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Channel: FASHION FEATURE(ファッション特集) | HOUYHNHNM(フイナム)
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UN DIA DE NOVIEMBRE ~winter coat issue~

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紅葉が辺り一面を染める。ベージュのコートを駆って、男は物憂げにうつむく。日本の晩秋を叙情的に切り取った2013AW、最後のファッションビジュアル。冬のコート特集。

Photo_Naoya Matsumoto
Styling_Naoki Ikeda
Hair_Jun Goto
Edit_Ryo Komuta

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Shopping Addict Vol.16 ~気になる小物~

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道具。ファッション的には、ひとくくりに小物と呼ぶことが多い。ちなみに横文字だとアクセサリー。財布や鞄、靴、帽子、マフラー、手袋、キーケース、ベルトにネクタイなどなど......、挙げるとキリがありませんね。そう、小物=道具。それぞれのアイテムにはちゃんと用途があって、言わば洒落は後から付いて来るようなもの。だけど、その洒落も決して欠かすことの出来ない大事な要素。とういうわけで、僕らが思う"いい小物"、紹介します。

Photos_Masaki Sato
Edit_Yuji Nakada
Design_Nakamuragraph

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WHAT DO YOU STAND FOR? File #003 アーティスト PUFFY

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「#STANDFORSOMETHING」というシーズンテーマを掲げ、シューズを着用する人のキャラクターに改めてスポット当てようという試みを展開する今季の〈DR.MARTENS〉。"表現者"たちのバックグラウンドを紐解きながら、それぞれの現在を形成するコアに迫る。

Photo_Keisuke Nagoshi
Text_Yohei Kawada

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ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
電話:03-5822-6810
www.dr-martens.co.jp/
www.facebook.com/drmartensJapan
twitter.com/DocMartensJP

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nonnative Analyze ノンネイティブの"核"に迫る

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長きにわたって、ドメスティックブランド界を牽引し続ける〈ノンネイティブ(nonnative)〉。スタイリッシュなファッションビジュアル、スタイリング、そしてアイテムフォトなど、これまではメディア露出においてビジュアルでの表現に重点を置いてきた〈ノンネイティブ〉が、今回はクリエイションの内部ともいうべき、ディテールにメスを入れる。デザイナー藤井隆行氏による微細にわたる解説と、どこでも見られない細心部を惜しげもなく公開する貴重な企画。シリーズ第一回は「アウター」にフォーカス。

Photo_Yasuhisa Takenouchi
Edit_Ryo Komuta

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Genuine College Style 〜TOMMYが打ち出すカレッジウエアの完成形。〜

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〈トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)〉のエッセンスに新たなプレッピースタイルをミックスし、「NEW YORK DOWNTOWN PREP with "TOKYO TWIST"」をコンセプトにデビューした2004年から、早10周年を迎えようとしている〈トミー(TOMMY)〉。ヒネリのあるカレッジデザインをベースに、トラッドかつ新鮮なスタイルを提案し続ける同ブランドが、今季もウィットに富んだラインナップを展開します。その名も「COLLEGE COLLECTION」。ここで紹介するのは、アイビーリーグに加盟するアメリカの名門校をパートナーに迎えた、正真正銘のカレッジアイテム。NYのカルチャーにTOKYOのエッセンスを注ぎ込んだ、まさに〈トミー〉らしいコレクションを、ヒト・モノ・コトの多様な角度から紐解いていきます。

Photo_Hikaru Funyu
Text_Go Suzuki
Edit_Jun Nakada

小松嘉章/スタイリスト
キャリア5年目を迎える中堅きっての注目株。モードやアメカジ、ストリートなど、カテゴリーを問わず "クリーン" なスタイリングで、メンズ誌を中心に様々なジャンルで活躍中。現在、アシスタント急募中!※応募はコチラまで。

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ダウンタウンプレップ。明確なテーマを軸にした自由なモノ作りが魅力。
「僕が〈トミー〉と深い親交を持つようになったのは約1年前。たまたまプレスの西方さんと同じ美容室だったんです(笑)。もともとリースなどでお世話になる機会は多かったのですが、それ以来特に仲良くさせていただいています。前シーズンの展示会中で、ライブシュートをしながらスタイリングをさせていただいたのが懐かしいですね」
「僕が持つ〈トミー〉のイメージは、率直に言うとスポーティな要素と東京っぽさをミックスさせた感じ。〈トミー ヒルフィガー〉の持つ"ザ・プレッピー"なイメージやアイコンである3色のブランドカラーからはちゃんと踏襲しつつも、そこに新しい要素を上手く落とし込んでいるなと。ここ数シーズンで大人っぽいデザインが増えたように思います。スタイリングしやすいし、誰もが着こなしやすいマルチウエアに進化を続けているのではと思います。"ダウンタウンプレップ"という軸がブレないのも魅力ですね」
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90's調のデザインこそ、高感度なトレンド意識への表れ。
「このコラボモデルは、30代後半の大人も馴染めるデザインじゃないでしょうか。というのも、90年代の裏原宿を感じさせるデザインだから。正直、今回のアイテムを見た時は、〈トミー〉っぽくないなっていう印象を受けました(笑)。でも、それこそがトレンドへの意識の高さが表面化した部分。流れとしては今が変わり目の時期で、ちょうどひと回りしたところなのかなと。一概にコレ! とは言い切れませんが、クラシックなストリートも注目されているスタイルのひとつですからね。そういった意味では旬なアイテムですし、流行り廃りの無いモノは長年の相棒として重宝すると思いますよ」
カジュアルの定番を大人っぽく。パーカの着こなしメソッド。
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小松さんがお勧めするのは、同氏が得意とする"クリーン"なコーディネート。「タートルネックとスラックスがポイントです。〈トミー〉らしさという部分をあえて意識せず、普段使いにハマるようなスタイリングにしてみました」とのこと。
パーカを"ハズし"のひとつとして捉え、今季らしいスタイルを表現してくれた小松さん。上品にまとめたメインウエアはもちろん、ハットやサングラス、レザーシューズといった、洗練された小物使いも見逃せません。
「存在感はあるけど、クセのないデザイン。それがこのパーカの良いところだと思います」。カジュアル感を程よく取り入れつつ、あくまでも大人の着こなしに。そんな、シリアス過ぎないパーカの活用術を参考にしたいところですね。
パーカ:TOMMY ¥11,550
ブルゾン:FOLK
タートルネックニット:Scye
スラックス:N.HOOLYWOOD
シューズ:Alden
ハット:UNUSED
サングラス:ayame
TOMMY COLLEGE COLLECTION LINE UP
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TOMMY × COLUMBIA UNIVERSITY TOPS ¥9,240、PANTS ¥8,820
1754年設立の名門校"コロンビア ユニバーシティ"がお相手。首元にあしらわれた大振りなガゼットがクラシカルな印象を演出しています。トップスに加え、同デザインのパンツも展開。セットアップでぜひ!
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TOMMY × DARTMOUTH UNIVERSITY ¥5,250
1769年に誕生した"ダートマス ユニバーシティ"とのコラボTシャツ。フロントの大胆なプリントロゴが存在感溢れる仕上がりに。ホワイト×ブラックの王道カラーも、オーセンティックなデザインと程よくマッチ。
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TOMMY × BROWN UNIVERSITY ¥11,550
1764年創立の"ブラウン ユニバーシティ"との共作によるプルオーバーパーカ。エイジング加工を施すことで、良い意味でヤレた風合いを表現しています。着込むことでリアルなヴィンテージの表情が楽しめるはず。

トミー ヒルフィガー ジャパン
0120-266-416
tommyweb.jp

Licensed by LRG
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DISCOVER LEVI'S® リーバイス®のモノ・ヒト・コト。

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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
Edit_Hiroshi Yamamoto

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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
Edit_Hiroshi Yamamoto

土井地博 ビームス コミュニケーションディレクター
ビームスのプレスを経て、現在ではコミュニケーションディレクターという役職を勤めている土井地さん。日本屈指のセレクトショップであるビームスの仕掛け人として、様々なキャンペーンを手がけています。そんな土井地さんが最も頻繁に穿いているのが〈リーバイス®〉のジーンズなのだとか。
「リーバイス®って大衆的でありながらプレミアム。クオリティの高さはもちろんですが、バックポケットのアーキュエットステッチがあるだけで、スタイルに品の良さが生まれるじゃないですか。だからオン・オフ問わず、活用できる。結果、毎日穿いてしまうんです。僕の人生で最も長いあいだ肌身に感じていたブランドと断言できちゃうほど、頻繁に穿いています」
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ジーンズ:リーバイス® 501® ウールブレンド ¥14,700
ニット:カルバン
シューズ:チャーチ
時計:ロレックス
アクセサリー:エルメス
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ビームスも見習いたい、リーバイス®の企業スピリット。
ストレートジーンズの王道である501®。なかでも土井地さんが選んだのは、横糸にウールを混ぜ込んだ冬仕様の変わり種。色鮮やかな切り返しが印象的なニットを合わせたシンプルなコーディネートに、洗練された小物遣いが光ります。
「このウールブレンド、本当に暖かいんですよ。スタンダードなシルエットに、経年変化も楽しめる。リーバイス®501®の良さを損なうことなく、きちんと機能面でアップデートされている。こういったモノに対する安心感とライフスタイルに適した革新性は、企業としてビームスも見習っていきたいですね」
リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
levi.jp
BACK NUMBER
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
Edit_Hiroshi Yamamoto

小木"POGGY"基史
UNITED ARROWS Buyer / UNITED ARROWS & SONS Director
ユナイテッドアローズのバイヤーとして世界中のブランドを買い付ける傍ら、東京を代表するファッションアイコンとしても各国のクリエイターから支持を集めている小木さん。そんな彼が初めてファッションに興味を持ったキッカケがジーンズであり、〈リーバイス®〉なのだとか。
「ファッションに興味を持つキッカケって異性を意識するタイミングだったりするじゃないですか。それで当時、高校生の僕が客観的に一番格好良い、つまりモテると思ったのが、リーバイス®の広告キャンペーンに起用されていたジェームズ・ディーンのスタイルだったんです(笑)。そこからリーバイス®との付き合いは始まりました」
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ジャケット:ケイスリー ヘイフォード
パンツ:リーバイス® ビンテージ クロージング 505 1967モデル ¥22,680
※フルテーパード加工 ¥5,250、オリジナルヘム ¥1,575
ハット:ステューシー
アクセサリー:アンブッシュ
シューズ:バンズ サングラス:F.A.T
505の穿き心地と606の美しさを。
最初は見知らぬ品番に手を出し、501®に辿り着いて、藤原ヒロシ氏の影響で505を愛用した時期もあったという小木さん。本日はリーバイス® ストア新宿店の「TAILOR SHOP」で、自らのアイディアでカスタマイズした505を着用しています。
「股上の深い505の特性を踏まえつつ、606のようなシャープなシルエットにしてみました。あえてブラックジーンズにしたのは、この先のトレンドを見据えて、ですね。インディゴの色合いも魅力ですが、ブラックジーンズ特有の色落ちも新鮮じゃありませんか? 意外に様々なシーンに活用できるので、選択肢の1つとして加えておくと便利ですよ」
ジーンズにおける究極のサービス、それがTAILOR SHOP。
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-まず、ベースに選んだデニムについて教えていただけますか?

小木: リーバイス® ビンテージ クロージングの505を選びました。僕自身、藤原ヒロシさんや裏原宿のカルチャーの影響で501®と同様に愛用してきた思い出深い品番。ゆとりのあるシルエットだけではなく、スムーズな着脱を可能にするジッパーフライも魅力の1つです。

-ブラックデニムというのも意外性があります。

小木: 先のトレンドを見据えてブラックにしました。これまでのネイビー一辺倒な流れから、今は徐々にモノトーンに注目が集まってきています。だからこそ、ジーンズもブラックかなと。

-小木さん自身のスタイルにもブラックというイメージがあまりありません。

小木: 僕自身も避けてきた色ですからね(笑)。だからこそ、面白い。あえて不慣れな色を取り入れることで、新たなスタイルを楽しみながら構築できますからね。

-カスタマイズはどのように進めたのでしょう?

小木: 505ならではの腰回りのゆとりを残しながら、裾幅を18センチに決めて。606のシルエットを505のなかで膝下から再現するようなイメージを職人の方に伝え、話し合いながら決めていきました。

ff_discover_levis_vol8_sub5.jpg ff_discover_levis_vol8_sub6.jpg (左)ベースのモデルを選んだあとに、まずは思い描くイメージを共有する
(右)通常通り裾丈を設定する。想定するスタイルの靴を履いて行くのも重要。
ff_discover_levis_vol8_sub7.jpg ff_discover_levis_vol8_sub8.jpg (左)お次は裾幅を設定します。その後、股上からのテーパード具合を微調整。
(右)すべての要望をカルテに記入。これを基にカスタマイズ作業に取りかかります。

-仕上がりをご覧になっていかがですか?

小木: 使えるな、と(笑)。本来、606をサイズアップして穿くと、ウエストが凄く大きくなってしまいますからね。これはスリムに見えて、腰回りはゆとりがあるので、穿き心地は抜群。18センチの裾幅は、スニーカーはもちろん革靴とも相性が良さそう。とにかく今の僕の気分にピッタリな仕上がりと言えそうです。

-セルビッジやオリジナルヘムも見逃せないポイントかなと。

小木: そうですね。こういった細かな部分にこだわりを持ったうえでカスタマイズできるのは、リーバイス®の専門店ならではと言えるかもしれません。

-それでは最後にTAILOR SHOPを体験してみた感想を教えてください。

小木: かつてスティーブ・マックィーンがリーバイス®のジーンズをカスタマイズしていたじゃないですか。それが今現在の最高のクオリティで実現してしまう。ファッションの究極であり、ジーンズの究極。モノが溢れている今の時代だからこそ、やる価値のあるサービスと言えるのではないでしょうか。

リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
levi.jp
リーバイス® ストア 新宿店
電話:03-5363-4501
levi.jp/shinjuku/
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
Edit_Hiroshi Yamamoto

リヒト ファッションデザイナー/モデル
1995年にモデルとしてのキャリアをスタートしたリヒトさん。様々なファッション誌をはじめ国内外のコレクションで活躍したのちに、自らがディレクションするブランド〈シカタ(CICATA)〉を立ち上げ、モデルとしてのみなら1人のクリエイターとしても名を馳せています。容姿端麗でセンスも抜群。人が羨む存在と言えるかもしれません。
「いやいや。こう見えて、根っからの"下町ッコ"でしたからね。買い物といえば、上野・アメ横に通っていましたし。日本人離れした体格が邪魔をして、思い通りの着こなしが楽しめないことも多々ありました。そういったなかでリーバイス®には、自然に触れていましたよね。自分の体型に似合う品番を探してみたり。リーバイス®というだけで、いろんな思い出が甦ります」
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ジーンズ:リーバイス® ビンテージ クロージング 501® XX 1947 ¥27,825
※フルテーパード加工 ¥5,250、オリジナルヘム ¥1,575、刺繍 ¥525
ニット:プラダ
シャツ:リーバイス ビンテージ クロージング ¥22,680
スニーカー:バンズ
モデル仕事を通して辿り着いたシルエット、それがテーパード。
そんなリヒトさんが着用しているのが、リーバイス® ストア新宿店に常設している国内初の「TAILOR SHOP」のみで実施しているで自分好みにカスタマイズを加えた〈リーバイス® ビンテージ クロージング〉の「501® XX 1947モデル」。鮮やかなニットにシャツ、そしてジーンズというプレーンなスタイルも、自らの体型を熟知したサイズ感でスタイリッシュに着こなしています。
「僕は王道のストレートジーンズが似合わないんですよ。それは、モデルという仕事を通して、たくさんのジーンズを穿いてみた実感なんです。ビンテージモデルへの憧れはあったんですけど、あえて避けてきたというか。こういったサービスを通して憧れのジーンズを自分好みに穿ける。正直、感無量です」
TAILOR SHOPで実感したのは、リーバイス®の懐の深さ。
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-まず、TAILOR SHOPを体験してみた感想を教えてください。

リヒト: 単純に面白いですね。シルエットをテーパードさせて、ウエスト部分に名前の頭文字を刺繍しただけなんですけど、既製品以上に愛着が湧いてくる。この感覚はカスタムオーダーならではだと思います。

-ベースに「501® XX 1947」モデルを選んだ理由を教えてください。

リヒト: 色味ですね。普段はリジッドタイプばかり穿いているんですけど、こういった機会だからこそ、ビンテージならではの加工を堪能してみたいなと。

-カスタマイズはどのように進めたのでしょう?

リヒト: 基本的にはスタッフの方とお話ししながら、レングスを合わせて、シルエットを調整して、という感じですね。裾幅は17.5センチに設定して、そこから自然なテーパードが描くように微調整していただいて。とはいえ腰回りのゆとりは残してもらって。

ff_discover_levis_vol7_sub5.jpg ff_discover_levis_vol7_sub6.jpg (左)まずは通常通り裾丈を合わせ、その後シルエットを調整していきます。
(右)ピンで止めて実際に穿いたときのシルエットを確認。自然なテーパードを作るために微調整をします。
ff_discover_levis_vol7_sub7.jpg ff_discover_levis_vol7_sub8.jpg (左)刺繍やハンドステッチ、ワッペンなど、数あるなかから自分好みのアレンジを探し出していく。
(右)リヒトさんのカルテ。シルエットから刺繍まで細かな指示が明記されています。

-ウエスト部分にはシルバーで「R」と刺繍がされています。

リヒト: 普段は見えないんですけどね。こういった遊び心が深い愛着に繋がるというか。ジャストサイズを選んでいるので、タックインするときのアクセントになりますし。名前を入れちゃうと大袈裟ですけど、頭文字くらいなら良いかなと。

-仕上がりをご覧になっていかがでしたか?

リヒト: 正直、ビンテージのアタリがカスタマイズによって不自然にならないか、ちょっと心配していたんです。ところが、仕上がりはとても自然。加工感を失わないオリジナルヘムの仕上がりも見事ですね。カスタマイズしたとは思えないほど、バランス良くアタリが残っていて。こういった配慮を目にすると、カスタマイズを担当する職人の方の技術力と造詣の深さを感じましたね。

-こういった試みを通じて、リーバイス®に対する印象は変わりましたか?

