスポーツシャツ、そして縫製はヨーロッパ仕様で縫い上げいます。綿糸で運針を31針入れ(3cm間)、脇の縫製は折伏せ方倒しで縫い上げ、アームホールは手縢りで縫製。この縫製技術は中々日本製ではお目にかかることができないのではないでしょうか。また、生地は超長綿を用いて織られた3子糸の風合いの良いオックスフォード生地を使用しています。¥37,800(XS,S,M,L,XL)
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ひとひねりした大人のジャケット。
綿絹素材の清涼感ある独特な雰囲気のシアサッカー地を切り返しに合わせ、地の目に変化を持たせた3Bパッチ&フラップブレザーが登場です。パッと見ではなかなか気づきにくいのですが、よーく見るとパーツごとに、ストライプの向きが違うのがわかるのではないでしょうか。程よい遊び心が流石の仕業です。袖のボタンは1つで空き見せにしています。袖口の修理は要望があれば、受けてくれるそう。共生地でパンツも用意があります。¥81,900(S,M,L)
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男臭いムードが魅力的。
パターン2面で構成し、ボタンの打ち合わせを深く取るなどのコートとしての機能性から漂う、男臭さが特徴のバルマカーンコート。生地の分量感が出ることによりドレープ感が生まれ、ムードが生まれています。また、前身頃に据えた芯地はフラシ芯で縫製しているため、経年変化により着心地も格別です。表地の素材は日本毛織物の産地でもある一ノ宮(尾州)で織り上げた高密度のシャンブレーツイル。ライニングには、シェットランドウール50%・リネン50%の繻子織生地にモミザを用いて表面を掻き、梳毛感を出しています。¥99,750(S,M,L)
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最高のボトムスのバランスを追求。
〈フランクリン テーラード〉の5ポケット=ジーンズは、股上が深く、裾にかけて緩やかなテーパードシルエットで構築されています。生地は旧式力織機(シャトル織機)で時間を掛けて織られた国産デニムを使用。ポケットスレーキ、腰裏は国産シルクを用いています。ポケットの袋布にはコットン地とシルク地を抱き合わせて縫製し、肌にあたる部分にシルクを用いております。シルエット、着用感、ともに"粋"な5ポケットになっています。¥33,600(29,30,31,32,33,34,36 inch)
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1人の職人の想いが込められた一本。
近年のパンツは股上が浅く、どこか心許ないパンツが多くなりましたが、〈フランクリン テーラード〉のパンツは、履き心地に直結する股上の深さをきちんと担保しています。生地にはオーガニック100%ウェポンクロス、オーガニックブラウンコットンとオーガニックグリーンコットンをブレンドするという、手間暇のかかったものです。落ち感のでるウェポンクロスは穿くと自然なドレープが生まれ、男らしいムードを出してくれます。また、一度水を通せばワントーン深みが増します。¥44,100(28,30,31,32,33,34,36 inch)
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大人の"粋"を表現するのに最適。
国産シルクを用い、京都捺染で染めたチーフは定番のブレザーと合わせて提案したい一品。大きいサイズの方はチーフ端を職人さんが1点1点手で縫製しています。胸に差しても首に巻いても様になる、とても上品な仕上がり。絵柄はハワイアンモチーフで、ニギニギした感じなのですが、5TONEの色彩で構築したネイビーカラーを使っているので、ポップになりすぎないモダンなルックスと相成りました。円 ¥8,400(直径28cm)、正方形 ¥16,800(42×42cm)

ff_e_itai_sub24.jpg The FRANKLIN TAILORED
住所:東京都港区南青山3-14-10
電話:03-6804-6729
営業:火曜日・水曜日・木曜日は予約制
   金曜日・土曜日は11:00~21:00まで
   日曜日は11:00~19:00まで
   定休日:月曜日
http://www.the-ft.com/

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RE-501®,RE-STYLE 新しい501®、新しいスタイル。

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ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。

Photo_Ai Ezaki
Edit_Hiroshi Yamamoto,Jun Nakada

米原康正(53歳) 写真家/編集者
写真家及び編集者として、東京のアイデンティを世界に発信し続ける米原さん。それはファッションにおいても同様。「裏原宿」という言葉をあえて強調し、「東京ならではスタイル」をアイコニックに表現している。新しい501®の印象については「スッキリはしたんだけど、サイズを上げれば腰穿きにもハマる。とてもバランスの良いアップデートだと思います」とコメント。爽やかな迷彩柄のカーディガンで春らしさを演出しています。
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ジーンズ:リーバイス® 501®(00501-1485)¥12,600
帽子:STUSSY
カーディガン:MACKDADDY
シャツ:FUCT
シューズ:Timberland×STUSSY
時計:TENDENCE
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東京的なアイデンティティのルーツの1つ。
「僕らの世代にとって、デニムと言えばリーバイス®であり、リーバイス®と言えば501®。これはもう当然のことで、そこに理由なんて無いんですよ(笑)。あえて言うならば時代ですかね(笑)。そういったなかでリーバイス®の年代ごとの仕様の違いに価値観を見出していったわけです。そういった細かな部分における美意識が"裏原宿"的な価値観に繋がっていったんじゃないかなと。つまり、東京的なアイデンティティのルーツの1つに挙げられるんじゃないですか、501®も」
※問い合わせ
リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
levi.jp
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ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス®〉の501®がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように履くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。

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中村竜(36)Surfer
プロサーファーであり、アパレルブランド〈マジック・ナンバー〉のディレクションも手掛けるなど、様々な分野で活躍している中村竜さん。こんがり焼けた肌にサングラスがきらりと光る爽やかなスタイルできめてくれた本日。「程よく色落ちした501®はまさにヴィンテージそのもの。マジック・ナンバーの洋服とも相性抜群ですね」と中村さん。スタイルを問わず幅広い着こなしにフィットしてくれる。そんな魅力が501®に備わっているようです。
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ジーンズ:リーバイス® 501®(ライトカラー)¥12,600
シャツ:Magic Number
サングラス:recs
腕時計:NIXON
シューズ:GRAVIS
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気分によって穿き分けたい。
「10代から50代まで、世代に関係なく穿けるのがリーバイス®の印象。10代のときに初めて穿いたのも501®だったし、これからも一生お世話になると思いますよ(笑)。リニューアルした501®は膝下がスリムになって、ちょっと上品な感じ。既に持っているのを含めて、気分に合わせて穿き分けたいなって思います。3、4年前にリーバイス®とマジック・ナンバーのコラボでデニムのサーフショーツを作ったんですけど、それがかなり好評で。また作りたいなぁ...(笑)」
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ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。

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河村康輔(33歳) グラフィック・ド・ザイナー、コラージュ・アーティスト
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気鋭のアーティストとリーバイス®の意外な関係。

-グローバルなアパレルメーカー〈リーバイス®〉と気鋭のグラフィックデザイナー、アーティストである河村さん。そもそも共通点が少なそうな両者ではあるのですが。

河村: 確かにそうですよね。でも、僕自身は小学生の頃から親の影響もあり、リーバイス® 501®を愛用して育ってきたんですよ。

-なるほど。ということは501®のヘビーユーザーなんですね。しかし、小学生の息子にリーバイス®の501®を与える親も珍しかったんじゃないですか。

河村: ファッションが好きな親だったんです。実際に両親の若いころの写真を見ると、501®を穿いていますからね。ただ、当時の僕はそのありがたみを理解できなくて。キャラクターモノの洋服を欲しがっていましたね(笑)。

-ファッションアイテムとして認識したのは、いつ頃なんですか?

河村: 中学に入ってからですね。ファッションに詳しい友人に言われて。そのとき初めて普段から穿いていたジーンズ、つまり501®が良いモノなんだという認識を持ちました。それから僕自身もファッションに興味を持つようになって、細身の606やビンテージの501®を穿いてみたり、とにかくリーバイス®ばかり穿いてきました。でも、結局は現行の501®を買っては穿き潰して、また買って、というサイクルになっています。

-他のブランドに浮気をすることもなく?

河村: そうですね。ジーンズといえばリーバイス®、なかでも501®を一番愛用し続けています。それは、僕にとっては当然のことなんですよ。幼少の頃から穿き続けた慣れ親しんだモデルだし、レッドタブのデザインも好きですし、自分に合っているのかなと。

-ビンテージに傾倒することはありましたか?

河村: そういう時期もありましたね。地元・広島のビンテージショップで、価格を目にしたときは素直に驚きました(笑)。年代も仕様も異なりますけど、いつも穿いている501®が数万円ですからね。でも、そこでビンテージの話を伺うことが面白くて。中学の頃には"ビッグE"に憧れていました。

-実際に購入はしなかったんですか?

河村: さすがに中学生に買える価格ではありませんでしたからね、しかも、そのお店は価格が相場より高くて(笑)。高校生になってからお金を貯めて、大阪のとあるショップでゲットしました。片道4時間くらいかけて(笑)。ただ、ビンテージに手を出したのは、そのときだけですね。高額であることにビビってしまって(笑)。

-実際に穿いてみて、いかがでしたか?

河村: 感慨深かったですよ。時代を感じるといいうか、何十年も前のモノを当時の僕がお洒落として穿いている......。不思議な感覚でしたね。普遍的なプロダクトの醍醐味を堪能させてもらいました。

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物質的価値観の変化に見る、アートとの共通点。

-その他にリーバイス®及び501®に関するエピソードがあれば教えて下さい。

河村: いろいろありますよ。地元のパンクスの先輩から受け継がれてきたボロボロの501®があったり、自分でクラストパンツを作ったときのベースにリーバイス®を使っていたり、映画『さらば青春の光』のスティングの真似をして、ジーンズを穿いたまま風呂に入ったこともあります(笑)。こうやって振り返ってみると、僕の思い出の傍らには必ずリーバイス®及び501®がありますね。そういえば、穿き潰した501®のパッチを切り取って集めていた頃もありましたよ(笑)。

-それはどういった意図で?

河村: 意図というか、昔から収集癖があって。気に入ったものはどんなカタチでも取っておきたかったんです。最初はボタンを取ろうとしたんですけど取れなくて、代わりにパッチを切り取っていました。実家に帰れば、まだあるはずですよ。

-それだけ愛用してきた河村さんにとって新しい501®はどんな印象ですか?

河村: とにかくシルエットが綺麗。腰回りのボリュームが減ったことで、穿いたときの印象が違うんですけど、それが良い方向に変わっている。モダンなストレートジーンズというか。ちなみに僕はワンサイズ落としてオーダーしました。

-既存のモデルよりもウエストがハーフサイズ大きくなっているのも、新しい501®の特徴の1つですよね。それでは最後にアーティストとしてリーバイス®及び501®とシンクロする部分はありますか?

河村: ブランドとアーティストでは比べにくい部分もありますけど、価値観の変化という部分では、とても近しいかもしれません。そもそもは炭鉱で働く人のために作ったジーンズが、今や厳重に保管されて、額に入っていることもありますからね。ダンボールに描いた僕の作品も、額に飾られて、本来の物質的価値とは異なる価値観が生まれている。とはいえ501®のような圧倒的な存在にはなかなかなれないですけどね(笑)

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ジーンズ:リーバイス® 501®(00501-1484)¥11,550
ジャケット:C.E
シューズ:adidas
リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
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ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。

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高橋一慶(23歳) スケートボーダー
〈Supreme〉のスタッフとして働いていた経歴を持つ高橋さん。今は社会人として会社勤めをする傍ら、土日にスケートを楽しんでいるそう。しかもいくつかのブランドからスポンサードを受けているほどのスゴ腕。決して高くない身長ながら、意外とガッチリした骨格で穿きこなす501®は、タイトでもルーズでもない絶妙なフィット感を醸し出しています。「デニムを際立たせるためのスタイル」と語るように、Tシャツとスニーカーを合わせただけの潔さからは、彼のキャラクターのみならず、ライディングスタイルさえも見えてきます。
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ジーンズ:リーバイス® 501®(00501-1484)¥11,550
Tシャツ:Supreme
シューズ:CONVERSE
バンダナ:古着
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スケートやるなら501®という方程式。
「実は中学生のときにスケートを始めたときから、ずっと501®なんです。リジッド買ってボロボロになるまで穿いて、また新しいの買って...、その繰り返しですね。さすがに夏場は蒸れるのでチノパンも穿いたりしますけど。僕にとってはシルエットどうこうではなく、スタイルとして欠かすことのできないのが501®。リーバイス®さん、スケート用に臭くならない501®作ってください!(笑)」
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ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。

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大瀧ひろし(47歳) T19/EAZE
東京のクリエイティビティをリードする個性豊かなライダーが名を連ねるスケートチーム「T19」。そのボスを務める大瀧さんは、ジーンズにTシャツという潔い王道コーディネイトを披露。インパクト抜群のゴーグルについては「黄砂や煙霧の影響で......、とか言いつつ立体的なフォルムが好きなだけなんだけど(笑)」とコメント。ちなみに自転車は24インチのBMXを愛用中。〈BAPE®〉のラバーソールシューズというのも渋いチョイスですね。
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ジーンズ:リーバイス® 501®(0501-1484)¥11,550
Tシャツ:T19
ゴーグル:OAKLEY
シューズ:A BATHING APE®×ROBOT
グローブ:VANSON
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30年を経ても変わらない魅力がある。
「幼少の頃からの憧れでしたよ、501®が。海外のスケート雑誌でも目にしていたし、10代の頃に訪れたベニスでは格好良いサーファーは大概穿いていましたからね。501®を取り扱っていた青山一丁目のショップまで足を運んだりして...。当時は現行モデルでセルピッチだったかな。なんだかんだで30年以上穿いていることになりますね。それだけ時を経ても変わらない魅力があるんですよね」
※問い合わせ
リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
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ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。

Photo_Ai Ezaki
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設楽洋(61歳) BEAMS代表取締役
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ビームスにおける501®の役割とは。

-リーバイス®のことを伺う前に、設楽さんがファッションに目覚めたキッカケを教えていただけますか?

設楽: 1951年生まれの僕の世代は、団塊の後世代として、団塊の世代特有の勢いに飲まれることなく育ってきたんです。中学でビートルズに出会い、高校ではエレキギターを買うお金が無かったのでフォークに傾倒して、浪人時代にはウッドストックが開催されて、大学入学当初は学校が封鎖されていた(笑)。そういったなかで、幼少の頃には、アメリカのホームドラマをテレビで観て、大学時代は横須賀のベースに出入りして、自然とアメリカに憧れを持つようになっていったんですよね。そのなかでファッションというのは大きな役割を担っていましたし。

-リーバイス®というブランドを認識した時期、キッカケを教えてください。

設楽: 高校の卒業前くらいですかね。その頃、ファッションとしてコッパン(※コットンパンツの略。今で言うチノパン)にストライプのB.D.シャツ、ジーンズにオックスのB.D.シャツというスタイルが流行っていて。リーバイス®というのは1つのステータスだったんですよ。ただ、なかなか売っていなくて、最初は国産のジーンズを穿いていましたね。

-設楽さんのファースト501®を教えていただけますか?

設楽: 大学3年の頃かな。古着で購入したんですけど、サイズも合わなくて思い通りのスタイルにならなかったんですよね。僕のなかでは穿けば、スティーブ・マックイーンやジェームズ・ディーン、マーロン・ブランドになれると思っていましたから(笑)。そもそもの体型が違うのに...。ただ、そこから日本人ならではの楽しみ方も出てくる。年代毎のディテールの違いに言及したり、腰穿きしてみたり。

-これまでどのくらい穿いてこられましたか?

設楽: 本数で言ったら数え切れないですけど、今現役で穿いているのは8本くらい。かなり昔、普通に購入した"ビッグE"や"ダブルエックス"があったり、現行のモデルがあったり。

-様々なファッションを楽しむ設楽さんにとっても、501®は特別な存在なのでしょうか?

設楽: もちろんです。様々なファッションを楽しむからこそ、501®の凄さに気付くんですよね。ビームスではオープン当初から扱っている唯一のアイテムですし、思い入れも強いので、例え穿き潰しても簡単には捨てられないんですよね。

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©YURI HASEGAWA
今年の2月に訪れたリーバイ・ストラウスの本社にて、設楽さんが生まれた年の501®を囲んで。ちなみに写真右の男性はリーバイ・ストラウス本社のプレジデントを務めるジェームス・カーリー氏。
新しい501®の魅力とは。そしてリーバイス®との取り組みについて。

-それでは今年リニューアルしたばかりの501®の第一印象を教えてください。

設楽: 僕らのような昔から知っている人間でも納得する仕上がりなっていますよね。昔ながらのディテールとモダナイズしたシルエットとのバランスがとても良い。僕自身、サイズ違いで2本購入して、31インチは裾をダブルにしてスラックス風に、もう一方は32インチで従来のディテールを楽しみつつ、ヨーロピアンなジャケットを合わせてみたりしています。

-ちなみに企業のトップとして、ブランドの象徴ともいえる「501®」の仕様変更及びリ・ブランディングは、どのように見ていますか?