リヒト: 変わるというか、より信頼度が増しました。そもそも、ジーンズの王道でありながら、ここまで柔軟なサービスも行っている。カスタマイズなんて、本来は掟破りなサービスじゃないですか。それをきちんと高い技術力で可能にしてしまう。リーバイス®の懐の深さを改めて認識しました。

リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
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リーバイス® ストア 新宿店
電話:03-5363-4501
levi.jp/shinjuku/
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
Edit_Hiroshi Yamamoto

尾崎雄飛 SUN/kakke
セレクトショップのバイヤーとして活躍した後に独立。現在では、ブランドのディレクションに加え、セレクトショップのクリエイティブディレクター、さらには自身のブランド〈SUN/kakke〉を手がけている尾崎さん。近年のファッション業界において、"勢いのある若手"に挙げられる彼が、最も愛するブランドが〈リーバイス®〉なのだとか。
「親父がリーバイス®を愛用していましたからね、自然と慣れ親しんでいた唯一のブランドと言っても過言ではありません。とはいえ、初めて買ったのはアイスウォッシュの610という品番で。リーバイス®という名前に憧れて買ったんですけど、雑誌で目にしているのとはどうも違うんですよ(笑)。ただ、それがキッカケでいろいろと勉強するようになって。フリーマーケットで赤耳を格安で見つけたり。服を知る、という経験そのものをリーバイス®を通して学びました。僕にとっての原点ですね」
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ジーンズ:リーバイス® ビンテージ クロージング 501® XX 1955 リジッド ¥29,925
ライダースジャケット:SUN/kakke
シャツ:ビンテージ
シューズ:オールデン
バッグ:リーバイス(ビンテージ)
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リーバイス®を愛し過ぎるゆえの葛藤。
自身が手がける〈SUN/kakke〉のライダースに、ビンテージのシャツを合わせ、ボトムスには〈リーバイス® ビンテージ クロージング〉より「501® XX 1955モデル」をセレクト。本物志向のオーセンティックなアイテムとモダンなアイテムを、独特のバランスでミックスしたスタイルに仕上げています。また、手もとにはビンテージの〈リーバイス®〉のクラッチバッグという珍品をチョイス。
「仕事で海外にでかければ、必ず立ち寄るのがリーバイス® ストアなんですよ。横を通り過ぎると、行かずにはいられないんです(笑)。一緒に来ているスタッフには外で待ってもらって(笑)。入ってみると国ごとにローカライズされた珍品があったりして。最近ではフィルソンとコラボしていたり。日本でチェックしているからといって、油断ができない。困ったものです。リーバイス®を愛し過ぎるゆえの葛藤と言うべきか......(笑)」
リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
levi.jp
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
Edit_Hiroshi Yamamoto

中室太輔 muroffice プランニングディレクター
様々なブランドのプロモーション戦略を考案することを生業にしている中室さん。ご覧の通りの豪快なルックスでありながら、親切丁寧で繊細な仕事ぶりには業界内で定評があり、今では国内外の人気ブランドをクライアントとして抱えています。ブランドをプロモーションする立場である彼にとって、〈リーバイス®〉の印象とは一体。
「知っててあたりまえというか。育っていくなかで格好良いブランドとして、自然と認識していましたよね。そのうえで古着ブームがあって、さらに深い世界が広がっていくというか。以前の職場では、フレンチシックなスタイルにも合わせていましたし。そういった意味で、あらゆるスタイルのベーシックになっている」
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デニムジャケット:リーバイス® TYPE Ⅲ TRUCKER JACKET ¥21,000
ジーンズ:リーバイス® 511 ¥16,800
ジャケット:トッドスナイダー
シャツ:シュプリーム
シューズ:ビームスプラス
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シルエットを考慮すると、現行モデルがお勧め。
〈リーバイス®〉を"あらゆるスタイルのベーシック"と語る中室さんが、この企画のために用意したのはデニムのセットアップ。さらにトップスにはジャケットをさらりと合わせる、日本人とは思えぬスタイルを披露しています。
「10年くらい前にロンドンでこういうスタイルの方が歩いているのを見て。とにかく格好良くて、それ以来、ちょいちょい真似をしています。こういったスタイルのポイントってシルエットになるじゃないですか。そういった意味では、現行のモデルがお勧め。美しいシルエットにモダンな色味、素材にストレッチ性があるので着心地も抜群ですし。ビンテージのプロダクトとして存在感も魅力ではありますけど、ね」
リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
Edit_Hiroshi Yamamoto

渡辺俊美 TOKYO No.1 SOUL SET / THE ZOOT16
アーティストとして活躍する一方で、かつてはブランドのディレクションを行うなど、音楽同様にファッションに対しても造詣が深いことで知られる俊美さん。「ジーンズと言えばジェームズ・ディーン。中学生の頃には憧れていましたね〜。その影響でリーバイス®のジーンズもかなり買い漁っていた時期もありますよ。原宿の老舗古着屋さんで、デッドストックを」
そんな俊美さんが数多あるリーバイス®のジーンズのなかで、最も主入れ深いモデルが501®の"66"タイプ。「1966年生まれなんで(笑)。親近感があるというか、不思議な縁を感じるんですよね。かつてはレギュラーで目にしていましたし、フラッシャーに描かれた"1966"という文字に心惹かれるんですよ」
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ジーンズ:リーバイス ビンテージ クロージング「501® XX® 1890」
サスペンダー:リーバイス® ビンテージ クロージング ¥13,860 カーディガン:ワコマリア
Tシャツ:ワコマリア
ハット:DOARAT
シューズ:バル
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サスペンダーにジーンズ。この組み合わせがとにかく好きで。
この日は501®XX®の1890年モデルを着用。ジーンズがワークウェアとして機能していたかつての時代のディテールを忠実に再現したモデルは、ファッションとして取り入れるのはなかなか難しい。
「オーバーサイズのジーンズにサスペンダー、このバランスがとても好きなんですよ。映画『スローなブギにしてくれ』で俳優の山崎努さんが、サスペンダーをしていてね。浅野温子さんとのベッドシーンがあるんですよ。これがまたとにかく格好良いし、エロい。だから僕にとってサスペンダーは、セックスを想起させるというか(笑)。あれ、そういえば今日はリーバイス®の取材だよね?(笑)」
リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
levi.jp
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
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山口つぐみ ヨガインストラクター
人気ヨガインストラクターとして多くの生徒を指導する傍ら様々な雑誌にも出演し、ヨガを通した健康的なライフスタイルを提案している山口さん。そんな彼女がそもそもリーバイス®を知るキッカケは「父親の影響」なのだとか。「ジープを乗り回すワイルドな父親で(笑)。いつもリーバイス®を穿いていたんですよ。だから私にとってお洒落を意識する前から馴染みのあるモノなんです」
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シンプルなスタイルから見えてくるパーソナリティ。
この日、穿いていたのはビンテージ感が漂うライトユーズドフィニッシュの501®。ストレッチ性の無いモデルでありながらも、軽々とヨガポーズを決めていく。「細すぎるのはあまり好きでは無いんですよね。少しゆったりしたシルエットでラフに穿く方が自分に合っているんです。穿き心地も含め」と語りながら、さらに難解なポーズをサラリとこなす。
「あとはブランドとしての愛着ですよね。これだけいろんなブランドがあると、選ぶ理由が必要になる。だからリーバイス®。歴史もあるし、クラフトマンシップもある。そして色褪せていくのも、1つの個性として成立するじゃないですか。ついつい選んでしまう必然性があるんですよね、リーバイス®には」
リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
levi.jp
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
Edit_Hiroshi Yamamoto

濱田晋(26歳)
フォトグラファー/PHOTO&ART ZINE"CHILL!"ディレクター
PHOTO&ART ZINE"CHILL!"のディレクターを務める濱田さんは、新世代の注目クリエイターのひとり。26歳の彼にとって、'90年代の古着ブームはオンタイムではなかったものの、兄の影響でヴィンテージの501に出会い、〈リーバイス®〉を知ることになったのだとか。
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ジーンズ:リーバイス® 511 ¥11,550
Tシャツ:ヘインズ
シューズ:ヴァンズ
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シンプルなスタイルから見えてくるパーソナリティ。
「当時のヴィンテージはとにかく高かくて、僕には手が出ませんでした。でも、どうしてもリーバイス®が欲しくて、手に入れたのがブーツカットタイプの517でしたね。今日の511は、テーパードしたシルエットと色味で決めました」
「当時はヴィンテージに憧れがありましたけど、今は現行のモデルに惹かれます。シルエットも現代的だし、濃紺の色味も綺麗。ただ、野暮ったくならないようにレングスだけ気をつけるようにしています」。クルーネックのTシャツに合わせる、極めてシンプルなスタイルからは、彼の潔いパーソナリティが見えてくる。
リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
levi.jp
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
Edit_Hiroshi Yamamoto

DJ TAKO(19歳) ODD FUTURE
今、最もノリにのっているヒップホップクルー「ODD FUTURE」。音楽のみならず、ファッションやライフスタイルにも注目が集まる彼らの本業である音楽面の要として名を連ねるのが、ご覧のDJ TACOです。「小学生の時からリーバイス®穿いている」という根っからのデニム好きである彼は、「いわゆるB-BOYとは違った細身のストリートスタイル」で親しんできたのだとか。
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絶対的な信頼を寄せられる存在。
「メルセデスやアップル、ナイキといったブランドと同じで、絶対的な信頼があり、その価値が変わらない存在、それが俺にとってのリーバイスなんだ。スケートに夢中の頃は、みんながバギーでスケートするなか、お気に入りのスキニータイプのリーバイスを穿いて滑っていたよ。個人的にはブラックデニムが好きかな。白いTシャツにブラックデニム、それが俺の普遍的なスタイルだからね。ブラックデニムが好きな理由? そりゃ、俺がニガーだからだよ(笑)。あっ、でも、今日は違うんだけどね(笑)」
リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
levi.jp
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Man of CK Watch 〜カルバン・クライン ウォッチの魅力を探るお話〜

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ニューヨークのファッションシーンを牽引するブランドのひとつ〈Calvin Klein(カルバン・クライン)〉の、洗練された要素が余すところなく落とし込まれた時計、〈Calvin Klein watches(カルバン・クライン ウォッチ)〉。今回フイナムでは、2013秋冬イチオシの6モデルにフォーカス。まずは第1弾と称して、自分にぴったりのモデルを探す診断テストを公開しました。そして第2弾は、3名のクリエイターに訊いた〈カルバン・クライン ウォッチ〉のお話から、6モデルの魅力を探っていきます。

Photo_Yoshiteru Aimono
Edit_Jun Nakada

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ニューヨークのファッションシーンを牽引するブランドのひとつ〈Calvin Klein(カルバン・クライン)〉の、洗練された要素が余すところなく落とし込まれた時計、〈Calvin Klein watches(カルバン・クライン ウォッチ)〉。今回フイナムでは、2013秋冬イチオシの6モデルにフォーカス。まずは第1弾と称して、自分にぴったりのモデルを探す診断テストを公開しました。そして第2弾は、3名のクリエイターに訊いた〈カルバン・クライン ウォッチ〉のお話から、6モデルの魅力を探っていきます。

Photo_Yoshiteru Aimono
Edit_Jun Nakada

池田尚輝さん/スタイリスト
スタイリスト坂井達志氏に師事。独立してから13年。メンズを中心に、雑誌や広告、カタログ、アーティストのスタイリングなど多岐に渡って活躍中。アウトドア好き。電子音より生音派で、最近アコースティックギターにハマっている。フイナムブログも執筆中。ちなみに今回の診断結果はDの「矛盾や衝突のない調和タイプ」。
www.naokiikeda.com
www.houyhnhnm.jp/blog/ikeda

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"ミニマルでアーバン"、それは今も昔も変わらない。
「初めて〈カルバン・クライン〉のことを知ったのは、中学、高校のときですかね。それこそ写真家ブルース・ウェバーが撮り下ろすボクサーブリーフを履いた男性モデルのビジュアルが鮮明に残っています。以前〈カルバン・クライン〉ホームコレクションというのがあって、ブルーやメタルグレーのタオルやブランケットがあったのですが、それもかなり格好良かったです。今でもパックTシャツを買ったりしますし。そういう意味では,昔からかなり身近にあったのかもしれないですね。今回の〈カルバン・クライン ウォッチ〉のコレクションもそうですが、ずっと"ミニマルでアーバン"というイメージは変わらないです」
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年齢を重ねたことで白文字盤が新鮮に感じるように。
「白文字盤が今新鮮なんです。良い意味でコンサバティブというか、軽さがあっていいなと。やっぱり黒文字盤の方がより男っぽい気がするんです。若い頃はどうしてもそれに憧れるというか、もちろん若くて白文字盤が似合う人もいますが、僕の場合は腕周りだけ急に大人びちゃう感じがして抵抗があったんです。でもこの年齢になって、いざ付けてみると違和感なくフィットする。今日のコーディネートもそうですが、最近の気分として白をコーディネートに取り入れることが多いのも、白文字盤を選ぶことに起因しているのかもしれないですね」
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たくさん持つ必要はないけど、ハズシとして持っておきたい。
「時計を選ぶときのルールは特にありませんが、今持っている時計は小さめのフェイスが多いですね。なので、今回リコメンドしたモデルは、白文字盤であることに加えて、ちょっと大きめなフェイスが新鮮でいいなと。あと、リストウォッチなのでブレスレット的な感覚もありますが、存在感としては靴に近いかもしれません。例えばスーツに対してスニーカーっていうハズシがあるとしたら、それこそデニムにドレスウォッチを合わせるとか。いずれにしても時計は大事な存在ですね。まぁ冬場よりも夏場の方がその存在感は際立ったりするわけですが(笑)。たくさん持つ必要はありませんが、服と同じように、使い分けられるといいですね」
腕時計:カルバン・クライン ウォッチ ck city(K2G27146)¥30,450
ジャケット:CLASS
ニット:WILLIAM LOCKIE
パンツ:GIVENCHY
スニーカー:adidas Originals
スカーフ:Hermès

Calvin Klein watches フェア 開催中!
開催期間:〜12月25日
開催店舗:丸井・ロフト・百貨店等のカルバン・クライン ウォッチ取扱店
特別特典:「フイナムを見た」と店頭で言えば、オリジナル"クリーナー付きスマホホルダー"をプレゼント。※数に限りがございますので、あらかじめご了承ください。
フェア詳細:www.swatchgroup.jp/topics/2013/10/25/calvin-klein-watches-fair-2013-11/

カルバン・クライン ウォッチ/スウォッチ グループ ジャパン
電話:03-6254-7380
www.swatchgroup.jp/ck-watches
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Timberland THE ORIGINAL YELLOW BOOT™ 生誕40周年を迎えたイエローブーツの今。

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〈ティンバーランド(Timberland)〉の代表的なアイテムである"イエローブーツ"。誕生から40年を経てもその輝きはなんら色褪せず、様々な バックボーン、カルチャーをはらみながら人々を魅了し続けている。アニバーサリーイヤーである2013年に、6人のインフルエンサーを通してこのブーツの 魅力に改めて迫る。 なお、イエローブーツの生誕40周年を記念したイベントが、NYはブルックリンで開催された。その模様はこちらからチェック。

ティンバーランド/VFジャパン
電話:03-6863-5711
www.timberland.co.jp

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CONNECT with NAPAPIJRI 繋がる、ナパピリ。

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イタリアを代表するプレミアムライフスタイルブランド〈ナパピリ(NAPAPIJRI)〉。アイコンはノルウェーの国旗です。ディテールを足すことに美学を感じていたこれまでとは対照的に、今シーズンはシンプルかつミニマルなコレクションを展開。フイナムでは、そんな新しく生まれ変わった〈ナパピリ〉をフィーチャー、ブランドが掲げる3つのテーマ「Slow Downtown・The Great Silence・Icebreaker Route」を軸に、その全貌に迫ります。

Photo_Masaki Sato(item)
Edit_Jun Nakada

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イタリアを代表するプレミアムライフスタイルブランド〈ナパピリ(NAPAPIJRI)〉。アイコンはノルウェーの国旗です。ディテールを足すことに美学を感じていたこれまでとは対照的に、今シーズンはシンプルかつミニマルなコレクションを展開。フイナムでは、そんな新しく生まれ変わった〈ナパピリ〉をフィーチャー、ブランドが掲げる3つのテーマ「Slow Downtown・The Great Silence・Icebreaker Route」を軸に、その全貌に迫ります。

Photo_Shinji Serizawa(ROOSTER)
Edit_Jun Nakada

スタイリスト秋山貴紀の場合
メンズ誌やカタログなどを中心に、丁寧で繊細、かつキレのあるスタイリングで、業界内でも一目置かれている秋山さん。最近、婚約を発表し、ON・OFFともに充実いる彼にとって、〈ナパピリ〉はどう見えるのか。
「春夏シーズンはカラバリが豊富で、かなり色で遊べるアイテムが多くかったのに対して、秋冬はよりアウトドアテイストが強くなって全体的にスタイリッシュな印象。トータルで見ると落ち着いた色がベースなんだけど、オレンジやイエローとか、ビビッドな色の差し込み方が上手いなって思います。ベーシックなデザインなので、着こなしのレンジはかなり広いなと」。
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全体を1トーンでまとめつつ、差し色でアクセントを。
バスケットボールが趣味というアクティブな一面を持つ秋山さん。一見モノトーンのシンプルなスタイルですが、〈Supreme〉のニットキャップや〈New Balance〉のスニーカーなど、自身のライフスタイルに裏付けされたアイテムが光ります。そこに合わせたミリタリーライクな〈ナパピリ〉のアウターに〈YAECA〉のパンツ。いずれもオリジナリティのあるアイテムを独特のバランスでミックスした、動きやすさ重視のスタイルに仕上げています。今回選んだジャケットに関しては、「ミリタリーっぽくも捉えられるし、ちょっとモードっぽくも見える、どんなスタイルにも合わせやすいデザインが気に入ってます」とのこと。
「最近、アウトドアブランドとか、いわゆる機能性に重きを置いたアイテムを選ぶことが多く、色味も全身1トーンでまとめて、差し色で明るい色を取り入れるようにしています。今回でいうニットキャップのブルーやホワイトのスニーカーですね。仕事の面でも、色のバリエーションという視覚的に分かり易い変化でコーディネートすることが多かったこれまでとは違って、今は同じカラーでも、素材やシルエット、色の濃さの変化でコーディネートするのも面白いんじゃないかなと思うようになってきて。よく自分を実験台に、色々試しながらコーディネートについて考えています(笑)」
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アウター:〈ナパピリ〉OPEN SKIDOO ¥65,940
ニット:Maison Martin Margiela
パンツ:YAECA
ニットキャップ:Supreme
シューズ:New Balance

ナパピリ・ジャパン
電話:03-6434-0738
https://www.facebook.com/NapapijriJP

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イタリアを代表するプレミアムライフスタイルブランド〈ナパピリ(NAPAPIJRI)〉。アイコンはノルウェーの国旗です。ディテールを足すことに美学を感じていたこれまでとは対照的に、今シーズンはシンプルかつミニマルなコレクションを展開。フイナムでは、そんな新しく生まれ変わった〈ナパピリ〉をフィーチャー、ブランドが掲げる3つのテーマ「Slow Downtown・The Great Silence・Icebreaker Route」を軸に、その全貌に迫ります。