設楽: 当然のことだとは思います。受け継がれてきた多くの名品と言われるアイテムは、時代と共に少しずつ変化していますからね。なかでもメンズファッションは「ミリメートル・マーチャンダイジング」と言われて、とても難しい。そんななか時代のスタンダードとしての501®のあり方を再定義に踏み切ったリーバイス®の姿勢は、企業としても高い評価に繋がると思います。しかも、伝統と革新のバランスを最大限考慮して作られた新しい501®が商品としてとても魅力的な仕上がりになっている。実際に僕自身、2本購入してしまいましたし(笑)

-今シーズン、ビームスとしてもリーバイス®との取り組みがあると伺いましたが。

設楽: 実際にサンフランシスコの本社にも足を運んで、本国のスタッフともディスカッションを重ねて、513のビームス別注モデルを作らせていただきました。既存のモデルの良さを活かしながら、ビームスならではのアイディアを取り入れて、さらにパッチに「BEAMS」という文字まで入っているんです! しかも、今回のモデルは今年の秋から本格的に登場するモデルで、その先行販売にもなります。これはなかなか感慨深いですよ。

-しかも、ジーンズ生誕140周年というメモリアルイヤーですからね。かつて憧れていたリーバイス®の歴史に名を刻んだとも言えます。それでは最後に設楽さんにとってリーバイス®及び501®について。

設楽: 言うまでもなく、僕のルーツですし、男性服のルーツ。リーバイス® 501®を知らずしてメンズファッションは語れません。ビームスもそんな存在になれるよう、今後も精進していこうと思います。

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ジーンズ:リーバイス® 501®(00501-1484)¥11,550
帽子:BEAMS
ジャケット:HAVERSACK
シャツ:BEAMS F
ベルト:Cruciani
ウォレットチェーン:BILL WALL LEATHER×YOSHIDA
腕時計:ROLEX
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リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
levi.jp
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Levi's×BEAMS 特設サイト
levi.jp/beams
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ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。

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窪 浩志(50歳) BEAMS CREATIVE DIRECTOR
ビームスのクリエイティブディレクターとして、数え切れないほどの洋服を目にしてきた窪さん。そんな彼の「基本中の基本」がリーバイス®の501®だと言う。慣れ親しんだ品番に、ゆったりとしたTシャツを合わせ、スプリングコートを羽織る。ラフではあるものの、首に合わせたストールが上品な雰囲気を演出しています。簡単そうで難しい、経験が物を言う絶妙なバランス感覚、見習いたいところです。
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ジーンズ:リーバイス® 501®(00501-1511)¥14,700
コート:BEAMS PLUS
Tシャツ:LABRAT
ストール:BEAMS PLUS
シューズ:SPECTUS
バングル:BEAMS PLUS
腕時計:Cartier
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常に選択肢の一番上にある。
「古着に現行モデル、さらにはビンテージ、いろいろ穿いてきましたよ。実際にビームスでも創業当初から扱っていましたし。僕自身にとってはブルックス ブラザーズのシャツと同じくらいスタンダードなモノと言えますね。無くても困ることはないんですけど、常に選択肢の一番上にある。普通で、普遍で、特別で、特殊。ビームスもそんな存在になっていければ良いですね」
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ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。

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高木康行(45歳) 写真家
スタイリスト、ファッションデザイナーを経て、現在は写真家として活躍する高木さん。ファッションを知り尽くしたうえでの通好みなモノ選びは、業界屈指の審美眼を誇ります。そんな高木さんは、ウエストは36インチの太めをチョイス。レングスも24インチに設定することで、新たな501®の美しいシルエットを損なうことなく。遊び心溢れるスタイリングを完成させています。
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ジーンズ:リーバイス® 501®(00501-1484)¥11,550
帽子:Capas Headwear
ジャケット:Sartorio
シャツ:Black Fleece by Brooks Brothers
タイ:Turnbull & Asser
シューズ:Silvano Mazza
時計:SWATCH
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特殊なサイジングとも相性抜群です。
「リーバイス®そのものがスタンダードであり、その象徴といえるのが501®ですよね。時代ごとの現行モデルからビンテージまで、小学生の頃からあらゆる501®を穿くいてきたんじゃないかな。今回のリニューアルによって、スッキリ喉ごしが良くなった印象。以前から愛用している"W36 L24"という特殊なサイジングとも相性が良くてひと安心です(笑)」
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ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。

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栗原道彦(35)フリーバイヤー
古着のバインングで年間の半分近くをアメリカで過ごす栗原さん。現地で自ら車を走らせてローカルスポットをガシガシ攻めているそうです。古着に関する卓越した知識量はフイナムブログでもお馴染み。そんな栗原さん、本日は501®以外は、古着を中心にしたコーディネートで登場してくれました。古着のバイイングという特殊な世界でサバイブしながらも、"今っぽい"雰囲気をサラッと醸し出すその感覚、とても参考になります。
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ジーンズ:リーバイス® 501®(00501-1484)¥11,550
ジャケット:US NAVY(古着)
シャツ:古着
シューズ:Clarks
ビーニー:ANATOMICA
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リーバイス®には足を向けて眠れません。
「古着を生業としていることもあり、"ビッグE"や"66"など、いわゆるビンテージのリーバイス®にお世話になりっぱなしです(笑)。今回久々に新品の501®を穿きましたが、シルエットの良さに驚きました。個人的に90年代ブームなのですが、当時着ていたアイテムをそのまま合わせるんじゃなくて、シルエットが違うものを買い直して合わせたりしています。そういう意味では、501®が時代に合わせてリニューアルしたのは、ごく自然なことなのかなって思います」
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ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。

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enoshi(38)ROUGH AND RUGGEDデザイナー
シェープからフィニッシュまでの全ての行程を自ら行うサーフボードビルダーとして活動する傍ら、2009年よりアパレルラインを本格始動させた〈ラフアンドラゲッド〉のデザイナーを務めるenoshiさん。無類のバイク好きで、180cmを超える長身で穿きこなす501®は、まさに等身大。自身のライフスタイルに合わせたカジュアルな着こなしで、気取らない余裕とシルエットの良さが際立っています。
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ジーンズ:リーバイス® 501®(00501-1484)¥11,550
ジャケット:ROUGH AND RUGGED
シャツ:ROUGH AND RUGGED
帽子:ROUGH AND RUGGED
ブーツ:WESCO
腕時計:ROLEX
リング:ROUGH AND RUGGED
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スーパースターの愛用デニム=501®
「初めて穿いたのは、小学校のときに親父からもらった501®が最初だったかな。本格的にリーバイス®を意識するようになったのは高校のとき。私服の高校だったので、先輩たちを見てほぼ毎日501®穿いてましたね。ビンテージを探しにアメ横まで行ったりとか。当時スティーブ・マックイーンが穿いていて、良くも悪くも野暮ったいイメージだった501®が、今回のリニューアルですごく上品になった気がします。〈ラフアンドラゲッド〉の洋服とも相性が良い。今後も時代に合った501®が見てみたいですね」
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ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。

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倉石一樹(38)デザイナー
フリーランスのグラフィックデザイナーとしてだけでなく、ショップ「Heather Grey Wall」をオープンさせるなど、東京を代表するクリエイターとして活躍する倉石さん。そのスタイルの特徴は、やはり適度に"ユルさ"のあるレイヤード。シャツにジャケット、そこに合わせた501®の色味に似たスカーフが上品な雰囲気を醸し出しています。ボリュームのある〈Anderson Bean Boots〉のチョイスがニクいですね。501®の綺麗なシルエットが際立つ、オリジナルスタイルを完成させています。
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ジーンズ:リーバイス® 501®(00501-1484)¥11,550
ジャケット:CASH CA
シャツ:SAVE KHAKI
スカーフ:A FOUR
眼鏡:NEIGHBORHOOD × fragment design
腕時計:PANERAI
ブーツ:Anderson Bean Boots
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時代の定番でありファッションの定番。
「たぶん小学生のときから501®を穿いてきたからだと思うんですが、"デニムと言えば501®"、これは僕にとって変わることのない定義です。今思えば古着から現行モデル、ビンテージまで、あらゆる501®を穿いてきましたね。これまでは少し太い印象が強かったですが、今回のリニューアルで全体的にシェイプされたし、穿いたときの股下がすごく綺麗になったなって。これからも時代の定番として在り続けてほしいですね」
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ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。

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下野宏明(36歳) WHIZ LIMITED デザイナー
〈ウィズ リミテッド〉に加え、オーセンティックなモノ作りにフォーカスした〈A.W.A〉も手がける下野さんにとって、「最も持っているパンツ」が501®だと言う。スマートなフォルムに生まれ変わった501®に対して「スッキリした印象」と語りながら、ヘンリーネックのカットソーを合わせた普段通りのスタイルを形成。帽子にサングラス、ウォレットチェーンといった小物類で自分らしさをさり気なく主張しています。
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ジーンズ:リーバイス® 501®(00501-1484)¥11,550
帽子:WHIZ LIMITED×STUSSY×New Era
サングラス:WHIZ LIMITED
カットソー:WHIZ LIMITED
シューズ:WHIZ LIMITED
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慣れ親しんだ品番だからこそ、いつものスタイルで。
「自分のブランド以外だと、一番たくさん持っているアイテムが501®なんじゃないかな。定番中の定番。普段穿きはもちろん、資料としても使えるし、ビンテージのディテールにワクワクすることもあります(笑)。慣れ親しんだアイテムだからこそ、いつものスタイルがしっくりくるんですよね。奇をてらわずに、当たり前のように穿く。それが僕にとっての501®です」
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ジーンズの生誕140周年という節目を迎えた2013年。そのオリジネイターであり象徴ともいえる〈リーバイス® 501®〉がリニューアル! これまで以上にスタイリッシュなシルエットへとアップデートした501®は、どのように穿くべきなのか。デザイナーにバイヤー、スケーターにサーファーなど、あらゆる方々に実践していただきました。さらに数多あるジーンズのなかで、なぜ501®が特別なのか。その所以をインタビューで探っていくコラムも同時掲載。双方をお楽しみください。

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長谷川踏太(41歳)Wieden+Kennedy Tokyo ECD
インターネットや街で見かける広告などの分野で斬新かつインタラクティブな作品を発表し続けているクリエイティブ集団「Wieden+Kennedy Tokyo」。そのECDを務める長谷川さんは、同系色のシャツとコートをベースにしたスタイリッシュなコーディネートを披露。「いつもは革靴を履くことが多いですが、今日はスニーカーで"カジュアル感"を出してみました」。足もとに合わせてきたのが、NIKE AIR TRAINER 1というのが、懐かしくもあり新鮮なセレクトですね。
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ジーンズ:リーバイス®501®(00501-1440)¥12,600
コート:Aquascutum
シャツ:Brooks Brothers
シューズ:NIKE
腕時計:SWATCH
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定番という言葉の安定感。
老舗ブランドのアイテムをサラリと合わせながら、何気なくも品のある、センスの良さを感じさせてくれる長谷川さん。「リニューアルした501®、全体的にスッキリされていて、すごく良いですね。もともと505®をずっと愛用していて、というのもボタンフライがどうも苦手で...。でもこの501®は、生から穿き込んで出来るような色の落ち方ではない、独特の加工具合が気に入ってます。ボタンフライですが、毎日穿いてしまいそうですね(笑)」
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リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
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The fascinating COLLECTION of EASTPAK. イーストパックの魅力を探る。vol.02 藤井隆行

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有名デザイナーやブランドとのコラボモデルの発表やユナイテッドアローズ別注モデルのリリースなど、〈イーストパック(EASTPAK)〉の勢いが 再び加速しています。そこで、かねてより〈イーストパック〉の魅力に惹かれ、愛用し続けているファッショニスタにインタビューを敢行し、あらためてその魅 力を探ってみました。彼らの発する言葉から読み解く〈イーストパック〉ブランドの価値など、知れば知る程きっと手に取りたくなるはずです!

Photo_Yozo Yoshino
Edit_Ryutaro Yanaka

形とサイズ感、あとカラーリングもイイ。
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-では、最初に藤井さんが 〈イーストパック(EASTPAK)〉に出会ったきっかけを教えてください。

藤井隆行 [ノンネイティブ デザイナー](以下藤井/敬称略): 中学生くらいのとき、渋カジの流れで兄貴が薄いナイロン地のエンジ色のデイパックを背負ってて。それを貰って、周囲でも「アメリカ製の 〈イーストパック〉は、イケてる」って話になっていまして、アメリカに行って買い付けては売ったりしてましたね。

-それは、どちらでですか?

藤井: 代々木公園のフリマだったり、友だちに譲ったりだとか。当時みんなが欲しがって、とにかく沢山売れました。

-当時、藤井氏の影響を受けて、持ってる人が多かった印象があります。でも、予想通りいろいろなバリエーションを持っているんですね。

藤井: 恐らく1番古いのは、コンパス(方位磁石)型のロゴが入った、この赤いバッグなんですけど。

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-この薄いナイロンの感じは、懐かしいですね。

藤井: 次が、このモノトーンのロゴかな。

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-このロゴは、今回ユナイテッドアローズが別注した際に使用したモデルですよね。

藤井: そうですね。それから、みんなが思い描く、このロゴに変遷して行くのかな。

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-なぜ、藤井さんは 〈イーストパック〉を選ぶに至ったんですか?

藤井: まず、ロゴが良かった。このリサイクルのマークとかも、リサイクルナイロンを使ってるからだろうけど、カッコ良かったんですよね。

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-この並び見ただけでも、また欲しくなりますね。当時、アメリカで購入していたとのことですが、幾らくらいだったんですか?

藤井: 大体30ドルくらいで買っていましたね。あと、バークレーの倉庫まで連れて行って貰って、30個くらい積んであったのを1個10ドルくらいで譲って貰ったりもしました。

-そんな流れで、ずっと使い続けるわけですか?

藤井: セレクトショップで働いてたときも取り扱いがあったので、使ったり、店頭でもよく売っていましたね。その後ロゴが変わってしまって、新たに買い足すことはなくなりましたが。

-そこが重要ですよね。となると、あまり使わなくなってしまった?

藤井: いや、リュックは使ってますね。今って、機能的なリュックを使わなくなったので。この感じが丁度良い。
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-そうなんですね。でも、今見ても良い佇まいですよね。

藤井: これだけ持って出掛けることが多い。とにかく形とサイズ感が良いんです。あとはカラーリングも。ただ、他の形って、あんまり使うシーンがなくて。

-車に乗るようになったり、ライフスタイルが変わると使うバッグも変化しますしね。

藤井: そうですね。小さめのボストンなんかは、学生って感じ。当時は短い持ち手を肩に提げるのがイケてましたからね。

-懐かしいです。

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捨てられないんです。

藤井: 当時もそんなに使っていなかったのに、これだけ買ってますからね。しかも、いまだに持ってる。捨てられないんですよね。

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-良い思い出、あとはルーツ的な。となると、これからもリュックは使い続ける、と。

藤井: 恐らく。だから、ユナイテッドアローズが別注したモデルも欲しいかなって。あの旧タグをベースに別注している辺り、ちゃんと当時の空気を分かっている方が手掛けたんだなと思いますし。

そうやって考えると、自分的にスタイルは変わってきたけど、本格的に使っているバッグは変わってないのかもしれませんね。デザイナーズとか着るようになっても、こういう風に 〈イーストパック〉を持ってるし。

-ちなみに、他にどんなバッグを使ってるんですか?

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藤井: 出張時の機内用としてトートバッグも使っていますが、海外ではとにかくバッグを持ちたくないので、なるべく最後にまとめて買い物するスタイルです。

-普段、あまりバッグは持ちたくない派ですか?

藤井: 持たないですね。傘も持たないし。出来るだけ手ぶらでいたい。

-どうしても持たなくてはいけないときに、リュックを選ぶ?