Photo_Masaki Sato(item)
Edit_Jun Nakada

あらためて知る〈ナパピリ〉というブランド。
〈ナパピリ(NAPAPIJRI)〉の名の由来は、フィンランド語の「北極圏」。〈ナパピリ〉の前身であるグリーン・スポート・モンテ・ビアンコS.p.A社が、1987年にイタリアのアオスタで創業したのが最初で、旅行者を満足させる、本格的で専門的なバックパックを提供するために設立されました。そして1990年、〈ナパピリ〉ブランドが誕生。
〈ナパピリ〉がスポーティなイメージを持つのはこのためです。ブランドタグとともに付けられるノルウェーの国旗は、ブランドの最も大切なインスピレーションである「旅」を表現。これは、20世紀初頭にノルウェーから偉大な探検家が多数輩出していることに由来します。
ちなみに〈ナパピリ〉は、30ブランド以上を擁する世界最大のライフスタイルアパレルカンパニー、VFコーポレーションの一員でもあります。〈ザ・ノース フェイス〉や〈ティンバーランド〉、〈バンズ〉などのグローバルブランドをはじめ、多くのブランドが名を連ねています。
そんな〈ナパピリ〉の今シーズンは、ブランドフィロソフィーである「旅」を軸に、サイクリングからアウトドアまで幅広いレンジで「究極のウィンターアドベンチャー」を提案しています。
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Theme.03 Icebreaker Route
~ビビッドカラーを用いたエネルギッシュな世界~
テーマ2に続く3つ目、最後のテーマは「Icebreaker Route(アイスブレイカー ルート)」。燃えるようなオレンジがあしらわれたアイテムがキーとなる、寒い気温の中で体温を保護するための、いわゆるヘヴィーアウターをメインとしたコレクションを展開しています。豪華な毛皮の襟が特徴のダウンパーカーをはじめ、マクロジッパーやドローコード、コントラストカラーを盛り込んだものなど、インパクトのあるテキスタイルやカラーリングで、エネルギーに満ち溢れた世界観を表現。さらに言えば、ヘヴィーな見た目とは裏腹に、着用時のシルエットは至極モダンであることも特筆すべきポイントです。ラストのテーマに相応しく、〈ナパピリ〉が掲げる「究極のウィンターアドベンチャー」の精神が宿るコレクションと言えます。
「Icebreaker Route」コレクションを厳選ピックアップ。
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[左から]アウター「ADOR」¥76,440、「SKIDOO」¥42,840
これからの寒い季節、重ね着にライトアウターで乗り切るのもひとつですが、カットソーに一着ヘヴィーなアウターで過ごすというのも、ある意味快適なコーディネートではないでしょうか。そこで紹介したいのがコチラの「ADOR」と「SKIDOO」。シンプルなファー付きジャケットとプルオーバージャケットです。「ADOR」はミリタリーアイテムで言う「N-3B」タイプ。前身頃のスナップボタンとジップで完全に風をシャットアウトするだけでなく、背面のウエスト部分に付いたベルトで絞りの調節が可能。一風変わったプルオーバージャケット「SKIDOO」は、サイドジップをガバッと開ければ容易に脱着、かつウエストのドローコードでシルエットも調節可能なアノラックタイプです。いずれも極寒の状況下を考慮したアイテムです。
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アウター「OPEN SKIDOO」各¥65,940
こちらのジャケットは、上で紹介した「SKIDOO」のオープンジップ形。国旗(ノルウェー)の刺繍や、左肩に貼られた男心をくすぐるワッペンなど、随所にデザインを散りばめた一枚に。また、肉厚なボディに加え、艶を抑えたマットな質感が、高級感を漂わせます。胸元にさり気なく入ったブランドロゴの刺繍も見逃せません。重厚な一着、オススメです。
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アウター「ATCHER」各¥57,540
メンズの重衣料は防寒性を求めると重くなりがちですが、こちらの肉厚なダウンジャケットは、丈夫で緻密なギャバジンをボディに採用し、表情に艶感を作り出すことで、それを払拭しています。着丈もやや長めで、太すぎず細すぎずなジャストフィットシルエット。裏地にはカモフラージュ柄をあしらい、遊び心も加えています。コンテンポラリーなウエアと好相性なので、好みに合わせた着こなしを楽しめる一着ですね。
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フリース「TILDA」各¥15,540
冬山にはもちろん、デイリーウエアのミッドレイヤーアイテムとしても確実に活躍するフリース。生地は若干肉厚でボリューム感のあるボアフリースを使用し、優しい温もりと着心地を感じさせてくれる仕上がりに。また、パイピングのカラーリングがデザインのアクセントになっています。シルエットはややタイトで、フィット感と保温・運動性が計算されたルックスは実にスマートです。インナーとして重ねやすいだけでなく、アウターとして街で着ても様になるので、かなり重宝する一枚です。
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[左から]ニット「DOBERON」 ¥17,640、カーディガン「DEXTER」¥23,940
ショールカラーニットのポイントはほかでもない"へちま襟"。その襟の赤色が差し色として効いている「DOBERON」は、異なる柄を組み合わせたユニークな一枚です。ニットだけで寒いときには、この上からダウンベストを羽織ってスポーツライクに着こなすのもありかと。右のカーディガン「DEXTER」は、ジップアップニットにダッフルコートのディテールを足した、これまたユニークなアイテム。ウールの素朴な風合いと短めの着丈、さらにゆとりのあるシルエットが、どことなく不思議な魅力を生み出しています。
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次回は、フイナムでもお馴染みのあの人に「ナパピリの魅力」を、自身の着こなしを語ってもらいます。お楽しみに!

ナパピリ・ジャパン
電話:03-6434-0738
https://www.facebook.com/NapapijriJP

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イタリアを代表するプレミアムライフスタイルブランド〈ナパピリ(NAPAPIJRI)〉。アイコンはノルウェーの国旗です。ディテールを足すことに美学を感じていたこれまでとは対照的に、今シーズンはシンプルかつミニマルなコレクションを展開。フイナムでは、そんな新しく生まれ変わった〈ナパピリ〉をフィーチャー、ブランドが掲げる3つのテーマ「Slow Downtown・The Great Silence・Icebreaker Route」を軸に、その全貌に迫ります。

Photo_Shinji Serizawa(ROOSTER)
Edit_Jun Nakada

スタイリスト竹崎久貴の場合
メンズ誌、ミュージシャンを中心に安定感のあるスタイリングで、目下注目を集めている竹崎さん。ハーフジップのニットにテーラードジャケットを合わせた、ちょっとモードなアイテムチョイスとは裏腹に、足元はスニーカーという、ハズしが効いたコーディネートを披露してくれました。さて、取材日当日、実は話を訊く前に嬉しいサプライズがありました。「僕がスタイリストのアシスタントになったときに、小道具を入れるウエストバッグを友人からもらったのですが、それが〈ナパピリ〉のもので。独立してからも使っているので、かれこれ10年以上になりますね。もうボロボロですけど、愛着があるので買い換えずにずっと使ってて、僕と苦楽をともにした相棒ってやつですね(笑)」
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ワンランク上のカジュアル感、かな。
「30歳を過ぎたぐらいから、素材感や着心地の良さ、あとTPOを考えたスタイルになってきましたね。仕事の場合はスタイリストという職業柄、ベースに"動きやすい服"があって、スポーツ的というかアウトドアよりのアイテムを着ることが多いですが、オフの時は、ジャケットなどカッチリしたアイテムを取り入れたコーディネートを楽しんだりしてます。ただ共通して、スニーカーを合わせるとか、必ず自分なりのハズシのポイントを作るようにしてます。そういう意味では、〈ナパピリ〉の洋服って、タウンユース感をちゃんと落とし込みつつ、なおかつ気負わず着られるカジュアルさを兼ね備えている気がします。このハイネックのハーフジップニットなんか、まさに気分ですね。昔のアウトドア一辺倒なデザインとは違って、より今っぽい雰囲気が出ていると思います。次のシーズンも期待が高まりますね」
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ジャケット:〈ナパピリ〉AMERY ¥24,192
ハーフジップニット:〈ナパピリ〉 DELLYS 13 HALF ¥10,752
その他本人私物

ナパピリ・ジャパン
電話:03-6434-0738
https://www.facebook.com/NapapijriJP

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イタリアを代表するプレミアムライフスタイルブランド〈ナパピリ(NAPAPIJRI)〉。アイコンはノルウェーの国旗です。ディテールを足すことに美学を感じていたこれまでとは対照的に、今シーズンはシンプルかつミニマルなコレクションを展開。フイナムでは、そんな新しく生まれ変わった〈ナパピリ〉をフィーチャー、ブランドが掲げる3つのテーマ「Slow Downtown・The Great Silence・Icebreaker Route」を軸に、その全貌に迫ります。

Photo_Shinji Serizawa(ROOSTER)
Edit_Jun Nakada

〈mythography(ミソグラフィー)〉デザイナー
宮城秀貴の場合
どこからともなく漂うダンディー雰囲気。髭に眼鏡、ハット、ネルシャツ、デニム、エンジニアブーツ......まるで80年代のテキサスにタイムスリップしたかのような出で立ちの宮城さん。根っからの靴好きが高じてシューズデザイナーになったという彼の服を選ぶ基準は、まさに単純明快、"着やすいかどうか"のみ。「基本的にシンプルなスタイルが好きなのですが、どこかに必ず遊びを加えるようにしています。今回のコーディネートで言うとリメイクのネルシャツですかね」。それを引き立てるダークグレーのニットやデニム、シンプルな物選びながら、鮮やかなレッドが効果的なアクセントとして機能しています。
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着るヒトによって表情が変わるブランドかな。
「個性が強いと言われるので、洋服はなるべくシンプルに着るのが今の気分。シューズは自分が作っているものを履くことがほとんどですね、いちおう名ばかりにもシューズデザイナーなので(笑)。あと、寒くなってくると欠かせないのがネルシャツです。古着やブランド物問わず、気に入った柄や色、サイズを見つけては集めていますね。今回セレクトしたニットやデニムは、そんな自分のスタイルにピッタリ。ざっくりしたカーディガンとストレッチが効いたジャストフィットなデニム、合わせ方次第で、いろんな着こなしが楽しめそうですね。まぁ僕の場合インナーはもっぱらネルシャツですけど(笑)」。
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カーディガン:〈ナパピリ〉DANDREA ¥19,740
デニム:〈ナパピリ〉LUNGESUND DARK ¥11,760
その他本人私物

ナパピリ・ジャパン
電話:03-6434-0738
https://www.facebook.com/NapapijriJP

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イタリアを代表するプレミアムライフスタイルブランド〈ナパピリ(NAPAPIJRI)〉。アイコンはノルウェーの国旗です。ディテールを足すことに美学を感じていたこれまでとは対照的に、今シーズンはシンプルかつミニマルなコレクションを展開。フイナムでは、そんな新しく生まれ変わった〈ナパピリ〉をフィーチャー、ブランドが掲げる3つのテーマ「Slow Downtown・The Great Silence・Icebreaker Route」を軸に、その全貌に迫ります。

Photo_Shinji Serizawa(ROOSTER)
Edit_Jun Nakada

あらためて知る〈ナパピリ〉というブランド。
〈ナパピリ(NAPAPIJRI)〉の名の由来は、フィンランド語の「北極圏」。〈ナパピリ〉の前身であるグリーン・スポート・モンテ・ビアンコS.p.A社が、1987年にイタリアのアオスタで創業したのが最初で、旅行者を満足させる、本格的で専門的なバックパックを提供するために設立されました。そして1990年、〈ナパピリ〉ブランドが誕生。
〈ナパピリ〉がスポーティなイメージを持つのはこのためです。ブランドタグとともに付けられるノルウェーの国旗は、ブランドの最も大切なインスピレーションである「旅」を表現。これは、20世紀初頭にノルウェーから偉大な探検家が多数輩出していることに由来します。
ちなみに〈ナパピリ〉は、30ブランド以上を擁する世界最大のライフスタイルアパレルカンパニー、VFコーポレーションの一員でもあります。〈ザ・ノース フェイス〉や〈ティンバーランド〉、〈バンズ〉などのグローバルブランドをはじめ、多くのブランドが名を連ねています。
そんな〈ナパピリ〉の今シーズンは、ブランドフィロソフィーである「旅」を軸に、サイクリングからアウトドアまで幅広いレンジで「究極のウィンターアドベンチャー」を提案しています。
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Theme.02 The Great Silence
~明暗を落とし込む2トーンの世界~
2つ目のテーマは「The Great Silence(グレイト サイレンス)」。1つ目のテーマとうって変わり、明暗の2トーンを上手く使い分けたコレクションを展開しています。パーカやニット、ポロシャツ、テーラードジャケットなど、トータルコーディネートが可能なアイテムがラインナップ。もちろんエルボーパッチや裏地の切り替えしなど、〈ナパピリ〉ならではのギミックは健在。
「The Great Silence」コレクションを厳選ピックアップ。
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パーカ ¥26,040円、ニット ¥10,752
左は、適度に肉厚で、同系色ながら素材の切り替えしでデザイナに奥行きを持たせたパーカ。左右のポケットはジップ付きで、脇から裾に渡って入るステッチもデザインのアクセントに。ポップなワッペンが大人のカジュアルさを感じさせます。一方、左胸にワンポイントとして国旗のワッペンが付いたハーフジップニットは、実に使い勝手が良さそうな一枚。カットソーやシャツの上から着るだけで、瞬く間に上品な大人になれる代物です。ちなみに色違いでグレーもありますよ。
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[左から]ジャケット ¥34,440、¥24,192
左のウール混3つボタンジャケットは、起毛感のある素材が季節感だけでなく温かみも感じさせます。また、身幅や腕周りと袖の裾が切りっぱなしになっているディテールへのこだわりが詰まったジャケットです。そして右のモールスキンを使ったジャケットは、製品後に洗いをかけて、ステッチ部分にあたりを加えたヴィンテージライクな一着。エルボーパッチの補強もポイントです。
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ポロシャツ 各¥13,440
一般的に広く知られる通称"ラガーシャツ"。一枚で着るも良し、上にダウンベストやジャケットを羽織ってみたり、襟付きってだけで、カチッとした雰囲気が出せるポテンシャルの高いプロダクトと言えます。まさに今の時期にこそ重宝するアイテム。一枚持っておくだけでスタイルの幅が広がりますよ。
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シャツ 各¥15,540
寒くなってくるとフランネルシャツが恋しくなります。柔らかな触り心地と暖かさに、なんだかホッとするというか。このシャツは、細い綿糸を使ってきめ細かく織られているので肌触りがとてもいいです。さらに洗いをかけてヴィンテージに見られるような味のある風合いに仕上げています。裏地のチェック柄も男心をくすぐりますね。
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次回は、髭がチャームポイントの注目シューズデザイナーに「ナパピリの魅力」を、自身の着こなしと共に語ってもらいます。お楽しみに!

ナパピリ・ジャパン
電話:03-6434-0738
https://www.facebook.com/NapapijriJP

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イタリアを代表するプレミアムライフスタイルブランド〈ナパピリ(NAPAPIJRI)〉。アイコンはノルウェーの国旗です。ディテールを足すことに美学を感じていたこれまでとは対照的に、今シーズンはシンプルかつミニマルなコレクションを展開。フイナムでは、そんな新しく生まれ変わった〈ナパピリ〉をフィーチャー、ブランドが掲げる3つのテーマ「Slow Downtown・The Great Silence・Icebreaker Route」を軸に、その全貌に迫ります。

Photo_Shinji Serizawa(ROOSTER)
Edit_Jun Nakada

スタイリスト石井大の場合
坊主で髭に眼鏡。そのアイコニックかつ個性的なキャラクターで、メンズ誌からカタログ、アーティストからタレントまで、多岐に渡って活躍中の石井さん。スタイリングはもちろん、空間作りにおけるセンスは業界内から一目置かれています。そんな石井さん、本日はブラックとネイビーのツートーンで登場。「ここ最近は着やすさに重きを置いた服を選ぶことが多いですね」と語るように、リネンの素材感やルーズシルエットのパンツなど、グラフィックではない部分でサラっと洒落た雰囲気を出しています。実は簡単そうで難しい、経験が物を言う絶妙なバランス感覚は、是非とも見習いたいところです。
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とにかく着ていて気持ち良いのがいい。
「全てにおいてではないですけど、昔に比べて今の服はどんどんラクな方向に向かってると思うんですよ。別に悪い意味じゃなくて、時代性がそうしているというか、日々のライフタイルを快適にっていう意識がどんどん強くなっているからなんじゃないかって。まぁ考え方は人それぞれですけど、その流れか最近はシンプルで気持ちいい服が気分で。今日着ている〈ナパピリ〉のシャツもそう。一見なんでもないシンプルなシャツなんだけど、生地が柔らかくて気持ちいいんです。別に他のシャツでも困ることはないんですけど、常に選択肢の上位にいるような、普通に気持ちいいシャツ。是非フイナム読者の方にもオススメしたいですね」
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ニット:NAPAPIJRI ¥11,340
その他本人私物

ナパピリ・ジャパン
電話:03-6434-0738
https://www.facebook.com/NapapijriJP

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イタリアを代表するプレミアムライフスタイルブランド〈ナパピリ(NAPAPIJRI)〉。アイコンはノルウェーの国旗です。ディテールを足すことに美学を感じていたこれまでとは対照的に、今シーズンはシンプルかつミニマルなコレクションを展開。フイナムでは、そんな新しく生まれ変わった〈ナパピリ〉をフィーチャー、ブランドが掲げる3つのテーマ「Slow Downtown・The Great Silence・Icebreaker Route」を軸に、その全貌に迫ります。

Photo_Shinji Serizawa(ROOSTER)
Edit_Jun Nakada

スタイリスト平松正啓の場合
メンズ雑誌ほか、広告やアーティスト、タレントなど、ジャンルを問わず数多くのスタイリングを手掛ける平松さん。ブラックデニムにグレーベースのチェックシャツとニットをミックスしたコーディネートは、「全体的にモノトーンを意識したアイテムで統一しています」という言葉通り、小物周りも同系色でまとめることで、大人のカジュアルスタイルを演出しています。9分丈のパンツから覗くホワイトソックス、そして足元のローファーと、サイジングで適度なトラッド感も表現。エルボーパッチのアクセントといい、アイテムの組み合わせは是非とも参考にしたいところですね。
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ディテールのこだわり方が面白い。
「これまではデザイン的な要素が多いイメージでしたが、今の〈NAPAPIJRI〉はシンプルなんだけど、ディテールに強いこだわりを感じます。今日着ているニットで例えるなら、左右で違うカラーのエルボーパッチと胴サイドに入るカラーステッチでしょうか。言ってみれば無地のニットでも今日のコーディネートは成立すると思うんですけど、そこは他と差をつけるというか、やっぱりどこかに遊びを効かせたいっていうのがあるので。そういう意味では、このニットもそうですが、コレクションを通して個性を持ったアイテムが揃っているので、アクセントとして取り入れるのが効果的だと思います。手頃な値段なのも見逃せませんね(笑)」
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ニット:NAPAPIJRIのシャツ ¥10,800
シャツ:NAPAPIJRIのニット ¥17,640
ハット:New Era®
シューズ:Dr.Martens

ナパピリ・ジャパン
電話:03-6434-0738
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イタリアを代表するプレミアムライフスタイルブランド〈ナパピリ(NAPAPIJRI)〉。アイコンはノルウェーの国旗です。ディテールを足すことに美学を感じていたこれまでとは対照的に、今シーズンはシンプルかつミニマルなコレクションを展開。フイナムでは、そんな新しく生まれ変わった〈ナパピリ〉をフィーチャー、ブランドが掲げる3つのテーマ「Slow Downtown・The Great Silence・Icebreaker Route」を軸に、その全貌に迫ります。

Photo_Masaki Sato(item)
Edit_Jun Nakada

あらためて知る〈ナパピリ〉というブランド。
〈ナパピリ(NAPAPIJRI)〉の名の由来は、フィンランド語の「北極圏」。〈ナパピリ〉の前身であるグリーン・スポート・モンテ・ビアンコS.p.A社が、1987年にイタリアのアオスタで創業したのが最初で、旅行者を満足させる、本格的で専門的なバックパックを提供するために設立されました。そして1990年、〈ナパピリ〉ブランドが誕生。
〈ナパピリ〉がスポーティなイメージを持つのはこのためです。ブランドタグとともに付けられるノルウェーの国旗は、ブランドの最も大切なインスピレーションである「旅」を表現。これは、20世紀初頭にノルウェーから偉大な探検家が多数輩出していることに由来します。
ちなみに〈ナパピリ〉は、30ブランド以上を擁する世界最大のライフスタイルアパレルカンパニー、VFコーポレーションの一員でもあります。〈ザ・ノース フェイス〉や〈ティンバーランド〉、〈バンズ〉などのグローバルブランドをはじめ、多くのブランドが名を連ねています。
そんな〈ナパピリ〉の今シーズンは、ブランドフィロソフィーである「旅」を軸に、サイクリングからアウトドアまで幅広いレンジで「究極のウィンターアドベンチャー」を提案しています。
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Theme.01 Slow Downtown ~モノクロノームの世界観~
1つ目のテーマは「Slow Downtown」。〈ナパピリ〉が得意とするカラフルな色使いは控え、モノトーンを基調とした都会的でタイムレスな世界観を表現しています。デザインのソースは都市生活。日本に置き換えてみれば、フィックスドバイクやスケートといった、いわゆるアクティブスタイルを体現しています。グラフィックやワッペン、各パーツに見られるディテールがバランス良く盛り込まれた〈ナパピリ〉ならではのリアルクローズがラインナップ。
「Slow Downtown」コレクションを厳選ピックアップ。
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シャツ 各¥11,340
ワイドカラーを特徴とするプレーンなシャツ。左胸にはノルウェーの国旗が刺しゅうで入ります。着こなし方は人それぞれですが、袖をロールアップして裏地をチラ見せ、というのは粋な着方としてオススメしたいところ。
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ニット ¥13,440 カーディガン ¥15,540
秋口に一枚は持っておきたいニット類。クルーネックとカーディガン、ともに上で紹介したシャツに合わせてもいいし、Tシャツに合わせてもOK。昼と夜で温度差が出るこの時期だからこそ、おさえておきたいアイテムですね。街で見かける肩掛けスタイルは、今季も健在のようです。
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ダウンベスト 各¥32,340
〈ナパピリ〉初のダウンベスト。最大のポイントは転写プリントです。身頃の柄はツイード柄とノルディック柄の2パターンで、フードは取り外しが可能。都市生活をモノクロームで表現したカラーストーリーのなかに、赤の差し色がポップな印象を感じさせます。今季のキーアイテム的存在。
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チノパン ¥13,440 デニム ¥13,440
いわゆるアメカジ、イタカジの鉄板ボトムと言えば、チノパンとデニム。この洗いざらしのチノはゴワッとした素材感がたまらなくいい。膝下から裾まで程良くテーパードがかかっているので、ジャストサイズで穿くのはもちろん、あえて2サイズぐらい大きめに穿くのもよさそう。一方、かなり強めにアタリ加工が施されたデニム。チノと同様、自分のサイズを吟味して、スタイルに合わせて穿きこなしたい一本。
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次回は、人気スタイリストに「ナパピリの魅力」を、自身の着こなしと言葉で語ってもらいます。こうご期待!

ナパピリ・ジャパン
電話:03-6434-0738
https://www.facebook.com/NapapijriJP

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WHAT DO YOU STAND FOR? File #004 俳優 渋川清彦

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「#STANDFORSOMETHING」というシーズンテーマを掲げ、シューズを着用する人のキャラクターに改めてスポット当てようという試みを展開する今季の〈DR.MARTENS〉。"表現者"たちのバックグラウンドを紐解きながら、それぞれの現在を形成するコアに迫る。

Photo_Keisuke Nagoshi
Text_Yohei Kawada

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ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
電話:03-5822-6810
www.dr-martens.co.jp/
www.facebook.com/drmartensJapan
twitter.com/DocMartensJP

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課長 渋谷直角 Mou Sou Poetic Column

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渋谷直角、34歳。肩書、課長。出世にあくせくする気もないが、新しい椅子の座り心地はなかなか悪くない。そんな渋谷の所属する宣伝部の出張で訪れた京都で出会った、マスターピースで働く女性たち。ハードボイルド漫画家が放つ、試みの地平線とは......。時代を鋭く斬りつける、Mou Souコラムがスタート。

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Edit_Jun Takahashi

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渋谷直角、34歳。肩書、課長。出世にあくせくする気もないが、新しい椅子の座り心地はなかなか悪くない。そんな渋谷の所属する宣伝部の出張で訪れた京都で出会った、マスターピースで働く女性たち。ハードボイルド漫画家が放つ、試みの地平線とは......。時代を鋭く斬りつける、Mou Souコラムがスタート。

Kacho_Chokkaku Shibuya
Edit_Jun Takahashi

------ ひさしぶりの出張。ひさしぶりの京都だった。




俺はクライアントとの打ち合わせを終え、ふう、と一息つき、時計を見る。
新幹線の時間にはまだ結構あるな。少しゆっくりと、コーヒーを飲みたい。どこか、近いところで__。
「そうだ、ここからはマスターピースに近いな」
俺は駅に向かい、嵐山本線の切符を買った。
京都の三条通は、不思議な街並みだ。明治時代からそのままだという中京郵便局のレンガ造り。曲線を描く形のマクドナルド。着物のお店。新しいアパレル・ショップ。歴史に敬意と配慮をしながら、すきまに新しいものを埋め込むような佇まいが続く。東京にはそんな敬意も配慮もない。なんでも取り壊し、なんでも更地にして、大きなものを建てたがる。ビジネスに走っていく。そんな顔ばかりだ。俺は逆の方向へ歩いていく__。
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*MSPC PRODUCT sort KYOTO STORE*
住所:京都市中京区三条通富小路東入中之町26番地
電話:075-231-6828

マスターピースの京都店も、パッと見は新しい建物だ。漆喰の白い壁が美しい。変わっているのは、店内のカフェ・スタンドの奥に、小さな庭園があること。奥に和室も用意されている。あざとい、と意地悪に見る人もいるかもしれないが、これもまた、京都という街への敬意だろうと思う。
「渋谷さん...、ですよね」。
店員の女性が話しかけてきた。
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「そうですが......」
「以前も、ここに来られましたよね?」
「そうだけど...、何か?」
「よかったぁ! お渡しするものがあるんです」
その女性店員は胸に手を当てて、ほっとした顔を浮かべると、カウンターの引き出しから名刺ケースを持ってきた。
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「あっ、それは...」
「これは渋谷さんのものでしょう? 以前、ご来店いただいたときにお忘れになったんだと思います」
「そうか、ここにあったのか。なくしたと思っていたんだ。ありがとう」。
 いえ、それでは、と立ち去ろうとする彼女を、俺は呼び止める。
「よかったら、貴女にコーヒーを奢らせてください」。
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__きみの名前は?
「森脇菜津美です」
__ナツミ。フーン、いい名前だ。
「画数多くて(笑)」
__ここの看板娘なんだね。
「マスターピースは女の子、少ないんですよ。ショップに立ってる女の子が5人もいないんじゃないですか」
__なんで少ないんだい?
「なぜでしょう。メンズのイメージが強いからですかね? マスターピースは」
__ナツミはなぜ、ここで働こうと思ったんだい?
「家、めっちゃ近いんです。家から近いのっていいな、と思って(笑)」
__近いのは、確かにいい。ぼくも面倒くさがりだから。
「元々は、ハンドバッグのメーカーでWebデザインやってたんです。そこを辞めて、どうしようかな、って時に、よく遊びに来てたこのお店から誘ってもらって」
__デザイナーだったのか。
「一応、美術の教師免許を持ってます」
__素晴らしいね。アートが好きなんだ。好きな作家は?
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「エルネスト・ネト」
__現代美術か。
「インスタレーションが好きです。レンブラントとかもホーッてなりますけど(笑)」
__デートも美術館に行ったりするの?
「そう、ですね。でも自分のペースで見たいから、出口で待ち合わせたり」
__ナツミは、ちょっと、Sっぽい性格かな?
「あー...(笑)。そう見えます?」
__気の強い薔薇に見えるよ。でも、トゲも美しいものさ。
「確かに、昔のあだ名は『女王』でした」
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__ワオ。素敵じゃないか。
「仕切っちゃう性格だから(笑)」
__どんな男性が好きなんだい?
「ん......、自分の好きなものに対して、熱意がある人かな...。仕事つまらなそうで、帰ってパズドラしてるだけ、みたいな人は嫌いです」
__具体的だね(笑)。
「ふふふ」
 この京都店は、庭園のある喫茶スペースもそうだが、他の店舗とは色々と変わっている。路面に入り口は面しておらず、長屋のような奥まったスペースから入る。ドアも引き戸だ。什器もアンティークのものが置かれていて、気分が落ち着く。ディスプレイの棚が畳になっていたりするし、2階にはイベントができるちょっとしたスペースがあり、俺が行ったときには、山登りやアウトドアなどの古書が飾られていた。京都店であることの遊び心を活かしたつくりが随所にある。
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 そんなことをあれこれ、ナツミに教わっていたら、1時間も話しこんでいる。勤務中の女性に対して、ずいぶん、迷惑をかけてしまった。
__申し訳ない。お礼のつもりが。
「いえ。今日は平日の昼間だし、スタッフも他にいますので、大丈夫です」
__こんなオジサンにつきあわされて、迷惑だったよね。
「そんなこと言わないでください。オジサンだなんて。私、自分のことを卑下したりする人、嫌いです」
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 そういって、ナツミは俺を見つめる。
「だって、その人を"いいな"と思ってる自分が、バカみたいじゃないですか」
えっ、と一瞬、驚く。「お世辞でも嬉しいね。きみみたいな子に言われるのは」と返すと、「お帰りの電車は何時ですか?」と聞かれた。
__新幹線は、5時半の切符だけど。
「そうなんですか。私、5時で終わりなんです。駅までお見送りにいきます」
__そんな。いいのかい?
「いいんです。今日は仕事終わったら何しようかな、と困ってたんで!」
5時に、マスターピースの店の外で待ち合わせた。
「お待たせしました」
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小走りにやってきたナツミは、上から黒のコートとミックス・グレーのマフラーを羽織っていた。二人で、駅まで歩く。
__京都は好きかい?
「好きです。でも、ベトナムの方が好きです。食べ物美味しいし、物価も安いし。あったかいし」
__はははは。ぼくはベトナムより、京都の方が好きだね。
「なんでですか?」
__ベトナムには、きみがいない。
「......(ウットリした目)」
__これから、ベトナム料理でも食べにいくかい?
「えっ? だって電車が......」
__新幹線はキャンセルしたんだ。
「大丈夫なんですか?」
__どうせ急いで帰って、怒っている編集者のメールを見るより、きみをもっと見ているほうが楽しいさ(ウインク)。
「うふふ。キザな人!」
そういって、ナツミは俺の背中を軽く叩いた。「そうだ、新風館って建物があるんです。知ってます?」と、駅から少し、歩みを外れる。
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新風館は、元々電話局だった。1920年代からある古い建物で、現在は多くのショップやレストランが入った商業施設になっている。その中庭は、この時期、イルミネーションがライトアップされているのだ。エントランスは「光のシャワー」と呼ばれ、天井から吊り下がるようなライティングで空を埋め尽くしている。
__きれいだね。
「せっかく近いんだから、見てもらおうかと思って」
__近いのは、確かにいい。
「ベトナム料理屋さんも、近くにあります」
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 フレンチ出身のシェフが作るベトナム薬膳鍋の店を、二人で楽しんだ。エビと豚肉のつくね。バナナの花のサラダ。生春巻き。カエルのカレー炒め。マンゴーのアイスクリームを食べている頃には、新幹線の時間は終わっていた。
「今日は、どうされるんですか?」
__さあ、適当に探すさ。どこか素泊まりできるところがあるだろう。
そう言って、店を出ようとすると、ナツミは俺のコートの袖をつまむ。
「私の家も、近いです」
ナツミが微笑む。俺も「近いのは、確かにいい」と笑った。
京都の夜はまだ長い。
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この物語はフィクションであり、登場する課長・店員さんのキャラクターは半分妄想です。お店は本当にあります。

(次回につづく)
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2013年のJACK SPADE。 ポップでユニークでスタイリッシュ、フイナムイチオシブランドの今を追う。

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日本に本格上陸してから、早くも二年が過ぎようとしている〈ジャック・スペード(JACK SPADE)〉。アイコン的存在のトートバッグ"DIPPED COAL BAG"を街で見かけることも随分増えました。絶妙に洒落ていて、でもどこかヌケていて。そんな相変わらずの世界観をベースに、今年の秋冬はとても素敵な仕込みをしているもよう。全3回のシリーズで特集していきます。

Edit_Ryo Komuta

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神南に居を構えるショップ「JACK SPADE JINNAN」には〈ジャック・スペード〉のユーモアたっぷりのフィロソフィーがぎっしりと詰まっています。ただ商品を並べるだけではなく、ちょっとした小物や仕掛け、ポスターなど細部に至るまでとにかくポップで気が利いているんです。まずはショップの現在進行形を見ていきましょう。

Photo_Kengo Shimizu

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賑やかでキュートな店内をご案内いたします。
〈ジャック・スペード〉のショップでは、とにかく細かいところに注目してください。例えば小物を置いてある棚にひっそりと鎮座した人形、ネクタイの後ろにたたずむマグカップ、壁一面に貼られたアーティなポスターなどなど、思わず「これいくらですか?」と言いたくなるような魅力的なものが所狭しと配置されているわけです。すごく簡単に言ってしまうと、夢があるショップ。いつ行ってもなんだかワクワクさせてくれるし、大人が楽しめる遊び心が満載なんです。
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そして圧巻がこちらの階段横に配置された、本、本、本の山。。。
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赤・青・緑と本の背の色で統一したという、実に手間のかかる、そして美しいディスプレイ。〈ジャック・スペード〉といえば本ですので(後述)、このアートワークはそういう意味でも理にかなっているというわけです。ちなみにこちらの選書・ディレクションは、渋谷の名店「Flying Books」が担当したそう。納得。。。
ff_jackspade2013_vol01_sub10.jpg 2Fにはビジネス用としてバッチリ使えるバッグや、ジャケット、パンツなどが豊富に揃い、ブランドの幅を感じさせてくれます。
ff_jackspade2013_vol01_sub11.jpg 特殊な撥水加工を施した、上質なスエード素材を使用したバックパック。高さ 48.5cm 幅 32.8cm マチ 13.5cm ¥42,000
ff_jackspade2013_vol01_sub12.jpg ブランドのアイコンといえる、"DIPPED COAL BAG"。毎シーズン新色が登場しており、ユーザーをアキさせません。男女兼用で使えるのも嬉しいですね。
ff_jackspade2013_vol01_sub13.jpg 手頃なキャンバスバッグひとつとっても抜かりはありません。お土産にどうぞ。
ff_jackspade2013_vol01_sub14.jpg 実は素晴らしい出来で、密かに話題を呼んでいるデニムシリーズ。アメリカの老舗ジーンズメーカー「コーンミルズ」で生地から縫製までを行っています。
ff_jackspade2013_vol01_sub15.jpg お店の外に常設されている本棚。本国のショップにもあるこの簡易図書館は、市民の日常にすっかり溶け込んでいるそう。本のセレクトも面白いですよ。
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今シーズンの〈ジャック・スペード〉は、ミッドセンチュリーのモダニズムを代表する、"イームズハウス"からインスピレーションを受けたアイテムが豊富に揃います。双方の根底に流れる、"色"に対しての意識は似通っているところがあるのでしょう、とにかく抜群に相性が良く、素晴らしいアイテムが多数生み出されました。

2013 AUTUMN WINTER COLLECTION inspierd "Eames House"
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Tangram Dipped Coal Bag
アイキャッチなモチーフがキュート。
ボディ部分は耐久性を高めるためにラバーラテックスに浸した丈夫な24オンスキャンバスを使用した、人気のキャンバスバッグ。カラーブロッキングとタングラムでデザインされたモチーフが"イームズ ハウス"を思わせます。ちなみにジッパータイプ。高さ 34cm、幅 46cm、マチ 16cm ¥29,400
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Reversible Tote
両面使いたくなるリバーシブル仕様。
シンプルなデザインと、カラフルデザインの2パターンを楽しむことができるリバーシブルバッグ。ライトな見た目ながら、ハンドル、ストラップ、ベース部分の強度は素晴らしく、メインバッグとしても十分に活躍可能。高さ 36.5cm、幅 47cm、マチ 15cm 各¥14,700
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Addison Parka
こんなにキュートなダウン見たことない。
天然のダウンとフェザーで非常にあたたかなダウンジャケットが登場。ブロックごとに分かれたカラフルなデザインは、どこか懐かしいヴィンテージ風の仕上がり。60/40コットンナイロン素材を使用し、軽量で耐久性にも優れています。¥80,850
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Pressman Oxford Tweed Shirt
Sutton Tweed Sweater
どこか懐かしい配色に癒されます。
生地に編み込まれたマルチカラーの糸が、"イームズ ハウス"を思わせるさりげないアクセントになっています。シルエット自体はきわめてベーシックで、デニムやチノなど合わせるボトムを選びません。シャツ¥19,950、ニット¥24,150
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Tangram Crewneck Sweater
女の子が着ても可愛いと思います。
バッグにも採用されていた、カラーブロッキングとタングラムは今季を象徴するモチーフ、様々なプロダクトに落とし込まれています。全面に配しても、子供っぽくなりすぎず、スタイリングに華やかなアクセントを加えてくれます。¥37,800
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iPhone 5 Case
ブランドの裏定番といえばこちら。
iPhoneケースは世に数あれど、無条件でセンスいいなーって思えるのは〈ジャック・スペード〉ぐらいです。シリコン製とハードケースの2種類がありますが、オススメは一番右のシリコン。とにかく質感が気持ちいいんです。各¥3,479

■shop info ff_jackspade2013_vol01_profile.jpg
JACK SPADE JINNAN
住所:東京都渋谷区神南1-17-9 KAWAI BLD.103
電話:03-3780-6860
www.jackspade.jp

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Desert Suede Backpack ¥42,000、Stenson Denim Jacket ¥52,500

2013AWシーズンの〈ジャック・スペード〉特集。第二弾は、一人のアーティストにフォーカスしてみます。ジェフ・マクフェトリッジ(Geoff McFetridge)。名前ぐらいは聞いたことあるのでは?? 今季〈ジャック・スペード〉は、ジェフ・マクフェトリッジと幸福な取り組みをいくつかしているのですが、それを順々にご紹介していきます。さらに! 今回はフイナムでしか手に入らないスペシャルなプレゼントもありますので、最後までご覧ください!