藤井: それか、トートですね。ザッと入れて持ち運べる感じですね。

-でも、こういうザ・アメリカ的なモノって少なくなりましたよね。

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藤井: 先日、このバッグを購入したバークレーに再度訪れたんですが、まだ少し残ってましたね。そのアウトドアショップも残ってて、当時の〈イーストパック〉が壁に掛かってて感動したんですよ。

-こういう雰囲気を残したブランドが、当時の空気感をきちんと届けてくれたら、また欲しい物が多くなりそうです。それと当時のこの雰囲気を理解している方が第一線で物作りをしてくれると、買い手としては楽しめますので期待していますよ。今日はありがとうございました。

双日ジーエムシー(イーストパック)
電話:03-6894-5760
http://www.eastpak.jp/
https://www.facebook.com/EastpakJapan
https://twitter.com/EASTPAK_JPN

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旅するバートン。 TRIP with BURTON

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スノーボードのリーディングブランドである〈バートン〉。世界トップレベルのライダーたちの意見をフィードバックして形作られた充実のコレクションと言えます。なかでも、スノーボーダーのみならず幅広いニーズに対応しているのがバッグ類。旅に最適なラゲージ、オーセンティックなデザインのバックパック、さらには飲んだくれ御用達のBYOバッグなど。とにかく盛り沢山の〈バートン〉の鞄の、その魅力を「旅」をテーマに、3回に渡ってご紹介していきます。

Edit_Hiroshi Yamamoto
Photo_Hiroyo Kai

Vol.1 LUGGAGE
抜群の収納力に優れた機能性、それでいてファッション性に富んでいて、作りもタフ。ゴールデンウィークに向けて、今すぐにでも使いたい〈バートン〉の「ラゲージ」を厳選してご紹介。
旅行鞄にも迷彩を。しかも、スタイリッシュに。
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左からWHEELIE SUB / 121L(79×43×39cm) ¥39,900
WHEELIE FLIGHT DECK / 45L(57×34×31cm) ¥26,250
WHEELIE DOUBLE DECK / 92L(71×38×36cm) ¥31,500
WHEELIE CARGO / 63L(60×38×34cm) ¥29,400

旅行鞄と言えばクラシカルなルックスが主流ではありますが、〈バートン〉は違います。ご覧ください、この迷彩柄。大・中・小、様々なラゲージに彩られた迷彩柄は、それだけでインパクト抜群。自分の鞄が一目で見分けが付いちゃいます。しかも、すべてのモデルには、手荷物を簡単にセットできる拡張ストラップが付属。スタイリッシュな見た目以上に、利便性に優れたラゲージがラインナップされています。
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(左)色味を抑え、スタイリッシュな雰囲気に仕上げられた迷彩パターン。
(右)付属のストラップを装着すれば、手荷物も簡単にセット可能。

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121リットルサイズはセパレート可能。重量制限をパスするのに最適。

バートン
電話:03-5738-2555
www.burton.com
旅の彩りは鞄選びから始まります。例えば、この柄。
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左からWHEELIE FLIGHT DECK / 45L(57×34×31cm) ¥26,250
WHEELIE SUB / 121L(79×43×39cm) ¥39,900
WHEELIE CARGO / 63L(60×38×34cm) ¥29,400

旅を彩るのは、心地良い温泉や、美味しい食事だけではない。鞄もまた、旅に彩りを加えてくれる重要なファクターなのです。そこでお勧めしたいのがコチラ。ブルーのチェックをあしらったラゲージ類は、旅支度から旅先での移動、帰路にいたるまで、旅の思い出の1つとして鞄を印象づけてくれます。また、「IXION™」ウィールシステムといった独自の機能が、快適な旅路を約束します。
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(左)サイドに配されたカードポケット。外側でバッグの所有者が選別可能に。
(右)クッションが施されたハンドル。重い荷物も快適に持ち運べます。

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「IXION™」ウィールシステムが、スムーズな動きを実現。

バートン
電話:03-5738-2555
www.burton.com
BACK NUMBER
ビジネストリップに使える仕掛け、満載です。
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WHEELIE FLYER TRAVEL BAG / 25L(46×33×26cm) 各¥23,100

様々な書類が必要となるビジネストリップには、収納性に富んだラゲージがお勧め。25リットルという小振りなサイズながら、内外に様々なポケットを備えた「WHEELIE FLYER」は、まさにビジネストリップに最適。フロントを開ければ、PCの収納スペースに、書類整理に最適な小分けにされたポケットを搭載。その他にも小物類の収納に適したサイドポケットなど、とにかく仕事道具をスマートにパックできます。
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(左)豊富なポケット類。ビジネスツールを用途に分けて収納できます。
(右)小分けにされた内部ポケット。PC収納部分にはクッション性も確保。

バートン
電話:03-5738-2555
www.burton.com
軽量で耐久性に優れた素材にも、ぬくもりを。
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AIR 20 / 41L(51×33×24cm) ¥27,300

乱雑な扱いになりがちなラゲージは、タフであることが正義だったりする。旅先で壊れでもしたら、本当に困りますし。そこでご紹介するのが、軽量かつ耐久性に富んだポリカーボネートラミネートを採用した「AIR 20」。テクニカルな素材を用いながらも、ぬくもりを感じさせる木目柄をあわせる、そのセンスはなんとも〈バートン〉らしい。機内に持ち運び可能のサイズというのもポイントです。
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(左)スコップからインスパイアされたハンドル部分。握り心地も上々。
(右)メッシュバイダーによって、内部の整理も簡単にできる。

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リアルな木目がプリントされたメインパネル部分。味わい深い雰囲気です。

バートン
電話:03-5738-2555
www.burton.com
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Shopping Addict Vol.11 April ~アウトドア編~

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本格的な春の到来とともに気温も気分も上昇中!? 巷では早くも"キャンプだ!! フェスだ!! イベントだ!!" なんて話で持ち切り。本企画11回目では、そんな待ち遠しい夏を人一倍楽しむべく、"アウトドア"にフォーカス、定番モノや飛び道具的なモノまで厳選して紹介します。ゲストにはユニークな審美眼で目下注目を集めているスタイリスト、小山田クンが登場です。

Photos_Masaki Sato
Edit_Ryo Komuta,Jun Nakada
Design_Nakamuragraph

今回のゲストセレクター
小山田孝司
スタイリスト

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Enchantment of Dr.Martens. Dr.マーチンに惹かれる理由。

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すでに大きなシェアを獲得し、市民権を得た〈Dr.マーチン〉。何が人々の心をそこまで惹き付けるのか? かねてより〈Dr.マーチン〉を愛用し続ける方々にインタビューを敢行し、その魅力を語って頂きました。実際に愛用する彼らの話だからこそ、説得力を感じること必至。ぜひ〈Dr.マーチン〉の存在感をご堪能ください。

Photo_Rintaro Ishige

Edit_Ryutaro Yanaka

尾花大輔  N.HOOLYWOOD デザイナー
N.HOOLYWOODのデザイナーとして活躍。ニューヨークコレクションでも高い評価を得ている尾花大輔さん。ファッションを中心としたルーツは、アメリカにあるものかと思いきや、意外にもイギリス発の〈Dr.マーチン〉を愛用しているとの噂を聞きつけ、早速取材を。購入に至った経緯や、愛用している理由を訊いてきました。
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スニーカー感覚で。

-正直、あまり尾花さんに〈Dr.マーチン〉というイメージはなかったのですが...。

尾花大輔(以下尾花/敬称略): 15~16年前くらいに、アメリカの古着屋さんとか、自分の周りの人達がスニーカーのように履いてる姿が衝撃的で、「ゴーゲッター(go-getter)」時代に8ホールではなく、ウィングチップの短靴をセレクトして売ってました。そこで〈Dr.マーチン〉を敢えてイギリスっぽい格好ではなく、アメカジっぽく履くのが新鮮なんじゃないかなって思って。

-というと、パンクスやスキンズなどカルチャー的な側面からの影響ではないんですね。

尾花: はい。カルチャーから、というよりはスニーカーっぽく履いたら格好良いんじゃないかなっていうスタイルからでした。実際履いてみると、履きやすくて楽ですし。当時は白ステッチを中心に探しました。黄色いステッチは、〈Dr.マーチン〉色が強かったので。

-その辺は、カルチャーではない側面から入ったが故のセレクトですね。

尾花: あと、〈Dr.マーチン〉が面白いのはウィングチップが、外羽根のロングウィングチップでアメリカっぽいところかな。イギリスの靴って言うと内羽根の印象が強いんですが。そこにも心惹かれるかな。

-スニーカー感覚で、アメリカ的に。

尾花: こっちのプレーントゥを選んだときは、なんとなくプレーントゥを履きたいなと思ったときに普通のプレーントゥだと、つまらないなって思って、〈Dr.マーチン〉のステッチ無しを選びました。

-選ぶ基準はありますか?

尾花: 当時は、敢えて履いてみようなんて思ってましたね。でも、あんまり考えないで履けるっていうのが〈Dr.マーチン〉の良さだと思うし、どんなスタイルに合うのが良いかなって。高級革靴になってしまうと、気を使わずに履けないから。

-尾花さんにとって、"スニーカー感覚で履ける靴"っていうのが重要だったりしますか?