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Bonded Blazer ¥56,700、Earl Striped Tie ¥14,700、Graphic Pattern Primary Hands Watch ¥12,600
ジェフ・マクフェトリッジってどんな人??
ジェフ・マクフェトリッジは、かのビースティーボーイズが発行していた雑誌『GRANDROYAL』のアートディレクターを務めた後、自身のスタジオである「CHAMPION GRAPHICS」を設立し、ロサンゼルスを拠点としながら、現在多方面で活躍中しているアーティストです。
そんな彼が、今季〈ジャック・スペード〉のキャンペーンビジュアルのモデルを務めています。先程からお見せしている写真がまさにそれ。
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Graphic Pattern Primary Colorblock Watch ¥12,600
ff_jackspade2013_vol02_sub5.jpg 左:Waxwear Slim Brief ¥44,100、Grady Oxford Shirt ¥17,850
右:Bonded Trench ¥69,300、Grady Oxford Shirt ¥17,850
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どんな経緯でこんな素敵な取り組みに至ったのか、NYのジャック・スペードチームに訊いてみました。
Q. ジェフ・マクフェトリッジとコラボすることになった経緯は?
「今回のキャンペーンの写真を担当したのが、ジェフの友人のスザンナ・ハウで、彼女が〈ジャック・スペード〉とジェフを繋げてくれたのです。今季のテーマが「WORK&PLAY」なんだけど、ジェフのことを色々と調べてみてみると、彼こそが仕事と遊びの境界線を上手に曖昧にしている人だなと感じたので、一緒にやることになりました」
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Q.キャンペーンの撮影で何か印象的なエピソードがあれば教えて下さい。
「彼のスタジオで撮影した後、山や海などロケーションを移して撮影を行ったのですが 彼のスタジオにある家具や仕事道具に至るまで素晴らしいものばかりでした。移動中、常に冗談を言って笑っている彼の姿が印象的でした。あとは彼の愛娘でしょうか。 家族と一緒の時間を大切にしている彼らしく、インスタグラムには彼女の写真がいっぱいです!」
ff_jackspade2013_vol02_sub8.jpg Addison Parka ¥80,850、Tangram Crewneck Sweater ¥37,800
Grady Oxford Shirt ¥17,850、Sutton Tweed Gloves ¥8,925
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というわけで、絶妙なヌケ感と、スマートな"大人のユーモア"が全面に出ているビジュアルの数々。驚くほど両者の相性はぴったりなのではないでしょうか。
ちなみに、ジェフ・マクフェトリッジといえば、こんなこともしていましたね。
ご存知、スパイク・ジョンズ監督作品の『かいじゅうたちのいるところ(Where The Wild Things Are)』のタイトルシークエンス、そしてビジュアルイメージを担当していたのです。
他にもソフィア・コッポラ監督作品の『ヴァージン・スーサイズ(The Virgin Suicides)』でも同様にタイトルシークエンスを制作するなど、ポップカルチャー好きにはたまらない作品を多数手がけているというわけです。
そんなジェフ・マクフェトリッジと〈ジャック・スペード〉。どうやら一緒にプロダクトも制作していたようです。
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というわけで、ここからはジェフ・マクフェトリッジが〈ジャック・スペード〉のために制作したアートワーク、そしてプロダクトを見ていきましょう。

Photo_Masaki Sato

Geoff McFetridge Artwork for JACK SPADE
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ジェフの作品の特徴は、ユーモラスでどこか奇異な世界観を持ちながら、全体に共通するハートフルなムードが持ち味。ノスタルジックでありながら、なおかつモダンなイメージが我々を惹き付けます。
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〈ジャック・スペード〉チームはこう語ります。 「彼が描く線や丸、色それぞれはシンプルなものなので、それらを組み合わせることで、想像力を掻き立てるユーモアにあふれているとこが本当に素晴らしいです」
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両者には近しいところがあるのではと訊いてみたところ、こんな答えが。 「作品に対するアプローチがかなり似ていると思います。我々が商品を作るときと同じように、それは単なる仕事としてではなく、常に遊び心を持って行います。身近なものから着想を得ているというのもポイント。ライフスタイルに密着しているから、素晴らしい作品ができるのだと思います」とのこと。
なるほど納得な答えでした。というわけで、今回一緒に制作したトートバッグがこちらです。すでにお店には並んでいますのでお早めに! さらに、、、
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トートバッグ 各¥6,300
フイナム読者だけにスペシャルなプレゼントが!
"WORK & PLAY"をテーマにした、ジャック・スペードとジェフ・マクフェトリッジのコラボレーションにより生まれたイラストの数々。フイナム読者限定で、日本未発売のプリントTシャツ(Sサイズ)と、本ページで紹介したイラストが一冊になったアートブックのセットを、抽選で3名様にプレゼント致します。ご応募はこちらからどうぞ。
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ff_jackspade2013_vol02_sub19.jpg このアートブックは〈ジャック・スペード〉の商品を購入された方にも、プレゼントしています。

■shop info ff_jackspade2013_vol01_profile.jpg
JACK SPADE JINNAN
住所:東京都渋谷区神南1-17-9 KAWAI BLD.103
電話:03-3780-6860
www.jackspade.jp

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〈ジャック・スペード〉特集の最後を飾るのは、ブランドが最も?得意とする小物を初めとした、ギフトコレクションです。ブランドスタート時にはバッグで名を馳せた〈ジャック・スペード〉ですが、飛び抜けたポップセンスとユーモアが一番に発揮されるのは、今回紹介するようなグッズ系なのではないでしょうか。特集の最後には〈ジャック・スペード〉のクリエイティブを支えるあの人から、ちょっとしたギフトがありますので、最後までご覧くださいませ。

Special Gift Collection 1
ff_jackspade2013_vol03_sub1.jpg 左から 38MM CLASSIC MILITARY CONWAY BLACK ¥36,750、GRAPHIC PATTERN CAMO BLACK ¥11,550、2-EYE CHRONOGRAPH DAVISON ¥56,700
キャッチーな存在感が遺憾なく発揮された逸品。
ナイロンベルト、プラスチック、クロノグラフなど様々なバリエーションが存在する〈ジャック・スペード〉の時計。真ん中の時計には「not Swiss(スイス製ではない)」という、"らしい"フレーズが。左と右の時計では、名門スイスロンダ社のパーツを使うなど、作りも堅牢。
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SWEATERS BRIMFIELD STRIPED SWEATER ¥24,150
世にもポップなマルチボーダー。
クリスマス気分を盛り上げてくれるボーダー柄のセーターはユニセックスで着用できそうな配色。〈ジャック・スペード〉といえば、こうしたポップな色味が特徴です。着ているだけで、華やかで明るい気分になりますね。
ff_jackspade2013_vol03_sub3.jpg 左上 EMBOSSED ANCHOR BILL HOLDER ¥15,750、左下 EMBOSSED ANCHOR SLGS JACKET WALLET ¥29,400、右下 EMBOSSED ANCHOR GROMMET COMMUTER SLIP ¥9,450
表地・裏地ともに味出しが期待できます。
ベジタブルタンニングを施した、上質で高級感のある牛レザーにアンカーモチーフのエンボス加工が目を引く財布、パスケースのシリーズ。パスケースの写真でわかるように、ライニングにはヴィンテージ・タトゥーをプリントしたリネンをセレクトしています。
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COATED CANVAS SMALL BANKER'S ¥15,750
ゆるくてキュートなアートワークが◎。
内側全体に完璧なパッドを備えたポーチは、iPadやカメラ、その他の貴重品を衝撃からガードしてくれます。NYで活躍するアーティスト、Jason Polan(ジェイソン・ポーラン)のらくがきやスケッチのようなデザインがとてもユニーク。開口部は中身をしっかりガードするジッパータイプです。
ff_jackspade2013_vol03_sub5.jpg 上 MONEY CLIPS EDGED MONEY CLIP ¥11,500、中 MONEY CLIPS BACON MONEY CLIP ¥7,875、下 MONEY CLIPS REPP STRIPE MONEY CLIP ¥11,500
マネークリップを持つ人に憧れて。
ステンレススティール素材のマネークリップ。お札や領収書などをスマートに収納できる、大人なアイテムですね。ちなみに"BACON"とはお金を意味しているらしく、〈ジャック・スペード〉らしいストレートなユーモアが印象的です。
ff_jackspade2013_vol03_sub6.jpg GOOGLY EYES IPHONE 5 HARD CASE(赤) ¥3,479、GOOGLY EYES IPHONE 5 SOFT CASE(黒、グレー) ¥3,479
ジャック・スペードといえば、これです。
目玉のアートワークがとにかくキュートな、ブランドを代表するデザインでもある"GOOGLY EYES"。あまりに気に入って、4から5、5Sに買い替えてもこれにする人が続出しているとか。ちなみにこちらはiPhone5&5Sに対応した、最新Verです。
JACK SPADE " COOKIE HOLIDAYS "
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〈ジャック・スペード〉が贈るキュートな贈り物。
どうですか、このキュートなクッキー! フードクリエイティブチームの「eatrip」が手掛ける、〈ジャック・スペード〉の商品をモチーフにした手作りクッキーです! 対象店舗にて商品¥5,250(税込)以上お買上げ頂いた方に、数量限定でプレゼントいたします。アイコン的アイテムである、トートバッグ"Dipped Coal Bag"も、こんなにポップな仕上がりに!
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手作りクッキーには、NYのイラストレーターMary Matson(メアリー・マトソン)によるホリデーメッセージカードを付けて、スペシャルなクリスマスギフトとしてプレゼントいたします。メアリーの詳細は次のページにて!

JACK SPADE "COOKIE HOLIDAYS"

日時:~12月25日(水)

会場1
場所:ジャック・スペード神南
住所:東京都渋谷区神南1-17-9 河合ビル103
電話:03-3780-6860

会場2
場所:ジャック・スペード 阪急メンズ東京
住所:東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急メンズ東京4F
電話:03-6252-5112

会場3
場所:ケイト・スペード 名古屋ミッドランドスクエア店
住所:愛知県名古屋市中村区名駅4-7-1 3F
電話:052-561-7066

※ お1人様1個となります。

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バッグのイメージが強かった方には、びっくりかもしれませんが、まだまだギフト向けのアイテムはたくさんあるんです。ユニセックスで使えるものが多いので、パートナーと一緒にシェアするのも楽しいかもしれませんね。

Special Gift Collection 2
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HATS SANTA HAT ¥14,700
似合ったら無敵、です。
見たまんま、サンタ的なニットキャップなのですが、とにかくこうしてポンと置いたときの可愛さったらありません。いざかぶってみるとわかりますが、似合う人が限られるのは確か。ちょっと色白な女性なんかにかぶってもらえたらいいのかなーと思っています。
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BUFFALO CHECK DIPPED UTILITY TOTE ¥34,650
バッグにも季節感を。
ブランドのアイコン的存在である"DIPPED COAL BAG"の冬仕様。ボディには耐水性のウール素材を使用し、底にコーデュラナイロン施すことでより強さを増強しています。また、ハンドル部分にもタフなコーデュラ素材を使用し非常に丈夫な仕様に。今すぐ使いたいバッグです。
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SOCKS GOOGLY EYE TWO-PACK ¥5,880
鮮やかなオレンジが眩しい。
"GOOGLY EYES"が効果的に使われた、2足セットのソックス。忘年会などで靴を脱ぐ機会も多い今日この頃。ちょっと気の利いたソックスを履いているだけで、だいぶ小洒落た印象になりますよね。油断なさらぬよう。。
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左 SLOW CLAP MITTENS ¥18,900、右 GLOVES FAIR ISLE CONVERTIBLE MITTENS ¥17,850
冬場の手袋、意外と目立ちます。
スマートフォンやタブレットが操作しやすいフィンガーレスタイプと、温かさ抜群のミトンタイプの2種類を取り揃えました。ミトンタイプは、ポケットの開け閉めでフィンガーレスタイプにもなる機能的なデザインです。
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SCARVES MARLED MULTI STRIPE SCARF ¥19,950
冬場の手袋、意外と目立ちます。
冬の必需品であるマフラーも、〈ジャック・スペード〉が手がけるとこんなにポップになります。寒色系でまとめながら、メランジっぽい雰囲気の柄を載せることで、ウォーム感を演出。大人が身につけられる、落ち着きも兼ね備えています。
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TIES MELTED SNOWMAN TIE ¥14,700
小粋な総柄タイ、あります。
小さくプリントされた、ハット、パイプ、ニンジン、小枝...。あの"スノーマン"を連想させるアイテムが集合した遊び心あふれるデザインは、〈ジャック・スペード〉の真骨頂。生産はなんとあの名門ファクトリー、「サウスウィック(SOUTHWICK))」が担当しています。
What is Mary Matson like? ~メアリー・マトソンってどんな人?~
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Jack Spade 2008 Googly Eye iPhone Cover.
んん?? どこかで見た事のあるアートワークですね、、そう。今や〈ジャック・スペード〉を代表するモチーフである"目玉"を生み出したのがメアリー・マトソンなのです。いくつか作品を見ていきましょう。
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Kate Spade 2007 Smile Doodle Greeting Card.
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Chocolate Editions cartoon for Chocolate Bar Collection. Sweet Thing!
この他にも〈J.クルー(J.Crew)〉のウインドウディスプレイを手掛けたり、〈J.クルー〉のCEOを務めるミラード・ドレクスラーの息子、アレックス・ドレスクラーが手がける〈アレックス ミル(ALEX MILL)〉のブランドディレクションを行うなど、NYを拠点に多岐に渡って活躍するイラストレーターなのです。 ちなみに〈アレックス ミル〉は今後、日本にもどんどん入ってきそうな、絶対要注目なブランドですよ。
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Chocolate Edition Google Eye Chocolates.
一連のビジュアルを見ても分かるように、〈ジャック・スペード〉を取り巻くクリエイティブは、ユーモラスでどこかホッとするような雰囲気に溢れています。前回のジェフ・マクフェトリッジを含め、このイメージは徹底して統一され、それがそのまま〈ジャック・スペード〉の世界観を作り上げている、ということがよくわかります。どこかゆるいように見えて、実はかなりしっかり作り込んでいるんですね。
メアリー・マトソンのホームページはこちらからどうぞ。
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さてさて、3回にわたる〈ジャック・スペード〉特集にお付き合い頂きありがとうございました! 本特集の最後に〈ジャック・スペード〉からプレゼントが。上の画像は、iPhone 5/iPhone 5s用の壁紙画像となります。ドラッグ&ドロップして自由にお使いくださいませ。

■shop info ff_jackspade2013_vol01_profile.jpg
JACK SPADE JINNAN
住所:東京都渋谷区神南1-17-9 KAWAI BLD.103
電話:03-3780-6860
www.jackspade.jp

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NIKE AIR MAX CHRONICLE ナイキ エアマックスの軌跡と未来。

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様々なテクノロジーを開発してきた〈ナイキ〉のなかでも、最もアイコニックなテクノロジーの1つに挙げられる"ナイキ エア"。その代表的なモデル「エアマックス」の最新バージョンとして、ルナロンソールを纏ったモデルが新登場。そこでフイナムでは、「エアマックス」の成功の軌跡を振り返りながら、新たなモデルを徹底解説してきます。

Photo_Masaki Sato
Styling_Yusuke Ymaguchi
Text_Masahiro Minai
Edit_Hiroshi Yamamoto

そもそも、なぜ"ナイキ エア"は視認化されたのか。
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1987年に発売された「エアマックスI」。
2013年7月のある日、オレゴン州ビーバートンのナイキワールドキャンパスにおいて世界各国の厳選されたメディアのみを招いて、小規模なプロダクトプレゼンテーションが行われた。テーマはAIR MAX。そしてプレゼンテーターは数々のナイキ名作をクリエイトしてきたことで知られるティンカー・ハットフィールド氏であった。「実はエアマックスIの開発がスタートしたのはナイキのビジネスが停滞していた1985年、1986年のこと。この困難を克服するためには従来のスポーツシューズにはない革新的なコンセプトが必要だったのです。このときに誕生したのがクロストレーニングという新しい概念をスポーツシューズ業界にもたらしたエアトレーナー、足の一部のようなフィット感をランナーに提供したソックレーサー、そしてスポーツシューズ業界で初めてテクノロジーの視認化に成功したエアマックスIだったのです」エアマックスとは元来、その名の通りエアユニットのエアの容量を最大化するための機能的なアプローチ。ビジブルエアは決してデザインのためのデザインではなく、エアバッグを大型化するため着地時に変形したエアユニットをサイドへと逃がすというアイデアがその原点にあったのである。
ビジブルエアのモチーフはポンピドゥーセンター?
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着地時の衝撃を分散させるために可視化されたエア部分。
「ビジブルエアはパリにあるポンピドゥーセンターからデザインのインスピレーションを受けました。ミッドソールにウインドウを設けるというアイデアは斬新過ぎたのか、当時のナイキ社内では評判よくなかったのですが、1987年、実際にエアマックスIが発売されると、その評価は一変しました」と当時を懐かしむようにティンカー・ハットフィールド氏は語る。エアマックスIというプロダクトは、ナイキというブランドが他ブランドを後追いするのではなく、常に革新的なプロダクトを創造する存在であるということを世界に再認識させた記念碑的モデルであった。それは1977年にポンピドゥーセンターが完成したとき、前衛的かつ斬新なデザインがパリ市民から賛否両論だったものの、現在は芸術の街パリを象徴する存在のひとつとして受け入れられ、パリの街並みにすっかり馴染んでいるのと似ている気がする。
ストリートで大ヒットする布石となったディテールとは。
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歴代の「エアマックス」。進化の過程が見えてきます。
エアマックスIはランニングシューズ市場に大きなインパクトを与え、次モデルのエアマックス ライトではミッドソール前部にファイロンを使用することで軽量化が向上するなど、機能性アップに成功していた。そして1990年にリリースされたエアマックスの第3弾モデルでは、「アッパーサイド部分に斜めに走るパーツを配することでスピード感を強調しました。それと、このモデルでウインドウの周囲にカラーリングを施したのはビジブルエアを強調するためです」とティンカー・ハットフィールド氏がコメントしたエアマックス'90は、前2モデルよりもアグレッシブな印象のデザイン&カラーコンビネーションを採用することで、ランナーだけでなくストリートシーンでも徐々に注目を集めることとなった。そして1991年発表のウインドウの面積を拡大したことから現在はBW(Big Windowの略)と呼ばれるエアマックスIVがストリートで大ヒットする布石となったのである。現在もエアマックスはナイキエアの最先端モデルとして確固たるポジションを築いており、パフォーマンス、デザインの両面でマーケットをリードしている。
「機能美の極致」と現代のイノベーションの融合。
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ナイキ エア マックス ルナ90 ¥14,700
ナイキ エアマックス ルナ90は単なる復刻モデルではなく、現代のイノベーションとエアマックス'90のデザインを高次元で融合したハイブリッドモデル。外観的な特徴としては基本エアマックス'90のデザインを継承しており、「機能美の極致」としてスニーカーフリークから評価の高いエアマックス第3弾モデルのデザイン性の高さを決して損なっていない。カラーリングに関してはオリジナルモデル登場時に人気となったインフラレッドを採用したモデルだけでなく、昨今のスポーツシューズ市場で最も高い人気を誇るボルト(蛍光イエロー)カラーを強調したモデルもラインアップするなど、デザイン面でも現代テイストを取り入れることを忘れていない。また、アッパーはシームレス構造となっているのが、現代のイノベーションを積極的に導入したモデルであることを象徴している。
ルナロンとナイキエアを同時採用した史上初のモデル。
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最新のビジブルエア部分。クッション性の高いルナロンと見事に融合しています。
ナイキ エアマックス ルナ90は下記のイメージビデオが示すように、ルナロンとナイキエアを同時採用した史上初のモデル。ミッドソール前足部にルナロンを採用し、高い軽量性と屈曲性を確保。ヒール部分にビジブルのナイキエアを搭載し、比類なきクッション性をキープするなど履き心地を始めとした機能性を大幅にアップさせている。シームレスなアッパー構造は優しい足触りも生み、快適な履き心地を提供してくれる。このようにナイキ エアマックス ルナ90はデザインのベースこそ今から20年以上前のモデルを継承しているが、そのスペックに関してはナイキが誇るイノベーションを結集しており最新状態をキープしているのである。
これはレトロランニングカテゴリーに対するナイキの答え。
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ナイキ エア マックス ルナ90 ¥14,700
ここ数シーズン、アメリカ、ヨーロッパ、日本etc.ストリートシーンにおけるフットウェアで一大勢力となっているのがレトロランニングと呼ばれるランニングシューズのクラシックモデル。若年層の男性に着用者が集中するレトロバスケットボールシューズと異なり、レトロランニングカテゴリーは老若男女問わず、幅広いユーザーから愛されている。「単に復刻するのではなく、デザインはオリジナルを尊重しつつ、最新のイノベーションをプラスすることで最高の履き心地を提供する」というのがレトロランニングに対するナイキの答え。あらゆるファッションコーディネートにマッチするスタイリッシュなデザインとパフォーマンスランニングシューズと比較しても遜色のない快適な履き心地を融合したプロダクト群は、このカテゴリーにおける新たなスタンダードとなることであろう。
ナイキコンシューマーサービス
電話:0120-6453-77
www.nike.com
CASE.1 最新のテクノロジーをスポーツテイストで堪能する。
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テクノロジーは見ているだけでは味わえない。試着だけでも、堪能するにはいたらない。日常に取り込んでこそ、テクノロジーが生活に変化をもたらすことを実感する。まずはスニーカー。軽やな足取りに気付く。その後はトップス、パンツ、バックといった小物類まで、全身〈ナイキ スポーツウェア〉。もちろん、他のブランドに手を出す日もあるけど、機能を堪能するにはこれくらい思い切りたい。
ナイキ エア マックス ルナ90 ¥14,700
〈ナイキ スポーツウェア〉のキャップ ¥2,940、ジャケット ¥8,295、バックパック ¥6,825、パーカ ¥10,395、ポロシャツ ¥5,565、パンツ ¥8,295、
ナイキコンシューマーサービス
電話:0120-6453-77
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CASE.2 カジュアルに。でも、快適に。ナイキ流のコンフォート。
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"コンフォート"という言葉が注目を集めています。"快適な"生活は、多くの人が望むものなのだから、当然といえば当然。ただ、そういった傾向に流されるのではなく、自分なりに楽しむ方が面白い。例えば、最先端のテクノロジーを鏤めた〈ナイキ スポーツウェア〉。リリースされたばかりの「ナイキ エアマックス ルナ90」は、軽いし、クッション性もあって、履き心地も抜群。言うまでもなく"快適"。エコでロハスな生活だけではなく、テクノロジーに身を寄せるのも"コンフォート"なライフスタイルののあり方の1つなのです。
ナイキ エア マックス ルナ90 ¥14,700
〈ナイキ スポーツウェア〉のパンツ 7,665、ジャケット ¥13,545、Tシャツ ¥3,465、スウェット ¥8,295、バックパック ¥6,825、〈ナイキ〉の「NIKE+ FUELBAND SE」¥15,750
ナイキコンシューマーサービス
電話:0120-6453-77
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THE NEWEST WISM 最新型のウィズム。TOPIC 1 Collaboration with UNUSED

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ファッション業界に常にフレッシュな話題をふりまく、キャットストリートのムードメーカー「WISM」。フイナムでも度々その動向をウォッチしてきましたが、年末から年明けにかけて大きな動きがありそうです。まずは古着をベースにしながら、フリーキーな感性とセンスで、極めて今日的なプロダクトを作り出す〈アンユーズド(UNUSED)〉とのコラボレーションアイテムから。本日発売!

Photo_Masaki Sato
Edit_Ryo Komuta

MA-1 type JKT
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¥43,050
ただならぬ雰囲気を感じる一着。
〈アンユーズド〉の2013AWコレクションにて登場したMA-1に惚れ込んだ「WISM」が、念願かなって別注した一着です。インラインでは、ウール素材だったところ、表地をピーチ加工(薄起毛)を施した高密度のコットンにチェンジ。軽やかなのに艶っぽいという素材の存在感は特筆ものです。かなり短めの着丈が特徴的で、サイズ感はL-2Bをベースとして現代風にアレンジしています。
ff_the_newest_wism_sub3.jpg 最大の特徴であるシャーリング。これにより絶妙なヌケ感が生まれ、ストイックすぎない独特な存在感を生み出しています。光沢のある生地とのマッチングもいいですね。
ff_the_newest_wism_sub4.jpg インラインでは裏地を白色にしていましたが、今回の別注では表地と同色にしています。こちらはブラック。ちなみに他にネイビーもあります。
3者3様のスタイルサンプル
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WISM ディレクター 市之瀬智博 
今回「WISM」が別注したアイテムは、どちらもサイズ感がとても大切。そこで、体型の異なる3人に着用してもらい、着たときのイメージを少しでも掴んでもらえたらと、スナップを実施しました。まずはディレクターである市之瀬氏から。細身です。
「通常、自分のサイズは2なんですが、今回はサイズ3を着ようと思います。今はゆったりめのトップスが気分なので。実際に着てみるといわゆる野暮ったさがない分、インナーを選ばずずっと着れそうな感じがしましたね。とにかく完璧だと思います、本当に。今はインナーとして、春はアウターとして、長く着ようと思います」
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「〈アンユーズド〉って、デザインはされているんですが、長く着られる安心感のあるブランドだと思います。言い方は悪いかもしれませんが、クローゼットの中にあっても邪魔じゃないというか。シーズン問わず着れるのが魅力なんじゃないでしょうか」
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1sin デザイナー 藤原新
お次は「WISM」に通うお客さまであると同時に、「WISM」でも取り扱いのあるブランド〈1sin〉のデザイナーである藤原新氏。今回無理を言ってご登場いただきました。体型は中肉中背です。
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「自分の〈アンユーズド〉の印象ですが、"TOKYOの大人のファッション"という感じです。きちんと作り込んでいながらも過度な蘊蓄を感じさせず、それでいて目の肥えた人たちを納得させる存在感があると思います。このMA-1は生地感がとても良くて、インナーダウンみたいな感じで着てみたいと思いました」
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WISM ショップマネージャー 堀家龍
最後にがっしり体型の代表として、店長兼ブログ番長である、堀家氏が登場です。独特のサイズ感である〈アンユーズド〉のアイテムをどう着こなすのでしょうか?
「元々このMA-1は秋冬にウールでリリースされてたんですが、どうしても欲しくなってしまい、でも自分のサイズは無く。。だったら、作っちゃおう!と市之瀬に相談したところからスタートしました。ただ、自分にはウールという素材がどうしてもキレイになりすぎてしまうし、春も着たいので、コットンがいいという希望を出しました。生地スワッチを見た時に興奮した、滾ったのを憶えてます。かっこいいのができ上がるって確信したので。着た感想は期待以上にかっこよかったです」
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「MA-1はサイズは4で着ようかなと思って別注させてもらったんですが、今回着ているのはサイズ3です。こうしてタイトめなサイズ感で着るのもありかなって思ってます。インナーはルーズでブルゾンはタイト。そんなメリハリのあるサイズ感もいいなぁと思います。パンツは細めのデニムで潔く!BIG BANG的な」
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Crew-neck Sweat
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¥18,900
シンプルだからこその凄み。
2012AWコレクションでリリースされ、大好評を博した吊り裏毛のスウェット。今回はパターンは変えず、素材を変更しています。滑らかな生地感のコットンに、やや長めの着丈。奇をてらわずシンプルに仕上がっているこのアイテムに、皆が惹かれるのはなぜなのか。
ff_the_newest_wism_sub13.jpg 脇下にさりげなく入った切り替えは、腕の上げ下しをスムーズにする密かなディテール。あまり声高に語ることでもありませんね。
ff_the_newest_wism_sub14.jpg 繊細すぎず、無骨すぎないという、絶妙な質感に仕上げられた裏地。ちなみに、ネイビーとヘザーグレーの2色展開です。
3者3様のスタイルサンプル、その2
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WISM ディレクター 市之瀬智博 
「本当にシンプルなスウェット。ただ、主張と存在感がある。素晴らしいと思いました。MA-1同様に、ちょっとゆったりめに着たいので、3をチョイスしようと思います。存在感がありゴテゴテ着飾る必要がないと思うので、デニムにサラッと着たいです」
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「自分も、去年の秋冬の吊り裏毛のスウェットを持っていて、あれが「WISM」のスウェットの定義になった気がしています。〈アンユーズド〉は、今のトレンド感を踏まえた方たちが買っていきますね。見た目も含めてかっこいいので。「モノより」な人よりも、「コトより」な人たちでしょうか」
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1sin デザイナー 藤原新
「〈アンユーズド〉のスウェットは12AWの物を私も持っています。着用した際のシルエットがとても綺麗でした。あと、これはナイスネイビーなところもグッときました。ウールのネイビーのセットアップに合わせて、挿し色にオレンジのマフラーをしたいですね」
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「「WISM」は、私のファッションに1番影響を与えているショップですね。今流行しているライフスタイルショップとも少し違っていて、原宿文化だけでなく世界のカルチャーを感じられるところが魅力ですね」
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WISM ショップマネージャー 堀家龍
「今回別注している同型の去年の吊り裏毛のスウェット。もう100回以上洗濯し、かなりクタってますが、今だに気に入ってるし、着るものに困るとどうしても手が伸びてしまう。自分の中で、シーズンとかブランドとか超越した素晴らしいものです。そういうベクトルでのものって今少ないと思います。サイズは3です。ルーズとジャスト、どちらにも寄っていない、このサイズ感がたまりません」
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「かっこいいのに、クセ無くサラッと着れる感じ。それが〈アンユーズド〉の魅力です。言葉にすると簡単ですが、作り込み、デザイン、パターン、イメージすべて含めて、バランスが良いと感じます。ハイブランドにもカジュアルにも、差し込んでいける数少ないブランドだと思います。例えば、朝寝坊した、でも今日はデート。みたいな時に着れる。そんな幅の広さが魅力です」

WISM
住所:渋谷区神宮前5-17-20
電話:03-6418-5034
営業:月、火、木、日曜日 11:30~20:00
   水、金、土、祝前日 11:30~20:30
blog.baycrews.co.jp/wism
www.facebook.com/WISM.tyo

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Bonjour Louboutin クリスチャン ルブタン 青山旗艦店オープン 来日インタビュー

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女性の脚を美しく魅せるシューズの世界において、21年間トップに君臨し続けている〈クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)〉ですが、この度、銀座店に次ぐ旗艦店となる青山店のオープンに合わせて、クリスチャン・ルブタン本人が来日。なぜルブタンのソールは赤いのか、そしてこれまでレディースの靴しか作ってこなかった彼がなぜメンズラインをスタートさせたのか、など......。そんな素朴な疑問を彼に投げかけ、〈クリスチャン ルブタン〉の魅力を存分に語ってもらいました。

Photo_Hironobu Sato
Text_Chieko Sugawa
Edit_Jun Nakada

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赤いソールが代名詞。
クリスチャン ルブタンを知らない人でも赤いソールにはきっと見覚えがあるはず。そう、彼の靴のソールはすべて赤い。では、なぜ赤いソールなのか。ある時、彼はコレクションを眺めながら"何かが足りない"と感じていました。そんな時に真っ赤なマニキュアを塗っている部下の手先を見て"これだ!"と。そこから彼の靴はすべて赤いソールになり、以降、彼の艶めいたアイデアが世界中の人々を魅了し続けています。
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スペースごとに表情のある壁にも注目。
12月4日にオープンした青山のフラッグシップは、建築家エリック・クラウ氏とルブタン氏のアイデアが詰まった思索の賜物。広い店内に置かれているファニチャーも2人でセレクトし、旅好きで知られるルブタン氏が世界中で得たインスピレーションが、あらゆるスペースに反映されています。店内はファサードと同じ素材、メタルやコンクリートなど多様な素材を巧みに用いて構築。なかでも目を惹くのが壁です。ニューイングランドで見つけてきたというタイルをパッチワークの様に装飾したり、トラバーチン(石灰石)のタイルをロゼットパターンという立体模様でセッティング。アフリカ原産のウエンジ素材(天然の化石が存在)で作られた天板など、自然の要素や素材をひとつの空間にうまく融合させていて、まるでアートを観ているような感覚。ちなみにルブタン氏一番のお気に入りは革張りの棚。靴のパターンをそのまま活かした壁には彼のユニークさも窺えます。
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充実したメンズラインが魅力。
国内最大級の広さを持つメンズセクション。限定品を幻想的に配置したコーナーや、再生ブリキから作られたディスプレイシェルフ、これらはフランスのクレイジーホース(カルチャースポット)などでよく見られるポールダンスのステージのようで実に煌びやかです。ではなぜメンズセクションを広く設置したのか。 「男性は4,5人でお店に来てくれる事が多く、そうするとあっという間にお店はいっぱいになってしまいます。男性は女性に比べて体格の違いもあるので、店内でゆっくりと過ごして欲しいという思いから広くスペースを保ったのです」。そんな彼の心配りは彼の美しい靴からも汲み取れます。彼のシグネチャーともなるスタッズラインはもちろん、パイソンやリザードなど、艶かしいシューズが多数ラインナップされています。
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とあるポップスターの一声でメンズの靴を作ることに。
「正直、男性の靴をデザインしようとは思っていませんでした。そもそも男性というのは20年も同じ靴を大切に磨いて履く事に誇りを持っていて、その精神はヨーロッパではごく普通の事なんですね。その大切に愛でてきた靴を息子に譲ってあげたりする事が伝統なんです。私はフランス人で、故郷でも良い靴を作っている歴史があることに加えて、女性が20年も同じ靴を履くという習慣はありませんでした。なので、メンズの靴ではなくレディースの靴を作ることに。
で、それから何年か経ったある日、とあるポップスターから電話が来たんです。"靴をデザインしてくれないか?"と。"え?私は女性の靴をデザインしているのにどうして男性のあなたが私の靴をデザインして欲しいと聞くのですか?"そしたら彼は"ステージに立ってパフォーマンスをするときに、エキサイティングできる靴が欲しいんだ。クリスチャン ルブタンの靴を履いている僕のガールフレンドや家族がみんな喜んでエキサイティングな気持ちになっているのを見て、そういう靴を僕にも作って欲しい"という話だったのです。その若い彼に言われて初めて、メンズの靴はターゲットが違うんだという事に気付きました。今まで女性の靴を作る時は「SHOW GIRL」をイメージして作ってきたので、同じく「SHOW MEN」という感覚で、男性にもエキサイティングな気持ちでステージに立てるようにデザインすればいいんだということでスタートさせました」。
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この手から永遠の美が生まれる。
女性、男性ともに絶大な信頼を集めているルブタン氏ですが、正直なところ、スニーカーを履いたりするのか。「東京で2年前に3足の靴を購入しました。ブランドは覚えていませんが白と黒の水玉のシューズが記憶に残っています。走る時は〈ナイキ〉と〈アシックス〉ですね。以前日本っぽいデザインという事で5本指の靴をつくったことがあります。でも足の指の長さは人それぞれ違うので、履くと指と指との間から流血してしまって......、そっちの方向へ進むべきではないなって思いました(笑)」
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プレゼントされて喜ばない女性はいない......はず。
店内はウィメンズコレクションも豊富に揃っています。女性なら誰でも欲しいはずだし、なんだったら一足は持っているといっても過言ではないクリスチャン ルブタンの靴。そんなルブタン好きの彼女を誘うなら「あぁ〜ルブタンね。君も好きなの? 最近ショップがオープンしたから一緒に行かない?」、というのどうだろうか。それでもピンと来てなかったら、冒頭で語ったルブタンの魅力を語ってみたり。「あれ、この人ってルブタンの事よく知っていてお洒落かも。なんか素敵♡」、と思わせたらこっちのもの。あるいは、青山店のファサードを見ていると気付くシルバーのロゴ。実はこのロゴは青山店のみの仕様だそう。というわけで、「ルブタンのロゴって普通ゴールドなんだけど、青山店だけシルバーなんだよね。ホントだよ。じゃあ今度一緒に見に行く?」、みたいな感じで、ちょっとした小ネタをきっかけにさり気なく誘うのもいいかも。もちろん、その後のおねだりにはちゃんと応えてあげましょう。
クリスチャン・ルブタンが演出を手掛けた映画『ファイアbyルブタン』が絶賛公開中。
天才クリスチャン・ルブタン × 鬼才デイヴィッド・リンチが放つ光と音の世界。本文でちらりと紹介したクレイジーホーズとは、パリのナイトショーの最高峰のこと。クレイジーホースに魅せられてシューズデザインを始めたルブタン氏にとって、この映画はまさに宿命のプロジェクトなのです。ルブタンの華麗な靴、ダンサーたちの完璧な肉体が魅せる官能的な世界を是非ともご堪能下さい。

『ファイアbyルブタン』
監督:ブルノ・ユラン
演出:クリスチャン・ルブタン
音楽:デイヴィッド・リンチ
配給:ギャガ
12月21日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開
http://fire.gaga.ne.jp/

ff_bonjour_louboutin_profile.jpg クリスチャン ルブタン 青山
住所:東京都港区南青山3-17-6
電話:03-6804-1420
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休
www.christianlouboutin.com

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Interview with Yasumasa Yonehara 米原康正が語る、日本と中国。そしてラコステ。

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2008年の北京オリンピックに続いて2010年には上海万博が催され、その勢いに呼応するように経済的にも急成長を遂げた中国。そんな中国に2000年代中頃から足繁く通い、今ではVIP待遇を受けるほどのステータスを築いている写真家/編集者の米原康正。日本の面白い部分を世界にプレゼンテーションし続けてきた彼は、なぜ中国に求められているのか。米原氏もDJとして招待された北京で行われた〈ラコステ〉の80周年記念パーティの模様とともに、日本の現実と中国の真実を浮き彫りにしていきます。

Photo_Miri Matsufuji
Edit_Hiroshi Yamamoto

僕の写真は裸である必然性が無いんですよ。

-まずは米原さんが中国に頻繁に足を運ぶようになったキッカケを教えていただけますか?