尾花: あとは、失礼かもしれないけど、雨の日に履けるっていうのもありがたい。イギリスも雨の多い国だから、こういうソールにしたのか、と思ったり。雨の日の靴って悩むけど、〈Dr.マーチン〉なら安心して履けるのも嬉しいです。

-ちなみに、次に欲しいモデルなんてありますか?

尾花: 10数年前にインラインの中から買い付けさせて貰ったオールグレースウェードのモデルがあったんですが、それが格好良かったから欲しいかな。

-格好良さそうですね。ちょっと掛け合ってみましょうか?

ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
電話:03-5822-6810
www.dr-martens.co.jp/
www.facebook.com/drmartensJapan
twitter.com/DocMartensJP
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Boy Meets Gents at steven alan

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ひねりの効いたアメリカントラッド、オーセンティックなアメリカンカジュアルをベースに、多くの人に支持されているNYのセレクトショップ「スティーブン アラン(steven alan)」。洒脱で力の抜けた大人のショップですが、ちょっと背伸びしてこんな少年がお店に行ってもいいはず。。。

Photo_Seishi Shirakawa
Hair&Make-up_Shinya Kawamura[mod's hair]
Model_Daniel
Edit_Ryo Komuta

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Manhattan Portage on HOUYHNHNM 30年目のマンハッタン ポーテージ、そのすべて。

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"NEW YORK TOUGH"という理念のもと、優れた機能性とシンプルでスタイリッシュなデザインの鞄を展開するニューヨーク発バッグブランド〈マンハッタン ポーテージ(Manhattan Portage)〉。今年で創業30周年を迎える同ブランドの動向を、くまなく紹介していくスペシャル企画が遂にスタート! 新製品からアニバーサリー記念アイテム、さらには地方の限定店舗の情報まで、30年目の〈マンハッタン ポーテージ〉のすべてをお届けしていきます。

Edit_Hiroshi Yamamoto

Vol.2 マンハッタン ポーテージの30周年イベントを徹底レポート!
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1983年にNYで誕生し、今年創立30周年を迎えた〈マンハッタン ポーテージ〉。シンプルでストイックなブラックのボディと、控えめに配されたキャッチーなタグが象徴的なこのバッグブランドのアニヴァーサリーを記念し、豪華コンテンツを集結させたスペシャルなイベントが開催されました。

早速、その模様をフォトレポートで振り返ってみましょう!
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ゴールデンウィーク直前の4月下旬、原宿の「BA-TSU ART GALLERY」で行われた「Manhattan Portage 30th Anniversary Party」。オープンして間もなく、会場は詰めかけたお客さんで溢れんばかりの状態に。

そのバラエティ豊かな面々からは、性別やスタイルを問わず、幅広い層に多くのフォロワーを持つ〈マンハッタン ポーテージ〉"らしさ"が窺えます。中には、使い込んだ同ブランドのメッセンジャーバッグを肩に掛けた人の姿も。
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MURO

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DJ SARASA

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VERBAL

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ギャラリー1Fでは、MUROやVERBAL、DJ SARASAなど、お馴染みのDJ陣が場を盛り上げます。その横に設置された撮影ブースには、ロゴを象った巨大なサインボードも登場し、人々の目を釘付けに。

一方、2Fでは30周年の歴史を物語るレアなアーカイブバッグの数々が披露されたほか、ブランドのロゴをかたどったスペシャルアトラクション「エレクトリックスカイライン」では、景品のNY旅行を懸けて挑戦者たちが必死になる一幕も。見守る人々からは、思わず歓声とため息が漏れます。
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IZPON

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フリースタイル・フットボーラーの横田陽介

その他、パーカッショニストのIZPONによるサウンド・インスタレーションや、フリースタイル・フットボーラーの横田陽介による圧巻のパフォーマンスなど、お腹いっぱいのコンテンツで大盛況のうちに閉幕。

これ以上ないアニヴァーサリーイヤーの幕開けを果たした〈マンハッタン ポーテージ〉の今後に、いやが上にも期待が高まるイベントとなりました。
Photo_Tsuyoshi Shinto
Text_Yohei Kawada
アイ・エム・アイ
電話:03-3746-0528
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Vol.1 マンハッタン ポーテージより30周年記念シリーズが登場!
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© 2013 PORTAGE WORLD-WIDE, INC.
BE@RBRICK TM & © 2001-2013 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.
(左から)MP1606VJRJR-30TH BLACK(W42×H25×D17cm)¥10,080
MP1605JR-30TH BLACK(W34×H21×D14cm)¥8,400
MP1603-30TH BLACK(W29×H18×D11cm)¥6,825

先頃、新製品となるラップトップケースをご紹介したばかりの〈マンハッタン ポーテージ(Manhattan Portage)〉ですが、30周年を迎えた今、まだまだたくさんの新製品のリリースが続きます。
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(左)スペシャルロゴ。(右)付属のBE@RBRICK。

なかでも注目しておきたいのが、30周年を記念して製作されたBE@BRICKとのセットシリーズ。ベストセラーとして幅広い層に人気を博す3つのモデルをベースに、特別仕様のスカイラインロゴをあしらい、同じく30周年記念のオリジナルデザインを纏ったBE@RBRICK 100%が一体付属します。
この30周年を機に全国各地では期間限定のポップアップショップも開催予定。本企画では、そちらの動向もチェックしていきますので、お見逃し無く!
Text_Hiroshi Yamamoto
アイ・エム・アイ
電話:03-3746-0528
www.manhattanportage.co.jp
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SATURDAYS SURF Opens 2nd Shop in KOBE. 神戸に2店舗目をオープンしたサタデーズ サーフを徹底解剖!

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2009年、ニューヨーク・SOHOにオープンするや、サーファーだけでなく世界中のファッショニスタがこぞってチェックし始め た〈サタデーズ サーフ(SATURDAYS SURF NYC)〉が、代官山に1周年とほぼ時を同じく、待望の2店舗目を神戸にオープン。そのタイミングで来日したジョシュ、モーガン、コリンの3名に新店に込めた思いを訊くとともに、神戸店と、オープン前日に開催されたレセプションの模様をお届けします。

Photo_Koji sato(TRON)
Edit_Ryutaro Yanaka

人々がリラックスできる空間に。

-代官山のショップがオープンして、1周年を迎え、再度東京を訪れた訳ですが、まず1年経過しての感想は、いかがですか?

サタデーズ サーフ クルー(以下SSC:敬称略): 1年前より、東京のことをもっと知れていますし、細かいところにまで目が届くようになってきました。サタデーズのスタッフたちとも仲良くなれましたし、一緒にサーフィンをしたり、東京が近い存在になった気がします。

-それで、めでたく2店舗目を神戸に出店することになったんですが、「神戸」というエリアを選んだ理由は?

SSC: ひとつは、神戸という街の雰囲気がサタデーズにぴったりでしたし、代官山同様にロケーション、物件がサタデーズサーフの世界観を表現するのに最適だったからです。

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神戸の居留地にオープン。開放感のある素敵な空間です。

-神戸以外に候補地はあったんですか?

SSC: 神戸以外に大阪なども見て回ったのですが、神戸がベストでした。

-この勢いに乗って、さらに店舗を拡大していく予定はありますか?

SSC: サタデーズのブランドイメージとして、自然に任せていくというのが重要なので、意識はしていますが、まだ先の話だと思います。

-神戸のショップコンセプトを聞かせて頂けますか?

SSC: 「世界観を出す」というのがキーポイントで、代官山はニューヨーク同様バックヤードというスペースを設けていますが、神戸は若干異なり、店舗内にチルアウトするスペースがあります。ただオープンな環境で、面積も広いですし、人々がリラックスできる空間に仕上げてあります。

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スペースがたっぷり取られた優雅な空間。

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リラックス感たっぷりなベンチ。ここでコーヒーを。

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そう。コーヒーは絶対に欠かせません。

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神戸でも美味しいコーヒーをサーブしてくれます。

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NY・ブルックリンのマストブラザーズチョコレートも。

-神戸の店舗は、どなたが手掛けたのですか?

SSC: 代官山と同様、GENERAL DESIGNの大堀伸氏にお願いしました。今回もとても満足しています。

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店奥には、とてつもなく巨大なミラーが鎮座。

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試着室も豪華。ゆったりと試着できます。

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ウェア、ボードだけでなく、書籍や雑誌も豊富にラインナップ。

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シューズの試着は、大阪発TRUCK FURNITUREのソファーで。

-店舗が増えたり、『サタデーズ マガジン』のリリースなど、つねに消費者をワクワクさせてくれていますが、今後のサタデーズサーフとしての活動は、どのような感じになっていく予定ですか?