米原: 日本にちゃんとしたジャーナリズムが無かったから、というのがそもそものキッカケです。どういうわけか日本では、日本独自のカルチャーを認めようとしない風潮があるじゃないですか。だったら僕がそのカルチャーを海外にプレゼンテーションしていこうじゃないかと。そういったなかで世界、特にアジアをターゲットに見据えて、『egg』や『アウフォト』、『smart girls』を立ち上げたんです。

-そういった試みが徐々にアジア圏で日本文化として評価されてきたわけですね。

米原: 日本ではただのギャル好きのオジサンに思われてしまったんですけどね(笑)。アジア圏を意識した時点で、僕は女性の裸を撮るのを辞めているんですよ。アジアでは宗教、思想上の問題で裸が受け入れられないことが多いですから。裸というだけで市場に出回らない可能性もある。

-裸の有無によって何か変化はあったのでしょうか?

米原: 個人的には無いですよ。というのも、僕の写真はヌードグラビアではなくドキュメント。そもそも裸である必然性が無かったんです。むしろ線引きしたことで、やるべきことがハッキリした。ほしのあきちゃんとスニーカーを絡めた写真集を出した2006年頃から日本の文化は、猛烈な勢いで東アジア全土に広がり、飲み込まれていくんです。

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-米原さんが頻繁に足を運ぶようになったのはいつ頃からですか?

米原: 2008年ですね。ランボルギーニが上海に進出する際のランチパーティのゲストとして招かれたのが最初。万博前だったので、とにかくあらゆる場所で工事が行われていて、驚くようなスピードで街が変わっていた時期。そのときに女性のゲストも頼まれて、連れて行ったのが蒼井そらちゃんだったんです。

-彼女は今や中国では大スターなんですよね?

米原: ハンパじゃないですよ。その訪中がキッカケで中国版のツイッター「ウェイボー」を始めて、1年後くらいに再会したらフォロワーが40万人くらいだったかな。それで僕もウェイボーを始めてみたんです。

-今現在、蒼井そらさんが1400万人、米原さんが190万人のフォロワーがいます。正直、想像を絶する数字です。中国においてSNSはどういった役割を担っているのでしょう。

米原: 1つのメディア、コミュニケーションツールとして成立しています。日本以上にネットワーク環境が整っているし、利用者の発信性も高いのでスターが生まれやすい。ウェイボーのフォロワー数が、ステータスの証になる。僕なんか、道端を歩いているだけで「きゃー!」と言われますからね(笑)。内陸部に足を運べば、周りをSPが取り囲んでいますし。正直に言って、未だにテレビが影響力を誇示している日本は、アジアのなかでもダントツのネット後進国なんですよ。

次のページでは中国経済のダイナミズムについて語ります。

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ここ数年の日本で、総合的に発展を遂げた文化は存在しない。

-米原さんはGoogle+でウェイボーに送られてくる写真を公開されていますよね。

米原: ご覧頂ければわかると思うのですが、かなりセクシーな自画撮り写真が大量に送られてきます。彼女たちは、190万のフォロワーがいる僕に、フックアップされるのを求めているんです。その結果、生活が激変する可能性が多いにありますからね。貧しい生活を抜け出す手段の1つなので、とにかく積極的。悪く言えばあざといんですが。

-「自画撮り」そのものがブームになっているというのも伺いました。

米原: 自画撮りが流行ることで、そういった機能に特化した製品も生まれています。カメラの機材にケータイの機能など。自画撮りという文化が、テクノロジーの発展にも貢献しているんです。

ff_interview_yasumasa_yonehara_sub4.jpg 米原さんのGoogle+ページで公開されている画像。すべてウェイボーに送られてきたもの。

-そういった成長のダイナミズムは、今の中国ならではと言えるのかもしれないですね。

米原: 一方で日本を見てみると、総合的に発展を遂げた文化ってここ数年存在していないんですよ。SNSも普及こそするものの、内輪型の情報交換ツールになってしまっているし。発信性が乏しいんですよ。ブロガーだってメディアに囲われているか、祭り上げられた人ばかりじゃないですか。お国柄と言ってしまえばそうなんですけど、世界を見渡してもそんな国はないですからね。もっと危機感を持った方が良いと思います。

-ファッションの分野では、どんな成長を遂げているのでしょう?

米原: 裏原宿にギャル、赤文字・青文字系、あらゆる日本発のファッションが伝わっているだけではなく、世代が変わることでオリジナルスタイルとして進化しています。今の中国の若い世代は、そういったファッションのルーツが日本にあることを意識していないんじゃないですかね。ファッション誌のクオリティもどんどん上がっています。最近では漢字の行間を詰めるようになりましたからね。そんなこと今までの中国ではあり得なかった。それだけ美的感覚が磨かれてきているんだと思います。

次のページではラコステの80周年記念パーティについて語ります。

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センスは経済によって磨かれるんですよ。

-そういったなか〈ラコステ〉は、ブランド80周年記念パーティを北京で盛大に行いました。

米原: 個人的には日本でやって欲しかったんですけどね(笑)。ただ、中国における〈ラコステ〉の存在感は圧倒的です。国内線の空港を歩けば、いたるところにポスターが貼ってありますし、着ている人もたくさんいる。80周年記念パーティもとにかく煌びやか。ただ、それだけではなくてファッション、クラブカルチャー、セレブリティ、あらゆる事柄がリンクしているんですよ。つまり、文化的なアプローチをきちんと行っている。しかも、その現場を仕切っているのが、若者たちですからね。やっぱり時代というかムーブメントは、若者たちが作るべきなんですよ。オジサンの文脈でコントロールしようとすると、途端に冷めてしまうじゃないですか。あと、こういったイベントを通じて再認識したのは、センスとは経済によって磨かれるということです。

-ところで米原さん自身は〈ラコステ〉に対して、どんなイメージをお持ちですか?

米原: 実は節目節目で必ず出会うブランドなんですよ。1970年代の中学生の頃には不良の証としてソックスが流行って、大学生になるとサーファーたちの影響でポロシャツが大ブームになり、80周年の記念アイテムではかつて追いかけていたピーター・サヴィルがデザインしているじゃないですか。そしてその記念すべきパーティのDJとして僕が招待されるという...。感慨深いというか、単純に驚きました。

-ピーター・サヴィルのコレクションをご覧になった印象を教えてください。

米原: ハンパないですよね。ブランドのアイコンって、本来はアンタッチャブルな部分ですからね。それをここまでイジらせてしまうブランドなんて、世界中見渡しても前例が無いんじゃないかな。しかも、80年という歴史あるブランドが、そんなことをしてしまう。こういった柔軟でユニークな姿勢こそ、〈ラコステ〉というブランドが多くの人を惹きつける要因の1つなんだと思います。

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-ピーター・サヴィルのデザインは、日本でも多くの反響を呼んでいます。

米原: とても日本的なアプローチではありますからね。実際、〈ラコステ〉も意識的に日本的なアプローチをしていると思うんですよ。日本人は舶来品を自分たちのスケールにエディットするのが得意じゃないですか。"フレンチラコ(フランス製のラコステのポロシャツ)"のプレミアム感だって、そもそもは日本人がフックアップしていますからね。そういったローカライズを、具体化して世界にプレゼンテーションすることが、日本復権の鍵になるんじゃないかな。

-米原さん自身は日本に向けて、何かやろうとは考えていないのですか?

米原: 僕が海外で培ってきたことを、日本に還元できればとは思っています。ただ、まだ具体的に話をできる状況ではないですね。これまで通り、日本の面白い場所に顔を出しながら、日本の現状をきちんと分析して、僕が何を表現するべきなのかじっくりと考えていこうかなと。

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ラコステお客様センター
電話:0120-37-0202
www.lacoste.co.jp

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Shopping Addict Vol.17 ~アマゾン編~

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a to zまであなたの欲しいモノ全てが手に入りますよ、という意味と利用者の満足度を示すスマイリーな口元が印象的なロゴのAmazon.co.jp。そのプラットフォームにはアマゾン川の如く、私たちの行動範囲では決して出会うことのできない世界中の逸品、珍品がラインナップされています。お店でしか買えないものがあるのと同様に、実はAmazon.co.jpでしか買えない貴重な品もあるんだとか。そんなネタ物アイテムもチラホラ揃えつつ、アマゾン ジャパン MEN'S SHOES & MEN'S BAG統括バイヤーの藤田直哉氏とともに素敵なアイテムをご紹介致します。

Photos_Masaki Sato
Edit_Yuji Nakata
Design_Nakamuragraph

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ONE DAY WITH EASTPAK.

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〈イーストパック(EASTPAK)〉を愛用する個性豊かな4人の『とある一日』。本人のライフスタイルと合わせ、そのバッグの魅力に改めて迫ります。なぜ彼らは〈イーストパック〉を使い続けるのか。なぜ彼らは今も昔も変わらずに、このバッグに惹かれてしまうのか。フイナム初となるムービー連動企画、全8回のボリュームでお届けします。

Movie Director_Ryoji Kamiyama
Videographer _Shiji Kawamura
Making Movie_Norichika Inoue
Interviewer_Ryo Muramatsu
Edit, Photo_Yuji Nakata

双日ジーエムシー(イーストパック)
電話:03-6894-5760
http://www.eastpak.jp/
https://www.facebook.com/EastpakJapan
https://twitter.com/EASTPAK_JPN

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記念すべき第一回は、モデル、俳優の春日潤也さんによるイメージムービー。スタイリッシュな映像表現に落とし込まれた「とある一日」をご覧下さい。

春日潤也/モデル
業界きってのスケートボード愛者。31歳。島根県出身。数多くのアーティストのPV、広告、ファッション雑誌などで活躍。抜群のスタイルと個性的なルックスはもちろんのこと、等身大でナチュラルな雰囲気が魅力。かつて洋服屋で働いていたこともあり、そのファッションセンスは業界でも高い評価を得ている。
http://www.lespros.co.jp/talent/models/junya_kasuga/

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第二回は、春日潤也さんのインタビュー編に続きます。
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DISCOVER LEVI'S® リーバイス®のモノ・ヒト・コト。

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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
Edit_Hiroshi Yamamoto

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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
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松島大介 パトラーズコーヒー オーナー
群雄割拠のコーヒー業界において、サードウェーブと呼ばれる大きなうねりを産んだポートランドのスタンプタウンコーヒー。ニューヨークのエースホテル内にあるカフェと言えば、ピンと来る人も多いのではないでしょうか。そこの豆を日本で唯一扱っているのが、今年の4月に参宮橋にオープンしたパドラーズコーヒーであり、そのオーナーを務めるのが若干28歳の松島さん。そんな彼の仕事着、つまり店頭での制服として日々着用しているのが、〈リーバイス®〉のジーンズなのです。
「僕はリーバイス® ビンテージ クロージングの501® XX 1947モデルを、共同代表の加藤は501® XX 1954モデルを、ユニフォームとして毎日のように穿いています。仕事上、動きやすい適度な太さと、長く使える耐久性が必要不可欠。となると、ジーンズが適任なんですよ。そういえば、ジーンズだけではなく、店頭で着用しているエプロンもデニム生地を使ったリーバイス®製ですね。コーヒーの粉末が付着して、独特のエイジングになっています(笑)」
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ジーンズ:リーバイス® 501®
スウェット:ビンテージ
スニーカー:コンバース
ベルト:エンズ アンド ミーンズ
ニットキャップ:ノーブランド
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リーバイス®は自分のなかのスタンダード。
15歳から21歳までポートランドで過ごしたという松島さんにとって、〈リーバイス®〉は大衆性と安心感を両立したプレミアムなブランドである一方、日常的に穿いていた親しみのある存在。本日は着慣れたユーズドのパーカに501®を合わせた、自然体のコーディネイトで登場していただきました。
「何気なく格好良いんですよね、リーバイス®って。実際に留学中もよく穿いていました。スケートで穿き潰しては、新しいのを買って、その繰り返し。デニム限らず、スニーカーとかもそう。自分のなかのスタンダードってあるじゃないですか。その1つがリーバイス®。新しい501®も、スッキリとした見た目と程良いゆとりがあるので、とても穿きやすいですね。あと、いつでも、どこでも、世界中で同じ物が買える安心感もリーバイス®の魅力だと思います」
リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
levi.jp
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
Edit_Hiroshi Yamamoto

中原慎一郎 ランドスケーププロダクツ代表
シンプルでモダンなオリジナル家具に加え、快適な生活雑貨など取り揃える千駄ヶ谷の人気ショップ『プレイマウンテン』を筆頭に、住宅・オフィスのデザイン、さらには飲食店『Tas Yard』など、様々な事業を展開するランドスケーププロダクツ。その代表を務める中原さんは、かつてインテリアのバイイングの傍らビンテージジーンズも買い付けていたほどのジーンズフリークなんだとか。
「日常的に穿いてはいましたね、リーバイス®のジーンズは。家具店で働き始めた頃から、こだわって選ぶようになって。買い付けで頻繁にアメリカに足を運んでいた頃には、家具をチェックしつつ、ジーンズもチェックして。フリーマーケットやアンティークモールで、掘り出し物を見つけては購入していました。もちろん、仕事の合間にですよ(笑)。ただ、そうやって触れる機会が増えると、自然と学んでいくじゃないですか。ディテールの違いから時代背景が見えてきたり。知れば知るほど面白い世界なんですよね、ジーンズって」
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ジーンズ:リーバイス® 503
ジャケット:ハートフォード
シャツ:RRL
ベスト:リネン
シューズ:オーセンティックシュー&コー
キャップ:タタミゼ
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リーバイス®のジーンズは、アメリカが産んだ究極のプロダクト。
そんな中原さんが着用しているのは〈リーバイス®〉のClassicシリーズのなかでも、最もゆったりしたシルエットで形作られている503。自らのスタイルを熟知したルーズフィットのセレクトは、是非とも参考にしたいところ。
「リーバイス®のジーンズは、アメリカの自由な精神が産んだ究極のプロダクト。イームズのシェルチェアと並んで、アメリカを象徴する存在だと思います。そんなリーバイス®のサンフランシスコにある本社に遊びに行ったことがあるんですよ。そこに勤めるJ.キャロルという友人の紹介で、デザインオフィスや併設する工場などを見学させてもらって。そのどれもが素晴らしい環境でした。だからこそ、常に時代のスタンダードと言えるプロダクトが生まれるんでしょうね」
リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
Edit_Hiroshi Yamamoto

土井地博 ビームス コミュニケーションディレクター
ビームスのプレスを経て、現在ではコミュニケーションディレクターという役職を勤めている土井地さん。日本屈指のセレクトショップであるビームスの仕掛け人として、様々なキャンペーンを手がけています。そんな土井地さんが最も頻繁に穿いているのが〈リーバイス®〉のジーンズなのだとか。
「リーバイス®って大衆的でありながらプレミアム。クオリティの高さはもちろんですが、バックポケットのアーキュエットステッチがあるだけで、スタイルに品の良さが生まれるじゃないですか。だからオン・オフ問わず、活用できる。結果、毎日穿いてしまうんです。僕の人生で最も長いあいだ肌身に感じていたブランドと断言できちゃうほど、頻繁に穿いています」
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ジーンズ:リーバイス® 501® ウールブレンド ¥14,700
ニット:カルバン
シューズ:チャーチ
時計:ロレックス
アクセサリー:エルメス
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ビームスも見習いたい、リーバイス®の企業スピリット。
ストレートジーンズの王道である501®。なかでも土井地さんが選んだのは、横糸にウールを混ぜ込んだ冬仕様の変わり種。色鮮やかな切り返しが印象的なニットを合わせたシンプルなコーディネートに、洗練された小物遣いが光ります。
「このウールブレンド、本当に暖かいんですよ。スタンダードなシルエットに、経年変化も楽しめる。リーバイス®501®の良さを損なうことなく、きちんと機能面でアップデートされている。こういったモノに対する安心感とライフスタイルに適した革新性は、企業としてビームスも見習っていきたいですね」
リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

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Text_Shuhei Sato
Edit_Hiroshi Yamamoto

小木"POGGY"基史
UNITED ARROWS Buyer / UNITED ARROWS & SONS Director
ユナイテッドアローズのバイヤーとして世界中のブランドを買い付ける傍ら、東京を代表するファッションアイコンとしても各国のクリエイターから支持を集めている小木さん。そんな彼が初めてファッションに興味を持ったキッカケがジーンズであり、〈リーバイス®〉なのだとか。
「ファッションに興味を持つキッカケって異性を意識するタイミングだったりするじゃないですか。それで当時、高校生の僕が客観的に一番格好良い、つまりモテると思ったのが、リーバイス®の広告キャンペーンに起用されていたジェームズ・ディーンのスタイルだったんです(笑)。そこからリーバイス®との付き合いは始まりました」
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ジャケット:ケイスリー ヘイフォード
パンツ:リーバイス® ビンテージ クロージング 505 1967モデル ¥22,680
※フルテーパード加工 ¥5,250、オリジナルヘム ¥1,575
ハット:ステューシー
アクセサリー:アンブッシュ
シューズ:バンズ サングラス:F.A.T
505の穿き心地と606の美しさを。
最初は見知らぬ品番に手を出し、501®に辿り着いて、藤原ヒロシ氏の影響で505を愛用した時期もあったという小木さん。本日はリーバイス® ストア新宿店の「TAILOR SHOP」で、自らのアイディアでカスタマイズした505を着用しています。
「股上の深い505の特性を踏まえつつ、606のようなシャープなシルエットにしてみました。あえてブラックジーンズにしたのは、この先のトレンドを見据えて、ですね。インディゴの色合いも魅力ですが、ブラックジーンズ特有の色落ちも新鮮じゃありませんか? 意外に様々なシーンに活用できるので、選択肢の1つとして加えておくと便利ですよ」
ジーンズにおける究極のサービス、それがTAILOR SHOP。
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-まず、ベースに選んだデニムについて教えていただけますか?

小木: リーバイス® ビンテージ クロージングの505を選びました。僕自身、藤原ヒロシさんや裏原宿のカルチャーの影響で501®と同様に愛用してきた思い出深い品番。ゆとりのあるシルエットだけではなく、スムーズな着脱を可能にするジッパーフライも魅力の1つです。

-ブラックデニムというのも意外性があります。

小木: 先のトレンドを見据えてブラックにしました。これまでのネイビー一辺倒な流れから、今は徐々にモノトーンに注目が集まってきています。だからこそ、ジーンズもブラックかなと。

-小木さん自身のスタイルにもブラックというイメージがあまりありません。

小木: 僕自身も避けてきた色ですからね(笑)。だからこそ、面白い。あえて不慣れな色を取り入れることで、新たなスタイルを楽しみながら構築できますからね。

-カスタマイズはどのように進めたのでしょう?

小木: 505ならではの腰回りのゆとりを残しながら、裾幅を18センチに決めて。606のシルエットを505のなかで膝下から再現するようなイメージを職人の方に伝え、話し合いながら決めていきました。

ff_discover_levis_vol8_sub5.jpg ff_discover_levis_vol8_sub6.jpg (左)ベースのモデルを選んだあとに、まずは思い描くイメージを共有する
(右)通常通り裾丈を設定する。想定するスタイルの靴を履いて行くのも重要。
ff_discover_levis_vol8_sub7.jpg ff_discover_levis_vol8_sub8.jpg (左)お次は裾幅を設定します。その後、股上からのテーパード具合を微調整。
(右)すべての要望をカルテに記入。これを基にカスタマイズ作業に取りかかります。

-仕上がりをご覧になっていかがですか?