SSC: 年に2回の『サタデーズ マガジン』の発行に加え、少しずつではありますがコラボレーションを実施していく予定です。それと、サタデーズのコンテンツの部分を大きく変化させていこうとも考えています。アクセサリーの充実などコレクションの幅を広げたり、デザイン性やクオリティにもよりこだわっていきたいと思います。

-サタデーズから見る最近のニューヨークは、いかがですか?

SSC: ニューヨークの街は興味深く、日々面白い物が誕生します。そして、自分たちが面白いと思うことができる環境も整ってきました。サーフコンテストに協賛したりなど、エキサイティングな事象をサタデーズ発信で生み出すことも出来るようになってきています。

-となると、今後も期待して良いわけですね。

SSC: はい。もちろんです。

SATURDAYS SURF KOBE(サタデーズ サーフ 神戸)
住所:兵庫県神戸市中央区京町78
電話:078-381-7450

オープン前日のレセプションの模様を、スライドショーでお届け。
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旅するバートン。 TRIP with BURTON

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スノーボードのリーディングブランドである〈バートン〉。世界トップレベルのライダーたちの意見をフィードバックして形作られた充実のコレクションと言えます。なかでも、スノーボーダーのみならず幅広いニーズに対応しているのがバッグ類。旅に最適なラゲージ、オーセンティックなデザインのバックパック、さらには飲んだくれ御用達のBYOバッグなど。とにかく盛り沢山の〈バートン〉の鞄の、その魅力を「旅」をテーマに、3回に渡ってご紹介していきます。

Edit_Hiroshi Yamamoto
Photo_Hiroyo Kai

Vol.2 HERITAGE
機能性には定評のある〈バートン〉のバック類。今シーズンは"HERITAGE"というコンセプトのもと、機能面はそのまま旧き良きデザインで登場。最新鋭の機能をオーセンティックなルックスでお楽しみください。
大容量でも整理が簡単。小旅行に最適なバックパック。
28リットルという大容量サイズに、フロントと両サイドにはポケット、さらにはパッド付きのPCポケットも配備されたバックパック「CANYON PACK」。フロントのストラップには、ボード類はもちろんのこと、アウターを掛けることもできるなど利便性抜群。また、フロントポケット内側のオーガナイザーが容易な整理整頓を可能にしてくれます。
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CANYON PACK / 28L(45cm x 28cm x 18cm) 各¥9,450

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(左)サイドポケットを開けるとメッシュポケットが。細かい荷物の整理に最適。
(右)背面に備えられたPCポケット。衝撃を吸収するパッド入り。

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"HERITAGE"な雰囲気を演出する、クラシカルなデザインのロゴ部分。

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電話:03-5738-2555
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デイリーユースにも最適。心地の良いバックパック。
ビンテージテイスト溢れるファブリックをメインに採用し、"HERITAGE"というコンセプトを表現した「TINDER PACK」は、25リットルサイズのバックパック。フラップ部分を上げるとドローコードで開閉するメインエントリーが顔を出す仕組みとなり、人間工学に基づいたショルダーストラップが快適な背負い心地を作り出します。
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TINDER PACK / 25L(52cm x 32cm x 16cm) 各¥8,400

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(左)メインエントリーを覆うフラップ部分にはポケットが備えられています。
(右)スムーズな出し入れに適したドローコードで開閉するメインエントリー。

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独自の研究を重ねて作り出された人間工学に基づいたストラップ部分。

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旅先の移動時に使いたい、利便性抜群のメッセンジャー。
"HERITAGE"シリーズのなかでも唯一のショルダータイプがコチラの「FLINT MESSENGER」。内部ポケットにはオーガナイザーを備えているため、見た目以上の収納力を誇ります。また、20リットルという程良いサイズ感は、旅行先での移動時に最適。デイリーユースはもちろん、旅の際にはラゲージに忍ばせておきたい。
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FLINT MESSENGER / 20L(31cm x 51cm x 10cm) 各¥7,350

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(左)小分けにされたオーガナイザー。文具にアクセ、ペットボトルなど収納可能。
(右)反対側にはPC収納ポケットが。旅先で急な仕事が入っても対応できます。

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Vol.1 LUGGAGE
抜群の収納力に優れた機能性、それでいてファッション性に富んでいて、作りもタフ。ゴールデンウィークに向けて、今すぐにでも使いたい〈バートン〉の「ラゲージ」を厳選してご紹介。
旅行鞄にも迷彩を。しかも、スタイリッシュに。
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左からWHEELIE SUB / 121L(79×43×39cm) ¥39,900
WHEELIE FLIGHT DECK / 45L(57×34×31cm) ¥26,250
WHEELIE DOUBLE DECK / 92L(71×38×36cm) ¥31,500
WHEELIE CARGO / 63L(60×38×34cm) ¥29,400

旅行鞄と言えばクラシカルなルックスが主流ではありますが、〈バートン〉は違います。ご覧ください、この迷彩柄。大・中・小、様々なラゲージに彩られた迷彩柄は、それだけでインパクト抜群。自分の鞄が一目で見分けが付いちゃいます。しかも、すべてのモデルには、手荷物を簡単にセットできる拡張ストラップが付属。スタイリッシュな見た目以上に、利便性に優れたラゲージがラインナップされています。
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(左)色味を抑え、スタイリッシュな雰囲気に仕上げられた迷彩パターン。
(右)付属のストラップを装着すれば、手荷物も簡単にセット可能。

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121リットルサイズはセパレート可能。重量制限をパスするのに最適。

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※ラゲージコレクションの詳細はコチラ
旅の彩りは鞄選びから始まります。例えば、この柄。
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左からWHEELIE FLIGHT DECK / 45L(57×34×31cm) ¥26,250
WHEELIE SUB / 121L(79×43×39cm) ¥39,900
WHEELIE CARGO / 63L(60×38×34cm) ¥29,400

旅を彩るのは、心地良い温泉や、美味しい食事だけではない。鞄もまた、旅に彩りを加えてくれる重要なファクターなのです。そこでお勧めしたいのがコチラ。ブルーのチェックをあしらったラゲージ類は、旅支度から旅先での移動、帰路にいたるまで、旅の思い出の1つとして鞄を印象づけてくれます。また、「IXION™」ウィールシステムといった独自の機能が、快適な旅路を約束します。
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(左)サイドに配されたカードポケット。外側でバッグの所有者が選別可能に。
(右)クッションが施されたハンドル。重い荷物も快適に持ち運べます。

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「IXION™」ウィールシステムが、スムーズな動きを実現。

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ビジネストリップに使える仕掛け、満載です。
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WHEELIE FLYER TRAVEL BAG / 25L(46×33×26cm) 各¥23,100

様々な書類が必要となるビジネストリップには、収納性に富んだラゲージがお勧め。25リットルという小振りなサイズながら、内外に様々なポケットを備えた「WHEELIE FLYER」は、まさにビジネストリップに最適。フロントを開ければ、PCの収納スペースに、書類整理に最適な小分けにされたポケットを搭載。その他にも小物類の収納に適したサイドポケットなど、とにかく仕事道具をスマートにパックできます。
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(左)豊富なポケット類。ビジネスツールを用途に分けて収納できます。
(右)小分けにされた内部ポケット。PC収納部分にはクッション性も確保。

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軽量で耐久性に優れた素材にも、ぬくもりを。
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AIR 20 / 41L(51×33×24cm) ¥27,300

乱雑な扱いになりがちなラゲージは、タフであることが正義だったりする。旅先で壊れでもしたら、本当に困りますし。そこでご紹介するのが、軽量かつ耐久性に富んだポリカーボネートラミネートを採用した「AIR 20」。テクニカルな素材を用いながらも、ぬくもりを感じさせる木目柄をあわせる、そのセンスはなんとも〈バートン〉らしい。機内に持ち運び可能のサイズというのもポイントです。
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(左)スコップからインスパイアされたハンドル部分。握り心地も上々。
(右)メッシュバイダーによって、内部の整理も簡単にできる。

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リアルな木目がプリントされたメインパネル部分。味わい深い雰囲気です。

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A Noteworthy Town , PORTLAND. いま最注目の街、ポートランド!

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カルチャーや食、アウトドアなど、いま最も注目すべき事象を次々と産み出している街、ポートランド。アメリカ人も住みたい街と公言し、D.I.Y.精神が根付く西海岸のホットな街へ、ビームスと飛びその魅力を探ってきました。

Photo_Yuri Hasegawa [IMAGE],Masaki Sato[Item]
Edit_Ryutaro Yanaka
Design_Shogo Kosakai(Siun)

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Daily with FLAMMO. フラモのある日常。 vol.01

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今季、これまでのイメージを覆す新テキスタイル、「FLAMMO(フラモ)」を武器にコレクションを展開する〈ハーレー(Hurley)〉。フラワーとカモフラージュで「フラモ」。この相反するような組み合わせにあえてトライする姿勢は、まさにブランドスピリットである"固定概念にとらわれない自由で新しいスタイル"と同じ。そこで今回は、"意外性"をキーワードに様々な分野で活躍する人たちに「FLAMMO(フラモ)」をセルフスタイリングしてもらい、その魅力を紹介していきます。フラモのある日常、みなさんもいかがですか?

Photo_Yoshiteru "Chappe" Aimono
Edit_Jun Nakada

中室太輔(32)ムロフィスプロモーションプラニング ディレクター
国内外のファッションブランドをメインに幅広いジャンルのブランドのプロモーションやPRを手掛ける中室さん。言わずもがな、その豊かに生い茂った髭がチャームポイントなわけですが、今回は着こなしに注目。デニムシャツにスウェットショーツという、ド直球なサマースタイルながら、足下にローファーをチョイスし、適度なトラッド感をプラスしています。ショーツはもちろん、シャツの袖裏にも「フラモ」があしらわれた両アイテムをさらりと着こなす中室さん。付け入る隙がございません。
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トレンドを意識した落とし込みが上手いなと。
「正直、これまでは"サーファーが着るもの"というイメージが強かったです。でも今回〈Hurley〉の洋服を見て、そのイメージは違っていたなと。"こなし"が上手いというか、表面的には西海岸特有の匂いを感じさせながら、街でも無理なくフィットする都会的なデザインに昇華されているような感じがしました。おそらくそれは、"フラモ"という新しいテキスタイルが今季のトレンドである花柄を取り入れていることだけじゃなくて、ひとつのテキスタイルとしてちゃんとエッジが効いているからだと思います。簡単に言えば、街でも無理なく着られるってことです。個人的にはサンダルやスニーカーではなく、今日のローファーのように、革靴を合わせて適度なトラッド感を出すのが気分です」
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シャツ:Hurley HOLLYWOOD3 ¥9,240
ショーツ:Hurley FLAMMO FLEECE WALK ¥9,240
シューズ:J.M. WESTON
サングラス:ayame

Hurley
電話:03-5412-1781
www.hurley.jp
www.facebook.com/HurleyJapan
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Shopping Addict Vol.12 May ~レザー編~

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GWも終わり、世の中的には梅雨入り間近、なんて言われている5月下旬。今月は「レザー」をテーマに編集部が"これぞ"というアイテムを紹介します。こんな時期にレザー? と疑問に思う方もいると思いますが、いざ探してみると、洋服から小物まで、今使えるアイテムのオンパレードでした。ここぞとばかりに物欲を掻き立てる、見て納得のレザーアイテム、どうぞ!

Photos_Masaki Sato
Edit_Ryo Komuta,Jun Nakada
Design_Nakamuragraph

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Manhattan Portage on HOUYHNHNM 30年目のマンハッタン ポーテージ、そのすべて。

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"NEW YORK TOUGH"という理念のもと、優れた機能性とシンプルでスタイリッシュなデザインの鞄を展開するニューヨーク発バッグブランド〈マンハッタン ポーテージ(Manhattan Portage)〉。今年で創業30周年を迎える同ブランドの動向を、くまなく紹介していくスペシャル企画が遂にスタート! 新製品からアニバーサリー記念アイテム、さらには地方の限定店舗の情報まで、30年目の〈マンハッタン ポーテージ〉のすべてをお届けしていきます。

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Vol.3 マンハッタン ポーテージの期間限定店舗の全国巡礼が開始!
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(左)MP1603POPST (W29×H18×D11cm) ¥8,085
(右)MP1605JRPOPST(W34×H21×D14cm) ¥9,870

華々しく30周年の記念パーティを終えたばかりの〈マンハッタン ポーテージ〉。その次の動きとして、30周年の目玉イベントの1つである期間限定のポップ・アップ・ストアの全国巡礼がスタートします。
まずは北海道地区初出店となる札幌ステラプレイスを会場に、5月17日(金)から6月2日(日)までの約2週間にわたり、期間限定店舗が出現。最新コレクションに加え、数量限定のスペシャルアイテムもリリースされます。
さらにフイナムでは、オープン初日にスナップ隊を派遣! 同店舗にご来場いただいたお客様のスナップを撮影させていただきます。是非、ご参加ください!
Text_Hiroshi Yamamoto
Manhattan Portage POP UP STORE 札幌ステラプレイス店
日時:5 月17日(金)〜6月2日(日)
住所:札幌市中央区北5条西2丁目
Vol.2 マンハッタン ポーテージの30周年イベントを徹底レポート!
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1983年にNYで誕生し、今年創立30周年を迎えた〈マンハッタン ポーテージ〉。シンプルでストイックなブラックのボディと、控えめに配されたキャッチーなタグが象徴的なこのバッグブランドのアニヴァーサリーを記念し、豪華コンテンツを集結させたスペシャルなイベントが開催されました。

早速、その模様をフォトレポートで振り返ってみましょう!
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ゴールデンウィーク直前の4月下旬、原宿の「BA-TSU ART GALLERY」で行われた「Manhattan Portage 30th Anniversary Party」。オープンして間もなく、会場は詰めかけたお客さんで溢れんばかりの状態に。

そのバラエティ豊かな面々からは、性別やスタイルを問わず、幅広い層に多くのフォロワーを持つ〈マンハッタン ポーテージ〉"らしさ"が窺えます。中には、使い込んだ同ブランドのメッセンジャーバッグを肩に掛けた人の姿も。
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MURO

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DJ SARASA

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VERBAL

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ギャラリー1Fでは、MUROやVERBAL、DJ SARASAなど、お馴染みのDJ陣が場を盛り上げます。その横に設置された撮影ブースには、ロゴを象った巨大なサインボードも登場し、人々の目を釘付けに。

一方、2Fでは30周年の歴史を物語るレアなアーカイブバッグの数々が披露されたほか、ブランドのロゴをかたどったスペシャルアトラクション「エレクトリックスカイライン」では、景品のNY旅行を懸けて挑戦者たちが必死になる一幕も。見守る人々からは、思わず歓声とため息が漏れます。
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IZPON

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フリースタイル・フットボーラーの横田陽介

その他、パーカッショニストのIZPONによるサウンド・インスタレーションや、フリースタイル・フットボーラーの横田陽介による圧巻のパフォーマンスなど、お腹いっぱいのコンテンツで大盛況のうちに閉幕。

これ以上ないアニヴァーサリーイヤーの幕開けを果たした〈マンハッタン ポーテージ〉の今後に、いやが上にも期待が高まるイベントとなりました。
Photo_Tsuyoshi Shinto
Text_Yohei Kawada
アイ・エム・アイ
電話:03-3746-0528
www.manhattanportage.co.jp
Vol.1 マンハッタン ポーテージより30周年記念シリーズが登場!
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© 2013 PORTAGE WORLD-WIDE, INC.
BE@RBRICK TM & © 2001-2013 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.
(左から)MP1606VJRJR-30TH BLACK(W42×H25×D17cm)¥10,080
MP1605JR-30TH BLACK(W34×H21×D14cm)¥8,400
MP1603-30TH BLACK(W29×H18×D11cm)¥6,825

先頃、新製品となるラップトップケースをご紹介したばかりの〈マンハッタン ポーテージ(Manhattan Portage)〉ですが、30周年を迎えた今、まだまだたくさんの新製品のリリースが続きます。
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(左)スペシャルロゴ。(右)付属のBE@RBRICK。

なかでも注目しておきたいのが、30周年を記念して製作されたBE@BRICKとのセットシリーズ。ベストセラーとして幅広い層に人気を博す3つのモデルをベースに、特別仕様のスカイラインロゴをあしらい、同じく30周年記念のオリジナルデザインを纏ったBE@RBRICK 100%が一体付属します。
この30周年を機に全国各地では期間限定のポップアップショップも開催予定。本企画では、そちらの動向もチェックしていきますので、お見逃し無く!
Text_Hiroshi Yamamoto
アイ・エム・アイ
電話:03-3746-0528
www.manhattanportage.co.jp
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