小木: 使えるな、と(笑)。本来、606をサイズアップして穿くと、ウエストが凄く大きくなってしまいますからね。これはスリムに見えて、腰回りはゆとりがあるので、穿き心地は抜群。18センチの裾幅は、スニーカーはもちろん革靴とも相性が良さそう。とにかく今の僕の気分にピッタリな仕上がりと言えそうです。

-セルビッジやオリジナルヘムも見逃せないポイントかなと。

小木: そうですね。こういった細かな部分にこだわりを持ったうえでカスタマイズできるのは、リーバイス®の専門店ならではと言えるかもしれません。

-それでは最後にTAILOR SHOPを体験してみた感想を教えてください。

小木: かつてスティーブ・マックィーンがリーバイス®のジーンズをカスタマイズしていたじゃないですか。それが今現在の最高のクオリティで実現してしまう。ファッションの究極であり、ジーンズの究極。モノが溢れている今の時代だからこそ、やる価値のあるサービスと言えるのではないでしょうか。

リーバイ・ストラウス ジャパン
電話:0120-099501
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リーバイス® ストア 新宿店
電話:03-5363-4501
levi.jp/shinjuku/
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

Photo_Ai Ezaki
Text_Shuhei Sato
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リヒト ファッションデザイナー/モデル
1995年にモデルとしてのキャリアをスタートしたリヒトさん。様々なファッション誌をはじめ国内外のコレクションで活躍したのちに、自らがディレクションするブランド〈シカタ(CICATA)〉を立ち上げ、モデルとしてのみなら1人のクリエイターとしても名を馳せています。容姿端麗でセンスも抜群。人が羨む存在と言えるかもしれません。
「いやいや。こう見えて、根っからの"下町ッコ"でしたからね。買い物といえば、上野・アメ横に通っていましたし。日本人離れした体格が邪魔をして、思い通りの着こなしが楽しめないことも多々ありました。そういったなかでリーバイス®には、自然に触れていましたよね。自分の体型に似合う品番を探してみたり。リーバイス®というだけで、いろんな思い出が甦ります」
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ジーンズ:リーバイス® ビンテージ クロージング 501® XX 1947 ¥27,825
※フルテーパード加工 ¥5,250、オリジナルヘム ¥1,575、刺繍 ¥525
ニット:プラダ
シャツ:リーバイス ビンテージ クロージング ¥22,680
スニーカー:バンズ
モデル仕事を通して辿り着いたシルエット、それがテーパード。
そんなリヒトさんが着用しているのが、リーバイス® ストア新宿店に常設している国内初の「TAILOR SHOP」のみで実施しているで自分好みにカスタマイズを加えた〈リーバイス® ビンテージ クロージング〉の「501® XX 1947モデル」。鮮やかなニットにシャツ、そしてジーンズというプレーンなスタイルも、自らの体型を熟知したサイズ感でスタイリッシュに着こなしています。
「僕は王道のストレートジーンズが似合わないんですよ。それは、モデルという仕事を通して、たくさんのジーンズを穿いてみた実感なんです。ビンテージモデルへの憧れはあったんですけど、あえて避けてきたというか。こういったサービスを通して憧れのジーンズを自分好みに穿ける。正直、感無量です」
TAILOR SHOPで実感したのは、リーバイス®の懐の深さ。
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-まず、TAILOR SHOPを体験してみた感想を教えてください。

リヒト: 単純に面白いですね。シルエットをテーパードさせて、ウエスト部分に名前の頭文字を刺繍しただけなんですけど、既製品以上に愛着が湧いてくる。この感覚はカスタムオーダーならではだと思います。

-ベースに「501® XX 1947」モデルを選んだ理由を教えてください。

リヒト: 色味ですね。普段はリジッドタイプばかり穿いているんですけど、こういった機会だからこそ、ビンテージならではの加工を堪能してみたいなと。

-カスタマイズはどのように進めたのでしょう?

リヒト: 基本的にはスタッフの方とお話ししながら、レングスを合わせて、シルエットを調整して、という感じですね。裾幅は17.5センチに設定して、そこから自然なテーパードが描くように微調整していただいて。とはいえ腰回りのゆとりは残してもらって。

ff_discover_levis_vol7_sub5.jpg ff_discover_levis_vol7_sub6.jpg (左)まずは通常通り裾丈を合わせ、その後シルエットを調整していきます。
(右)ピンで止めて実際に穿いたときのシルエットを確認。自然なテーパードを作るために微調整をします。
ff_discover_levis_vol7_sub7.jpg ff_discover_levis_vol7_sub8.jpg (左)刺繍やハンドステッチ、ワッペンなど、数あるなかから自分好みのアレンジを探し出していく。
(右)リヒトさんのカルテ。シルエットから刺繍まで細かな指示が明記されています。

-ウエスト部分にはシルバーで「R」と刺繍がされています。

リヒト: 普段は見えないんですけどね。こういった遊び心が深い愛着に繋がるというか。ジャストサイズを選んでいるので、タックインするときのアクセントになりますし。名前を入れちゃうと大袈裟ですけど、頭文字くらいなら良いかなと。

-仕上がりをご覧になっていかがでしたか?

リヒト: 正直、ビンテージのアタリがカスタマイズによって不自然にならないか、ちょっと心配していたんです。ところが、仕上がりはとても自然。加工感を失わないオリジナルヘムの仕上がりも見事ですね。カスタマイズしたとは思えないほど、バランス良くアタリが残っていて。こういった配慮を目にすると、カスタマイズを担当する職人の方の技術力と造詣の深さを感じましたね。

-こういった試みを通じて、リーバイス®に対する印象は変わりましたか?

リヒト: 変わるというか、より信頼度が増しました。そもそも、ジーンズの王道でありながら、ここまで柔軟なサービスも行っている。カスタマイズなんて、本来は掟破りなサービスじゃないですか。それをきちんと高い技術力で可能にしてしまう。リーバイス®の懐の深さを改めて認識しました。

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リーバイス® ストア 新宿店
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

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Text_Shuhei Sato
Edit_Hiroshi Yamamoto

尾崎雄飛 SUN/kakke
セレクトショップのバイヤーとして活躍した後に独立。現在では、ブランドのディレクションに加え、セレクトショップのクリエイティブディレクター、さらには自身のブランド〈SUN/kakke〉を手がけている尾崎さん。近年のファッション業界において、"勢いのある若手"に挙げられる彼が、最も愛するブランドが〈リーバイス®〉なのだとか。
「親父がリーバイス®を愛用していましたからね、自然と慣れ親しんでいた唯一のブランドと言っても過言ではありません。とはいえ、初めて買ったのはアイスウォッシュの610という品番で。リーバイス®という名前に憧れて買ったんですけど、雑誌で目にしているのとはどうも違うんですよ(笑)。ただ、それがキッカケでいろいろと勉強するようになって。フリーマーケットで赤耳を格安で見つけたり。服を知る、という経験そのものをリーバイス®を通して学びました。僕にとっての原点ですね」
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ジーンズ:リーバイス® ビンテージ クロージング 501® XX 1955 リジッド ¥29,925
ライダースジャケット:SUN/kakke
シャツ:ビンテージ
シューズ:オールデン
バッグ:リーバイス(ビンテージ)
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リーバイス®を愛し過ぎるゆえの葛藤。
自身が手がける〈SUN/kakke〉のライダースに、ビンテージのシャツを合わせ、ボトムスには〈リーバイス® ビンテージ クロージング〉より「501® XX 1955モデル」をセレクト。本物志向のオーセンティックなアイテムとモダンなアイテムを、独特のバランスでミックスしたスタイルに仕上げています。また、手もとにはビンテージの〈リーバイス®〉のクラッチバッグという珍品をチョイス。
「仕事で海外にでかければ、必ず立ち寄るのがリーバイス® ストアなんですよ。横を通り過ぎると、行かずにはいられないんです(笑)。一緒に来ているスタッフには外で待ってもらって(笑)。入ってみると国ごとにローカライズされた珍品があったりして。最近ではフィルソンとコラボしていたり。日本でチェックしているからといって、油断ができない。困ったものです。リーバイス®を愛し過ぎるゆえの葛藤と言うべきか......(笑)」
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

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中室太輔 muroffice プランニングディレクター
様々なブランドのプロモーション戦略を考案することを生業にしている中室さん。ご覧の通りの豪快なルックスでありながら、親切丁寧で繊細な仕事ぶりには業界内で定評があり、今では国内外の人気ブランドをクライアントとして抱えています。ブランドをプロモーションする立場である彼にとって、〈リーバイス®〉の印象とは一体。
「知っててあたりまえというか。育っていくなかで格好良いブランドとして、自然と認識していましたよね。そのうえで古着ブームがあって、さらに深い世界が広がっていくというか。以前の職場では、フレンチシックなスタイルにも合わせていましたし。そういった意味で、あらゆるスタイルのベーシックになっている」
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デニムジャケット:リーバイス® TYPE Ⅲ TRUCKER JACKET ¥21,000
ジーンズ:リーバイス® 511 ¥16,800
ジャケット:トッドスナイダー
シャツ:シュプリーム
シューズ:ビームスプラス
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シルエットを考慮すると、現行モデルがお勧め。
〈リーバイス®〉を"あらゆるスタイルのベーシック"と語る中室さんが、この企画のために用意したのはデニムのセットアップ。さらにトップスにはジャケットをさらりと合わせる、日本人とは思えぬスタイルを披露しています。
「10年くらい前にロンドンでこういうスタイルの方が歩いているのを見て。とにかく格好良くて、それ以来、ちょいちょい真似をしています。こういったスタイルのポイントってシルエットになるじゃないですか。そういった意味では、現行のモデルがお勧め。美しいシルエットにモダンな色味、素材にストレッチ性があるので着心地も抜群ですし。ビンテージのプロダクトとして存在感も魅力ではありますけど、ね」
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

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渡辺俊美 TOKYO No.1 SOUL SET / THE ZOOT16
アーティストとして活躍する一方で、かつてはブランドのディレクションを行うなど、音楽同様にファッションに対しても造詣が深いことで知られる俊美さん。「ジーンズと言えばジェームズ・ディーン。中学生の頃には憧れていましたね〜。その影響でリーバイス®のジーンズもかなり買い漁っていた時期もありますよ。原宿の老舗古着屋さんで、デッドストックを」
そんな俊美さんが数多あるリーバイス®のジーンズのなかで、最も主入れ深いモデルが501®の"66"タイプ。「1966年生まれなんで(笑)。親近感があるというか、不思議な縁を感じるんですよね。かつてはレギュラーで目にしていましたし、フラッシャーに描かれた"1966"という文字に心惹かれるんですよ」
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ジーンズ:リーバイス ビンテージ クロージング「501® XX® 1890」
サスペンダー:リーバイス® ビンテージ クロージング ¥13,860 カーディガン:ワコマリア
Tシャツ:ワコマリア
ハット:DOARAT
シューズ:バル
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サスペンダーにジーンズ。この組み合わせがとにかく好きで。
この日は501®XX®の1890年モデルを着用。ジーンズがワークウェアとして機能していたかつての時代のディテールを忠実に再現したモデルは、ファッションとして取り入れるのはなかなか難しい。
「オーバーサイズのジーンズにサスペンダー、このバランスがとても好きなんですよ。映画『スローなブギにしてくれ』で俳優の山崎努さんが、サスペンダーをしていてね。浅野温子さんとのベッドシーンがあるんですよ。これがまたとにかく格好良いし、エロい。だから僕にとってサスペンダーは、セックスを想起させるというか(笑)。あれ、そういえば今日はリーバイス®の取材だよね?(笑)」
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

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山口つぐみ ヨガインストラクター
人気ヨガインストラクターとして多くの生徒を指導する傍ら様々な雑誌にも出演し、ヨガを通した健康的なライフスタイルを提案している山口さん。そんな彼女がそもそもリーバイス®を知るキッカケは「父親の影響」なのだとか。「ジープを乗り回すワイルドな父親で(笑)。いつもリーバイス®を穿いていたんですよ。だから私にとってお洒落を意識する前から馴染みのあるモノなんです」
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リーバイス®には選んでしまう必然性がある。
この日、穿いていたのはビンテージ感が漂うライトユーズドフィニッシュの501®。ストレッチ性の無いモデルでありながらも、軽々とヨガポーズを決めていく。「細すぎるのはあまり好きでは無いんですよね。少しゆったりしたシルエットでラフに穿く方が自分に合っているんです。穿き心地も含め」と語りながら、さらに難解なポーズをサラリとこなす。
「あとはブランドとしての愛着ですよね。これだけいろんなブランドがあると、選ぶ理由が必要になる。だからリーバイス®。歴史もあるし、クラフトマンシップもある。そして色褪せていくのも、1つの個性として成立するじゃないですか。ついつい選んでしまう必然性があるんですよね、リーバイス®には」
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

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濱田晋(26歳)
フォトグラファー/PHOTO&ART ZINE"CHILL!"ディレクター
PHOTO&ART ZINE"CHILL!"のディレクターを務める濱田さんは、新世代の注目クリエイターのひとり。26歳の彼にとって、'90年代の古着ブームはオンタイムではなかったものの、兄の影響でヴィンテージの501に出会い、〈リーバイス®〉を知ることになったのだとか。
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ジーンズ:リーバイス® 511 ¥11,550
Tシャツ:ヘインズ
シューズ:ヴァンズ
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シンプルなスタイルから見えてくるパーソナリティ。
「当時のヴィンテージはとにかく高かくて、僕には手が出ませんでした。でも、どうしてもリーバイス®が欲しくて、手に入れたのがブーツカットタイプの517でしたね。今日の511は、テーパードしたシルエットと色味で決めました」
「当時はヴィンテージに憧れがありましたけど、今は現行のモデルに惹かれます。シルエットも現代的だし、濃紺の色味も綺麗。ただ、野暮ったくならないようにレングスだけ気をつけるようにしています」。クルーネックのTシャツに合わせる、極めてシンプルなスタイルからは、彼の潔いパーソナリティが見えてくる。
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〈リーバイス®〉ほど普遍的なブランドはあるだろうか。ブルージーンズを生み出してから140年という歴史、時代背景と密接に関わりながら進化を続け、誕生した名作の数々、その永き伝統というDNAを受け継ぎながらもモダンにアレンジされた最新のコレクション。なぜ、〈リーバイス®〉だけがジーンズのリーディングブランドであり続けられるのか。そのプロダクト、穿くヒト、そして新たな取り組みなどから今、改めて考えるオリジンの魅力について。

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DJ TAKO(19歳) ODD FUTURE
今、最もノリにのっているヒップホップクルー「ODD FUTURE」。音楽のみならず、ファッションやライフスタイルにも注目が集まる彼らの本業である音楽面の要として名を連ねるのが、ご覧のDJ TACOです。「小学生の時からリーバイス®穿いている」という根っからのデニム好きである彼は、「いわゆるB-BOYとは違った細身のストリートスタイル」で親しんできたのだとか。
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絶対的な信頼を寄せられる存在。
「メルセデスやアップル、ナイキといったブランドと同じで、絶対的な信頼があり、その価値が変わらない存在、それが俺にとってのリーバイスなんだ。スケートに夢中の頃は、みんながバギーでスケートするなか、お気に入りのスキニータイプのリーバイスを穿いて滑っていたよ。個人的にはブラックデニムが好きかな。白いTシャツにブラックデニム、それが俺の普遍的なスタイルだからね。ブラックデニムが好きな理由? そりゃ、俺がニガーだからだよ(笑)。あっ、でも、今日は違うんだけどね(笑)」
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C.E in OSAKA Report by Poggy 小木 "Poggy"基史がレポートする、C.Eの大阪遠征。

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かつては相容れないとまで言われた東京と大阪のファッションシーン。そんな大阪を舞台に関西で初となるインスタレーションとイベントを2013年に開催した〈C.E〉。東京を代表するブランドが、大阪という街でどのように受け止められたのか。〈C.E〉クルーに帯同したユナイテッドアローズのバイヤー、小木 "Poggy" 基史が自ら撮影した写真とともにレポートする東京と大阪の「今」。

Photo & Report_Motofumi"Poggy"Kogi
Edit_Hiroshi Yamamoto

小木 "Poggy" 基史が考えるファッションにおける「東京」と「大阪」の関係性。
フイナム読者のみなさま、こんにちは。小木 "Poggy" 基史です。
バイヤーという仕事柄、これまで様々な国や地域に足を運んできました。そんな僕でさえも、大阪という街には未だに違和感を覚えます。なんというか、日本にいながら海外にいるような感覚に陥るんです。
それは決して悪い違和感ではなく、大阪という街に漂う文化的な深さに対する僕なりの敬意が、結果として物怖じする態度に繋がっているのでしょう。海外とは違って言葉が通じる分、熱意や勢いでは超えられない壁を自ら作ってしまうんです。
それだけ大阪という街は独特で、ファッションにおいても独自の文化を形成しています。ファッションへの造詣の深さにカルチャーとの密接なリンク、さらには生まれ持って育まれた東京への反骨精神が加わり、各々のスタイルを持っている人がたくさんいると思います。
地域性をも超越する〈C.E〉のクリエイティビティ。
では、なぜ、そんな大阪という場所で、東京を代表するクリエイターであるスケシンさんが手がける〈C.E〉のイベントを行ったのか。それはBEAUTY&YOUTHでは関西圏で初となる〈C.E〉の取扱いを盛大に祝いたいというバイヤー藤橋の意向が1つ。そして、〈C.E〉が東京と大阪を繫ぐ架け橋になる可能性があると彼は感じたんだと思います。
「可能性」というのは、大阪と東京が交わりはじめた今の状況のなかで、スケシンさんの都会っぽさとローカル感が共存したクリエイティビティは、地域性をも超越した効果をもたらすのではないか、ということです。
ブランドの背景や哲学を体験として提供するのも、お店の役目。
実際に心斎橋店では、別注アイテムを筆頭にたくさんの問合せがあったようですし、イベント当日にスケシンさんが店頭に立った際には、多くのファンの方々が集まりました。僕がこれまで感じていたような大阪への違和感を、〈C.E〉はいとも簡単に乗り越え、溶け込んでいったんです。東京のブランドが大阪でここまでスムーズに、しかも熱狂的に受け入れられたのには僕も驚きでした。
しかも、同日夜に開催したクラブイベントも大盛況。スケシンさんのカオスなDJプレイは、東京以上に反応が良かったかもしれません。そのハッピーな雰囲気に身を投じながら、〈C.E〉というブランドが世界観として多くの人々に求められているのを肌身に感じました。
ただ、こういった試みは継続することが重要。モノが溢れている今だからこそ、店頭に並ぶコレクションだけでは伝えきれないブランドの物作りの背景や哲学も、体験として提供していくのがショップの役目だと思うんです。そういった試みが結果として、よりファッションを楽しむことに繋がるんじゃないかなと。僕自身、今回のツアーに同行して感じたことを、今後の仕事に活かせていければ、と思っています......、とマジメに書きましたが純粋に楽しかったです!
イベントの模様をPoggy自ら撮影した写真でお楽しみください!
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